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      [
{
  "title" : "亜人(6) (アフタヌーンKC)",
  "isbn" : "4063880672",
  "date" : "2016-09-16T06:03:32.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "桜井 画門",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前巻を読んでから、かれこれ2年ぶりになる。永井圭と戸崎が手を組み、佐藤討伐への作戦が始まる――今まで謎に包まれていた下村泉の過去が明かされ、戸崎サイドに親近感が出てきた。2巻目以降、音沙汰がなかった海斗が登場した時には目を見張った。圭と海斗は離れていても、つながっている。亜人とIBMのつながり以上だと信じたい。(2016年9月16日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(5) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063545962",
  "date" : "2016-09-17T18:57:34.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "今まで自分を中傷した相手に復讐(報復)したい、もしくは不幸になってほしいというやましい気持ちを抱いたことは少なからずある。ただ実際に、虚構の世界で、よくぞ描出してくれたと拍手を送りたい。エンターテイメントだ。虚構だけど、風景描写がリアルで、異質な雰囲気を醸し出している。獅子神が今まで行った殺戮の事実を消すことはできない。彼の揺り返しが怖い。(2016年9月18日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(7) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063546330",
  "date" : "2016-09-18T05:33:40.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "映画の1シーンのように引き込まれ、あっという間に読了した。3巻目の時とは印象が異なり、獅子神の暴走に呑まれて、ページを繰る手が加速した。ふと1巻目からのカバーを見ると、犬屋敷(白色)と獅子神(黒色)で交互に構成されていることに気づいた。このまま、宇宙人に改造された白と黒の二人の戦いで完結してほしい。(2016年9月18日読了)"
},
{
  "title" : "幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII",
  "isbn" : "4478066116",
  "date" : "2016-09-24T04:09:05.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "岸見 一郎, 古賀 史健",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "今作は、前巻でアドラーの思想に感銘を受けた青年が、実生活で教えを実践しようとして失敗し、哲人を非難するところから始まる。前作の対話と今作出版までと3年という時間の設定が巧みで、読者の立場を想定して構成されているように思える。私は前作読了後すぐに本作を読んだが、実際に3年の月日を経て読んだ場合に、どのような思いを抱くのか気になるところだ。"
},
{
  "title" : "プラチナデータ (幻冬舎文庫)",
  "isbn" : "4344418840",
  "date" : "2016-07-02T03:29:44.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "東野 圭吾",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "映画化で本作を知り、手に取った。SFのような技術が実現した時代を描いた作品は、実現した未来を舞台にすることが多いが、本作ではDNA捜査システムが広く世に出回る過程(移行期間)に重きを置いている点が興味深い。未解決事件もしくはもみ消された事件の裏には政府が絡んでいる――3億円事件を思い起こさせた。巻末に「著者は本書の自炊代行業者によるデジタル化を認めておりません」と書いてあり、東野氏が電子書籍に異を唱えているのを思い出した。東野氏の作品を読んだのは初めてだったが、著者がどのような世界観の話を紡がれるか、今後も紐解いてみたい。(2016年7月2日読了)"
},
{
  "title" : "空想法律読本 2",
  "isbn" : "4840108315",
  "date" : "2016-06-02T03:10:18.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "盛田 栄一, 森田 貴英, 片岡 朋行",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "前巻で法律と突き合わせて結論づけられた、ロボットは「物」、ウルトラセブンは外国人といった定義をもとにして、本書は展開されていく。更に、宇宙戦艦ヤマトの森雪のセクハラ問題、恐怖新聞の名誉毀損罪等、前巻では登場しなかった新たな空想科学作品もお目見えする。法律と空想科学作品を組み合わせるといっても、実際に起きた事件も取り上げているので、具体的であり、分かりやすい。ヒーローって、色々大変だ。でも、危険を鑑みてもみなくても挑むのもヒーローなんだな。(2016年6月2日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(6) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063546160",
  "date" : "2016-09-17T18:58:41.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "何らかのきっかけで真相が当事者間から、第二者、家族に伝わった場合、彼らは見て見ぬ振りをするのか、関わろうとするのか。今まで獅子神の身内が巻き込まれる場面が多かったが、今巻では犬屋敷の家族も――なるほど、巻末での父娘との会話が4巻目のやりとりにつながるのか。(2016年9月18日読了)"
},
{
  "title" : "パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (竹書房文庫―ディズニー・ライヴ・アクション・フィルムズ)",
  "isbn" : "4812412722",
  "date" : "2016-07-21T13:09:37.000Z",
  "publisher" : "竹書房",
  "authors" : "テッド エリオット, ジェイ ウォルパート, テリー ロッシオ, 鈴木 玲子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "\r\nかれこれ第1作目を見たのは、何年も前になる。映画をそのまま文章化したという印象で、原作の復習になったものの、真新しさを感じなかった。ノベライズ版から入ると、映像で人物や戦闘描写が補完されないため、イメージし辛い部分がある気がした。エンドロール後のおまけシーンも余さずノベライズされている点は、好印象である。(2016年7月22日読了)"
},
{
  "title" : "嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え",
  "isbn" : "4478025819",
  "date" : "2016-09-15T05:47:24.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "岸見 一郎",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "なぜ対話形式で構成されているのかと疑問に思ったが、古代ギリシアにおける哲学者ソクラテスの探究方法に倣っているからなのか。アドラーの思想の概説ではなく、哲人と青年の対話で構成されているからこそ、自分を青年と重ねて考え、鼻の内側がツンと痛くなるくらい、痛切に身に染みて感じた。同時に、胸がすっと楽になる感覚も覚えた。間違いなく、自分自身の在り方を考え直す1冊となった。(2016年9月15日読了)"
},
{
  "title" : "パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (竹書房文庫)",
  "isbn" : "4812427428",
  "date" : "2016-08-01T03:10:06.000Z",
  "publisher" : "竹書房",
  "authors" : "テッド エリオット, 鈴木 玲子, ジェイ ウォルパート, テリー ロッシオ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前作よりもページ数が増え、読み応えがあった。ただ前作同様に、映画本編のおさらいの印象を拭えない。著者は映画を観て話を書き起こしたのか、それとも脚本を下地にして執筆していったのだろうか。解説の中で、フライング・ダッチマン号のもととなった伝説からクラーケンにつなげるくだりはうまいと唸った。(2016年7月30日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(4) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "4063949249",
  "date" : "2014-07-19T22:16:51.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "第4巻で、26歳の夏祭りの話まで進んだということは、残りの3巻は東京編のバトルが濃密なのだろうと予想する。主人公のおっぱいが破裂しそうなくらい成長している反面(狙いなのだろう)、バケネズミや戦闘の描写に目を見張るものがある。悪鬼との戦いをどう表現されているのか気になるところだ。(2014年7月18日読了)"
},
{
  "title" : "BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)",
  "isbn" : "4043405022",
  "date" : "2016-09-13T17:58:57.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "瀬名 秀明",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "誰も死後の記憶は分からない。だって、死んだことがないのだから。死生観を問おうとしても、空想の産物で終わってしまいそうだ。だが、もし記憶の中に、祖先から継がれてきた遺伝子の中に死後の記憶が刻まれているとしたら。臨死体験とアブダクション、てんかんといった脳障害が結びつけられ、科学的に解明されていく濃密な設定に引き込まれる。前作のパラサイトイヴとは研究対象は違うが、根底として流れるテーマは同じかもしれない。(2016年8月12日読了)"
},
{
  "title" : "読むだけですっきりわかる政治と経済 (宝島SUGOI文庫)",
  "isbn" : "479667389X",
  "date" : "2013-10-31T03:47:13.000Z",
  "publisher" : "宝島社",
  "authors" : "後藤 武士",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "読むだけで分かるシリーズの世界経済編である。構成は中学公民を意識しているとのこと。アニメやゲーム等、メディア関連の話も合間に挟まれ、著者の専攻が関連してか、楽しんで執筆しているのが伝わってくる。泣く泣くページを省略する程話が長くなる理由が分かる気がする。数年前に始まった裁判員制度が挙げられていて、興味深い。教科書の内容の準拠というより、著者による読者への注意の喚起(三権分立の項等、中立的に書かれていない点)と捉えて良いかもしれない。自分が学生の時に習った内容とは異なる事項もあり、社会は時々刻々と変化しているのだと気づかされる。(2013年10月31日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (6) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041210232",
  "date" : "2014-08-13T04:57:19.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ジェイク編に入ってから、原作とは展開や設定が異なっていて、興味深い。殊に端折られていたエドワードの件がここで語られるとは思わなかった。市長を誘拐した三人組もコミカライズ版では、ジェイクの賛同者として登場し、活かされている。(2014年8月12日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (7) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041211093",
  "date" : "2014-08-13T04:54:33.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "折り紙サイクロンの手に汗握る潜入劇が差し替えられていたのは残念だったが、ルナティックの密偵ぶりが埋めてくれた。コミカライズ版では斉藤さんの声の小ささが分かりにくいが、それ以外の挙動で強調されていて、思わず目が留まった。(2014年8月13日読了)"
},
{
  "title" : "Heaven?―ご苦楽レストラン (3) (Big spirits comics special)",
  "isbn" : "4091868738",
  "date" : "2013-09-05T07:19:38.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "佐々木 倫子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ロワン・ディシーが開店してはや半年――マイペースなオーナー、貧乏くじを引いてばかりのシェフ、お気楽な河合君の次は、資格マニアの山縣さんと来たか。20ページという限られたページ数で、毎度オチが面白い濃密な読み切りを描くとは、作者にあっぱれだ。「花見は無意識の墓参り」か、しみじみするなぁ。\r\n(読了:2013年9月3日)"
},
{
  "title" : "Heaven?―ご苦楽レストラン (5) (Big spirits comics special)",
  "isbn" : "4091868754",
  "date" : "2013-09-05T07:16:28.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "佐々木 倫子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "試験にトラウマを持つ青年・伊賀観。山縣の助言のもとに、ソムリエ試験に臨む――今回は事の発端となる母はいないが、同類のオーナーが介入したということはまさか。経営コンサルタントや泥棒を以てしても、オーナーには敵う者はいまい。いつも思うが、ロワン・ディシーの電話の呼び出し音が「へるるるるぅ」とは、独特すぎる。この空気感があと1巻で終わってしまうとは、寂しいものだ。\r\n(読了:2013年9月4日)"
},
{
  "title" : "Heaven?―ご苦楽レストラン (6) (Big spirits comics special)",
  "isbn" : "4091868762",
  "date" : "2013-09-05T07:15:01.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "佐々木 倫子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "父親の海外転勤で辞職の危機に陥る観だったが――最終巻の終わり方にはしみじみとこみ上げてくるものがあった。お正月や札幌雪祭り等の季節ネタは、連載時には時節に合わせて掲載していたのだろうか。『チャンネルはそのまま!』の小倉部長似の鱸さんが何かしでかしてくれるかなと思っていたら、巻末にサービスがあって頼もしかった。本作のえもいわれぬ空気感は心地よかった、ありがとうございます。\r\n(読了:2013年9月4日)"
},
{
  "title" : "ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)",
  "isbn" : "4121010876",
  "date" : "2013-09-10T05:24:34.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "本川 達雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『あなたのなかのDNA』が生物を構成する「ゲノム≠DNA」を研究対象とするならば、本作は動物のサイズと時間の関係性から、「生きる」とは何かという問題にアプローチしている。ゾウのような大きな動物、ネズミのような小さな生物では、代謝エネルギーが大幅に違うのかと思いきや相似関係があり、つながっているのには驚いた。生物の多様性や相似性を知ることは、我々人類を理解することにつながるのではないかという可能性を教えてくれる。(2013年9月10日再読)"
},
{
  "title" : "空想科学文庫 空想科学読本Q (空想科学文庫 21)",
  "isbn" : "4840134707",
  "date" : "2013-09-11T02:15:49.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田 理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "Qというタイトルから、空想科学に関する質問を一挙に集めた本である。ナンバリングシリーズの6や6.5とは異なり、作者が全国津々浦々の書店に足を運んで集めた質問である故、特撮もの以外にも日常の事象にも答えている。\r\n今回は一つの疑問にじっくりと20ページ前後費やすのではなく、数ページと小粒な仕様である。そのためターゲットとなる作品のエピソードにほとんど触れていないので、知らないと置いてけぼりを食わされる(いくつかあった)が、科学的な事象だけに集中できるという良い点もあった。毎度思うが、自分が知っている作品がお目見えする(殊にナウシカ、アンパンマン、キャプテン翼、次元大介)と、熱くなるものだ。(2013年9月11日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学大戦〈2〉 (空想科学文庫)",
  "isbn" : "4840108994",
  "date" : "2013-09-16T16:56:32.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田 理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前作は怪獣に関する考察、今巻は特撮の定番「改造人間」にメスが入れられている。仮○ライダーのパロディで、仮名ライダーというネーミングには思わず笑ってしまった。立ちはだかる科学の壁がいつも予想の斜め上を行っていて、次はどんな弊害がやってくるのかと胸が躍った。前巻の怪獣編はエンターテイメント性が強かったが、今巻は人が対象となっているだけにドラマがあり、移入できる点がある。科学的考察だけではなく、もととなった作品のねらいにまで迫るとはあっぱれだ。(2013年9月17日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学大戦―空想科学COMICALIZATION (3)",
  "isbn" : "4840101426",
  "date" : "2013-09-17T04:21:53.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田 理科雄, 筆吉 純一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "怪獣編、改造人間編と来て、今巻は巨大ロボット編だ。『空想科学読本』のガンダムの項で取り上げられた歩行の考察が漫画化され、絵で見るとますますリアリティがあった。前巻では、テーマが改造人間だけあって、人間ドラマが色濃く書かれて感情移入し、今巻は一つのロボットが科学的に成長していく様子に、手に汗を握った。『20世紀少年』の世紀末(1999年)に出てきた巨大ロボットがキャタピラで動いていたのは、理に適っていたのだな(その後のUFOは飛躍しすぎだと思ったが)。もはやズキンちゃんの惚れ性が名物と化している。(2013年9月17日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学大戦 4 (空想科学文庫 14)",
  "isbn" : "4840127808",
  "date" : "2013-09-17T19:33:38.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田 理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ついにウーターマン(ウルトラマン)、仮名ライダー(仮面ライダー)、カガクゴー(マジンガーZ)といった特撮ヒーローの王道が一堂に会するときが来たが――SAMONのアサハカは墓穴を掘って、被害がますます拡大、猫柳田にトラディショナル重工業の社長も若気の至りにうつつを抜かし、いったい誰が迷惑千万か。科学も真っ青な空気感が何ともいえない。毎話の終わりに締められていた作者による考察が、第4巻(文庫版)で巻末に来ているのは、出版時期の都合によるものだろうか。(2013年9月18日読了)"
},
{
  "title" : "最後の空想科学大戦!",
  "isbn" : "4861763290",
  "date" : "2013-09-17T23:51:00.000Z",
  "publisher" : "ジャイブ",
  "authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "最終巻の舞台は、いよいよ宇宙へ――どのように宇宙へ話をつなげるのかと疑問に思っていたら、影のヒロイン・ズキンちゃん救出作戦と来たか。5年の歳月を経て刊行された最終巻は、カラーページも含め、作画やコマ割(一つ一つのコマが大きくなったのだろうか。前巻までの昭和を感じさせる芋臭い作風が好きだった。ヒカガクが別人に、ズキンちゃんが美化されすぎのような気がする)が大きく変化していると感じた。最終巻との間に出版された『Dr.猫柳田の科学的青春』も読みたい。ところで、ワルサーの顔の色って何色だろう。(2013年9月18日読了)"
},
{
  "title" : "Makoto (講談社漫画文庫 こ 3-12)",
  "isbn" : "4063704955",
  "date" : "2013-09-18T21:24:42.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『モリのアサガオ』を読んで、作者の他の作品も気になり、手に取った。霊が見える検察医が死者の想いを汲んで事件を解決していく話である。短編集で一つ一つの話がよくまとまっており、胸の温かくなるエピソードが多い。改めて、郷田氏はストーリーで訴える漫画家なのだと感じた。最後に、検察医つながりで『きらきらひかる』のヒロインが出てくるとは、作品を読みたい。(2013年9月18日読了)"
},
{
  "title" : "セナのまわり道 (アクションコミックス)",
  "isbn" : "4575828645",
  "date" : "2013-09-18T21:42:58.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "こんな運転手がいたら、タクシーに乗ってみたい。大阪を舞台とした、女のタクシー運転手セナを取り巻く物語である。セナの歯切れの良さが小気味良く、読んでいてすっきりする。作者が描く大阪は、他の作品ともつながっていて、ファンには嬉しい。一つ一つのエピソードが、セナの(人生の)回り道なんだろうなぁと考えさせられる。(2013年9月19日読了)"
},
{
  "title" : "蝉の女 「人間やねん」短編集 (アクションコミックス)",
  "isbn" : "4575841846",
  "date" : "2013-09-23T20:19:02.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "遊郭や水商売、ホームレス等、闇に紛れて生きている人々の姿を描いた短編集である。起承では救われない役回りの主人公達だけあって、結で幸せの兆候が見えても、素直に受け入れられないところが印象に残った。人物自身だけではなく、空や音で感情を表している点も感慨深い。作者が描く三日月は闇を纏っていて、どことなく抽象的だ。(2013年9月24日読了)"
},
{
  "title" : "Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第1集)",
  "isbn" : "4344801423",
  "date" : "2013-11-26T06:02:13.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎コミックス",
  "authors" : "柳田 理科雄, 筆吉 純一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『空想科学大戦』シリーズで毎度お騒がせのDr.猫柳田の青春時代を描いた作品である。全体的に報われないオチが多いのだが、ドタバタ喜劇の性格が強いためか、後読感が悪くない。空想科学大戦のように、各巻で取り上げられるテーマが決まっているのだろうか、第5集までどのようにシナリオが展開されていくのか気になる。第6話で幼少期のモドキングが出てきたのにはにたり。巻末の昭和年表は必見!(2013年9月27日読了)"
},
{
  "title" : "Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第2集)",
  "isbn" : "4344801814",
  "date" : "2013-09-29T16:49:12.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎コミックス",
  "authors" : "柳田 理科雄, 筆吉 純一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "巻頭のカラーページの景色が第1集では昭和の街並み、第2集では屋内ときて、第3集はどこが描かれるのだろうか。今巻でも第1集の巻末で紹介された出来事(自動車、チキンラーメン、バレンタインデー)がピックアップされた。次巻以降には洋式トイレやフラフープが登場するのかと思うと、想像が膨らむ。『空想科学大戦』のアサハカの非科学っぷりは、猫柳田のせいだったのか。(2013年9月30日読了)"
},
{
  "title" : "眠れなくなる宇宙のはなし (宝島SUGOI文庫)",
  "isbn" : "4800202574",
  "date" : "2013-10-09T00:00:33.000Z",
  "publisher" : "宝島社",
  "authors" : "佐藤 勝彦",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "太古から現代まで、人類が抱いてきた宇宙への探求の歴史をたどった一冊である。知への興味は、宇宙に限らず、自分自身を知ることにつながっている。後半の宇宙の起源をめぐる理論を読んでいて、やはり読書は自分の知らない考えや世界を知るという点で楽しいものだと改めて感じさせてくれる。今年の11月28日に見えるというアイソン彗星を覚えておこう。アシモフの『夜来る』が読みたくなった。(2013年10月9日読了)"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 72 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088708334",
  "date" : "2013-11-09T05:39:57.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ドフラミンゴを倒すために、ドレスローザの小さき民達が動き出す――レベッカの過去によれば、人間をおもちゃに変えてしまう悪魔の実の能力を持つ者は、ドフラミンゴと結託する前から存在していたのだろうか。単体で見ると愉快な能力と見てしまいそうだが、頭の手腕によって、能力が脅威となるのかが決まるのだな(現実でも言えることだと思う)。(2013年11月9日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学読本6 (空想科学文庫)",
  "isbn" : "4840134340",
  "date" : "2013-11-14T15:23:06.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『空想科学読本Q』では全国の書店で集めた疑問に、本巻では高校向けに発行された『図書館通信』に寄せられた質問に答えている。漫画や特撮だけではなく、古典の『大鏡』や『枕草子』が取り上げられているのには目を見張った。人間の空想は大昔から編まれていたと思うと感慨深い。『空想科学昔話読本』の執筆は本巻から着想を得たのかと思ってしまう。コブクロの歌詞の質問といい、今巻はオチにパンチが効いているなぁ。(2013年11月15日読了)"
},
{
  "title" : "コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)",
  "isbn" : "4043944446",
  "date" : "2013-11-14T16:57:25.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "高橋 千鶴",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "映画を観て、原作を読んでみたくなった。映画の印象が強いためか、後半で波乱の展開を迎えようとも、原作でも海ははつらつとして気丈な性格の持ち主に思えた。宮崎吾郎氏のあとがきを読んでいると、作品に触れての最初に抱いた印象は大事なのだと気づかされる。何度も作品に触れるうちに発見はあるけれど、知らず知らずのうちに印象を脚色し、自分の都合の良い考えに歪めていってしまう。宮崎吾郎氏が新しい別荘に行って、なかよしを手に取らなかったのは、旧別荘で抱いた作品の印象が強かったからだと思う。学園闘争等じっくり描かれていた前半に対して、終盤が駆け足気味だった(映画の落とし前の付け方が良かった)。巻末のあとがきは、NHKで映画制作を追ったドキュメントの内容を彷彿させる。(2013年11月15日読了)"
},
{
  "title" : "レベル7(セブン) (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101369127",
  "date" : "2013-11-23T23:51:18.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "第一印象はサスペンス、これからいったい何が始まるのだろうと半信半疑にページをめくり始めた。徐々に明らかになる謎には手に汗握り、二つの追跡行の接点が最初から用意されていたことには目を丸くした。毎度著者の作品から感じられる、人物の心情や身辺描写の緻密さにも舌を巻く。少し時間を置いて、また再読したいと思う作品だ。(2013年11月24日読了)"
},
{
  "title" : "ICO  -霧の城-",
  "isbn" : "4062124416",
  "date" : "2013-11-26T04:06:32.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "同名のゲームをノベライズした作品である。あとがきで著者が述べているように、ノベライズといえど、本作は宮部氏による解釈で構成されている。序盤でのイコが霧の城に行く件までは自然に読み進めれたが、城の中での探索シーンの描写がどこか単調に感じた。しかし、ページの多くを割くヨルダの回想には、目を見張るものがある。この作品のノベライズがあったからこそ、異世界長編の『ブレイブストーリー』が誕生したのではないかと感じる点もある。原作のゲームを手に取りたくなった。(2013年11月26日読了)"
},
{
  "title" : "Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第3集)",
  "isbn" : "4344802578",
  "date" : "2013-11-26T06:01:31.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎コミックス",
  "authors" : "柳田 理科雄, 筆吉 純一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "猫柳田に恋のライバル(?)登場、ミチルさんを取り巻く騒動に拍車がかかる。科学と手品のまさかの融合の巻には、笑いが止まらなかった(タネ明かしをする猫柳田の振る舞いがやけにシュール)。このシリーズに流れるまったりとした空気感が何ともいえない。空想科学大戦に劣らず、ネッケツ家の御仁方も超人の域に達している。(2013年11月27日読了)"
},
{
  "title" : "銀の匙 Silver Spoon 9 (少年サンデーコミックス)",
  "isbn" : "4091244742",
  "date" : "2013-11-28T18:59:25.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "荒川 弘",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "信用してるから、迷いなく話に乗れるのよ――タマコのこの台詞は胸に染みる。八軒がエゾノーで築いた信頼は彼自身を成長させ、動物を含め周囲も変えている。彼の頑張りを母に現場で見てもらえたのは大きい。父も態度に出さないだけで、八軒の変化を感じているのではないか。年が明けて2年目のエゾノー生活はいかに。鋼の錬金術師のキャラに似た特徴の人物(グラトニー似の生徒等)がいて、思わずほっこりした。(2013年11月29日読了)"
},
{
  "title" : "Dr.猫柳田の科学的青春 第4集",
  "isbn" : "4344803493",
  "date" : "2013-11-29T04:37:49.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "筆吉 純一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "空想科学大戦はぶっ飛んだ騒動が多かったが、Dr.猫柳田は各話の小粒感が何とも良い。日常の事柄(昭和30年代に限らず、今でもある満員電車、家庭用テレビの登場)が猫柳田の手にかかると、何でも科学的に解明され、こんな見方や発想ができるのかとたまげてしまう。気が付けば、物語が始まってから三年も時が過ぎているのか。第5集はどのようにして完結を迎えるのか気になる。今までの登場人物が勢揃いしてくれるのだろうか。(2013年11月29日読了)"
},
{
  "title" : "Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第5集)",
  "isbn" : "4344804465",
  "date" : "2013-12-01T20:00:53.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎コミックス",
  "authors" : "柳田 理科雄, 筆吉 純一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "毎度お騒がせの猫柳田とネッケツ家との珍騒動も今巻で完結。今まで出てきた登場人物が揃って大団円、猫柳田の科学的青春はまだまだ続く!とアップテンポで終わるかと予想していたが、良い意味で裏切ってくれた。どこか実現しそうで実現しない、けれどもぶっ飛び過ぎていない科学的発明の数々に目を丸くした。ネッケツ家のじいさんの四コマ漫画も一つ一つオチがあって面白い。空想科学生活読本でもお目見えしていた猫柳田、今後の活字本でもスピンオフとして登場してほしいなぁ。(2013年12月1日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学読本6.5 (空想科学文庫)",
  "isbn" : "4840134359",
  "date" : "2013-12-04T04:48:22.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "今巻は、作者が前巻のスタイルに触発されて筆を執った作品である(レコードのB面の例えが何とも)。アニメの名シーンベスト100等で取り上げられてそこだけ見知っていた場面の一つ・星飛雄馬のクリスマスパーティーが考察されていて、嬉しかった(懐かしさもある。この考察は科学的というよりも、経営的だったな)。仮面ライダー等のお馴染みの作品はもとより、知らない作品の考察も目が離せず、興味関心はこうやって広がっていくのかと感慨深くなった。著者の昔年の疑問がつぎ込まれているだけあって、並々ならぬエネルギーを感じた。(2013年12月4日読了)"
},
{
  "title" : "進撃の巨人(12) (講談社コミックス)",
  "isbn" : "4063949761",
  "date" : "2013-12-09T05:48:33.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "諫山 創",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ユミルの言う「巨人の力」とは何か、やはり序盤でエレンが父から打たれた注射に意味があるのだろうか。巨人の力を得、双方の世界を見たユミルは、人間と巨人の狭間に立つ存在なのかもしれない。今まで人間側の心情が具に描かれていたが、今後は巨人側にもスポットが当てられそうで、続きが気になる。今巻はいつにもまして肉弾戦が多かったな。巨人による巨人の戦いは自然に還った人のようだ。(2013年12月9日読了)"
},
{
  "title" : "シャングリ・ラ 上 (角川文庫)",
  "isbn" : "4043647042",
  "date" : "2013-12-09T05:50:18.000Z",
  "publisher" : "角川グループパブリッシング",
  "authors" : "池上 永一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "アニメ版を観て、原作を読みたくなった。アニメでは破天荒でこともなげにブーメランを振り回している印象が強い國子だが、原作では心情描写や未熟さも綴られ、彼女も市井の一少女なのだと感じさせられる。話の端々に散りばめられた歴史的な叙述や哲学的な思考に目を見張る。炭素経済の仕組みも活字で読むと分かりやすく、改めてよく考えたなぁと舌を巻く。原作では、アニメで強烈だったモモコさんの心の奥行きが伝わってきて、彼女(彼?)の偉大さがよく分かる。(2013年12月9日読了)"
},
{
  "title" : "レベルE(上) (集英社文庫―コミック版)",
  "isbn" : "4086191520",
  "date" : "2013-12-10T20:36:10.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "冨樫 義博",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "著者が序盤に敷いたどっきりにはすっかり騙された。地球に潜む異星人達が人間に友好的な理由がカルチャーにあるとは、あっぱれだ。筒井雪隆の視点でずっと話が展開されるかと思いきや、オムニバスで様相が変わり、地球に潜む異星人のヴァリエーションを感じさせる。ボケとツッコミ、オチの入れ方が巧みで、読んでいて小気味良い。カラーレンジャーの5人組の見た目が『HUNTER×HUNTER』のゴンやクラピカに似ているのは気のせいだろうか。まさか最後にRPGツクールがくるとは思わなかった!(2013年12月11日読了)"
},
{
  "title" : "レベルE (下) (集英社文庫―コミック版)",
  "isbn" : "4086191539",
  "date" : "2013-12-10T20:36:59.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "冨樫 義博",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "地球人もとい異星人さえも王子の手の内で踊るかと思いきや――一番振り回されているのは、クラフト隊長なのではないか。灯台下暗しではないが、たぶん公共の場所で異星人が国家機密の会話をしていても、作中の人達のように気づかないだろうなぁ。上巻冒頭の「気づいていないのは地球人だけなのだ」が分かる気がする。意表を衝くストーリー構成はもとより、コミカル調と写実的な絵柄との描き分けがうまい。『幽遊白書』や『HUNTER×HUNTER』がますます読みたくなった。(2013年12月11日読了)"
},
{
  "title" : "シャングリ・ラ 下 (角川文庫)",
  "isbn" : "4043647050",
  "date" : "2013-12-16T17:28:39.000Z",
  "publisher" : "角川グループパブリッシング",
  "authors" : "池上 永一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "発展しすぎて環境問題に直面した未来は、原始へと回帰していく――なぜ國子の武器がブーメランなのかと疑問に思っていたのだが、アボリジニの武器をモチーフにしていたのか。『テンペスト』で沖縄の民俗や風習を題材にしているように、本作にも色濃く反映され(水蛭子やアトラスの地鎮祭)、著者のテイストなのではないかと感じた。モモコや小夜子に見られる性的倒錯の描写も独特だった。本作の後に書かれた『テンペスト』はドラマでしか触れたことがないので、原作を一読したい。(2013年12月17日読了)"
},
{
  "title" : "きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File1) (講談社漫画文庫)",
  "isbn" : "4063601684",
  "date" : "2013-12-18T06:20:06.000Z",
  "publisher" : "コミックス",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『モリのアサガオ』で郷田氏の作品を知り、代表作である本作を手に取りたくなった。本作が描かれた時代は、医術に携わる女性への差別が色濃かったのだろうか。ひかるとの初対面で、好印象を持つ人が少ない(後で彼女の実力で挽回しているのだが)。死人に口無しとは言うけれど、実は生者に切々と訴えているのではないだろうか。著者の絵柄は独特だが、登場人物の顔のパーツを明確に描出されていて、人の特徴を捉えていると思う。おまけのページの読み応えは、この時から健在だ。(2013年12月18日読了)"
},
{
  "title" : "きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File2) (講談社漫画文庫)",
  "isbn" : "4063601692",
  "date" : "2013-12-21T17:20:25.000Z",
  "publisher" : "コミックス",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ひかるの死者に寄り添う姿は、周囲の人にも影響を与えていく――前巻では監察医の光の面(死者の声を聞き、真実を知る)が強調されていたが、今巻では闇の面(遺体を刻まれる恐怖、性急な判断による誤報。後者はマスコミの煽りが大きかったけれども)にスポットが当てられ、法医学が全能ではないことを思い知らされる。普段法医学にお世話になることは滅多にないのだろうけれど、知るということは大切なのだと思う。ひかる視点の話だけではなく、同志の姉小路のエピソードも挟まれ、話の広がりを感じた。(2013年12月20日読了)"
},
{
  "title" : "きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File4) (講談社漫画文庫)",
  "isbn" : "4063601714",
  "date" : "2013-12-22T02:53:25.000Z",
  "publisher" : "コミックス",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ひかるの恋騒動は新展開を迎え――今巻までが一つの区切りなのだな。2巻に出てきた河野に続き、正義の味方殺人犯の平本がお目見えし、『モリのアサガオ』につながるのだなと感慨深かった。見知らぬ人の噂話によって、犯人が仕立て上げられていく。壁に耳あり障子に目あり、噂話は誰が聞いているのか分からないものだ。姉小路はん、本巻中盤から少し見ないうちに変わりましたなぁ。(2013年12月22日読了)"
},
{
  "title" : "きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File3) (講談社漫画文庫)",
  "isbn" : "4063601706",
  "date" : "2013-12-21T17:24:17.000Z",
  "publisher" : "コミックス",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ひかるを巡り、刑事・森田と検察医・姉小路との干渉が繰り広げられる――森田が出てくる回、姉小路がメインの回、もしくは両方が登場する話では、恋の空模様を見守るのが楽しい(必ずどちらかが登場する)。『モリのアサガオ』の及川と同様に、ひかるも仕事や人間関係に対してのひたむきな姿勢が似ている。親身になるあまり、重圧に押しつぶされなければ良いのだが。(2013年12月22日読了)"
},
{
  "title" : "偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫 ま 21-2)",
  "isbn" : "4087451429",
  "date" : "2013-12-30T01:10:48.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "万城目 学",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "京都、奈良、大阪と来て、作者の次なる舞台は滋賀か――これまでの作品は主人公が奇妙奇天烈な風習に巻き込まれていくパターンが多かったが、本作では出生から仕組まれている。真の主役は、淡十郎ではないだろうか。序盤はまったりと進む物語だが、日出家と棗家に激震が走る中盤以降から、万城目節が炸裂する。ただ鴨川ホルモーやプリンセストヨトミと比べると、摩訶不思議さへのワクワク感(ホルモーだとオニの姿、トヨトミだと大坂にまつわる歴史的叙述)が小さい気がした。(2013年12月30日読了)"
},
{
  "title" : "きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File5) (講談社漫画文庫)",
  "isbn" : "4063603369",
  "date" : "2014-01-12T04:29:58.000Z",
  "publisher" : "コミックス",
  "authors" : "郷田 マモラ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ひかるに続き、森田もまた犯罪者に襲われる――やはりひかるもに死者との声に真摯に向き合うばかりに心に負担がかかったか。「狐憑きの女」は5週分のボリュームで、読み応えがあった。『モリのアサガオ』の時も思ったが、書き手の日常を垣間見れるのは興味深く、いつも真っ先におまけのページを開いてしまう。(2014年1月11日読了)"
},
{
  "title" : "チヨ子 (光文社文庫)",
  "isbn" : "4334749690",
  "date" : "2014-01-12T04:35:40.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ほっこりと心が温まりつつも教訓めいた「チヨ子」に対し、「いしまくら」「聖痕」では、人間描写が緻密な宮部ワールドが展開される。どの作品も、主人公が怪奇現象に巻き込まれるというよりも、仕掛ける側といった印象だ。解説を読むと、確かに「聖痕」は、事件を起こして消息を絶つ青少年や、救われない結末、物語る小説という点から、『英雄の書』に似ている。「聖痕」は、短編として端的にまとめられているのではないか。騙すを騙(かた)ると表現し、宮部氏による創世記の「最初に言葉があった」の解釈には、舌を巻いた。「いしまくら」を読んで、宮部氏の紡ぐ時代小説を紐解きたくなった。(2014年1月11日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(1) (モーニングKC (825))",
  "isbn" : "4063288250",
  "date" : "2014-01-26T00:26:27.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】研修医である主人公の目をとおして見た医療現場を描いた作品だ。医療モノのテレビドラマで描かれる話は、美化されているのだと気づかされる。当時この作品を読んだ時は、主人公の誠実さばかりが目に入ったが、今再読すると、医療現場の影の面(1巻では、点数制度の改ざんや医局の派閥化)が赤裸々に綴られている作品だとも思った。(2014年1月24日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(2) (モーニングKC (826))",
  "isbn" : "4063288269",
  "date" : "2014-01-26T03:17:48.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】もしも自分が斉藤の立場に置かれたら、彼と同じように相手に寄り添えるだろうか。おそらく保身に走りそうな気がする。普段触れることのない医療現場の現状、読者として離れた位置から俯瞰しているから、安心して(悪く言えば、他人事のように)読み進められるのかもしれない。(2014年1月26日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(3) (モーニングKC (849))",
  "isbn" : "4063288498",
  "date" : "2014-01-26T19:33:10.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】ゆりかごから棺桶までではないが、病院は生と死が同居する場所だ。NICU(新生児集中治療室)に配属された斉藤は何を学ぶのか。医局の医師と研修医、上司と部下、医師と患者――人と人との魂のぶつかり合いが繰り広げられている。高砂先生の「頑張らなくてもいいんだよ」という言葉が耳に残る。後半の精神科編への伏線がすでに敷かれていると感じた。(2014年1月26日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(4) (モーニングKC (862))",
  "isbn" : "4063288625",
  "date" : "2014-01-26T23:30:05.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】「強いというのは悪いということだ」――研修医で力のない斉藤が人を動かすのは、魂で人と接しようとしているからなのではないだろうか。最初から悪事と分かっていてやる行為と、何も知らずに招いた惨事。前者は陰湿だけれども、後者も他人事だとは思えない。世の中のいかなる作品もだが、この作品は特に医療の現状を「知る」ことを訴えていると思う。(2014年1月27日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(5) (モーニングKC (884))",
  "isbn" : "4063288846",
  "date" : "2014-01-27T01:03:18.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】医者には二段階の過程がある――ドラマや私達が望んでいる医師は、理想を求め使命感に燃える姿(第一段階)なのではないか。しかし、医師も人であって、全ての命を救えない。諦観にも似た第二段階の医者に成長しながら、第一段階の初々しさを忘れずにいられるのだろうか。高砂先生ではないが、研修医を経て、斉藤がどのような医師に成長しているのか楽しみである。(2014年1月27日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく (6) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063288935",
  "date" : "2014-01-27T03:24:51.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】「(ガンを)告知するということは、患者の人生に踏み入ることだ」――斎藤の苦悩は彼固有のものではなく、先輩の医師達も通ってきた道なのだな。親身になって考えるというのは、「親」という字が使われているとおり、他人を越えて家族になる(近くなる)ことを意味しているのだろうか。(2014年1月27日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(7) (モーニングKC (917))",
  "isbn" : "4063289176",
  "date" : "2014-01-27T05:41:48.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】この作品が出版されたのは約10年前である。この10年で医療はどのくらい発展したのだろう。しかし、ガン治療に関しては、延命か根治との意味合いで患者が揺れているのは変わっていないように思える。身内を見ていると、作品に書かれているような患者本人への告知は珍しいと感じる。医師でなくとも、親族にガンの人がいたら、私は言えない。庄司先生が言っていた、人が寿命もしくは他の病気で死ぬのを除くと、ガンにかかるという説は本当なのだろうか。(2014年1月27日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく (8) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063289362",
  "date" : "2014-01-27T19:46:35.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】この作品の良いところは、手術で患者の命を救う医者だけではなく、患者を看取る現状についても描いている点だ。目を背けたくなる「死」に向かい合うことで、「生」も強調される。医療の発展は成功だけではなく、人の死の上に成り立っているのだと感じる。最近、終末期医療という言葉をよく聞くようになってきた。(2014年1月28日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(10) (モーニングKC (989))",
  "isbn" : "4063289893",
  "date" : "2014-01-28T00:48:38.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】大衆が知りたがっているんだ、それを伝えるのが仕事だ――と、作品の読捨新聞の幹部は言うが、なぜ精神科の実態(門脇が取材している記事)を載せないのか。マスコミが「精神障害者=犯罪を犯す」という構図に当てはめることで、大衆を安心させている、もしくは安心しているような気がしてならない。(2014年1月28日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく (11) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063724115",
  "date" : "2014-01-28T04:07:30.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】政府もまたマスコミや無知によって作られた情報に翻弄されている。無知がもとになって制定された法律は、さらなる誤解を生み出すに違いない。真実はいったいどこにあるのだろうか。(2014年1月28日読了)"
},
{
  "title" : "ブラックジャックによろしく(13) (モーニングKC (1488))",
  "isbn" : "4063724883",
  "date" : "2014-01-28T15:33:10.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】何かを変えることができる人は、身を挺することができる人だ。変えたいと思っていても保身的になり、何もできずに現状が続いていく。何かをするのも、何もしないのも自由――最終的には自分次第なのだと気づかされる。斎藤の研修医生活はまだまだ続きそうだ。本作は、医療の現場強いては日常生活についても言えることで、自分自身を考えるきっかけを与えてくれる。締めとなる続編も一読したい、ありがとうございます。(2014年1月29日読了)"
},
{
  "title" : "新ブラックジャックによろしく 1 移植編 (ビッグコミックススペシャル)",
  "isbn" : "4091811892",
  "date" : "2014-01-29T07:09:14.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "佐藤 秀峰",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】斎藤の研修医時代はまだまだ続く。泌尿器科編は、神経科編に次ぐ長編とのことだ。赤城さんが糖尿病という設定は、前作からあったのだろうか(前作では斎藤を取り巻く患者達にスポットが当てられていたから、プライベートの彼女の様子が見えてこなかったのか。ただどこか人を試すような素振りは気になっていた)。(2014年1月29日読了)"
},
{
  "title" : "ホルモー六景 (角川文庫)",
  "isbn" : "4043939027",
  "date" : "2014-01-30T05:52:42.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "万城目 学",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前作『鴨川ホルモー』に登場した面々の知られざるエピソードが明かされる。本編最中のスピンオフからホルモーに関するこぼれ話まで、前作との関連を見つけると、思わずにやりとしてしまう。戦乱絵巻の如き鬼との合戦ともども、現実にありそうなノスタルジーが心地好い。解説を読み終えると、巻末の作品紹介で、もっちゃんのもとになった本が――!(2014年1月30日読了)"
},
{
  "title" : "シャングリ・ラ (1) (角川コミックス・エース 174-3)",
  "isbn" : "4047151343",
  "date" : "2014-02-05T07:06:54.000Z",
  "publisher" : "角川グループパブリッシング",
  "authors" : "池上 永一, 烏丸 匡",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "原作とアニメで『シャングリ・ラ』の世界に引き込まれ、漫画版もと思い、手に取った。原作よりも、ハイパーでぶっ飛んだスリリングなアクション――コミカライズというよりも、烏丸氏の解釈による『シャングリ・ラ』と捉えた方が良いかもしれない。序盤の運びから原作やアニメとは異なり、これから何が始まるのか想像がつかない。草薙の思いきりの良さは意外だった。(2014年2月6日読了)"
},
{
  "title" : "シャングリ・ラ (2) (角川コミックス・エース (KCA174-4))",
  "isbn" : "4047152366",
  "date" : "2014-02-08T05:52:40.000Z",
  "publisher" : "角川グループパブリッシング",
  "authors" : "烏丸 匡",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "炭素経済がないシャングリ・ラ――悶える涼子と加虐的な小夜子が幅をきかせ、凪子が婆さんの域を越えて若返る。それにしても、女性陣がグラマラスすぎるねぇ。アクションに躍動感があるのは良いが、よく涼子とモモコがどちらか分からなくなる。これが烏丸ワールド(作風)なのだろうか。(2014年2月8日読了)"
},
{
  "title" : "モンスターファーム 1―円盤石の秘密 (ガンガンコミックス)",
  "isbn" : "4757501102",
  "date" : "2014-02-09T07:41:06.000Z",
  "publisher" : "スクウェア・エニックス",
  "authors" : "幸宮 チノ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "店頭で見つけ、懐かしいと思いながら手に取った。子供向けの可愛らしい画風とは裏腹に、ストーリーの組み方が自然で、アニメ版と違和感がない。アニメ版のキャストの声を脳内再生しながら、読んでいた。コミックス2冊と短編だが、首尾よくまとまっている。(2014年2月10日読了)"
},
{
  "title" : "モンスターファーム 2―円盤石の秘密 (ガンガンコミックス)",
  "isbn" : "4757502575",
  "date" : "2014-02-09T07:42:08.000Z",
  "publisher" : "スクウェア・エニックス",
  "authors" : "幸宮 チノ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "限られた連載の中で、最後はいかにして締め括られるのかと思いきや(火の鳥にたどり着く前に冒険は続くという結末も想像していた)、ムーの居城がゲンキ達を乗せたまま雪山に直行するとは予想だにしなかった。本作を読んでいると、描ききれなかったゲンキ達の旅の道中は、アニメ版で補完していくスタイルと見受けられる。またアニメ版を観たくなった。(2014年2月10日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学読本〈7〉 (空想科学文庫)",
  "isbn" : "4840139369",
  "date" : "2014-02-20T23:45:56.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田 理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "6巻目と同じく、全国の高校に宛てられた図書館通信に寄せられた質問で構成されている。アニメや漫画に見られるメディア関連の質問だけではなく、絵本や童話にもスポットが当てられ、幅広い。『ちびくろさんぼ』が懐かしかった。毎度思うが、柳田先生の軽妙な語り口が好いな。(2014年2月21日読了)"
},
{
  "title" : "シャングリ・ラ (3) (角川コミックス・エース 174-5)",
  "isbn" : "4047152943",
  "date" : "2014-02-21T02:35:39.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "烏丸 匡",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "コミカライズ版はアクションに重点が置かれ、対話がどことなくスパルタ式に感じるが、台詞を読むと原作やアニメと軸が同じである。台詞一つとっても、喜怒哀楽で色んな表現ができる――『シャングリ・ラ』は、幅広い捉え方ができる作品なのだと思う。小夜子が蛭子と融合するという発想は考えつかなかったな。その設定のおかげで、小夜子の超人的な性が証明されているのだがね。(2014年2月21日読了)"
},
{
  "title" : "シャングリ・ラ (4) (角川コミックス・エース 174-6)",
  "isbn" : "4047153877",
  "date" : "2014-02-22T03:11:39.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "烏丸 匡",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "登場人物達が縦横無尽に動くコミカライズ版もまた行き着く場所は原作と同じ――きっちりと落とし前をつけてくれたな。巻を重ねるにつれてアクションが加速し、終盤に関しては、コミカライズ版の見せ方に息をのんだ。一時はどうなるかと思っていたが、今巻が一番面白かった。(2014年2月22日読了)"
},
{
  "title" : "空想科学読本8 (空想科学文庫)",
  "isbn" : "4840142629",
  "date" : "2014-03-08T23:36:37.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "柳田理科雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "今巻も、一問一答で図書館通信に寄せられた質問に答える形式である。6巻からの形式に触れていて気になったのは、実際の図書館通信がいかなるものなのか、バックナンバーを手に取りたくなる(高校限定とのことで、一般に見れないのが残念だ)。いつもの三部構成はまだかと思っていたら、次巻に戻ってきた!(2014年3月9日読了)"
},
{
  "title" : "グリーン・レクイエム (講談社文庫)",
  "isbn" : "4061830945",
  "date" : "2014-03-22T20:07:21.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "新井 素子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】『空想科学読本7』で紹介されていて、手に取りたくなった。ジャンルはSFとのことだが、読んでいて心理的な話だと思った。異星人の明日香は、現実的に考えるとどこか心に病を抱えた人に見える。自分というしがらみに囚われて、外に出られない、他人とは関われない人で、彼女の苦悶は、病を抱えた人達の苦闘にも思えた。設定も興味深いが、心理描写が気になる作品だった。別の二編はファンタジーながらも、現実問題を喚起させる描写(吸血鬼の増加による人口問題、宝くじで3億円当たっても贈与税をどうするのか)が印象に残った。(2014年3月23日読了)"
},
{
  "title" : "亜人(1) (アフタヌーンKC)",
  "isbn" : "4063878686",
  "date" : "2014-03-30T23:07:10.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "桜井 画門",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "意味深なタイトルとダークな表紙絵に惹かれて、手に取った。亜人とは何かという謎解きに加え、逃走劇というスリリングな展開に引き込まれ、1巻が終わるのがあっという間だった。(2014年3月30日読了)"
},
{
  "title" : "亜人(2) (アフタヌーンKC)",
  "isbn" : "406387902X",
  "date" : "2014-03-30T23:08:14.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "桜井 画門",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "人類との決別を強いられた圭は――黒い幽霊は亜人とリンクしているようだが、いったい何者なのか。人間にとって脅威となるのは、黒い幽霊の奇っ怪な行動なのではないか。『進撃の巨人』の時も思ったが、一番気になるのは、なぜそれは生じたのかである。(2014年3月31日読了)"
},
{
  "title" : "亜人(3) (アフタヌーンKC)",
  "isbn" : "4063879348",
  "date" : "2014-03-30T23:09:26.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "桜井 画門",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "亜人の擁護団体と謳って運営団体が政府だったり、亜人の仲間と思わせてテロリストだった――。圭を見ていると、失うもの(守りたいもの)があるから、正常でいられるのだろうか。時折ぼそりと核心をつくオグラ博士が何とも好い。圭の逃走劇は続きそうだが、今後物語がいかなる方向に向かっていくのか、想像がつかないねぇ。アシスタントさんの担当箇所が奥付の上に書いているのには驚いた。(2014年3月31日読了)"
},
{
  "title" : "緑幻想 (講談社文庫―グリーン・レクイエム)",
  "isbn" : "406185366X",
  "date" : "2014-04-06T16:39:00.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "新井 素子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【電子書籍版】前作のあとがきで、作者はグリーンレクエイム1は2の前座だと言っていたが、読了してその通りだと思った。作者の植物や自然に対する哲学や想いがひしひしと伝わってきて、心血を注いだ跡(本作のあとがきによれば、刊行前にスランプに陥ったという)が見られる。純粋にエネルギーを感じる作品だ。(2014年4月7日読了)"
},
{
  "title" : "華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)",
  "isbn" : "4150116911",
  "date" : "2014-05-09T02:56:42.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "レイ ブラッドベリ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "新聞のコラム欄で興味を持ち、手に取ってみた。我々が疑問に思わずに暮らしている日常が実は偽りのものだとしたら――モンターグの出会った少女と、焚書から免れた本の存在が重なる。果たして、自分にとって都合の悪いものを隠して平和と言えるのだろうか。読了していっそう、こうして日常的に本と出会えるのは幸せなのだと実感する。(2014年5月3日読了)"
},
{
  "title" : "床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)",
  "isbn" : "4001140624",
  "date" : "2014-05-09T03:13:16.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "メアリー ノートン",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の原作と知り、手に取りたくなった。借りぐらしという言葉が、人家から物を借りてくるだけではなく、物の名前も借用するといった意味合いもあるのは興味深かった。映画では非の打ち所のないポッドが原作ではおっちょこちょいで愉快な面もあり、作品に色を添えている。ファンタジーの一作品として捉えていたが、作品が出版された時代背景も念頭に入れて読むと、著者の想いが伝わってくる(あとがきより)。原作を読むと、映画は英国が舞台でも良かったような気がする。(2014年5月9日読了)"
},
{
  "title" : "亜人(4) (アフタヌーンKC)",
  "isbn" : "4063879720",
  "date" : "2014-05-09T05:05:45.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "桜井 画門",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "【ネタバレあり】佐藤さんはグラント製薬本社に乗り込むかと思っていたら、まさかの墜落テロときた。どこか9.11と重なる光景である。解説担当のオグラさんによって、亜人の謎が少しずつ明かされていくが、まだまだ佐藤さんの方が斜め上を行っている。安住の地を見つけた圭が今後どう動き出すのか、中野少年は仲間になるのか、目が離せない。巻末のアシスタントページの履歴がまた緻密で、こちらも気になる。(2014年5月9日読了)"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 73 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088800222",
  "date" : "2014-05-12T06:58:41.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ドレスローザの真相が明かされ、ドフラミンゴへの反逆がクライマックスを迎えつつある――王をたばかる海賊の構図は、アラバスタ編を彷彿させる。ワンピースの世界では、事件の裏には女ありではなく、海賊ありだな。巻末のルフィのどアップページには持って行かれた。コアラさん、見違える姿に成長したな!(2014年5月13日読了)"
},
{
  "title" : "もやしもん(13)\u003c完\u003e (イブニングKC)",
  "isbn" : "406388306X",
  "date" : "2014-05-14T00:06:47.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "石川 雅之",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "当初は菌が世界を脅かす設定で考えていたともらす作者だが、農大ライフというジャンルをうまく確立したなと思った。菌に巻末の「またの機会に!」ということは、もしやスピンオフ作品が出る可能性があるのだろうか。沢木の大学生活1年間を辿ってきたので、学年ごとで要所要所のイベントを描いた短編があったら、面白そうだ。沢木はもとより、美里さんの今後も気になる。何よりも1冊1冊が身になる作品で、勉強になりました、ありがとうございます。(2014年5月14日読了)"
},
{
  "title" : "進撃の巨人(13) (講談社コミックス)",
  "isbn" : "4063950441",
  "date" : "2014-05-14T05:15:46.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "諫山 創",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "アニの件でも国家の陰謀が見え隠れしていたが、今巻では憲兵団の黒さが浮き彫りになった気がする。リスクを負いつつも外の世界を知っている調査兵団が一番清浄なのか。巨人よりも、人間が怖い。エレンの記憶から蘇る黒髪の女性は、ヒストリアの知人と同一人物だろうか。どこか顔つきがエレンに似ていたのは、気のせいか。それにしても、第104期兵団は謎を抱えすぎだ。(2014年5月14日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(1) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063545172",
  "date" : "2014-05-31T04:07:48.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『亜人』の中に入っていた試し読みチラシを読んで、気になった。家庭や世間で煙たがられる主人公が、宇宙人に改造されて驚異の力を発揮する瞬間は、痛快もの。犬屋敷さんの制裁は、対象者にとっては自業自得である。サイボーグとなった二人は、最終的に敵対する関係になるのだろうか。犬屋敷さんは正義の味方で、獅子神君はアウトローに化けるのか。今後、どのように二人が世の中をひっくり返していくのか楽しみである。(2014年5月30日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(上) (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062768534",
  "date" : "2014-07-07T16:25:29.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "貴志 祐介",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "遙か未来の世界は、自然が満ち溢れ、道徳的に善良な人間が生きる社会だった。しかし、社会が抱える謎は多い、なぜ障害や病を抱えた人がいないのか、学園を卒業できなかった生徒はどこに行くのか、学園の中庭にある墓の真相とは――様々な事例や風習を引き合いに出して、紡ぎ出される物語には唸る。(2014年7月8日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(中) (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062768542",
  "date" : "2014-07-13T18:27:36.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "貴志 祐介",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "八丁標(はっちょうじめ)の外は、人の手によって改変された世界だった。蓋をされた記憶は抑圧され、タガが外れたときに災いが起きないのだろうか。一番恐ろしいのは人なのか。一見人間の奴隷のようなバケネズミの生態を見ると、人類の歴史をたどっているようだ。上巻のミノシロモドキの話にも息を呑んだが、キャンプから神栖66町に戻ってきたあたりからまた面白くなってきた。主人公は手記を残しているので生存しているが、仲睦まじかったクラスメート達はどうなるのだろう。(2014年7月10日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(下) (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062768550",
  "date" : "2014-07-13T18:40:59.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "貴志 祐介",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "上巻のミノシロモドキの話と前巻の真理亜の手紙を照らし合わせると、いつの時代も「恐怖」に満ち溢れていたのだと思う。一個人から集団の恐怖まで、心が生み出す恐怖は計り知れない。フィクションだと知っていながらも、鬼気迫る感がある。本巻中盤まで進むと、真理亜という名前には意味があったのだと気づく。フレイザーの金枝篇に始まり、アマラとカマラを彷彿させる様々な要素が組み合わさって紡がれた作品だと思い知らされる。終盤の後日談も読み応えがある。著者の他の作品も手に取ってみたい、ありがとうございます。(2014年7月14日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(1) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "4063847454",
  "date" : "2014-07-14T04:41:39.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "原作を読んで、コミカライズ版も読みたくなった。原作とは異なり、ストーリーが省略されている部分もあるが、無難に構成されていて、読みやすい。原作を素材としたもう一つの作品を読んでいるような感覚がある。その一つ、麗子の扱いが良くて(結末は同じだが)、救われた。全7巻とのことだが、どこを強調し話を纏めるのか、読み進めるのが楽しみである。(2014年7月14日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(2) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "4063847780",
  "date" : "2014-07-14T04:59:08.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "まさか夏季キャンプに、バケネズミの遭遇と瞬との別れを持ってくるとは思わなかった。端折っている印象は否めないが、原作よりも序盤のテンポは良いかもしれない。中盤以降でしか出てこない倫理委員会の面々が、序盤で暗躍する様子が漫画らしい。早季以外の視点で、部分的に物語を描いているのも意外だった。色物シーンの作画に力が入っているなぁ。(2014年7月14日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (2) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041202396",
  "date" : "2014-07-21T05:59:18.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ヒーローの相方として虎徹と打ち解けてきたかと思いきや、バーナビーは両親を殺した謎の組織を追う――黒幕は町を牛耳っている幹部(灯台下暗し)だと思う。コミカライズということで、アニメではアクションシーンをどのように表現されているのかますます気になってきた。押しつ押されつの掛け合いが何とも好い。(2014年7月21日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(3) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "406384840X",
  "date" : "2014-07-14T05:15:13.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ミノシロモドキに遭遇してから世界の真実を知る(原作)のと、世界の違和感に気づいてからミノシロモドキの話を聞く(コミックス)のとでは、衝撃の度合いはいかに。コミックスでは、スクィーラがどうやってミノシロモドキを手に入れたのかが補完されていて、話のつながりが分かりやすい(原作では早季が対話したミノシロモドキは破壊されているが)。守が積極的で、どこか頼もしかった。(2014年7月14日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(5) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "4063949575",
  "date" : "2014-07-19T22:31:54.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前巻よりも、戦闘描写に拍車がかかっていて、読了するのがあっという間だった。危険分子とされる子供と共生するという試みは原作では果たされなかった(不浄猫に殺傷されるか、真理亜と守のように)が、コミックスでの新キャラ登場はまさに挑戦だと思う。富子さんの最期が勇壮だったな。予告ページより、東京編での魑魅魍魎がどう表現されているのか楽しみだ。(2014年7月18日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6♯1 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062755238",
  "date" : "2014-07-25T00:29:57.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "近未来SFファンタジーという設定に惹かれて、手に取った。作者の紡ぐ思春期の少年の描写には、いつも引き込まれる。そもそもNO.6というネーミングにはどのような意味があるのか。他の都市もナンバリングされているのだろうか。謎に包まれたNO.6の世界を読み進めていきたい。(2014年7月24日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (5) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041208521",
  "date" : "2014-07-25T00:28:21.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "物語は、ヒーロー達の活躍から、ネクストの存在をめぐる問題へと広がりを見せる――ウロボロスの実態が明かされ、過去に捕まえたネクストも脱獄し、強者揃いとなったシュテルンビルト。決戦へのカウントダウンは近いのだろうか。最終的にルナティックはヒーロー達と共闘しそな予感がする。(2014年7月24日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(6) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "4063950190",
  "date" : "2014-07-19T22:41:28.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "東京編で新キャラが登場したことにより、犠牲者が増えると覚悟していたが、どこか晴れやかな最期だった。原作では限られた人物に心情を語らせていたが、他の人物に分担することで、早季だけの物語ではないなと感じた。乾さんがあっけなく亡くなったのが意外だった(コミックス版の容姿は結構好きだったのだが)。生存している新キャラが最終巻でどう見せてくれるか発売日を待つ。(2014年7月18日読了)"
},
{
  "title" : "アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)",
  "isbn" : "4151101012",
  "date" : "2014-07-19T23:00:37.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "ダニエル キイス",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "今までタイトルを聞いたことがあったが、原作を手に取るのは初めてである。人生知らなくていいことはないが、真実を知ってどう動くかである。劇的な変化ではなく(あらすじを読んだ時はそうかと思っていた)、徐々に成長していくチャーリーの様子や回想が生々しく、胸を衝かれた。なぜかずっとカフカの『変身』が頭に浮かんでいた。(2014年7月20日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER\u0026BUNNY (1) (カドカワコミックス・エース 361-1)",
  "isbn" : "4041200822",
  "date" : "2014-07-21T05:49:27.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "まだ原作アニメを観ていないが、先にコミカライズ版を手に取った。アニメの作画は分からないが、漫画家さんの画風がアメコミのような雰囲気を漂わせていて、格好良い。爽快感と力強さの溢れる作画が印象的で、アニメを観るのが待ち遠しい。1冊あたりのページ数がもっとあっても良いと思う。(2014年7月21日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (3) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041204046",
  "date" : "2014-07-21T06:06:24.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "顔に出さずとも、ヒーロー達は何かを抱えて生きている――ヒーローの対抗馬(?)であるルナティックはウロボロスと関係があるのか。最終的に、ウロボロスの正体を暴いて物語が完結するのだろうか。虎徹さんはまさしく父ちゃんだな(包容力抜群)。レディース版に進出する理由が分かるような気がする。(2014年7月21日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (4) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041206480",
  "date" : "2014-07-25T00:26:53.000Z",
  "publisher" : "角川書店(角川グループパブリッシング)",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ネクストの能力は生かすも殺すも、使い方次第なのだな。ネクストの能力は十人十色、個性のように見えるのが不思議である。ヒーローアカデミーでのくだりがしみじみ感じた。今後、8人のヒーロー達の一人ひとりがピックアップされるのを楽しみに読み進める。(2014年7月23日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6  〔ナンバーシックス〕  ♯2 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062756358",
  "date" : "2014-07-25T00:31:21.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "寄生蜂は治安局の差し金なのではないだろうか。寄生蜂の孵化も予想範囲内なのではと思ってしまう。内なる声が聞こえる紫苑もだが、ネズミもNO.6の根幹に関わる存在なのではないかと思う。現実主義者のネズミと、理想主義者の紫苑。各々の言動を見ていると、二人で一人だと感じる面が多々ある。著者のあとがきではないが、読者の自分は紫苑寄りの考えに近いが、彼の成長に自分が恥ずかしくなると思うこともある(人生のうちに、紫苑のように成長するのは難しいのではと思いながら)。ページ数がちょうど良いのか少ないのか、もっと読みたいところで1冊が終わる。(2014年7月25日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(4) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063727637",
  "date" : "2014-08-20T03:50:44.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "原作と映画版は最終試験の展開ががらりと違う。原作には模型制作の課題はなく、グリーンカードはほぼ均等に受験者に提示される。ジェニファーやシャロンといった原作に出てくる六太を支える人達の存在は大きい。(2014年8月19日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062758016",
  "date" : "2014-08-10T02:24:19.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "NO.6における人間関係は自己顕示欲で支えられ、西ブロックにおいて生きるためには他人の命を差し置かなければならない。貧富の差はあれど、どちらも思いやりが欠けているという点では、同じなのかもしれない。第2、3巻で鬱積した懊悩を次巻からどう吐き出してくれるか、到着が待ち遠しい。(2014年7月26日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6[ナンバーシックス]#4 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062761203",
  "date" : "2014-08-10T02:25:26.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "殺人蜂よりも恐ろしきは人――フェネックという市長は、知人の研究者に欺かれて殺されそうな予感がする。権力・支配は、いつの時代・フィクションも、一人の人間の欲望から生じるのだな。(2014年8月2日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6〔ナンバーシックス〕#5 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062764296",
  "date" : "2014-08-10T03:24:36.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "聖都市NO.6を恨む者、おこぼれを頂戴してしがみついて生きる者、共生を望む者――この作品には、様々な人の生き方が凝縮されていると思う。作者はあとがきで矯正施設潜入の場面までページを割いたと綴っているが、人狩りのシーンで今までの懊悩が生きている。アニメでは矯正施設潜入編の展開が早すぎた(潜入前に後半の要素が入っている部分もある)が、原作ではじっくり紡がれているので、安心だ。(2014年8月10日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(1) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063726746",
  "date" : "2014-08-11T06:19:27.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "実写映画を観て原作が気になり、手に取った。未知なる宇宙に心が躍るのと同時に、自分自身の在り方を省みる作品だと感じた。子供時代に抱いた夢や希望を大人になるまで持続している人は、世の中にどのくらいいるのだろう。六太のように違う道を歩み人がほとんどだと思う。宇宙へ行ったのも人、人を変えるのも人、人の想いの力は大きいものだ。(2014年8月11日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6〔ナンバーシックス〕#6 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062769980",
  "date" : "2014-08-15T05:25:24.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "聖都市NO.6の瓦解が始まり、都市の成り立ちが明らかになる――憧れ、思慕、恋愛と紫苑がネズミに抱いた感情は、同志としての信頼へと移り変わっていくのだろうか。権勢欲が生み出した都市の犠牲となるのはいつの時代も弱者なのは救われないが、NO.6の場合はちょっと違う。そこで生かされている者は無知であるが故、一概に憎むべき対象とはなりえない。亡くなった者も被害者なのだと思う。(2014年8月15日読了)"
},
{
  "title" : "新世界より(7)\u003c完\u003e (講談社コミックス)",
  "isbn" : "4063951421",
  "date" : "2014-08-15T05:39:53.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "及川 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "最終話の展開が原作の流れを踏みつつ、及川氏の解釈で起こされていたのが印象に残った。とりわけコミカライズ版のオリジナルキャラが精彩を放っている。巻末のおまけ漫画に救われたことはこの上ない。最後の数ページをカラー版で拝みたかった、もし完全版が出たらまた手に取ると思う。第7巻刊行の少し前に手に取ったので一気読みに近い状態だったが、連載お疲れさまでした、新たな新世界よりを感じさせてくださり、ありがとうございます。(2014年8月15日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(2) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063727114",
  "date" : "2014-08-16T05:07:34.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "「何より重たい荷物を頭の中に積んでしまっていた」――大筋は実写版を観て知っていたが、六太の心境の変化と二次試験通過報告の瞬間まで、手に汗を握った。兄弟をつないでいるのは、想いの力なんだと思う。そんな二人の背中を後押ししてくれる理解者がいるというのも心強いに違いない。(2014年8月16日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(3) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063727327",
  "date" : "2014-08-17T05:26:12.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "宇宙が未知なるものであるように、宇宙飛行士の選抜試験も未知だ。以前、NHKのドキュメンタリー番組で、初めて選抜試験の模様を観た時は衝撃が走った。宇宙船での滞在を意識したシミュレーションがあるとは思いも寄らなかった。六太の言動には、いつもはっとさせられる。(2014年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(5) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063727823",
  "date" : "2014-08-20T05:01:37.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "三次試験で採用ではなく、ヒューストンでの最終試験がある――作品を読んでいて思うのは、どの人物にもドラマがあるということ。見た目や性格が嫌な奴だなと思っていても、抱えている想いがある。それを知ると、意外な一面が見えてくる。今までは兄の視点で進行していたが、今後は弟の事情も明かされていきそうだな。(2014年8月20日読了)"
},
{
  "title" : "BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)",
  "isbn" : "4043405030",
  "date" : "2016-09-13T18:00:48.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "瀬名 秀明",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "脳科学をとおして、神の存在を問う重厚な作品である。パラサイトイヴは終盤で主人公が悪戦苦闘したが、本作ではあるべき場所へ物語が収斂していく印象だった。上下巻で分冊になっているが、長さを感じさせない話の運びと、骨太の設定と考察で読み応えがあった。後読感は、幸せのひと言である。学生時代に読んでいたら、受ける印象や自身の考え方が変わっていたかもしれない作品かもしれない。(2016年8月16日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6〔ナンバーシックス〕♯7 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062773201",
  "date" : "2014-12-28T04:16:54.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "蜂の猛攻は止まるところを知らず、内外問わずに死者が続出する――中盤から登場したあの人が亡くなるとは思わなかった。惨禍がきわまる中で、人の感情(特に、リリに見られる子どもが抱く純粋な愛の感情)は強く胸を打つ。国家といえども、最小単位は一人ひとりの人間なのだと感じさせられる。(2014年11月5日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6〔ナンバーシックス〕♯8 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062776057",
  "date" : "2014-12-28T04:18:32.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "自分自身を正しいと信じきったとき、過たぬ者だと思いこんだとき、人はすでに誤っている――ネズミはNO.6の破壊だけを望んで生きてきたが、紫苑との出会いによって、果たしてそうなのかと気持ちが揺れ動いた過程と重なる。善と悪とは言うけれど、人によっては悪にもなりうるし、善にもなりうる。真逆に見えつつも紙一重なのだと。想い、惑い、叫び、猛り――人の心情がつながっていく一冊だった。(2014年11月9日読了)"
},
{
  "title" : "NO.6〔ナンバーシックス〕♯9 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062778920",
  "date" : "2014-12-28T04:21:51.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "あさの あつこ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "国といえども、形作っているのは一人ひとりだ。一人ひとりの意志や想いがあるからこそ国が成り立つ。NO.6は、何を守るべきものか大切なものなのかを教えてくれる都市なのではないかと思う。どんな理想郷であろうとも、想いがなければ儚く脆く、瓦解する。瓦解した都市は同じ歴史を繰り返すのか、はたまた新たな都市を築くのか。紫苑の物語は始まったばかりだ。彼らと生について考えた時間は実りあるものでした、ありがとうございます。(2014年12月19日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY (8) (カドカワコミックス・エース)",
  "isbn" : "4041022398",
  "date" : "2014-12-28T04:28:47.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "榊原 瑞紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ジェイク編に関しては、コミカライズ版はアニメと別物と言っても良いくらいだ(言い意味で)。原作では明かされなかったジェイクの過去が書き起こされ、彼も社会の被害者なのだと思わせられる。育った環境や出会った人々によって、人生は変わりうる。決戦の地は、虎徹の思い出の場所か――。(2014年12月28日読了)"
},
{
  "title" : "亜人(5) (アフタヌーンKC)",
  "isbn" : "4063880079",
  "date" : "2014-12-28T05:13:09.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "桜井 画門",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "自衛隊ではなく、特殊機動隊と来たか――生身の人間ならば撃たれたらそこで終わりだが、亜人の場合は蘇生するので、少数でも無敵になりうる。拘束しない限り、人間に勝ち目はない。ついに動き出した圭は戸崎と手を組み、佐藤鎮圧に向けて急展開を迎え、ますます目が離せなくなってきた。(2014年12月28日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER \u0026 BUNNY THE COMIC 1 (ヤングジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088794222",
  "date" : "2014-12-28T07:16:54.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "吉田 恵里香",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "原作アニメの脚本家監修のコミカライズということで、アニメの雰囲気でスピンオフが拝めるのが頼もしい。アニメの時系列に沿って短編が組まれていて、もう一度アニメを見返したくなった。画風も原作に忠実で違和感がなく、タイバニの世界に浸れる。見所は、虎徹とバーナビーを取り巻くヒーロー達の日常が垣間見れる。実直なキースに乗せられる(敢えて乗っている)ユーリがなかなか好かった。(2014年9月1日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER\u0026BUNNY THE COMIC 2 (ヤングジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088796330",
  "date" : "2014-12-28T07:30:00.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "上田 宏",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "虎徹と人となりが更に掘り下げられた巻であったが、掘り起こせば彼の人情はもっと深まっていくに違いない。救われる者がいれば傷つく者もいる――ジェイク事件で倒壊した像を巡って、ドラマが展開されるとは思わなかった。巻末で匂わせていた第3巻が先日発売されたとのこと(アニメ本編の小咄がついに補完されるのか)で、気になるところ。(2014年9月5日読了)"
},
{
  "title" : "新世紀エヴァンゲリオン 第14巻(プレミアム限定版) (カドカワコミックスA)",
  "isbn" : "4041019311",
  "date" : "2014-12-28T05:42:11.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "貞本 義行",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "世界を巻き込んだ壮大な物語だが、原点はある人間が捉える究極の世界なのだなぁと。彼の成長過程もしくは彼女、誰しもの中には「母」という存在があり、周りの人達との軋轢を経て大人になっていく。終盤で、今までの話が全て夢かと思いきや、現実だったのにはどこか救われた。巻末の短編には、思わず目を見張った。劇場版のあの人物の出生と捉えて間違いないのかと。付録のブックスタンドはプラスチック製で存在感があり、使い勝手が良い。本コミカライズ版に触れたのが最近だが、長年の連載お疲れさまです、ありがとうございます。(2014年11月20日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(2) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063545415",
  "date" : "2014-12-28T06:07:11.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "発売を待ちに待った第2巻。今巻は、前巻の終盤にお目見えした獅子神を主軸として話が進んでいく。サイボーグでなくとも、現代には、少なからず獅子神のような性格(非感傷)の人がいるのではないのだろうか。犬屋敷のように人情味がある人がいるのも事実である。非感傷と人情を対比させた二人の人物の一挙手一投足が興味深い。(2014年10月23日読了)"
},
{
  "title" : "TIGER\u0026BUNNY THE COMIC 3 (ヤングジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088900855",
  "date" : "2015-06-08T02:23:40.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "上田 宏",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前巻の巻末に第3巻発刊期待のコメントが書いてあったが、実現して心躍った。シナリオがRisingで止まっている今、原作脚本家監修の本作で新鮮なヒーロー達の姿を拝めるのである。殊に、原作でもルナティックの素性が謎に包まれている中で、彼を巻き込んだスピンオフが紡がれると、話が進展したように感じる。スカイハイが抱くシスへの想いには、はっとした。(2015年6月8日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(3) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063545563",
  "date" : "2015-06-08T02:40:34.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ページを開き、息をも吐かせぬスピードで読了したという印象だ。氏の特徴とする映画さながらの壮大なコマ送りを垣間見た巻だった。犬屋敷が登場するまでの前座の設定を含め、次巻以降どのように内容がつながっていくのか続きが気になる。(2015年6月8日読了)\r\n"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 74 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088800699",
  "date" : "2015-06-08T03:11:00.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "コロシアムでのバトル、スマイル工場への襲撃までの過程がじわじわと長かったが、おもちゃの呪いが解かれたことで、ようやくドレスローザ編に進展が見られた。ウソップの運は実力のうちなのか、空白の二年で上げたのは果たして運だったのか。(2015年6月8日読了)"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 75 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088801717",
  "date" : "2015-06-08T04:12:18.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "エースの意志はサボに引き継がれる――ローの危惧に対し、そんな話どうだっていいと、一蹴するルフィの歯切れの良さが頼もしい。何もできず無力だった過去があったからこそ、今の前向きなルフィがあるに違いない。昨日の敵は今日の友ではないが、コロシアムの連中がドフラミンゴ討伐に向けて結束(とはいえないが、一筋縄ではいかない点が海賊らしい)してくれるとは思わなかった。(2015年6月8日読了)"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 76 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088802195",
  "date" : "2015-06-08T05:51:52.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "能力を活かすも殺すもその人次第――いよいよドフラミンゴとの直接対決が始まった。戦いだけではなく、ワンピースには登場人物を取り巻く社会的背景が緻密に設定されていて、好きだ。ドフラミンゴやローの生い立ちには胸を衝かれた。殊に、ドフラミンゴが単なる悪役には見えなくなった。(2015年6月8日読了)"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 77 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088803264",
  "date" : "2015-06-08T07:20:21.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "海軍にスパイに入る者もいれば、寝返る者もいる――壮絶な過去を抱えた者であろうとも、手を差し伸べてくれる者がいる。全身全霊でローを守ろうとしたコラソンがどこかヒルルクと重なり、胸が熱くなった。天竜人と、神に抗えしDの名を持つ者についての設定はまだまだ謎だが、神話的な要素が今後関わってくるのだろうか。幹部との戦いに次々と決着がつき、ドフラミンゴとの勝敗が決するのはもうすぐなのか。(2015年6月9日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(6) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063728021",
  "date" : "2015-06-08T19:37:06.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "試験はいよいよ最終審査へ――日々人の打ち上げも続く。宇宙に行って死ぬ覚悟はあるかと吾妻に聞かれ、ないと答えた六太の胸中は、亡きブライアンと同じだったのか。それとも死ぬのが怖いという本心から来ているのか、真相は分からない。ジェラシー菌と言いながらも、夢を実現しようとする六太は逞しいと思う。(2015年6月9日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(19) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063871495",
  "date" : "2015-06-17T06:08:34.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "一度リタイアした者は機会を与えてもらえないのか、それとも弱さを知っているからこそ、打たれ強くなるのか。テレビアニメ版の話はこの巻あたりで終わっているのだな。アストロノートではなく、コスモノートとして再出発した日々人――イヴァンやオリガとのエピソードが見れるのか。(2015年6月12日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(7) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063728323",
  "date" : "2015-06-08T19:38:21.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日々人の月面着地成功と同時に、六太の合否発表の日が刻一刻と近づく――本作がフィクションだと分かっていても、手に汗握り、兄弟を応援したくなる。月面探査のひとこま、最終選考の懇親会もだが、状況を切り抜けるのはその人の人となりなんだろうな。前巻のジェラシー菌、今巻の小道具(箱ティッシュとトイレットペーパーの名前)といい、作者の命名センスが好い。(2015年6月9日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(8) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063728587",
  "date" : "2015-06-08T20:10:00.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "六太の合格発表で歓喜に包まれる一方で、日々人はトラブルに見舞われてしまう。天国とか地獄とかは生きている時に見るもんだ――ブライアンに理事長、どの人物も時折はっとするような言葉を言ってくれる。「人」という字の左側が上に伸びて宇宙に行くという発想はなかった。宇宙に基づいたドキュメントだけではなく、ドラマが入っているから、先が気になるんだろうな。(2015年6月9日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(9) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063728838",
  "date" : "2015-06-09T05:25:45.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ようやく映画化された内容まで来た。漫画で読むと、日々人が危機に陥る1コマ1コマが重く、鬼気迫っている。祈りを必要としている者に、祈らない者――兄弟だからこそ、お互いの胸中を汲み取れるからこそ通じ合うものがあるに違いない。アポロ宇宙船から南波兄弟へ、シャロン望遠鏡に宇宙飛行士となった六太、想いはつながっていくのか。(2015年6月9日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(10) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063729095",
  "date" : "2015-06-09T06:29:08.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "いよいよ六太の宇宙飛行士候補生の訓練が始まる――日々人までの道程はまだまだ遠い。クールな二枚目で謎多き新田だが、六太とどこか生い立ちが似ていたのだな。兄弟の美点ばかりが強調されるのではなく、問題も浮き彫りにしている点も好印象だ。カツオ顔負けの紫さん、好いキャラしてるな。(2015年6月10日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(11) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063729397",
  "date" : "2015-06-17T06:14:55.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "亡きブライアンが残した功績は大きい――余暇を楽しむ男と、時間を切り詰める男か。人は見た目によらない、内に秘めたものがその人を生かす原動力になっているんだな。前巻では反発する気持ち(現状への不満)が原動力になることを新田兄弟から教わったが、今巻は熱意や想いがありながらも、生活環境によっては容易く叶わない現実を思い知らされた。(2015年6月10日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(12) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063729613",
  "date" : "2015-06-17T06:13:57.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "アクシデントが多い分だけ成長する――本気で失敗したからこそ、成功へとつながる。カムバックコンペが宇宙飛行を想定した大会だと頭で分かっていながらも、本番さながらに感情移入して取り組むのは難しい。序盤で登場した同志と思わぬ形で再会できるとは、胸が熱くなった。彼らが今後六太の背中を後押ししてくれる日が楽しみでならない。なぜだろう、シャロンの手の感触が日々人の手を通じて感じるようだった。(2015年6月10日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(13) 限定版 (プレミアムKC)",
  "isbn" : "4063583457",
  "date" : "2015-06-17T06:13:19.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "天才と馬鹿は紙一重、楽勝と駄目人間は紙一重なのか。シャロンが教えてくれた言葉は遺言となってしまうのか。砂漠でのサバイバル、カムバックコンペ、飛行訓練と、確実に地歩を踏み固め、宇宙飛行士として認定された六太に拍手を送りたい。頭のノートに、心のノートにメモっとけ――ヤンじいさん、なかなか気が利いているな。(2015年6月10日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(17) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063870901",
  "date" : "2015-06-17T06:12:29.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "将来を誓い合った日々人とオリガはまさに写し鏡のような存在なのか――オリガの成長記録で克服するかと思いきや、頼るべき存在は別にいた。弟の後を追う兄に、兄にそっと支えられる弟――宇宙兄弟はライバルでもあるが、同志なのだと気づかせてくれる。なるほど、PDの鏡は伝説のアイテムになるな。(2015年6月11日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟 (16) 限定版 (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063583732",
  "date" : "2015-06-17T06:11:08.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "宇宙への道は常に「競争」が待ち受けている――真壁は六太に真っ向から壁として立ちはだかるのか。互いにライバルと知りながらも、その時間を楽しみ、全身全霊で取り組む。まるで14日間の閉鎖環境試験の彼らを彷彿させた。(2015年6月11日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(15) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063870383",
  "date" : "2015-06-17T06:11:47.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "宇宙兄弟だから、兄弟揃って宇宙に行かなければ意味がない。宇宙進出というと、アメリカとロシアだが、ようやくロシア側の描写も出てきたな。日々人のパニック障害に関して、NASAとロシアでは対応が違う(パニック障害を発症する前にEVAを行うかどうか)のは、現実においてもそうなのだろうか。果たして、六太は日々人の異変に気づいているのか。この作品の人物は、結構気づいていない振りをして苦慮する人が多いからなぁ。(2015年6月10読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(14) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063870065",
  "date" : "2015-06-17T06:10:19.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "宇宙飛行士になっても、宇宙への道程はまだ遠い――最終的に六太は自分が開発したバギーで月に行くのだろうか。宇宙兄弟が早々に実現しないのはなぜかと訝った時、日々人に生じたパニック障害を知り、なるほどと思った。室長は南波兄弟を慮っているが、吾妻の助言のように杞憂であってほしい。(2015年6月10日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(20) (モーニング KC)",
  "isbn" : "406387169X",
  "date" : "2015-06-17T06:09:22.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "物語の良さは、登場人物の過去を背景として、主人公よりも先に垣間見れる点である。それが読み手にとって、負担になることも感情移入するためのきっかけにもなる。六太と日々人が主人公に見える宇宙兄弟だが、彼らを支えるクルーやスタッフも主人公なのだなと。(2015年6月12日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(18) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063871185",
  "date" : "2015-06-17T06:07:48.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "宇宙飛行士は多くの人によって支えられ、宇宙に向かう――かつて理事長の言った言葉が思い起こされる。そんな六太もバックアップクルーとして宇宙を目指すことになるのだが、同朋の言動に前途多難だ。亡きブライアンが作中で強く生きているが、今まで回想でしか登場しなかった弟がここで日の目を浴びるとは思わなかった。月での再会は運命なのだろうか。(2015年6月12日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(23) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063872947",
  "date" : "2015-06-17T06:06:50.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "亡き父が生前にせりかに向けたビデオレターを残す――何だかうまく出来ている話だが、鼻頭が熱くなった。月面飛行の秒読み段階に入ったが、土壇場でまたしてもピンチが訪れるとは、前途多難で先が読めない。クルーのコラージュポスターを検索したら、パイロッツ~は実在しているんだな。アニメ版の六太の声優・平田広明とジャック・スパロウの吹き替えを掛けていると見た。(2015年6月12日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(22) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063872637",
  "date" : "2015-06-17T06:05:54.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "選ばれる者から選ぶ者へ――彼らもようやく表舞台に立った。現実でもよく聞く民間有人飛行(詳しい業務内容は分からない)だが、本作ではISSの修理代行としての役割が与えられているのだな。宇宙飛行士の選考から漏れてずっと動静が気になっていた古谷だが、日の目を見れて安心した。他チームにいた溝口はどうしているのだろうか。(2015年6月12日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙兄弟(21) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063872238",
  "date" : "2015-06-17T06:05:03.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "小山 宙哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "せりかのISSへの夢と、月面飛行アサインへの奪還が重なる――月面で3Dプリンターを使って資材を作成、原料は無限にあるレゴリス(月の砂)。以前出てきた月面基地における反射ミラーの光源確保の案といい、実現したらどうなるのだろうと心が躍る。現実にも実践されているのか、もしくは実現されようとしているのか、知りたくなる。宇宙兄弟は興味を湧かせてくれる。(2015年6月12日読了)"
},
{
  "title" : "坂本ですが? 2 (ビームコミックス)",
  "isbn" : "4047292737",
  "date" : "2015-08-04T15:57:29.000Z",
  "publisher" : "エンターブレイン",
  "authors" : "佐野 菜見",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "のっけから華麗なるかくれんぼと来たか。前巻の面白さはブレず、一人ひとり着実に心を掴んでいく過程が頼もしい。読み手にこうと思わせといて、見事に裏切られる(円満な良い結末)。現実ではありえないが、坂本君だからありえそうな光景だ。この勢いがどうか続いていってほしいなぁ。(2015年8月5日読了)"
},
{
  "title" : "坂本ですが? 3 (ビームコミックス)",
  "isbn" : "404730087X",
  "date" : "2015-08-04T15:59:53.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/エンターブレイン",
  "authors" : "佐野 菜見",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "坂本君の華麗なる所業に目を奪われて、四季の流れを感じなかったが、秋に移り変わったのか。よくよく見れば、タイトルの文字色が季節の色を意識しているように見えなくもない。今巻は面白さよりも、感動路線(心霊写真の話と文化祭)が印象に残った。坂本君と上級生の深瀨との戦いはまだ始まったばかり――か。"
},
{
  "title" : "奴隷区 僕と23人の奴隷(3) (アクションコミックス)",
  "isbn" : "4575842818",
  "date" : "2015-08-18T02:22:20.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "オオイシ ヒロト, 岡田 伸一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "人を疑うか、もっと疑うかだ――中央アタルの言葉は登場人物だけではなく、読者にも向けられているな。人物の台詞は全て真実ではなく、嘘も含まれている。鵜呑みにしてはならぬな。巻末のリュウオウにはすっかり騙されたよ。今のところ、リュウオウとユウガの二つの勢力に分かれているのか。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐",
  "isbn" : "4041018889",
  "date" : "2015-08-14T03:43:29.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "上橋 菜穂子",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "ファンタジーであって、どこかファンタジーではない。現実に起こり得そうな懸念を窺わせる設定だ。現代医術もしくは近代医術、それ以前の教会頼みの医術の拮抗、西洋と東洋のせめぎ合いの歴史を彷彿させる。五感が研ぎ澄まされ、人智を超えた力を発揮するというのはある種、獣(山の兄弟=狼が神に近い)の性を意味するのだろうか。『精霊の守り人』に見られた呪術(シャーマン)的な要素に加え、『獣の奏者』でテーマとなった医術と生態学が折り重なり、世界観に深みと重厚感が増している。(2015年8月14日読了)"
},
{
  "title" : "奴隷区 僕と23人の奴隷(2) (アクションコミックス)",
  "isbn" : "4575842249",
  "date" : "2015-08-18T02:21:01.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "オオイシ ヒロト, 岡田 伸一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "SCMについてのルールが徐々に明かされていくのだが、勝負者の都合に合わせた後付け設定に見えるのはなぜだろう。SCMを装着した二十三人の苗字は、東京都二十三区に因んでいるのだな。区名を覚える(知る)きっかけにはなる。犬が被験者になっているのは気になる。もしやサブタイトルの「僕」は犬を指しているのだろうか。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "奴隷区 僕と23人の奴隷(4) (アクションコミックス)",
  "isbn" : "4575843288",
  "date" : "2015-08-18T02:24:30.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "オオイシ ヒロト, 岡田 伸一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "今巻で話が大きく動いたな――SCM開発者の経緯やズシオウマルの秘密が明らかになり、すっきりした。東京都二十三区のどこかが苗字として出てきたら、その人物はきな臭いのだな、分かりやすい。第三の主人がSCMを盗用した大久保だと決めつけるのは早計かもしれないな。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "奴隷区 僕と23人の奴隷(5) (アクションコミックス)",
  "isbn" : "4575844160",
  "date" : "2015-08-18T02:27:16.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "オオイシ ヒロト, 岡田 伸一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "東京都二十三区が皆登場したら、物語は佳境に入るのだろうか――まだ二十人は登場していないな。鍵を握っているのは、今までの話を思い出すと、ユウガの友達のシンノスケと、練馬組長だな。それにしても、この作品に出てくる人物はどの人も所持金が多いな(百万円以上の蓄えがある)。SCMを手に取る人物はある程度の預貯金があるのか。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "アルスラーン戦記(1) (少年マガジンコミックス)",
  "isbn" : "4063950506",
  "date" : "2015-08-18T06:19:15.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "荒川 弘",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "毎度思うが、荒川氏の描写は躍動感のある人物や動物に加えて、背景の描き込みも緻密で、あたかもその場にいるような空気が漂ってくる。戦の場面も怒号や爆音が聞こえてきそうで、硝煙が立ち上る様子がありありと見えるようだ。原作は結構巻数がありそうだが、果たしてどこまでコミカライズされるのか楽しみである。(2015年8月18日読了)"
},
{
  "title" : "鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐",
  "isbn" : "4041018897",
  "date" : "2015-08-16T03:53:40.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/角川書店",
  "authors" : "上橋 菜穂子",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "国と形容されるヒトの身体と、侵略され吸収される国々や民族。全てが渾然一体となって語られ、結びついていく様が心地よい。上橋氏の作品は、真面目で寡黙な人物が多い印象があったが、ホッサルのような奇人には意表を衝かれた。1つの作品=身体に宿る無数の命は、氏が積み上げてきた研究と参考にした文献、監修した研究仲間や家族がによって形作られたのだなぁと、あとがきを読んでしみじみ感じたのだった。(2015年8月16日読了)"
},
{
  "title" : "銀の匙 Silver Spoon 11 (少年サンデーコミックス)",
  "isbn" : "4091245749",
  "date" : "2015-08-16T04:00:12.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "荒川 弘",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "学校は生徒にとっての「畑」で、どこ(勉学、部活、畜産)を耕して(自分を磨く)も自由で、失敗しても良い――畜産高校ならではの譬えかもしれないが、どこの学校でも言えることだなぁ。八軒の父の顔が誰かに似ているなと思ったら、スカーではないか。寮生活から下宿生活へ、二年生も変化の年になりそうだな。(2015年8月16日読了)"
},
{
  "title" : "銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)",
  "isbn" : "4091250882",
  "date" : "2015-08-16T19:35:43.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "荒川 弘",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "高校卒業後、八軒は進学か農家に就職するとばかり思っていたが、まさか起業につながるとは思わなかった。巻末の次巻予告を見ると、残りの2年はあっという間に過ぎるらしいな。校長先生の『銀の匙』の話ではないが、高校時代だけではなく、八軒の今後を積み重ねていくように物語が展開されるかと思うと心が躍る。(2015年8月16日読了)"
},
{
  "title" : "よんでますよ、アザゼルさん。(10) (イブニングKC)",
  "isbn" : "406352471X",
  "date" : "2015-08-17T05:31:17.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "久保 保久",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "佐久間にかかった呪いは、不意のキスから始まっていたのか。要所要所に散りばめられた下ネタが何とも。アザゼルの佐久間への固執っぷりもなかなかだが、芥辺が彼女を必要とする理由は何だろう。まだ明かされそうにはないのか。退学した佐久間はこれからどうなるのだろう――芥辺探偵事務所の専属助手となるのか、それとも次巻には何事もなかったかのように復学しているのか。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "聖☆おにいさん(9) (モーニングKC)",
  "isbn" : "4063872327",
  "date" : "2015-08-17T05:27:53.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "中村 光",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "下界の行事に真剣(そう見える)に取り組み、斜め右上を行くブッダとイエスの言動が面白い。知識として聖人を知っていたとしても、生き生きと日常に溶け込む掛けを展開させるのは難しいに違いない。巻数を重ねても、二人の勢いが衰えないのには脱帽する、否、増しているように感じている。DJを導師に、ラジオを「天啓」と捉えるとはなかなかだな、ブッダ。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "聖☆おにいさん(10) (モーニング KC)",
  "isbn" : "4063883345",
  "date" : "2015-08-17T05:29:15.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "中村 光",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "年中行事以外にも、何気ない日常の一コマも、ブッダとイエスにかかれば話が展開される(鍵紛失の事件簿)のが面白い。巻末あたりで、悪魔の誘惑の言葉が現代風にアレンジされているのには笑ってしまった。税率が変更される前に発売されたんだな、本コミックスは。節分やクリスマスの際に、二人のやりとりをふと思い出したら、楽しいのだろうなぁ。(2015年8月17日読了)"
},
{
  "title" : "いぬやしき(4) (イブニングKC)",
  "isbn" : "4063545806",
  "date" : "2015-11-28T04:16:51.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥 浩哉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "絶望の逃飛行と、救出の飛行――次巻予告の獅子神の逃飛行と、今巻予告の犬屋敷の飛行が対比されているのは、興味深い。前巻で丸々引っ張ったヤクザの話が今巻の最初で簡潔に終わっていたのには意表を突かれた。今後、ヤクザの巻が関わってくるのだろうか。獅子神と犬屋敷との戦いで終わるのか、それとも第三の勢力が登場するのか。安堂が犬屋敷と手を組んだことで、話は大きく進んだな。(2015年11月25日読了)"
},
{
  "title" : "ONE PIECE 78 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088804228",
  "date" : "2015-11-28T06:08:51.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "どんなに訪れた場所に複雑な事情があろうとも、数多の強敵が立ちはだかろうとも、ルフィが貫きたいのは「苦しんでいる仲間を助けたい」というまっすぐで揺るがない想いなのが清々しい。2年間の修行の時を経てルフィ一味は強くなったが、各人が一人ひとりの敵を倒すのに時間が引き伸ばされている(追い詰めたと思ったら逃げられたりと)ように感じた。SBSではないが、ルフィ頑張ってくれと応援したい。(2015年11月28日読了)"
},
{
  "title" : "これから宇宙人が救いにきます―UFO搭乗、あなたはできる人?できない人?意識の次元上昇(アセンション)がカギ!2008年、大変動の幕開け",
  "isbn" : "4938907445",
  "date" : "2015-11-29T06:16:33.000Z",
  "publisher" : "ハギジン出版",
  "authors" : "田村 珠芳",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "ここのところ、テレビ番組で宇宙人の特集が組まれているのが気になり、本書を手に取った。序文を読んで、著者はリーマンショックを予期していたのかと勘ぐった。リーマンショック以後、金融や経済は世界規模で大打撃を受けたが、著者の読みが外れている事柄(ドルが廃止された等)もある。だが、本書は読みが当たるとか、外れるとかは問題ではないのかもしれない。本書に挙げられている宇宙人は良心的に見えるが、アメリカで宇宙人にアブダクション(誘拐)され、恐怖を感じた人はどうなるのか。宇宙人にも色々な趣向があるのかと思いを巡らせる。(2015年11月29日読了)"
},
{
  "title" : "すでに宇宙人が話しかけています",
  "isbn" : "4938907496",
  "date" : "2015-11-30T19:56:15.000Z",
  "publisher" : "ハギジン出版",
  "authors" : "田村 珠芳",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "日本で古くから伝わっている神話や、エジプトやマヤ等の文明が宇宙人と関わりがあるとは思いも寄らなかった。宇宙人が地球人に紛れて暮らしているとよく言われているが、過去に神話や文明をもたらした宇宙人がそのまま地球に順応化し地球人になり、地球人の祖先が宇宙人ではないかと想像を巡らせると壮大に思う。地球人が宇宙人と呼ばれるのは、あながち嘘ではないかもしれない。本書は一見するとオカルトだが、自己啓発的で心を洗わされる気持ちにさせてくれる。(2015年12月1日読了)"
},
{
  "title" : "いつも宇宙人があなたの間近にいます",
  "isbn" : "4938907550",
  "date" : "2015-12-02T05:00:49.000Z",
  "publisher" : "ハギジン出版",
  "authors" : "田村 珠芳",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "今巻は政治関連の話が多い。かれこれ出版されてから5年が経った書籍であり、当時の民主党政権についての評価が書かれている(今読むと、当時の動きが思い出せるので、懐かしい)が、現在の著者はどう思うのだろう。政権は民主党から自民党に戻った。日本はアメリカではなく、アジアと外交を深めたのか。先日、韓国と会議を開いたが、今の段階では大きく変化したとはいえない。ここのところ、UFO等の超常現象を特集したテレビ番組が多い。本書を読了した今日も放送されていた。宇宙人は本当にいるのかといつも漠然と観ているのだが、本シリーズによって宇宙への感じ方が変わるきっかけになった。(2015年12月2日読了)"
},
{
  "title" : "宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった(愛蔵版)",
  "isbn" : "456970171X",
  "date" : "2015-12-08T08:01:37.000Z",
  "publisher" : "PHP研究所",
  "authors" : "佐藤 勝彦",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "教師が黒板で図解するように、文章だけではなく、随所に図やチャートが載っていて分かりやすい。著者の喩え方が身近な例(①近くにある電球と遠くに見える電球では明るさが違う。遠ざかっている星は暗く見え、近くの星は明るく見える。②親宇宙や孫宇宙はキノコからキノコが生えているようなもの。ワームホールはキノコの柄)で説明されていて、イメージしやすい。宇宙は遠い存在だと思うが、身近な例で説明できるように、日常と密接につながっているのだと感じさせられる。研究者だけではなく、万人が理解できる説明ができるようになるとき、宇宙の謎が解明されるというホーキングの主張には息を呑んだ。巻末に載っている同著者の『タイムマシンがみるみるわかる本』も読みたくなった。(2015年12月9日読了)"
},
{
  "title" : "Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説 5",
  "isbn" : "4812488206",
  "date" : "2016-05-27T05:22:05.000Z",
  "publisher" : "竹書房",
  "authors" : "関 暁夫",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "関暁夫の都市伝説を知ったのは、やり過ぎコージー!がきっかけで、ちょうど今巻が発売された頃だった。番組でiPhoneが取り上げられたように、今巻はスマホを用いてのギミックが用意されていて、意表を衝かれた。番組では関氏の語りは少ないが、VR動画では番組以上に語ってくれる。前巻の感覚を試す絵本よりも、作者の声を直に聞けるのは印象深い。本書で書かれている事柄をどこかで聞いたような気がすると思い返してみれば、今までに観たSF映画やオカルト番組に散りばめられている。それを怖いか凄いかと思うかさえも、メディア(制作者)の企みかと想像すると、空恐ろしい。(2016年5月27日読了)"
},
{
  "title" : "模倣犯1 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101369240",
  "date" : "2016-05-14T07:34:41.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "『レベル7』でも男女の失踪の話が取り上げられていたが、今のところ、本作の失踪は女性が大きくピックアップされている。本作の「模倣」というのは今まで起きた犯罪を模倣もしくは、被害者側強いては世間一般の心境を模倣するのだろうか。否、一人の犯人を模倣し、第三者によって連鎖的に新たな犯罪が生み出されていくのか――真相は煙に巻かれており、物語はまだ始まったばかりだ。(2015年1月9日読了)"
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{
  "title" : "模倣犯2 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101369259",
  "date" : "2016-05-14T07:36:01.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "前巻では、バラバラ殺人事件に踊らされる世間や被害者家族について書かれていたが、第2巻では犯人側の視点が明かされる。前巻の巻末でいきなり登場した犯人や彼に関わる人物だが、本巻をとおして身近な存在(物語を形作る役者)だと親しみが湧いた。作者は、人物の心情や背景をつぶさに描写するのに長けているとしみじみ思う。ピースとは何者か。一人の人間で登場しているが、栗橋浩美の別人格ではないかと勘ぐってしまった。少年期に親しんだ友人を、大人になって「模倣」しているのではないかと。(2016年4月27日読了)"
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{
  "title" : "模倣犯〈4〉 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101369275",
  "date" : "2016-05-14T07:39:26.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "高井由美子と樋口めぐみの出会いは意味があるのかと思いきや、お互いに加害者家族(由美子の場合は被害者なのだが)というつながりになったのか。めぐみの立場に立たされた由美子はいかなる行動を起こすのか興味深い。主犯格のピースが今まで愛称でしか呼ばれないのが腑に落ちなかったが、今巻の展開のための伏線だったのか、ニクいね。まだ誰も共犯者に不信感を抱いている人物が有馬義男以外に見当たらない(ピースが高井和明の友人だと言った時に、由美子が訝しがらなかったのが腑に落ちない。四面楚歌の状況で救いの手が差し伸べられた時の安堵を考えれば当然なのかもしれないのだが)が、残り1巻でどう急転するのだろうか。(2016年5月5日読了)"
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{
  "title" : "模倣犯〈5〉 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101369283",
  "date" : "2016-05-14T07:41:58.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "人間なんて、外っ面を見ただけじゃなかなか分かんねえ。ニコニコしていたって、悪いヤツはいる――その台詞、高井和明ではなく、網川浩一に言ってやれ。今現在のフィクションでは、猟奇的な殺人者が登場する作品(小説に限らず)は珍しくないが、本作が書かれた時代では画期的だったに違いない。「創作」と「捜索」という二つの言葉は読み方が同じであっても意味が全く違うが、何とも結びつきがあるように思えるようになった。(2016年5月8日読了)"
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{
  "title" : "ONE PIECE 79 (ジャンプコミックス)",
  "isbn" : "4088804961",
  "date" : "2016-05-14T07:45:21.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "尾田 栄一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "70巻あたりから始まったドレスローザ編がついに決着。ドフラミンゴとの戦いは、ルフィ一味だけの戦いではなく、闘技場の剣闘士達や海賊、ドレスローザの民と結託しての総力戦だった。決着までの10分が引き伸ばされているようで異様に長く、ドフラミンゴが死に場所を探している(ルフィに倒されてほしいと構えている)ように見えてしまった。しかし、涙で病人を一時的に治癒し、ドフラミンゴの殺人鳥籠の魔手から避難させようというマンシェリーの能力の使い方にはほっこりした。(2016年5月12日読了)"
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{
  "title" : "楽園 下 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167549085",
  "date" : "2016-05-18T14:57:08.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "楽園とはどこにあるのか。母子(おやこ)の触れ合いは楽園であり、時には地獄にもなる。楽園と地獄は表裏一体で、紙一重なのだと本作は教えてくれた。模倣犯の時は冊数の多さに関係なく、のめり込むようにして一気に読んだが、今作は緩急があまりなく、じわじわと展開していく感じで、盛り上がりに欠けていた。おそらく滋子の視点が軸になっているので、事後を追究する形に留まっているのだな。子どもがテーマになっているのが印象に残って調べてみたら、なるほど『ブレイブ・ストーリー』の後に書かれていた。(2016年5月18日読了)"
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{
  "title" : "ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第",
  "isbn" : "481242948X",
  "date" : "2016-05-25T06:12:29.000Z",
  "publisher" : "竹書房",
  "authors" : "関 暁夫",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "都市伝説シリーズの第1巻が発売されたのは、今から10年前なのか。都市伝説という言葉を聞いたことがあったが、関暁夫の『都市伝説』を知ったのは、テレビ番組でだった。第2巻では、1冊まるごと陰謀論にまつわる都市伝説で構成されていたが、第1巻では身近な事柄のトリビア(知っていると自慢したくなる)が多い。だが、後半からは陰謀を匂わせる事柄が登場し、各事項とのつながりが出てきた。偶然と思わせる出来事は計画が練られていたのか、文明自体が計画的なのか。映画等で先駆けとなる作品の裏には秘密があるのか。確かに、昔は火星人を思い浮かべると、タコの形を想像したが、今だとヒューマノイドだな。(2016年5月24日読了)"
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{
  "title" : "S・セキルバーグ関暁夫の都市伝説3",
  "isbn" : "4812443377",
  "date" : "2016-05-25T06:14:58.000Z",
  "publisher" : "竹書房",
  "authors" : "関 暁夫",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "前巻までは、過去の出来事を都市伝説として語っていたが、今巻では未来を予言する文言が目立った(直近ではなく、数十年後と結構後なのがいかにもらしい)。想像するのも、書き表すのも、信じるか信じないかは読者次第になるのだが。人を洗脳するのはメディアであり、秘匿しておきたい事柄から目を背けさせるときに用いられるのもメディアだという。しかし、発信されている情報を分析して、時世を読み解いて警鐘を鳴らす人もいる。メディアは諸刃の剣に違いない。(2016年5月25日読了)"
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{
  "title" : "Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説(4)",
  "isbn" : "4812490456",
  "date" : "2016-05-27T05:19:21.000Z",
  "publisher" : "竹書房",
  "authors" : "関 暁夫",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "今巻はフルカラー仕様で、中盤で本をひっくり返して読むように仕向けており、凝っていた。終盤の絵本はぶっ飛んでいた(遠くに行きすぎた)気がしたが。あの種のようなアメーバの目の数を足したら、まさしくである。作者は際どい事柄を書いているのだが、最後に「信じるか信じないかはあなた次第」と締めることで、読者に冷静な判断を任せようとしている話術はなかなかである。お笑い芸人だからこそできる立ち回りだろうか。(2016年5月26日読了)"
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{
  "title" : "空想法律読本",
  "isbn" : "4840102694",
  "date" : "2016-05-30T14:41:55.000Z",
  "publisher" : "メディアファクトリー",
  "authors" : "盛田 栄一, 森田 貴英, 片岡 朋行",
  "categories" : "単行本",
  "score" : "",
  "comment" : "空想科学の世界に現代の法律を照らし合わせて考えたらどうなるのか――基本的人権が認められない異星人(著名人の発言の中に異星人が出てくるということは、念頭に入れつつあるのか)、ジャミラを殺害したウルトラマン(刑法)等が登場する。空想と法律は相容れないものと思っていたが、逆に現実味があり、普段触れない法律を垣間見る良い機会になった。本書が出版されたのはかれこれ十五年前だが、ロボット(キカイダー)の損害賠償事件に近い案件(自動車の自動運転)は起きつつあると思った。(2016年5月31日読了)"
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{
  "title" : "パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)",
  "isbn" : "4043405014",
  "date" : "2016-07-09T00:36:46.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "瀬名 秀明",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "二十年前に本作品が衝撃的だった理由が手に取って分かった。生化学の専門的な知識はないが、読んでいて、凄まじいエネルギーを感じた。得体の知れない生命が従来の生命を脅かすシナリオはSFにおいては珍しくないのだろうが、著者の専攻を生かした膨大な知識によって裏付けされている(巻末に論文等の参考文献が挙げられている)ので、リアリティがあり、怖気だった。現象の記述だけで終わるのではなく、例えば自然発火やムール貝の話を引き合いに出して、根拠立てて説明している点は、論文を彷彿させた。読んでいて、ストーリーを楽しむだけではなく、生物についての勉強になる1冊だった。(2016年7月9日読了)"
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