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(214/243)冊
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訪問者
訪問者
著者: 恩田 陸
出版社: 祥伝社
評価: ★★★
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関連本棚: 三代目平蔵 Twitter読書会 nobuo_o
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マノロブラニクには早すぎる
マノロブラニクには早すぎる
著者: 永井 するみ
出版社: ポプラ社
評価: ★★★
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コメント: ミステリとして読むと、意外性がなくて中途半端。<br> 最近の永井するみ作品には昔のようなきらめきがない。どうしちゃったのかな…。<br>
関連本棚: 三代目平蔵
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紅雲町ものがたり
紅雲町ものがたり
著者: 吉永 南央
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 和食器の店を営むおばあちゃん探偵が、日常の謎を解き明かすミステリ。<br> 非常に地味な小説。この地味さが、味わい深さや、静かな余韻に昇華するにはもう二味ほど足りないように感じた。
関連本棚: 三代目平蔵
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田村はまだか
田村はまだか
著者: 朝倉 かすみ
出版社: 光文社
評価: ★★★
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コメント: おそらくこの作家さんの本の中で最も話題になった一冊。<br> なのだが、どうも個人的に波長があわなかった。<br> 著者は普通の常識的な女性とお見受けする。毎回、貞操観念のユルい人物を無理やり登場させる必要はないと思うのだが…。
関連本棚: キノベス!2008 mucchosan 三代目平蔵 go.tekuteku kimbook
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聖灰の暗号〈上〉
聖灰の暗号〈上〉
著者: 帚木 蓬生
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 中世カタリ派を題材とした歴史ミステリ。未発表の手稿の発見から始まる若き歴史学者・須貝の冒険譚である。<br> カタリ派の末路に同情的な作者の心情はわかるが、手稿の挿入部分がややくどい。手稿の出自などに読者を引き込む味付けがないと、挿入部に付き合わされる方としては辛い。 どちらかと言えば、現代の出来事に焦点を当てて物語を進めてほしかった。
関連本棚: 三代目_平蔵 三代目平蔵 nozz -2007
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食べる西洋美術史  「最後の晩餐」から読む (光文社新書)
食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書)
著者: 宮下 規久朗
出版社: 光文社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: キリスト教が、非常に「食」に関するトピックが多い宗教であることを実感する。
関連本棚: 三代目平蔵
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シングルベル
シングルベル
著者: 山本 幸久
出版社: 朝日新聞出版
評価: ★★★
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コメント: 三婆軍団がパワフルな婚活小説。<br> この作家さんの本を初めて読んだのだが、コミカルで軽い文章に好感が持てた。<br> もっと伸びる作家さんだと思う。
関連本棚: 三代目平蔵 葛藤秋実
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済南(チーナン)賓館物語
済南(チーナン)賓館物語
著者: 佐藤 孟江, 佐藤 浩六
出版社: 春秋社
評価: ★★★
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コメント: 戦前、済南で正調の山東料理を学んだ女性による自伝。<br> 文化大革命で破壊される前の山東料理の記述が興味深い。<br> 孟江さん本人の料理にかける熱意もさることながら、彼女に引き揚げぎりぎりまで料理を教え続けた老板には、戦乱の世を生きた料理人としての嗅覚を感じる。<br> もし中国本土で山東料理が損なわれることがあっても、中国外に逃れた料理人が正式な山東料理を伝えていれば、山東料理の命脈を保つことができる。そのような考えも老板にあったのではないかと思う。<br> 事実、その後の中国は、食文化が徹底的に破壊される文化大革命を経験する。<br> 一点難を挙げるとすれば、ところどころ、筆者の知識が「山東料理」止まりになっていること。チャーハンは余りもの料理で客に出すものではない、とあるが、確か乾隆帝の宮廷料理にも組み込まれていたはず。砂糖・ラードも、食材としての魅力を考えると、他の地方の料理などでは積極的に使われているのではないだろうか。<br> しかし、文化大革命で、どれほどの伝統料理が失われたことだろう。改めて、文化大革命の愚かしさを思う。
関連本棚: 三代目平蔵 ogijun
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闇の喇叭 (ミステリーYA!)
闇の喇叭 (ミステリーYA!)
著者: 有栖川 有栖
出版社: 理論社
評価: ★★★
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コメント: 最近著者の講演を聴いたので(非常に面白かった)、手に取った一冊。<br> ものすごーく昔にこの著者の本を一冊だけ読んだことがあったのだが、その後ご無沙汰になっていた理由を、読後改めて思い出した。<br> この作者の文章のリズム感がどうにも合わないのだ。<br> 設定も魅力的だし、内容だって面白いと思うのだが…。<br> とはいえ、続編があるので、そこまでは読んでみたい。
関連本棚: まーも sanpei 三代目平蔵
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名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)
著者: 中野 京子
出版社: 光文社
評価: ★★★
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コメント:
関連本棚: ogijun 三代目平蔵
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暴走育児―夫の知らない妻と子のスウィートホーム (ちくま新書)
暴走育児―夫の知らない妻と子のスウィートホーム (ちくま新書)
著者: 石川 結貴
出版社: 筑摩書房
評価: ★★★
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コメント: 暴走する育児現場のエピソードを、これでもか、これでもかと重ねていくどぎつい内容。<br> この作者のこれまでの育児本は、解決方法も含め、バランス感覚が取れた考察があった。それが殆ど見られない本作は、新書という形態を考慮するとしても、やや期待はずれ。<br> 挙げられているエピソードに使い古したものが多いのも残念。<br> 面白いと思ったのは、「育児に頑張らなくても批判されない母親」に対して、「育児に頑張りが足りないと常に叱咤される父親」の構図が形成されつつあるという指摘。世のお父さん方は概ね頑張っていると思うのだが、これでは報われないだろう。<br> 母子手帳の記述の変遷は、厚労省などに取材して深化できれば面白かったと思う。
関連本棚: suchi 三代目平蔵
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家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇
家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇
著者: 岩村 暢子
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 写真提出を伴う食卓調査から浮かび上がる現代の食の問題点の数々。それを列挙したのが本書である。<br> 章立てについては、「いくらなんでもこれは良くない」というものと、「これは許容範囲なのでは」というものが混在している印象。平日の朝ご飯が家族バラバラ(遠距離通勤の父親と小学生の子供が6時に食卓を囲むのは無理がある)、赤ちゃんの一人食べ(今はお役所が虫歯菌感染予防のために親とは食事を分けるよう指導)は、後者かと思う。<br> 前作を読んでも思ったことだが、現代の食卓を調査・分析する以上、何が異常なのかを指摘する覚悟が筆者に欲しい。<br> 調査対象(1960年代以降生まれ、子育て中)に合致する料理研究家数名に、1週間総額7000円相当の食事を作ってもらい、比較サンプルとしてはいかがかと思う。<br> それにしても調査1日目と最終日の落差はひどい。調査期間1週間、最終日平日という調査は、方法論として正しいと言わざるを得ない。
関連本棚: 三代目平蔵 tamio 増井 go.tekuteku
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お家さん 上巻
お家さん 上巻
著者: 玉岡 かおる
出版社: 新潮社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 丁寧に取材したあとも伺えるし、資料も読み込んでいる。だが、読んでいてどこか不満が残る小説。人物描写の掘り下げが足りないのかな、とも思う。<br> 鈴木商店を知る手がかりには良いかもしれないが。
関連本棚: 三代目平蔵
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烙印
烙印
著者: 天野 節子
出版社: 幻冬舎
評価: ★★★
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コメント: それなりに面白かったのだが、このミステリには本歌がある。しかも本歌は松本清張の超有名作である。<br> 換骨奪胎という見方もできるが、本歌を知っている読者には、中盤あたりで犯人の動機がわかってしまうのが瑕。
関連本棚: 三代目平蔵
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寿フォーエバー
寿フォーエバー
著者: 山本 幸久
出版社: 河出書房新社
評価: ★★★
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コメント: 話の筋だけなら、可もなく不可もなくという評価。<br> ただ、途中からスポ根青春ものみたいになったのが、ある意味新鮮だった。<br> 味付けが上手な作家だけに、物語の根幹が覚束ず不完全燃焼気味だったのが残念。
関連本棚: 三代目平蔵
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暁と黄昏の狭間〈3〉角獣の書 (トクマ・ノベルズEdge)
暁と黄昏の狭間〈3〉角獣の書 (トクマ・ノベルズEdge)
著者: 西魚 リツコ
出版社: 徳間書店
評価: ★★★
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コメント:
関連本棚: 三代目平蔵
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輝跡 (100周年書き下ろし)
輝跡 (100周年書き下ろし)
著者: 柴田 よしき
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: 野球に打ち込んだ一人の青年の足跡を、彼に関わった女たちの目線から追った長編小説。<br> 朝から晩まで野球漬けの少年が、甲子園あたりでお茶の間に顔見世しつつプロ野球界に入り、何千万という莫大な年俸を手に入れる。その途上で、豪遊することを覚えたり、美人の妻をステータスのように娶る。しかし遅くとも40歳頃にはユニフォームを脱ぎ、高額年俸とは無縁の「引退選手」としてその後の人生を歩まなくてはならない。プロ野球に関わる仕事などは、ほんの一握りの人だけだ。<br> 常々、プロ野球選手の人生って不思議だなあ、と思っていただけに、楽しく読んだ。<br> 何より、軸となる青年が、根が純粋な野球少年というキャラクターだったのが良かった。最後の「恋の相手」は、唐突過ぎてずっこけそうになったけど。
関連本棚: 三代目平蔵
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江青に妬まれた女―ファーストレディ王光美の人生
江青に妬まれた女―ファーストレディ王光美の人生
著者: 譚 〓美
出版社: 日本放送出版協会
評価: ★★★
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コメント: NHKの某特集を見て、俄然王光美に興味がわいた。<br> 読んでわかったのは、王光美が生まれも育ちも恵まれた生粋のお嬢様だということ。<br> もともと身分意識の厳しい中国のこと、江青なんて「女乞食」あがり(中国では役者の身分が途方もなく低い)くらいの認識で、同じ女性だなんて考えてもいなかったのではないかと思う。そういうところが、江青の癇に障ったのだろう。<br> しかし、サブタイトルに「王光美の人生」とある割りに、文革後の足跡についての記述が薄いのは残念。<br> 江青失脚後、名誉回復が行われた後はどのように暮らしていたのか、是非その部分にも踏み込んで欲しかった。<br> 筆者が直接王光美にインタビューできたことで、逆に視界が曇った印象がある。<br> 写真が少ないのも惜しい。
関連本棚: 三代目平蔵
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暁と黄昏の狭間〈4〉甲蛇の書 (トクマ・ノベルズEdge)
暁と黄昏の狭間〈4〉甲蛇の書 (トクマ・ノベルズEdge)
著者: 西魚 リツコ
出版社: 徳間書店
評価: ★★★
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関連本棚: 三代目平蔵
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九月が永遠に続けば
九月が永遠に続けば
著者: 沼田 まほかる
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 沼田まほかるのデビュー作。<br> 読者をミスリードさせようという意図があからさまなのはともかく、心理描写の上手い作家だなあというのが第一印象。<br> しかしホラーサスペンス大賞受賞と言う割りに、ホラーの要素はあまりなかったような気がする(私はホラーが苦手なので構わないが)。<br> 心理サスペンスの分野で大化けしそうな予感がするのだけど、どうでしょうか。
関連本棚: 三代目平蔵
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