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不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か
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著者: |
米原 万里 |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
基本的にエッセイは好みでない私でも、これは面白かった。ロシア語通訳者である作者の苦悩と、通訳にまつわる笑劇エピソードの数々。自分の体験だけでなく、論文や同僚からの聞き書きエピソードが盛りだくさん。自分自身の通訳体験を振り返りながら、うんうんと頷くこと多し。タイトルも通訳に関しての格言。
2013年1月23日~25日 |
関連本棚: |
寺脇 犬
ピロコ
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神様のカルテ (小学館文庫)
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著者: |
夏川 草介 |
出版社: |
小学館 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
主人公が夏目漱石に傾倒していることから、モノローグは読みやすいが古風な文章。地域医療に携わる新米医師(五年目)とその妻、取り巻く人々の物語。患者に教えられ、支えられながら、生死に真摯に向き合う主人公に好感が持てる。ちょっと天の邪鬼だけれど。
2013年4月26日~28日 |
関連本棚: |
つーさん
isihara
Mikan Akashita
ピロコ
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神様がくれた指
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著者: |
佐藤 多佳子 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ピアニストの話かと思いきや、スリの若者が主人公。世間の常識からはずれているけれど、魅力的な主人公に、個性的なサブキャラクターがテンポよく話を転がしていく。後半の怒涛のシリアスな展開とラストは好き嫌いが分かれるかも。
2012年10月14日~16日 |
関連本棚: |
ピロコ
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神去なあなあ日常
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著者: |
三浦 しをん |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
林業に従事し、山や自然、神々の仕業としか思えないような不思議な出来事とともに、「なあなあ」の精神で生きる村人たちが魅力的。林業や山奥の生活ならではの出来事がいちいち素敵。古き良き日本。
2012年7月14日~16日 |
関連本棚: |
go.tekuteku
kasta
ogijun
ピロコ
0014
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ウィンター・ホリデー
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著者: |
坂木 司 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
絶対に前作があるはずだ…。元ヤンで元ホスト、現ハチさん便(宅配便)で働く、軽いけど憎めない父と、しっかり者の(ついこの前、息子だと判明したばかりの)息子の冬休み。脇を固める登場人物が個性的で魅力的。父子愛が(あふれるほど)見えて、ほっこり温かくなる。
2012年10月のいつか |
関連本棚: |
ピロコ
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日本人の知らない日本語
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著者: |
蛇蔵, 海野 凪子 |
出版社: |
メディアファクトリー |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
日本語の「そういえば、これってどういうこと?」「この違いってなに?」を、わかりやすく楽しく、(異文化の視点から)知ることができる良書。なにより、生徒たちが真摯でかわいくて、良い。比較してこそ、外から見てこそわかることってあるよね、とうなずきながらに思い返す。
2012年7月16日 |
関連本棚: |
SKZ
二段階右折
ampm
コサカエミ
hama
momose
ピロコ
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陽だまりの偽り
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著者: |
長岡 弘樹 |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ほぼ展開は読めてしまうが、これも質の良い短編集。「陽だまりの偽り」どちらにも共感。「淡い青のなかに」個人的には嫌いだが、どんな親でも子は好きという気持ちを持つ。「プレイヤー」読めてしまうけれど、最後のどんでん返しが良い。「写心」写真は真実だけでなく、心を写す。「重い扉が」父子はちゃんと思いが通じています。
2012年10月12日 |
関連本棚: |
ピロコ
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風と共に去りぬ〈3〉
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著者: |
マーガレット ミッチェル |
出版社: |
河出書房新社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
聖女と評したのはレットだったか…。メラニーの誠実さ、芯の強さに涙腺が崩壊しそうになること数回。ようやく最後の最後で自分の気持ちを自覚したスカーレット、遅い!遅すぎるよ!(ご都合主義という批判は大いにありそう)続編は、公募で作者を募集したとのこと。期待したい。
2012年9月8日~10日 |
関連本棚: |
ピロコ
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スカーレット (2) (新潮文庫)
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著者: |
アレクサンドラ・リプリー |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
レットを追いかけてチャールストンへ。レット母の愛情深さは素敵。レット妹をはじめ、どんどん周りと仲たがいしていくスカーレットにはつくづく「ばかもの!」と言いたくなる。一方で、オハラ家の親族の陽気さは素晴らしい。この作者はご老体を魅力的に書くなあ。
2012年9月13日~14日 |
関連本棚: |
ピロコ
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仏果を得ず
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著者: |
三浦 しをん |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
主人公の文楽命!のひたむきさと、文楽の内容を自分なりに解釈し、突き詰めて演じるあたりは、共感と、文楽ってこんなにも舞台芸術なのか!という尊敬の念が。師匠と弟子のちょっとズレた軽妙なやりとりも楽しかった。文楽を見に行きたくなる。
2012年9月29日~30日 |
関連本棚: |
kmr
葛藤秋実
ピロコ
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傍聞き (双葉文庫)
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著者: |
長岡 弘樹 |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ある程度の質を保った短編集。「迷走」何か理由があるはず、と思っていながらも、駆け引きの心理戦に引き込まれる。「傍聞き」表題作。すべてがトリックのうち。「899」展開が読めて、途中で飽きる。「迷い箱」これも展開が読める上、ラストの展開へ持っていくための主人公の鈍さに苛立たせられる。
2012年9月18日 |
関連本棚: |
ピロコ
0014
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ドリームバスター〈3〉
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著者: |
宮部 みゆき |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
2巻で登場したキャラクターが登場したり(ひとつは謎を呼び、もう一つは傷を残しつつ完結)、新キャラクターが関わってきたりと、ひとつのクライマックスへ向かいつつある印象。読みやすいのは相変わらず。
2012年6月18日~19日 |
関連本棚: |
kura
カノぷ〜
LENNKA
二代目平蔵
ピロコ
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ICO-霧の城-(上) (講談社文庫)
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著者: |
宮部 みゆき |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ゲームのノベライズとは知らなかったけれど、内容はboy meets girlの王道のファンタジー。冒頭から出てくる謎と、文章の読みやすさで、トントンと読み進めるが中盤でちょっとだらける。なんとなく先が見えるのだが、予想外の展開を期待して下巻へ。
2012年5月18日~21日 |
関連本棚: |
ピロコ
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