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テロリストのパラソル (角川文庫)
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著者: |
藤原 伊織 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
江戸川乱歩賞・直木賞受賞作品。噂通り、個性的な登場人物たちがテンポよく話を転がしていく。アル中主人公の、ダメ男なんだけどハードボイルドで世間とズレることを気にしない生き様に惚れる。後半のオチは少々安易に感じるけれど、ちゃんとしたミステリー。
2013年8月29日~30日 |
関連本棚: |
よー
ピロコ
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不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か
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著者: |
米原 万里 |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
基本的にエッセイは好みでない私でも、これは面白かった。ロシア語通訳者である作者の苦悩と、通訳にまつわる笑劇エピソードの数々。自分の体験だけでなく、論文や同僚からの聞き書きエピソードが盛りだくさん。自分自身の通訳体験を振り返りながら、うんうんと頷くこと多し。タイトルも通訳に関しての格言。
2013年1月23日~25日 |
関連本棚: |
寺脇 犬
ピロコ
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ドリームバスター〈1〉 (TOKUMA NOVELS Edge)
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著者: |
宮部 みゆき |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
中高生のころ好きだった本を、まとめて読み直し。意識体だけになって地球に逃走した“テーラ”の囚人たちを捕まえる、賞金稼ぎのマエストロとシェン。世界観が説明的なのは仕方がないとして、ストーリーはやっぱり面白い!明晰夢を見る人は、ちょっとドキドキしてしまうのでは。
2012年6月9日 |
関連本棚: |
ピロコ
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外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)
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著者: |
白井 恭弘 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
勉強の一環として。特に幼児の言語習得能力の凄さは実感しているものの、日本で英語を「外国語」として学んだ身としては、なるべくフツーの小中高校生が、身近な環境で最大限習得できる方法を…!と考えてしまう。「臨界期仮説」は納得するけれど、それで決められてしまうとちょっと悔しい。
2012年5月11日~5月30日 |
関連本棚: |
kitashi
sumikawa
ピロコ
Leiko
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神様がくれた指
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著者: |
佐藤 多佳子 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ピアニストの話かと思いきや、スリの若者が主人公。世間の常識からはずれているけれど、魅力的な主人公に、個性的なサブキャラクターがテンポよく話を転がしていく。後半の怒涛のシリアスな展開とラストは好き嫌いが分かれるかも。
2012年10月14日~16日 |
関連本棚: |
ピロコ
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ウィンター・ホリデー
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著者: |
坂木 司 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
絶対に前作があるはずだ…。元ヤンで元ホスト、現ハチさん便(宅配便)で働く、軽いけど憎めない父と、しっかり者の(ついこの前、息子だと判明したばかりの)息子の冬休み。脇を固める登場人物が個性的で魅力的。父子愛が(あふれるほど)見えて、ほっこり温かくなる。
2012年10月のいつか |
関連本棚: |
ピロコ
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陽だまりの偽り
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著者: |
長岡 弘樹 |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ほぼ展開は読めてしまうが、これも質の良い短編集。「陽だまりの偽り」どちらにも共感。「淡い青のなかに」個人的には嫌いだが、どんな親でも子は好きという気持ちを持つ。「プレイヤー」読めてしまうけれど、最後のどんでん返しが良い。「写心」写真は真実だけでなく、心を写す。「重い扉が」父子はちゃんと思いが通じています。
2012年10月12日 |
関連本棚: |
ピロコ
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贖罪 (双葉文庫)
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著者: |
湊 かなえ |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
相変わらず、読ませる作者。一人称で、一人称の視点で語るストーリーは徐々に全貌が見えてくる面白さはあるものの、いや、「告白」もこのパターンだったよね…。4人の少女たちの、15年間かけて狂ってしまった人生には、到底こんなことはないと思いつつ、胸が痛くなる。
2012年9月20日~21日 |
関連本棚: |
ピロコ
Mikan Akashita
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傍聞き (双葉文庫)
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著者: |
長岡 弘樹 |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ある程度の質を保った短編集。「迷走」何か理由があるはず、と思っていながらも、駆け引きの心理戦に引き込まれる。「傍聞き」表題作。すべてがトリックのうち。「899」展開が読めて、途中で飽きる。「迷い箱」これも展開が読める上、ラストの展開へ持っていくための主人公の鈍さに苛立たせられる。
2012年9月18日 |
関連本棚: |
ピロコ
0014
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スカーレット (2) (新潮文庫)
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著者: |
アレクサンドラ・リプリー |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
レットを追いかけてチャールストンへ。レット母の愛情深さは素敵。レット妹をはじめ、どんどん周りと仲たがいしていくスカーレットにはつくづく「ばかもの!」と言いたくなる。一方で、オハラ家の親族の陽気さは素晴らしい。この作者はご老体を魅力的に書くなあ。
2012年9月13日~14日 |
関連本棚: |
ピロコ
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風と共に去りぬ〈3〉
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著者: |
マーガレット ミッチェル |
出版社: |
河出書房新社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
聖女と評したのはレットだったか…。メラニーの誠実さ、芯の強さに涙腺が崩壊しそうになること数回。ようやく最後の最後で自分の気持ちを自覚したスカーレット、遅い!遅すぎるよ!(ご都合主義という批判は大いにありそう)続編は、公募で作者を募集したとのこと。期待したい。
2012年9月8日~10日 |
関連本棚: |
ピロコ
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