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鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
著者: 上橋 菜穂子
出版社: KADOKAWA/角川書店
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 国と形容されるヒトの身体と、侵略され吸収される国々や民族。全てが渾然一体となって語られ、結びついていく様が心地よい。上橋氏の作品は、真面目で寡黙な人物が多い印象があったが、ホッサルのような奇人には意表を衝かれた。1つの作品=身体に宿る無数の命は、氏が積み上げてきた研究と参考にした文献、監修した研究仲間や家族がによって形作られたのだなぁと、あとがきを読んでしみじみ感じたのだった。(2015年8月16日読了)
関連本棚: nm090 yap reiko510の2015 トンクル
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鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
著者: 上橋 菜穂子
出版社: KADOKAWA/角川書店
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: ファンタジーであって、どこかファンタジーではない。現実に起こり得そうな懸念を窺わせる設定だ。現代医術もしくは近代医術、それ以前の教会頼みの医術の拮抗、西洋と東洋のせめぎ合いの歴史を彷彿させる。五感が研ぎ澄まされ、人智を超えた力を発揮するというのはある種、獣(山の兄弟=狼が神に近い)の性を意味するのだろうか。『精霊の守り人』に見られた呪術(シャーマン)的な要素に加え、『獣の奏者』でテーマとなった医術と生態学が折り重なり、世界観に深みと重厚感が増している。(2015年8月14日読了)
関連本棚: nm090 yap reiko510の2015 トンクル
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坂本ですが? 3 (ビームコミックス)
坂本ですが? 3 (ビームコミックス)
著者: 佐野 菜見
出版社: KADOKAWA/エンターブレイン
評価:
カテゴリ:
コメント: 坂本君の華麗なる所業に目を奪われて、四季の流れを感じなかったが、秋に移り変わったのか。よくよく見れば、タイトルの文字色が季節の色を意識しているように見えなくもない。今巻は面白さよりも、感動路線(心霊写真の話と文化祭)が印象に残った。坂本君と上級生の深瀨との戦いはまだ始まったばかり――か。
関連本棚: トンクル
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坂本ですが? 2 (ビームコミックス)
坂本ですが? 2 (ビームコミックス)
著者: 佐野 菜見
出版社: エンターブレイン
評価:
カテゴリ:
コメント: のっけから華麗なるかくれんぼと来たか。前巻の面白さはブレず、一人ひとり着実に心を掴んでいく過程が頼もしい。読み手にこうと思わせといて、見事に裏切られる(円満な良い結末)。現実ではありえないが、坂本君だからありえそうな光景だ。この勢いがどうか続いていってほしいなぁ。(2015年8月5日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(11) (モーニング KC)
宇宙兄弟(11) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: 亡きブライアンが残した功績は大きい――余暇を楽しむ男と、時間を切り詰める男か。人は見た目によらない、内に秘めたものがその人を生かす原動力になっているんだな。前巻では反発する気持ち(現状への不満)が原動力になることを新田兄弟から教わったが、今巻は熱意や想いがありながらも、生活環境によっては容易く叶わない現実を思い知らされた。(2015年6月10日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(12) (モーニング KC)
宇宙兄弟(12) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: アクシデントが多い分だけ成長する――本気で失敗したからこそ、成功へとつながる。カムバックコンペが宇宙飛行を想定した大会だと頭で分かっていながらも、本番さながらに感情移入して取り組むのは難しい。序盤で登場した同志と思わぬ形で再会できるとは、胸が熱くなった。彼らが今後六太の背中を後押ししてくれる日が楽しみでならない。なぜだろう、シャロンの手の感触が日々人の手を通じて感じるようだった。(2015年6月10日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(13) 限定版 (プレミアムKC)
宇宙兄弟(13) 限定版 (プレミアムKC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: 天才と馬鹿は紙一重、楽勝と駄目人間は紙一重なのか。シャロンが教えてくれた言葉は遺言となってしまうのか。砂漠でのサバイバル、カムバックコンペ、飛行訓練と、確実に地歩を踏み固め、宇宙飛行士として認定された六太に拍手を送りたい。頭のノートに、心のノートにメモっとけ――ヤンじいさん、なかなか気が利いているな。(2015年6月10日読了)
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宇宙兄弟(17) (モーニング KC)
宇宙兄弟(17) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: 将来を誓い合った日々人とオリガはまさに写し鏡のような存在なのか――オリガの成長記録で克服するかと思いきや、頼るべき存在は別にいた。弟の後を追う兄に、兄にそっと支えられる弟――宇宙兄弟はライバルでもあるが、同志なのだと気づかせてくれる。なるほど、PDの鏡は伝説のアイテムになるな。(2015年6月11日読了)
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宇宙兄弟(15) (モーニング KC)
宇宙兄弟(15) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: 宇宙兄弟だから、兄弟揃って宇宙に行かなければ意味がない。宇宙進出というと、アメリカとロシアだが、ようやくロシア側の描写も出てきたな。日々人のパニック障害に関して、NASAとロシアでは対応が違う(パニック障害を発症する前にEVAを行うかどうか)のは、現実においてもそうなのだろうか。果たして、六太は日々人の異変に気づいているのか。この作品の人物は、結構気づいていない振りをして苦慮する人が多いからなぁ。(2015年6月10読了)
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宇宙兄弟 (16) 限定版 (モーニングKC)
宇宙兄弟 (16) 限定版 (モーニングKC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 宇宙への道は常に「競争」が待ち受けている――真壁は六太に真っ向から壁として立ちはだかるのか。互いにライバルと知りながらも、その時間を楽しみ、全身全霊で取り組む。まるで14日間の閉鎖環境試験の彼らを彷彿させた。(2015年6月11日読了)
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宇宙兄弟(14) (モーニング KC)
宇宙兄弟(14) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 宇宙飛行士になっても、宇宙への道程はまだ遠い――最終的に六太は自分が開発したバギーで月に行くのだろうか。宇宙兄弟が早々に実現しないのはなぜかと訝った時、日々人に生じたパニック障害を知り、なるほどと思った。室長は南波兄弟を慮っているが、吾妻の助言のように杞憂であってほしい。(2015年6月10日読了)
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宇宙兄弟(20) (モーニング KC)
宇宙兄弟(20) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 物語の良さは、登場人物の過去を背景として、主人公よりも先に垣間見れる点である。それが読み手にとって、負担になることも感情移入するためのきっかけにもなる。六太と日々人が主人公に見える宇宙兄弟だが、彼らを支えるクルーやスタッフも主人公なのだなと。(2015年6月12日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(19) (モーニング KC)
宇宙兄弟(19) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: 一度リタイアした者は機会を与えてもらえないのか、それとも弱さを知っているからこそ、打たれ強くなるのか。テレビアニメ版の話はこの巻あたりで終わっているのだな。アストロノートではなく、コスモノートとして再出発した日々人――イヴァンやオリガとのエピソードが見れるのか。(2015年6月12日読了)
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宇宙兄弟(18) (モーニング KC)
宇宙兄弟(18) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 宇宙飛行士は多くの人によって支えられ、宇宙に向かう――かつて理事長の言った言葉が思い起こされる。そんな六太もバックアップクルーとして宇宙を目指すことになるのだが、同朋の言動に前途多難だ。亡きブライアンが作中で強く生きているが、今まで回想でしか登場しなかった弟がここで日の目を浴びるとは思わなかった。月での再会は運命なのだろうか。(2015年6月12日読了)
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宇宙兄弟(23) (モーニング KC)
宇宙兄弟(23) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 亡き父が生前にせりかに向けたビデオレターを残す――何だかうまく出来ている話だが、鼻頭が熱くなった。月面飛行の秒読み段階に入ったが、土壇場でまたしてもピンチが訪れるとは、前途多難で先が読めない。クルーのコラージュポスターを検索したら、パイロッツ~は実在しているんだな。アニメ版の六太の声優・平田広明とジャック・スパロウの吹き替えを掛けていると見た。(2015年6月12日読了)
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宇宙兄弟(22) (モーニング KC)
宇宙兄弟(22) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 選ばれる者から選ぶ者へ――彼らもようやく表舞台に立った。現実でもよく聞く民間有人飛行(詳しい業務内容は分からない)だが、本作ではISSの修理代行としての役割が与えられているのだな。宇宙飛行士の選考から漏れてずっと動静が気になっていた古谷だが、日の目を見れて安心した。他チームにいた溝口はどうしているのだろうか。(2015年6月12日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(21) (モーニング KC)
宇宙兄弟(21) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: せりかのISSへの夢と、月面飛行アサインへの奪還が重なる――月面で3Dプリンターを使って資材を作成、原料は無限にあるレゴリス(月の砂)。以前出てきた月面基地における反射ミラーの光源確保の案といい、実現したらどうなるのだろうと心が躍る。現実にも実践されているのか、もしくは実現されようとしているのか、知りたくなる。宇宙兄弟は興味を湧かせてくれる。(2015年6月12日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(10) (モーニング KC)
宇宙兄弟(10) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
評価:
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コメント: いよいよ六太の宇宙飛行士候補生の訓練が始まる――日々人までの道程はまだまだ遠い。クールな二枚目で謎多き新田だが、六太とどこか生い立ちが似ていたのだな。兄弟の美点ばかりが強調されるのではなく、問題も浮き彫りにしている点も好印象だ。カツオ顔負けの紫さん、好いキャラしてるな。(2015年6月10日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(9) (モーニングKC)
宇宙兄弟(9) (モーニングKC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: ようやく映画化された内容まで来た。漫画で読むと、日々人が危機に陥る1コマ1コマが重く、鬼気迫っている。祈りを必要としている者に、祈らない者――兄弟だからこそ、お互いの胸中を汲み取れるからこそ通じ合うものがあるに違いない。アポロ宇宙船から南波兄弟へ、シャロン望遠鏡に宇宙飛行士となった六太、想いはつながっていくのか。(2015年6月9日読了)
関連本棚: トンクル
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宇宙兄弟(8) (モーニング KC)
宇宙兄弟(8) (モーニング KC)
著者: 小山 宙哉
出版社: 講談社
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コメント: 六太の合格発表で歓喜に包まれる一方で、日々人はトラブルに見舞われてしまう。天国とか地獄とかは生きている時に見るもんだ――ブライアンに理事長、どの人物も時折はっとするような言葉を言ってくれる。「人」という字の左側が上に伸びて宇宙に行くという発想はなかった。宇宙に基づいたドキュメントだけではなく、ドラマが入っているから、先が気になるんだろうな。(2015年6月9日読了)
関連本棚: トンクル
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