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      [
{
  "title" : "星の海を君と泳ごう (光文社文庫)",
  "isbn" : "4334741045",
  "date" : "2007-10-22T09:54:06.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "柴田 よしき",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "再読。ジュブナイル、好きです。"
},
{
  "title" : "日韓サッカー文化論 (講談社現代新書)",
  "isbn" : "4061496069",
  "date" : "2007-01-19T15:05:52.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "盧 廷潤",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "薄い本だが、文字通り、サッカーに人生をかけてきた男の信念が感じられた。\n発足時のJリーグが、海外からどのように見られていたのかもわかって面白い。"
},
{
  "title" : "赤ちゃんをさがせ (創元推理文庫)",
  "isbn" : "448843102X",
  "date" : "2007-09-20T06:08:01.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "青井 夏海",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "讃歌",
  "isbn" : "4022500891",
  "date" : "2007-01-20T15:21:49.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞社",
  "authors" : "篠田 節子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "マスコミとクラシックを題材とした社会派小説。芸術を安易に「癒し」という軸で裁いてしまうことの怖さ、そして芸術と大衆、消費ということについて、再考を促す一冊でした。"
},
{
  "title" : "冬のアゼリア 大正十年・裕仁皇太子拉致暗殺計画 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167534061",
  "date" : "2006-10-21T04:09:21.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "西木 正明",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "裕仁皇太子(のちの昭和天皇)誘拐を企てる韓国独立武闘派集団と、彼らを追う日本官憲の息詰まる攻防…という触れ込みの小説。わくわくしながら手に取ったのだが、読み込んだ資料がうまく咀嚼されておらず、小説として発酵していないなあ、という感じがした。もう少し作者の手元で寝かせておいても良かったのでは。"
},
{
  "title" : "イベリアの雷鳴",
  "isbn" : "4062094886",
  "date" : "2007-12-03T10:01:23.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "逢坂 剛",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "相変わらず主人公がかっこよすぎる逢坂印のスパイ小説。\u003cbr\u003e\nスペインを陣営に引きずり込もうと躍起になる枢軸国と連合国の争いは面白いのだが、どうも女性の造詣が平板で興ざめ。"
},
{
  "title" : "黄金の王 白銀の王",
  "isbn" : "4344013980",
  "date" : "2008-02-28T03:28:44.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "沢村 凜",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "面白いですよ、これ。小中学生向けではなく、高校生以上推奨の大人のファンタジーと言えましょうか。というより、小中学生は手に取ってはいけません。勿体無いです。\u003cbr\u003e\n賛否両論あるでしょうが、表紙がラノベ風なのは個人的に惜しまれますね。この表紙で30歳以上の男性は手に取りにくいでしょうから。\u003cbr\u003e\nでも登場人物の名前は難しいですな。私、最後まで内表紙裏の「主な登場人物一覧(振り仮名付)」が離せませんでした。"
},
{
  "title" : "香菜里屋を知っていますか",
  "isbn" : "4062142910",
  "date" : "2007-12-27T06:06:45.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "北森 鴻",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "個人的に香菜里屋シリーズは好きだったので、完結編というのが少し寂しい。\u003cbr\u003e\n"
},
{
  "title" : "千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)",
  "isbn" : "4047100765",
  "date" : "2008-01-22T03:27:18.000Z",
  "publisher" : "角川グループパブリッシング",
  "authors" : "野村 進",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "野村進さんの硬派なアジアものに比べるとやや軽めのルポ(アジアもののファンとしては少し不満)。\u003cbr\u003e\nしかし、現在も残る老舗企業に的を絞った切り口の斬新さはさすが。特に、銅山の技術を発展させ、携帯から希少金属を取り出している小坂製錬の話は興味深かった。それまで培った技術を他分野で展開すること、そのことに貪欲な企業がこれからも生き残っていくのだろうと実感させる一冊。"
},
{
  "title" : "押入れのちよ",
  "isbn" : "4104689025",
  "date" : "2006-10-21T03:25:51.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "荻原 浩",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "和洋中ごった煮のフルコースのような短編集。「コール」「押入れのちよ」は、まっとうに面白かった。「殺意のレシピ」は、昔からの荻原ファンには懐かしいはず。おや、と思ったのは「お母さまのロシアのスープ」。もしかしたら戦前の大陸を舞台とした小説でも準備しているのかしら、と勝手に推測。次回作を楽しみに待ちたい。"
},
{
  "title" : "駐在刑事",
  "isbn" : "4062135043",
  "date" : "2006-11-10T14:52:45.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "笹本 稜平",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "山岳小説と警察小説を融合させた味のあるミステリ。主人公の勤務地が奥多摩というのが渋い!嫌味がない、読後感が爽やか、というのが、笹本稜平さんの小説の良いところ。更にこの小説では、後半に進むほど、それぞれのキャラクターの立ち位置が固まり、安定感が出てくるように感じた。\u003cbr\u003e\n個性豊かなキャラクターはいろいろいるけど、今回の助演賞はプールで決まり。"
},
{
  "title" : "倉本聰コレクション 1 (1) 前略おふくろ様PART1…(1)",
  "isbn" : "4652024010",
  "date" : "2007-05-30T01:14:52.000Z",
  "publisher" : "理論社",
  "authors" : "倉本 聰",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "『拝啓、父上様』の先行作品として読んでみた。\u003cbr\u003e\n生きていくことの泥臭さ、人間のやるせなさがちくちくと刺さる大人のドラマである。\u003cbr\u003e\nこれを読むと、『拝啓…』はソフトだったのだなあと思う。\u003cbr\u003e\nかつてのゴールデン(しかも半年)では、こういうドラマが受け入れられていたのかと思うと、新鮮でもある。\u003cbr\u003e\n今から30年前の作品なので、古いなあと感じる部分はある。が、親の老後問題など、現在にも通じるテーマが織り込まれているところは、さすが倉本ドラマ。\n"
},
{
  "title" : "よもつひらさか往還",
  "isbn" : "4062110873",
  "date" : "2006-11-26T11:36:58.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "倉橋 由美子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "→[[平蔵:]]"
},
{
  "title" : "そろばん武士道 (新潮書下ろし時代小説)",
  "isbn" : "4104003026",
  "date" : "2006-10-08T10:40:02.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "大島 昌宏",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "いやはや、面白かった!藩財政のピンチを救うため、脇差を捨ててそろばんを持った武士が本当にいたのですね。藩主・土井利忠が、これまた魅力的な人物。江戸時代は小藩こそ面白いのかもしれません。"
},
{
  "title" : "彼のこと (文春文庫)",
  "isbn" : "4167544121",
  "date" : "2006-12-03T03:02:54.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "藤堂 志津子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "謎の失踪を遂げてしまった男。長身でハンサム、頭もよく、仕事も順調と、順風万班の人生を送っていた彼はなぜ失踪してしまったのか。\u003cbr\u003e\n彼と関わりのあった12人の女たちの証言で浮かび上がる、男の姿、そして内面の深い闇。\u003cbr\u003e\n結末だけが少し納得できなったが、それ以外は大変面白かった。男性が読んだらどう思うのか、少し気になる。"
},
{
  "title" : "ランチタイム・ブルー",
  "isbn" : "4087744426",
  "date" : "2007-12-11T14:46:40.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "永井するみにしては(失礼!)、非常に後味爽やかな連作集。\u003cbr\u003e\n何より主人公と女性上司の友情が良い。"
},
{
  "title" : "孤宿の人 上",
  "isbn" : "4404032579",
  "date" : "2006-12-10T05:03:24.000Z",
  "publisher" : "新人物往来社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "江戸の生家で疎まれ、たどりついた四国・丸海藩で下女として働く少女・ほう。時を同じくして、丸海藩では幕府から流刑人受け入れの話が持ち込まれる。流刑人をめぐり、家中ではきなくさい事件が相次ぐ。\u003cbr\u003e\n筋立てとしてはそこそこ面白いものの、冗長すぎるきらいがある。変に叙情的にせず、もっと削ぎ落とした文章の方が物語が際立つような気がする。下巻では面白くなりそうな予感がするのだが、上巻では★3つ。"
},
{
  "title" : "わらの人",
  "isbn" : "4163254803",
  "date" : "2006-12-14T12:03:04.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "山本 甲士",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "ふらりと立ち寄った理髪店。女理容師に「おまかせ」すると、とんでもない髪型に!しかしその髪型で、本人すら気づかなかった新たな一面が開花する!\u003cbr\u003e\nもうファンタジーと言ってもいいでしょう。とにかく人格を変える理髪店の発想にざぶとん10枚。「花の巻」にほっこりしました。\n"
},
{
  "title" : "赤坂ナイトクラブの光と影―「ニューラテンクォーター」物語",
  "isbn" : "4062117371",
  "date" : "2007-09-27T09:46:55.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "諸岡 寛司",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "戦後日本を彩った伝説のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」。\u003cbr\u003e\nその在りし日の姿が当事者の視点から生き生きと語られる、ノンフィクションの秀作である。\u003cbr\u003e\n何より良いのは一人称の語り口。慇懃とも思えるほど丁寧な語り口からは、ニューラテンクォーターの店の格というものが十二分に感じられる。この文体こそ、このノンフィクションの成功の一因と言えるだろう。"
},
{
  "title" : "神さま、それをお望みですか―或る民間援助組織の二十五年間 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167133237",
  "date" : "2007-08-09T02:21:50.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "曽野 綾子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "25年に及ぶNGO「海外邦人宣教者活動援助後援会」の活動をまとめた力作。\u003cbr\u003e\n曽野綾子のリアリスティックな視線に脱帽。\u003cbr\u003e\n\n"
},
{
  "title" : "星降る楽園でおやすみ",
  "isbn" : "4120037576",
  "date" : "2006-11-26T11:04:41.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "青井 夏海",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "園児5人を人質に、無認可保育園に立て籠もった2人組の男。身代金は一人500万円。一緒に人質にとられた園長と、園長の姪の保育士。そして子どもの命をめぐる家族の人間模様が描かれた小説。\nミステリ風味の家族小説と言った方が適切かもしれない。\n傑作とまでは言えないが、いろんなことを考えさせられる小説だった。\n"
},
{
  "title" : "恋する組長",
  "isbn" : "4334925529",
  "date" : "2007-09-03T05:25:54.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "笹本 稜平",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "今回の主人公は暴力団の御用達として生計をたてる私立探偵。\u003cbr\u003e\n下手をしたらかなりえげつない話になりそうだが、さすが笹本稜平、さわやかな読後感である。\u003cbr\u003e\nそれからこの作家さん、肩肘張らずに面白い文章が書く天性のユーモアがありますね。\u003cbr\u003e\n受け狙いでこけそうな文章を書く作家が多い中、非常に希少なタレントと言えましょうか。\n\n"
},
{
  "title" : "文車日記―私の古典散歩 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101175047",
  "date" : "2007-04-11T11:54:28.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "田辺 聖子",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "田辺聖子さんの古典案内。密度の濃い内容だが、一つ一つは短く、古典初心者にもとっつきやすい。それにしても、田辺聖子先生の血となり肉となっている古典の幅広さには驚かされます。すごい。"
},
{
  "title" : "一瞬の風になれ 第三部 -ドン-",
  "isbn" : "4062136813",
  "date" : "2006-12-10T05:08:19.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 多佳子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "最後まで一気読みしつつも、ページが終わりに近づくと無性に切なかった。最後は、えっ、この物語はここで終わりなの、という感じ。大団円なので、これで良かったと思いつつも少し物足りない。お兄ちゃんの近況が少ししか出てこなかったのがちと寂しい。"
},
{
  "title" : "枝豆そら豆〈下〉",
  "isbn" : "4062116928",
  "date" : "2007-02-03T03:24:02.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "梓沢 要",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "国許の権力争いに決着をつけるべく、東海道を下向するお菜津改めお夏の方一行。\u003cbr\u003e\n旅の描写が丁寧で、読み手も一緒に旅をしているような気持ちになる。\u003cbr\u003e\n箱根駅伝ファンとしては、馴染みの地名が多いのが嬉しい。\u003cbr\u003e\n新聞小説しか小説を読む機会がない人たちがいる、そのことに言及したあとがきも心に残った。\n\n"
},
{
  "title" : "なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか",
  "isbn" : "4396612389",
  "date" : "2008-01-09T08:23:15.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "藤原 智美",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "タイトルに衝撃を受けて手に取った。分析的な内容を期待していただけに、筆者の考察と感想がメインでがっかり。筆者の感想にさして目新しさがないのも期待はずれ。\u003cbr\u003e\nしかし、学級崩壊の根本には幼児の知覚能力の著しい変質がある、という報告は見逃せない。5つまでの数が数えられないなんて恐ろしい。"
},
{
  "title" : "警官倶楽部 (ノン・ノベル)",
  "isbn" : "4396208243",
  "date" : "2007-04-11T12:05:38.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "大倉 崇裕",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "この作者で初めての駄作かもしれない。鑑識、武器、尾行などを趣味とする警察愛好家(もちろん一般市民)たちが悪の組織と対決する、その発想自体は大変面白いのだが…なんとなく登場人物たちがうまく動いていない感じがした。惜しい。"
},
{
  "title" : "青い鳥",
  "isbn" : "4104075078",
  "date" : "2007-09-20T22:28:39.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "重松 清",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "吃音の国語教師が、学校で小さな奇跡を起こす連作集。\u003cbr\u003e\nそれぞれの中学生が抱える悩みというのが、いじめ、虐待、と結構どぎつくて(重松清なのでやっぱり…という気もしたが)、正直読むのがしんどかった。\u003cbr\u003e\nこんなに深刻な題材にしなくても、ドラマは生まれると思う。\n"
},
{
  "title" : "ルーマニア革命―ブカレスト駐在日本人の記録",
  "isbn" : "4492441220",
  "date" : "2006-10-20T00:02:06.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "松丸 了",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "ルーマニア革命後、程なくして発表されたルポ。リアルタイムで読むことが前提となっているからか、今読むとイマイチ言葉足らずな印象。"
},
{
  "title" : "ツール\u0026ストール",
  "isbn" : "457523446X",
  "date" : "2007-03-28T10:43:00.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "大倉 崇裕",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "お人好し探偵が活躍する、巻き込まれ型ミステリ。個人的には「サインペインター」と「セイフティゾーン」が好き。「セイフティーゾーン」のトイレ洗剤の名前がツボでした。"
},
{
  "title" : "カラシニコフII",
  "isbn" : "4022501650",
  "date" : "2006-11-10T13:58:46.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞社",
  "authors" : "松本 仁一",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "20世紀の戦争の形態を変えた銃・カラシニコフを追ったルポルタージュ。著者のフィールドであるアフリカに取材した第一作とは異なり、今回は世界各地に散ったカラシニコフを追跡している。インパクトという点では第一作には及ばないが、それでも読み応えは十分以上。個人的には中南米編が興味深かった。"
},
{
  "title" : "芥子の花 (金春屋ゴメス)",
  "isbn" : "410300312X",
  "date" : "2006-11-07T14:34:00.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "西條 奈加",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "ますます絶好調の金春屋ゴメス第二弾!新しくレギュラー入りした朱緒様(思わず様付け)もなかなか良い味を出してます。それにしても金春屋ゴメス…まだまだ先が続きそう。楽しみ。"
},
{
  "title" : "越境捜査",
  "isbn" : "4575235881",
  "date" : "2008-02-29T06:12:13.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "笹本 稜平",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "最近とみに注目を集める作家となった笹本稜平の長編ミステリ。\u003cbr\u003e\n今回は神奈川県警の消えた裏金をめぐる物語である。エンターテイメント・ミステリとしては及第点だろう。\u003cbr\u003e\n近作を読んで思うのは、憎めないアウトローを描くのが上手だなあ、ということ。これからもますます期待したい。"
},
{
  "title" : "恋戦恋勝",
  "isbn" : "4334925146",
  "date" : "2007-01-21T15:43:17.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "梓澤 要",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "馬琴とその嫁・路を軸とした連作集。最初は馬琴と路、次は女中と、視点がずらされていくのが楽しい。馬琴が路に字を教えて『南総里見八犬伝』を口述筆記させたことについて、馬琴の熱意を賞賛する記述が多いが、考えてみれば、当て字だらけの読本の筆記なんて、多少読み書きができたところで対応できるわけがないのである。路も偉かったというべきであろう。そういう指摘もしっかりと小説の中に織り込まれていて、物語に奥行きを出している。"
},
{
  "title" : "一瞬でいい",
  "isbn" : "462010714X",
  "date" : "2007-10-03T06:14:06.000Z",
  "publisher" : "毎日新聞社",
  "authors" : "唯川 恵",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "昭和48年の晩秋、高校三年生の男女4人は浅間山に登った。\u003cbr\u003e\nしかし無理な下山の途中、その中の一人が帰らぬ人となる。\u003cbr\u003e\n友人の死に自らを苛む3人の、その後の31年間を描いた長編小説。\u003cbr\u003e\n全く別の道を歩む3人の人生が、ターニングポイントで運命的に重なり合う構成が見事。\u003cbr\u003e\n愛情や友情が昇華するラストも良かった。\u003cbr\u003e\nただ、物語の発端があさま山荘事件の翌年(本編では全く言及なし)というのはどうだろう、という気がしたが。"
},
{
  "title" : "中国、なんですかそれは?",
  "isbn" : "4947702532",
  "date" : "2007-01-19T14:33:43.000Z",
  "publisher" : "旅行人",
  "authors" : "小田 空",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★",
  "comment" : "りぼんで活躍した漫画家・小田空のイラスト満載中国エッセイ。\u003cbr\u003e\n同じくりぼんの漫画家といえば、高橋由佳利の一連のトルコもの漫画がある。それと同じような水準かなあ、と期待して読み始めたのだが、うーむ、文章がイマイチ。エッセイ漫画だったら面白いのかしらん。"
},
{
  "title" : "トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア",
  "isbn" : "4789726029",
  "date" : "2007-04-05T13:20:47.000Z",
  "publisher" : "ソニーマガジンズ",
  "authors" : "ステファニー メイヤー",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "ときたまこういうかるーい小説を読みたくなります。ちなみにこの一巻では、エドワード君が吸血鬼だということが判明してません。副題に「ヴァンパイア」と入っている割にはスロースタートやな…(大河ドラ\n風林火山』で、山本勘助が甲斐入りするのに4ヶ月かかったのに似ているか)。"
},
{
  "title" : "ヴィクトリア朝の性と結婚―性をめぐる26の神話 (中公新書)",
  "isbn" : "4121013557",
  "date" : "2007-11-02T06:28:09.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "度会 好一",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "性と結婚というテーマから、ヴィクトリア朝を点描した本。\u003cbr\u003e\nヴィクトリア朝の概観を多少なりとも掴んでいないと、読むのは辛いかもしれない。\u003cbr\u003e\n個人的には、新書は中高生も読みうるものだと思うので、少なくとも「ヴィクトリア朝」という用語の説明(なんと、あとがきまで敢えて注釈なしであった!)は最初に付けておくべきかと思う。"
},
{
  "title" : "ごはんに還る―世界を食べ尽くした男の結論 (祥伝社新書)",
  "isbn" : "4396110278",
  "date" : "2006-12-18T02:03:00.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "勝見 洋一",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "グルメ与太話は嫌いではない。\nが、凡人ができないことをいろいろ体験している筆者だからこそ、もっと違う切り口のグルメ薀蓄を書いてほしかった。"
},
{
  "title" : "銀の砂",
  "isbn" : "4334925138",
  "date" : "2006-10-29T02:39:19.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "柴田 よしき",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "柴田よしきさんは人物の味付けがうまいなあ、と思う。極端なことを言うと、特に物語に波乱がなくても(いや、この小説はそれなりに波乱があるのですが)、登場人物のかかわり合いだけで十分「読ませる」小説が書けるのだろう。"
},
{
  "title" : "夜にそびえる不安の塔",
  "isbn" : "406213599X",
  "date" : "2006-11-26T11:38:02.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "井形 慶子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "とある縁から占い師に潜入取材することになった筆者。本物の占い師とのやりとり、そしてそこから派生する出来事は、へたなホラーより背筋が寒くなる。本当にあたる占いというのはこういうものだろうなあ、と思う。"
},
{
  "title" : "青嵐の馬",
  "isbn" : "4163175407",
  "date" : "2007-04-16T13:24:53.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "宮本 昌孝",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "中篇3篇を収めた戦国時代小説集。新手の家族ものとも言うべき「紅蓮の狼」が良かった。"
},
{
  "title" : "百年の亡国",
  "isbn" : "4408534978",
  "date" : "2008-03-21T07:03:13.000Z",
  "publisher" : "実業之日本社",
  "authors" : "海道 龍一朗",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "太平洋戦争終結直後、日本の新憲法、ひいては新しい国の形をめぐり、日米ソの間で熾烈な争いが始まっていた。どこからが虚でどこからが実なのかはわからないが、極めてスリリングな小説だった。"
},
{
  "title" : "(新装版) 天璋院篤姫 (上)",
  "isbn" : "4062142171",
  "date" : "2007-11-02T06:37:50.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "宮尾 登美子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "その英明さを見込まれ、分家から島津宗家の養女となり、大奥御台所の地位に上った篤姫(敬子)の生涯を描いた大作。\u003cbr\u003e\n女性としての幸せからは程遠く、しかし幕末の世を誇り高く生きた一人の女性の姿が鮮やかである。"
},
{
  "title" : "他諺の空似   ことわざ人類学",
  "isbn" : "4334975046",
  "date" : "2006-10-22T09:33:01.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "米原 万里",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★",
  "comment" : "ことわざエッセイ集。\u003cbr\u003e\n最も感心しなかったのが毎回のオチ。たいてい時事批判(主に日米関係)なのだが、強烈すぎていただけない。同じ時事批判にしても、名作と名高いかつての彼女のエッセイは、もっとユーモラスでウィットに富んでいたように思う。だから読んでいて嫌味がなく、しかも説得力があった。大病を患っていたせいかもしれないが、視野狭窄な部分が多く(事実誤認も少なからず)、読んでいてげんなりしてしまった。\u003cbr\u003e\nことわざの生まれた文化的背景とか、文化比較などを織り込んだ方が、楽しい読みものになったと思う。作者はそれができる力量をもっていた方なだけに、本当に残念な一冊である。"
},
{
  "title" : "滝山コミューン一九七四",
  "isbn" : "4062139391",
  "date" : "2007-10-21T15:25:55.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "原 武史",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "筆者が子ども時代に経験した、「民主的」な小学校作りを回顧したもの。\u003cbr\u003e\n私は筆者よりも15年程下の年代なので、逆に、一回り上の人たちがこんな明からさまな全体主義教育の中で学んでいたことに、強い衝撃を受けた。\u003cbr\u003e\n私の小学校時代も左派的な思想の先生はいたが、「ボロ班」を設定して競争心をあおるなどということはなかった。\u003cbr\u003e\n何より恐怖を覚えるのは、成熟した判断力を持っていない児童主体の「民主主義」である。この本の時代ほど盛んではなかったが、その潮流は私の小学校時代にも存在した。\u003cbr\u003e\n小学校においては、児童主体の「民主的」な組織の決定が、教師の作為によって操作される危険性が高い。また、そのような教師の作為に違和感を持った児童が存在したとしても、小学校6年程度では、理路整然と教師を説得できる者は皆無であろう。そのような児童が、社会不適応者の烙印を押されてしまった例もあるのではないかと疑う。\u003cbr\u003e\nこの点はもっと議論されて良いだろう。\u003cbr\u003e\nそれにしても、戦後の児童合唱曲としては名曲(私見)である「わんぱくマーチ」が、この筆者には忌まわしい全体主義教育の記憶とともに刻印されているのは、いかにも悲しい。"
},
{
  "title" : "柳生雨月抄",
  "isbn" : "4104607029",
  "date" : "2007-02-24T01:32:59.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "荒山 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "陰陽師に、モスラに、魔界に、怨霊に…と、もうもう何でもありの伝奇小説。\u003cbr\u003e\n何やねん、呉淑鞨(オスカル)に安兜冽(アンドレ)って!"
},
{
  "title" : "倉本聰コレクション〈2〉前略おふくろ様PART1-2―scenario1975",
  "isbn" : "4652024029",
  "date" : "2007-05-30T01:27:15.000Z",
  "publisher" : "理論社",
  "authors" : "倉本 聰",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "後半に進むにつれて物語がどんどん面白くなる。\u003cbr\u003e\n最後のモノローグが切ない。"
},
{
  "title" : "雲の上の青い空",
  "isbn" : "4569692907",
  "date" : "2007-12-03T09:56:19.000Z",
  "publisher" : "PHP研究所",
  "authors" : "青井 夏海",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "これまで青井夏海作品を読むたびに、あともう一味足りないと思い続けてきた(と言いつつ今まで刊行された本は全部読んでいるが)。\u003cbr\u003e\nしかし、今回は申し分ない!主人公が運送屋のお兄ちゃんで元探偵、なおかつ小市民という設定も良いし、何より狙いすぎていないコミカルな語り口が絶妙。次回作にも大いに期待。"
},
{
  "title" : "ドリームバスター〈3〉",
  "isbn" : "419862139X",
  "date" : "2007-02-24T02:18:21.000Z",
  "publisher" : "徳間書店",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "新キャラクター・カーリンが良い味を出しているシリーズ第3巻。\u003cbr\u003e\nようやく物語が滑らかに動き出した感じがする。今後も目が離せない。"
},
{
  "title" : "カシオペアの丘で(上)",
  "isbn" : "4062140020",
  "date" : "2008-01-15T07:27:43.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "重松 清",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "イントロダクションから1章への流れは、相変わらずの重松節。\u003cbr\u003e\n重松清の小説を何冊か読んだことがある者であれば、この後の展開はある程度予測できるであろう。\u003cbr\u003e\n悪い小説ではないのだが、なまじ筆力のある作家だけに、もっと違ったテーマに挑んでほしいように思う。"
},
{
  "title" : "冒険者カストロ",
  "isbn" : "4087745910",
  "date" : "2008-01-09T08:02:10.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "佐々木 譲",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "カストロの前半生にスポットをあてた本。これを読んで、実は私は政権を握った後のカストロの方に興味があったんだな、と気がついた。\u003cbr\u003e\n主人公カストロのカリスマが、いまいち伝わってこないのが残念。"
},
{
  "title" : "カシオペアの丘で(下)",
  "isbn" : "4062140039",
  "date" : "2008-01-15T07:33:19.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "重松 清",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "良い小説なのだが、同じ作家でテーマが似通った小説が何作かあるため、ちょっと食傷気味。\u003cbr\u003e\nこれが初めての重松小説というのなら、まあ、問題はないのでしょうが…。"
},
{
  "title" : "ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈 (岩波新書)",
  "isbn" : "4004310377",
  "date" : "2006-10-20T00:24:14.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "後藤 正治",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "同志社ラグビー部の名指導者・岡仁詩と、同志社ラグビー部の歩みをたどった極上のノンフィクション。後藤正治さんのノンフィクションのファンなので、素材は何でも面白く読んでしまうのだが、これは一入、後藤さんの思い入れが感じられた作品であった。同志社のラグビーを観戦してしまいたくなる一冊。"
},
{
  "title" : "はじめてのファミコン―なつかしゲーム子ども実験室",
  "isbn" : "4896372107",
  "date" : "2006-10-29T02:28:08.000Z",
  "publisher" : "マイクロマガジン社",
  "authors" : "卯月 鮎",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "スーパーマリオでファミコン開眼した世代より、もう少し上の世代が読むと面白いかもしれない。意外にやったことのあるゲームが少なかった。でも、キャプチャー画面を見て、あまりのシンプルさ(というか、しょぼさ)に妙な郷愁を感じました。昨今のゲームを見て思うのは、想像力を働かせるノリシロがあることは大切かもしれないなあ、ということ。日本のゲームメーカーさん、是非ご一考を。"
},
{
  "title" : "今夜 誰のとなりで眠る (集英社文庫)",
  "isbn" : "4087460754",
  "date" : "2006-12-25T11:37:16.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "唯川 恵",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "自由奔放な生き方を貫き、突然亡くなった秋生。彼と関わった女たちの心に、彼の死が与えたものとは…。\u003cbr\u003e\n正直、小説の筋としては可もなく不可もなくといったところ。登場するのはタイプが違う女性5人で、そのうちの誰とも自分は似ていないなあ、と思う。しかし、その彼女たちの内面には、ときどきどきりとするほど共感できる部分があったことを告白する。小説家の観察眼恐るべし。"
},
{
  "title" : "枯葉色グッドバイ",
  "isbn" : "416322260X",
  "date" : "2007-07-26T03:52:53.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "樋口 有介",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "東京で起こった一家惨殺事件。捜査が手詰まりとなる中、新米刑事の吹石夕子は、尊敬する先輩刑事・椎葉明郎がホームレスとなっていることを知る。椎葉をポケットマネーで雇った夕子は、彼の指示を仰ぎつつ捜査を洗いなおしていく…。\u003cbr\u003e\n軽妙な会話が光るミステリ。事件が猟奇的なので(個人的に)読むのが辛い部分があるが、まずまずの出来。"
},
{
  "title" : "野菊とバイエル (集英社文庫)",
  "isbn" : "4087485714",
  "date" : "2007-12-11T05:58:00.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "干刈 あがた",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "昭和20年代半ばの東京郊外。少女ヨシヱの目から見た日常風景を素直に描いた小説。牧歌的な懐古小説に陥っていないところがミソ。これを読んで、子どもの世界だってそれなりに大変だったよなあ、と思い出した。"
},
{
  "title" : "テロリストの軌跡―モハメド・アタを追う",
  "isbn" : "4794211376",
  "date" : "2006-12-03T03:22:03.000Z",
  "publisher" : "草思社",
  "authors" : "朝日新聞アタ取材班",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "9.11の実行犯と見られるテロリストの人間像に迫ったルポルタージュ。裕福な家庭で育ったノンポリのエリート学生が、いとも簡単にテロリスト組織に取り込まれる現実。そのことを明らかにした点を高く評価したい。\u003cbr\u003e\nそれにしても、9.11について、アラブ人犯人否定説、ユダヤ人陰謀説が流布している(しかも意外に信じられている)のにびっくり。\n日本人としては、わざとパレスチナ殉教者を出し続けて、イスラエルに非難を集中させようとしているアラブ周辺諸国の意図も、冷静に見極める必要があると思うのだが…。"
},
{
  "title" : "孤宿の人 下",
  "isbn" : "4404032587",
  "date" : "2006-12-14T11:43:56.000Z",
  "publisher" : "新人物往来社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "ううむ、筋立て自体は面白いのだが、どうも最後までのめりこめんでした。無念。\u003cbr\u003e\n作中の元幕府高官の流刑人、モデルは鳥居耀蔵だったんですね。"
},
{
  "title" : "青雲はるかに(下)",
  "isbn" : "4087742989",
  "date" : "2007-03-09T14:22:05.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "宮城谷 昌光",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "やさしい死神 (創元クライム・クラブ)",
  "isbn" : "4488012043",
  "date" : "2007-03-21T03:31:30.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "大倉 崇裕",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "次々と巻き起こる惨劇、謎の連続殺人事件…という正統派ミステリを読めなくなって幾星霜。今はこういうほのぼの系ミステリが面白い。\u003cbr\u003e\n『季刊落語』の牧編集長と部下の間宮緑が活躍する、落語界を舞台としたミステリ短編集。シリーズ三作目だそうだが、前作を読んでなくでも大丈夫。落語がわからなくても大丈夫。ハートウォームな佳作。"
},
{
  "title" : "ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ",
  "isbn" : "4062141442",
  "date" : "2007-09-20T22:27:49.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "面高 直子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "サンダースホームについて、以前から興味があったので手に取った。\u003cbr\u003e\nアメリカに養子に行った孤児のその後という、テーマとしては非常に興味深いもの。\u003cbr\u003e\nしかし、おそらく取材したリソースの少なさによるのだとは思うのだが、残念なことに「ヨシアキ」という人物が立体的に浮かび上がってこない。\u003cbr\u003e\n養子先の家族・幼なじみ以外の人たちにインタビューするなり、当時の新聞をもっと読み込むなり、といった、作者側からのアプローチがあれば、と惜しまれる。\u003cbr\u003e\n着想は悪くないだけに残念な出来のノンフィクションである。\u003cbr\u003e\nこの本を読んで、沢田美喜さんの歩んだ道がますます気になった。"
},
{
  "title" : "物語タイの歴史―微笑みの国の真実 (中公新書 1913)",
  "isbn" : "412101913X",
  "date" : "2007-11-25T12:34:20.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "柿崎 一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "東南アジアの先進国、タイの歴史がコンパクトにまとまった一冊。\u003cbr\u003e\nタイの歴史の入門書はありそうでなかったので貴重。\u003cbr\u003e\nクーデターで国を追われる=政治家生命の終焉、という図式が成立しないのも興味深い。"
},
{
  "title" : "楽天少女通ります (私の履歴書)",
  "isbn" : "4532162491",
  "date" : "2006-10-21T03:28:30.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞社",
  "authors" : "田辺 聖子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "朝の連ドラ「芋たこなんきん」を見て読みたくなった。新聞連載時にもぽつぽつ読んでいたのだが、まとめて読んだのは初めて。小説家おセイさんの気概が感じられる半生記でした。それにしても、田辺聖子さんは自ら大阪のおばちゃんを「偽装」している感がある。講演会を拝聴した限りでは、おっとりした上品な方でしたので。"
},
{
  "title" : "アフリカで寝る",
  "isbn" : "4022569972",
  "date" : "2007-10-22T09:51:48.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞社",
  "authors" : "松本 仁一",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "アフリカで取材生活を送る記者のエッセイ。\u003cbr\u003e\n奥書を見るとかれこれ10年前の本である。\u003cbr\u003e\n一記者として、アフリカでの生活を綴った本なので、アフリカの政治情勢にさほどつっこんだ描写はないが、それでも、現代から見ると、政治体制が違う国が多いことに驚かされる。\n10年という年月がとてつもなく長く感じられる。"
},
{
  "title" : "ア・ソング・フォー・ユー",
  "isbn" : "4408535133",
  "date" : "2008-02-29T06:03:32.000Z",
  "publisher" : "実業之日本社",
  "authors" : "柴田 よしき",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "無認可保育園の園長兼探偵という異色の主人公が活躍する、シリーズ第4弾。\u003cbr\u003e\n第1作、第2作の長編でわくわくした記憶のある読者としては、最近の短編でのシリーズ続投に不満が残る。主人公・ハナちゃんが巻き込まれる事件もどんどん小粒になっているような気がするし…。\u003cbr\u003e\n作者にとっても書いていて安心するシリーズなのだろうが、個人的に愛着のあるシリーズだけに、あまりだらだらと続けてほしくないようにも思う。"
},
{
  "title" : "ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ)",
  "isbn" : "4121502272",
  "date" : "2006-10-29T02:34:16.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "ブルボン小林",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "世の中にあまたある「題名」を考察した本。面白く読めました。毎度の砕けた(はじけた?)前フリも素敵。"
},
{
  "title" : "ガール",
  "isbn" : "4062132893",
  "date" : "2007-01-19T14:45:48.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "奥田 英朗",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "20代の頃、社会人としてこの世の春を謳歌した女性たち。そんなかつての「ガール」たちの30代のサラリーマン人生を切り取った短編小説集。等身大のOLの心理が生々しくてどきっとする。"
},
{
  "title" : "処刑御使",
  "isbn" : "4344011929",
  "date" : "2006-12-03T02:56:20.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "荒山 徹",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "舞台は幕末。若輩の長州藩士・伊藤俊輔は、謎の一団に命を狙われる。彼らは処刑御使。朝鮮における日帝支配のシンボル、伊藤博文を暗殺するために、50年後の未来から放たれた刺客だった—。\u003cbr\u003e\nもう何でもありのエンタメ小説。個人的には艶福家の伊藤博文が主人公というので、どうも物語にのめりこめず、★4つ。いや、小説としては十分楽しめたのですが。終幕ではあっと息をのむこと請け合い。"
},
{
  "title" : "藩校早春賦 (集英社文庫)",
  "isbn" : "4087474658",
  "date" : "2007-04-01T15:39:09.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "宮本 昌孝",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "東海の小藩に生きる武家の少年、太郎左、新吾、仙太郎。彼らの友情と成長、人との出会いを爽やかに描く青春時代小説。主人公三人はもちろん、脇を固める人々の造形が良い。特に、新吾の二人の兄(堅物な長兄・精一郎、不真面目な次兄・助次郎)が素敵。\u003cbr\u003e\n新吾と幼なじみの志保ちゃんとの淡い恋の行方も気にかかる。続編を早く読もう…。"
},
{
  "title" : "幻影のペルセポネ",
  "isbn" : "4163233008",
  "date" : "2006-12-10T04:46:25.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "黒田 研二",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "ミステリとしては十分面白いのだが、オンラインゲームやプログラムの初歩的知識がないと読むのはしんどいかも。読者を選ぶので★3つ"
},
{
  "title" : "在日義勇兵帰還せず―朝鮮戦争秘史",
  "isbn" : "4000230182",
  "date" : "2007-08-24T07:39:50.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "金 賛汀",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "祖国韓国がなくなるかもしれない。そんな危機感に突き動かされ、朝鮮戦争に参加すべく海峡を渡った在日の青年たちがいた。\u003cbr\u003e\n恥ずかしながら、この本を読むまで、在日義勇兵のことは全く知らなかった。目の開かれるような思いである。\u003cbr\u003e\nそれにしても、親米反日の李承晩政権が、在日韓国人に対して全く理解がなく、義勇兵に対しても韓国人と同等の扱いを行っていなかったというのは哀しい。愛国の思いが報われなかった人々の辛さはいかばかりか。\u003cbr\u003e\n日本の独立(1951年)時、旧植民地出身者に国籍選択権が与えられなかったことは頭にあった(国際的な慣例上ありえない)が、そのことが義勇兵の運命にも大きく作用するとは、思いもしなかった。"
},
{
  "title" : "三丁目の夕日 (小学館文庫)",
  "isbn" : "4094080589",
  "date" : "2007-09-27T09:55:21.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "山本 甲士",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "漫画(映画)のノベライズということでさして期待もしていなかった。が、良い意味で非常にツボを押さえた短編ばかりで、読み終えると「良い小説を読んだ」という気持ちになる。さすが山本甲士。うまいなー。うまいと言えば、最後の一章。唸るほど良い終わり方です。\u003cbr\u003e\n\n07/9/27追記:この本に触発されてようやっと映画を見ました。小説とは違う意味で良かった。しかしこの小説が、映画とは似て非なる「三丁目の夕日」パラレルワールドであることが改めてわかりました。山本甲士恐るべし!"
},
{
  "title" : "千尋の闇〈上〉 (創元推理文庫)",
  "isbn" : "448829801X",
  "date" : "2007-11-02T07:02:19.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "ロバート ゴダード",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "歴史の闇に挑む歴史ミステリの傑作。\u003cbr\u003e\n将来を嘱望されたにも関わらず、わずか数年で政界から追放されたストラフォード。失意のうちにしたためられた回想録から、その追放劇の真相をさぐる任務を請け負った元歴史教師・マーティン。\u003cbr\u003e\n過去のできごとを解きほぐしていく中で、自らも当事者たることを余儀なくされる主人公とともに、読者も歴史の闇に心地よくいざなわれる。"
},
{
  "title" : "蔓の端々 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062737132",
  "date" : "2007-01-19T14:16:12.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "乙川 優三郎",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "主人公のまっすぐさが単調すぎて、最後まで話に入り込めなかった。\n主人公が孤独すぎるのも読んでいて辛い。\n決して暗いだけの話ではないのだが、\n全体の印象として、やや陰鬱にすぎるような気がする。"
},
{
  "title" : "哀歌〈上〉",
  "isbn" : "4620106925",
  "date" : "2007-09-03T06:13:00.000Z",
  "publisher" : "毎日新聞社",
  "authors" : "曽野 綾子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "アフリカ某国の修道院で奉仕する日本人シスター・鳥飼春菜。\u003cbr\u003e\nしかしその国では、民族紛争の芽が静かに育っていた。\u003cbr\u003e\n援助を通してアフリカに関わり続けてきた曽野綾子さんの、リアリスティックな視点がそこかしこに投影された小説。\u003cbr\u003e\n"
},
{
  "title" : "夫の火遊び",
  "isbn" : "4087748936",
  "date" : "2008-01-15T07:16:18.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "藤堂 志津子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "前作[[4087748251]]が結構好きだっただけに、今回の悲哀の漂う連作は少し悲しかった。\u003cbr\u003e\n女子高生のようなべったりの女の友情ではなく、酸いも甘いもかみ分けた大人の女の友情物語をもっと読んでみたい、それも、何となく明るいものを、と思うのは私だけではないはずだ。この桜ハウスシリーズはそれができそうな気がするのになあ…。"
},
{
  "title" : "丑三つ時から夜明けまで",
  "isbn" : "4334924700",
  "date" : "2007-03-21T03:12:46.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "大倉 崇裕",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "職場の同僚(Y嬢、ありがとう!)がこの作家さんの小説を推薦してくれたので、とりあえず読んでみた。お、面白いじゃないですか!\u003cbr\u003e\nまず、幽霊が犯す殺人を、警察庁だけが掴んでいるという設定が良い。幽霊退治のための特別部隊が何故か静岡県警で試験的に編成されたという、無理やりな設定もよろしい。でも一番ツボだったのは、謎多き特別部隊の長・七種警部補。クールで傍若無人なので、てっきり隙のない探偵役かと思っていたら、肝心要のところでものすごいポカをしてくれる憎めない人でした。\u003cbr\u003e\nそれにしてもこのシリーズ、この1冊で終わりなんでしょうね。着想が良いだけにもったいない。\n"
},
{
  "title" : "うたう警官",
  "isbn" : "4758410453",
  "date" : "2007-12-03T09:36:01.000Z",
  "publisher" : "角川春樹事務所",
  "authors" : "佐々木 譲",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "警官殺しの容疑がかけられた刑事。彼の無実を信じる警官有志が、事件の真相究明に乗り出す。\u003cbr\u003e\n警官が主役の探偵もの。チームワークで警察上層部の裏をかく展開が爽快。有志の中に潜む裏切り者の存在など、最後まで緊迫した展開で満足。\n"
},
{
  "title" : "栄光一途 (幻冬舎文庫)",
  "isbn" : "4344402219",
  "date" : "2006-10-08T15:20:14.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "雫井 脩介",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "ありそうでなかった柔道界ミステリ。途中までは好調だったのに、最後に失速してしまったのが惜しい。"
},
{
  "title" : "桜ハウス",
  "isbn" : "4087748251",
  "date" : "2006-11-02T15:07:22.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "藤堂 志津子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "かつて一つ屋根の下に暮らした4人の女性。\u003cbr\u003e\n7年ぶりに再会した彼女たちの友情物語と言えようか。\n酸いも甘いもかみわけた大人のオンナの友情、というのに、ひしひしとリアリティーを感じてしまった。\u003cbr\u003e\nそうそう、この本、空腹のときに読むのは厳禁。巻き寿司、コロッケ、白身魚の唐揚げ…美味しそうな料理が目白押しでくらくらします。"
},
{
  "title" : "七夕しぐれ",
  "isbn" : "4334925227",
  "date" : "2006-12-09T00:51:16.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "熊谷 達也",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "生まれて初めて差別と向き合った少年の成長物語。平均的な優等生の主人公の心理に、共感できるものを感じる。"
},
{
  "title" : "千年樹",
  "isbn" : "4087748502",
  "date" : "2007-09-20T22:21:56.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "荻原 浩",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "遠い過去から現代まで、大樹のある町で過ごした人々の生活を、ポートレート風につづった連作集。\u003cbr\u003e\n間引きや女郎など、ちょっと過去の話が類型的すぎるか。\u003cbr\u003e\n無理に昔の物語を悲惨にしなくても良いのではないかと思う。"
},
{
  "title" : "夏雲あがれ",
  "isbn" : "4087745961",
  "date" : "2007-04-05T06:31:24.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "宮本 昌孝",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "『[[4087474658]]』の続編。世の中には先行作品を読まずとも楽しめるシリーズものがあるが、この小説だけは『藩校早春賦』を先に読んでおくのが正解。\u003cbr\u003e\n今回の舞台は江戸。藩の黒幕がめぐらす陰謀を阻止せんと、青年藩士三人組が見事な連係プレーを見せる。本筋はシリアスながら、個性豊かな脇役に支えられて、どこかユーモラスで爽やかな時代小説である。\u003cbr\u003e\n残念だったのは、新吾と幼なじみの志保ちゃんの仲が一向に進展しなかったこと。新吾に婿のクチはないのか!次作に期待。"
},
{
  "title" : "歪んだ匣",
  "isbn" : "4396631731",
  "date" : "2007-12-11T14:39:48.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "オフィスビルに入っている企業やカフェ、フィットネスクラブを舞台にしたミステリ連作集。\u003cbr\u003e\n最後の「蝶のごとく」に、のちの長編小説『ダブル』の要素が垣間見えたりと、のちの彼女の作品の蕾が感じられる一冊だった。"
},
{
  "title" : "キテレツ古本漂流記",
  "isbn" : "4787291289",
  "date" : "2007-10-28T02:58:13.000Z",
  "publisher" : "青弓社",
  "authors" : "北原 尚彦",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "古書店に立ち寄る趣味がある人なら、楽しめるでしょう。日本の巷には変な本がいろいろあるんだなあ、と実感。ついでに、変な本を楽しむためには、それなりの素養が必要だなあ、ということもわかります。"
},
{
  "title" : "制服捜査",
  "isbn" : "4104555045",
  "date" : "2007-11-25T13:01:37.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "佐々木 譲",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "閉鎖的な田舎の制服警官(駐在さん)が主人公のミステリ。\u003cbr\u003e\n根が田舎者なので、こういう状況の駐在さんの苦労がわかる。\u003cbr\u003e\n主人公があまりかっこよすぎないのが良い。"
},
{
  "title" : "街角のオジギビト",
  "isbn" : "4480816542",
  "date" : "2007-09-20T22:27:13.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "とり みき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "いやあ、いいですね。こういう肩肘はらない本、大好きです。\u003cbr\u003e\n工事の看板って何気なく見ているけど、絵柄にいろんなバリエーションがあるんですねえ。\n"
},
{
  "title" : "さむらい―青雲の剣 (祥伝社文庫)",
  "isbn" : "4396331835",
  "date" : "2006-11-26T11:14:03.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "鳥羽 亮",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "「侍らしく生きよ」という言葉を最後に切腹した父。父の遺言を胸に刻んだ少年は、困難にもくじけず、剣の腕を磨いて成長する。\nしいて難を言うと、善悪の構図が単純なのが気になるか。"
},
{
  "title" : "いま、女として―金賢姫全告白〈上〉 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167565013",
  "date" : "2007-12-27T06:53:22.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "金 賢姫《キム/ヒョンヒ》",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "再読。今読んでも非常にできの良い自伝だと思う。\u003cbr\u003e\n読み手として、前回と違うのは、ソウルの雰囲気や場所のイメージがある程度肌感覚でわかっていること(初読の時点では韓国に行ったことなかったもんなー)。韓国の繁栄を信じようとしない金賢姫を、韓国の捜査官が街に連れ出すのだが、その光景が鮮明に想像できた。\u003cbr\u003e\n文中に出てきた「美しいソウルで暮らします」という歌詞の歌謡曲、これはソウル讃歌だろう。インターネットでさわりをちょこっと聴くことができた。便利な世の中だ…。"
},
{
  "title" : "たった3ヵ月で英語の達人―留学なんて無駄!お金のかからない速習法 (祥伝社黄金文庫)",
  "isbn" : "4396312911",
  "date" : "2006-12-10T05:20:59.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "志緒野 マリ",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "英語のハウツー本にはあまり食指が動かない私だが、エッセイストの素質十分の志緒野マリさんの本ということで手に取った。本タイトルの方はともかく、サブタイトルについては説得力十分の内容。\u003cbr\u003e\n欧米圏の英語だけが本物と思うな、文法は間違っていても良いからとにかくしゃべれ、という教訓は肝に銘じました。"
},
{
  "title" : "赤い手",
  "isbn" : "4900845779",
  "date" : "2006-11-26T11:43:45.000Z",
  "publisher" : "青山出版社",
  "authors" : "板東 英二",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "某番組のトークショーを見、板東英二の商魂たくましさに俄然興味が出たので、手に取った本。\n彼の商才についてはあまり描かれていなかったが(何せ高校時代までなので)、大陸引き揚げ者の命がけの逃避行など、内容としてはそれなりの収穫。\n昔の高校野球ってむちゃくちゃやがな…ということもわかります。"
},
{
  "title" : "哀歌〈下〉",
  "isbn" : "4620106933",
  "date" : "2007-09-03T06:26:28.000Z",
  "publisher" : "毎日新聞社",
  "authors" : "曽野 綾子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "民族浄化の嵐が吹き荒れる国で、個人の無力さに叩きのめされる日本人シスター・鳥飼春菜。\u003cbr\u003e\n心身ともに傷を負い日本に戻った春菜を、更に過酷な運命が待ち受ける。\u003cbr\u003e\n帰国後の主人公の行動や、最後の結末など、いささか消化不良気味ではあるが、この小説の流れとしては妥当な気もする。\u003cbr\u003e\n女性が先天的に持つ弱さには、胸が痛くなるような哀切を感じる。\u003cbr\u003e\nどうでもいいことだが、地の文の活字が大きくて驚いた。\u003cbr\u003e\n曽野文学は今や若者には敷居が高いのか…。\n"
},
{
  "title" : "ビネツ",
  "isbn" : "4093797358",
  "date" : "2007-09-03T06:09:45.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "女性心理の描写は巧みだが、ミステリとしてはちょっと冗長。\u003cbr\u003e\nエステ界に興味がある方は楽しめるのでは。"
},
{
  "title" : "モノレールねこ",
  "isbn" : "4163255109",
  "date" : "2007-01-25T13:20:00.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "加納 朋子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "のらねこの首輪に手紙をはさんでやり取りした、僕と「タカキ」の奇妙な文通の顛末を描く「モノレールねこ」を含む全8篇の短編集。いずれも、読んだ後の後味の良さが印象的。\u003cbr\u003e\n中学生の女の子とダメ叔父さんの二人暮らしを描いた「マイ・フーリッシュ・アンクル」や、ちょっと変わった視点の家族小説「バルタン最後の日」ロクデナシ親父と息子を描いた「ポトスの樹」など、シリアスだけど、どこかおかしみのある文章が楽しかった。"
},
{
  "title" : "銀漢の賦",
  "isbn" : "4163262008",
  "date" : "2008-01-21T08:09:56.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "葉室 麟",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "藩の重鎮となったかつての友・松浦将監が、今また政敵に追い落とされようとしている。ある事件で絶縁となって久しい将監の窮地を知り、老武士は自分の歩んできた道を踏みしめつつ、血路を開こうと奮闘する。\u003cbr\u003e\n爽快感のある骨太時代小説。どこかユーモラスなところも良い。\u003cbr\u003e\n新年早々こういう小説を読めるなんて、春から縁起がよござんす。"
},
{
  "title" : "隣人",
  "isbn" : "4575234206",
  "date" : "2007-12-11T14:28:33.000Z",
  "publisher" : "双葉社",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ)",
  "isbn" : "4121502442",
  "date" : "2007-07-12T02:20:17.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "関根 眞一",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "クレーマー対策のイロハを紹介した新書。実例つきなので、読み物としてもライトに楽しめた。\u003cbr\u003e\n筆者も述べている通り、この本のターゲットは、副次的にクレーム処理をせざるを得ない人(筆頭は教師か)である。クレーム処理のノウハウを身につけにくい職業までも、クレーマーと渡り合っていかなくてはならない嫌なご時世。読んで損はない一冊と言えよう。"
},
{
  "title" : "遠ざかる祖国(上) (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062751453",
  "date" : "2007-12-03T09:25:26.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "逢坂 剛",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "朝日のようにさわやかに",
  "isbn" : "4103971088",
  "date" : "2007-07-26T03:59:48.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "恩田 陸",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "短編集。恩田陸は、長編のストーリーテリングでこそ真価が発揮できる作家なのだな、と強く思った。\u003cbr\u003e\n「冷凍みかん」はこの作家らしい佳作。「いいわけ」はちょっと意外な題材。こういうのも書けるんだな…という意味で面白かった。"
},
{
  "title" : "溥儀―清朝最後の皇帝",
  "isbn" : "400431027X",
  "date" : "2006-10-21T04:12:01.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "入江 曜子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "内容としてはさほど悪くないのだが、あれもこれもと詰め込みすぎて散漫な感じがする。新書のボリュームを考慮すれば、素材を大胆に取捨選択する勇気も必要でしょう。文章が非常に読みにくいのもマイナス。"
},
{
  "title" : "名もなき毒",
  "isbn" : "4344012143",
  "date" : "2007-01-21T14:35:30.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "宮部みゆきは現代ミステリの方が面白いなあと思う。\n時代小説だと、いかにも「人情もの」という感じが前面に出てきて鼻につくのだ。現代ミステリだと、それがうまい具合に中和されて、どぎつくないミステリになる。\u003cbr\u003e\nただ、このミステリは「名もなき毒」というテーマがあまりにも明確で、ちょっと押し付けがましく感じた。\n物語のスピード感や、読者を離さない引力はさすが。ミステリとしては決して悪い出来ではないだけに、そこが残念。"
},
{
  "title" : "算法少女 (ちくま学芸文庫)",
  "isbn" : "4480090134",
  "date" : "2008-09-12T01:16:09.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "遠藤 寛子",
  "categories" : "児童小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "江戸時代、数学書をしたためた少女がいたというのに、まず驚く。しかも、このジュニア向け小説が刊行されたのは1973年。江戸時代の数学レベルの高さは今や「常識」であるが、刊行当時、関孝和の名を知っていた小中学生はかなりの通だったのではなかろうか。物語自体は良くも悪くもジュニア小説であるが、江戸時代の文化的一面を紹介した本ということを評価したい。"
},
{
  "title" : "萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか",
  "isbn" : "4822245284",
  "date" : "2006-11-29T12:39:36.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "堀淵 清治",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "日本の漫画をアメリカに売り込んだ第一人者によるノンフィクション。日本の漫画事情を客観的に見るにはうってつけの一冊と言えようか。アメリカの出版流通のアウトラインもわかって得した気分。"
},
{
  "title" : "楊家将〈下〉",
  "isbn" : "4569632912",
  "date" : "2007-02-25T04:09:39.000Z",
  "publisher" : "PHP研究所",
  "authors" : "北方 謙三",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "戦場で類まれなる才覚を発揮する武門・楊一族。\u003cbr\u003e\n彼らが君主と仰ぐ宋と、北方の雄・遼との凄烈な戦いを描く下巻。圧倒的なスピード感で最後まで一気に読んだ。\u003cbr\u003e\n楊家の時代を担う六郎、七郎はこの後どのような人生を歩むのか?\u003cbr\u003e\n最近続編が出たらしい(しかも、個人的に気がかりな四郎君にスポットが当たっているらしい)ので、そちらも読まねば。\n"
},
{
  "title" : "七王国の玉座〈上〉―氷と炎の歌〈1〉 (氷と炎の歌 (1))",
  "isbn" : "415208457X",
  "date" : "2007-10-12T12:15:52.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "ジョージ・R.R. マーティン",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "刊行当初から傑作の呼び声も高い大人のファンタジー。描写も結構過激なので中学生以下は読まないように。\u003cbr\u003e\n権謀術策もさることながら、スターク家を筆頭に登場人物がばんばん出てきます。カタカナ語に弱い人間にはちと苦しい。最初に登場人物一覧をつけていない早川書房を怨みました。が、実は巻末に懇切丁寧な一覧が!もっと早く気がついていればなあ…。"
},
{
  "title" : "風は山河より 第二巻",
  "isbn" : "4104004162",
  "date" : "2007-04-02T03:53:30.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮城谷 昌光",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "松平清康のもとで統一されるかに見えた三河は、しかし、清康が凶刃に倒れたことにより再び混迷に陥る。清康の嫡子・仙千代(のちの広忠)主従は、やむなく伊勢に落ち延び、流浪の生活を余儀なくされる。\u003cbr\u003e\n弱体化する松平家の「我慢のとき」を描いた第二巻。もう少し主要登場人物に精彩がほしい。"
},
{
  "title" : "風は山河より 第一巻",
  "isbn" : "4104004154",
  "date" : "2007-03-25T15:21:10.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "宮城谷 昌光",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "徳川家康に至るまでの松平宗家三代と、三河地方の豪族の興亡を描く大河小説。\u003cbr\u003e\n講釈の多い歴史小説があまり好きではないので、小説の流れに慣れるまで少し時間がかかった。第一巻の後半でようやく馴染んできた感じ。広忠とお大をどう描くのか、第二巻が楽しみ。"
},
{
  "title" : "赤ちゃんがいっぱい (創元推理文庫)",
  "isbn" : "4488431038",
  "date" : "2007-09-20T22:22:35.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "青井 夏海",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "[[448843102X]]の続編。\u003cbr\u003e\n前作よりも面白かったかも…。"
},
{
  "title" : "メディア時代の広告と音楽―変容するCMと音楽化社会",
  "isbn" : "4788509709",
  "date" : "2007-01-19T14:57:16.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "小川 博司, 粟谷 佳司, 葉口 英子, 小田原 敏, 小泉 恭子, 増田 聡",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "CM音楽をめぐる日本のメディア概論の良書。映像メディアにおける音楽の著作権については、非常にコンパクトにまとめられていて勉強になる。日本の音楽メディアの圧力が潜在化しているという指摘など、随所にはっとさせられる記述がある。"
},
{
  "title" : "モンスターマザー 世界は「わたし」でまわっている",
  "isbn" : "4334975283",
  "date" : "2008-01-15T06:35:28.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "石川 結貴",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "先に読んでいた[[4620317896]]や[[4795242356]]と重複するルポが多く、内容としては目新しさを感じなかったので星2つ。\u003cbr\u003e\nただ、「母親らしさ」よりも「私らしさ」を優先する風潮が、育児産業(企業)からの強い後押しの産物であることは見逃せない指摘である。"
},
{
  "title" : "東京下町殺人暮色 (光文社文庫)",
  "isbn" : "4334719449",
  "date" : "2007-12-27T06:18:03.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "加害者としての未成年の鈍感さや、ずるさなど、今にして思うと、のちの傑作に結びつく要素がちらほら垣間見える。あまり本筋とは関係ないけど。"
},
{
  "title" : "カレーライスと日本人 (講談社現代新書)",
  "isbn" : "4061489372",
  "date" : "2007-10-30T05:39:15.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "森枝 卓士",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "読んでいてデジャブ感があるなあ、と思っていたら、私、この本を子供向けにリライトした『カレーライスがやってきた』を読んだことがあったんでした。\u003cbr\u003e\n日本のカレールーも馬鹿にしたもんじゃない、というのがわかります。"
},
{
  "title" : "アジア定住―11ヵ国18人の日本人",
  "isbn" : "4839601038",
  "date" : "2006-11-29T12:23:58.000Z",
  "publisher" : "めこん",
  "authors" : "野村 進, 井上 和博",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "アジアに居を定めた在外日本人18人に取材したノンフィクション。それぞれにアジアに移住した経緯は異なるが、底流に流れるものを感じずにはいられない。戦前には大陸浪人と呼ばれ、内地を飛び出した日本人がいた。戦後生まれの日本人は、そのような戦前の大陸浪人とは断絶していると思い込んでいたが、実は「日本人」という一点で抜き差しならぬほど連続しているのだということを思い知った。\n"
},
{
  "title" : "「聖地」荒れて",
  "isbn" : "4093793611",
  "date" : "2007-08-01T07:53:28.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "落合 信彦",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "現代パレスチナに至る歴史がコンパクトにまとめられている。\u003cbr\u003e\nアラブ同情論的観点から論じられた中東関連本(新聞含め)が多い中、\nイスラエル・アラブ双方にアプローチしている点は評価できる。"
},
{
  "title" : "氷結の森",
  "isbn" : "4087748421",
  "date" : "2007-10-21T22:46:28.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "熊谷 達也",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "ちょっと御都合主義かな、という気もするが、冒険小説としてはまずまずの出来。\u003cbr\u003e\n尼港事件に興味のある人は一読の価値有り。\u003cbr\u003e"
},
{
  "title" : "関東学院大学・春口廣 強いだけじゃ勝てない (光文社新書)",
  "isbn" : "4334033024",
  "date" : "2007-10-05T06:13:15.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "松瀬 学",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "弱小だった関東学院大学ラグビー部を、関東屈指の強豪校にまで押し上げた春口監督の足跡をたどった本。ラグビーファンなら読んで損はないでしょう。\u003cbr\u003e\n筆者の春口に対する熱意もわかるし、構成も悪くないのだが、主語や前後の説明を端折りすぎていて、読んでいて不明瞭なところが多かった。これはノンフィクションとしては大きな瑕。\u003cbr\u003e\nラグビー用語の説明もほとんどなく、私のような熱心なラグビーファンでない者には、ちょっとしんどい。\u003cbr\u003e\n同じ筆者の[[4163517308]]は面白かったのになあ…。\nラグビーものなら[[4004310377]]の方が断然良い。"
},
{
  "title" : "アテレコあれこれ―テレビ映画翻訳の世界 (中公文庫)",
  "isbn" : "412201588X",
  "date" : "2006-11-02T15:15:20.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "額田 やえ子",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "テレビドラマ翻訳の第一人者、額田やえ子さんのエッセイ。\u003cbr\u003e\n英語をただ訳すのではなく、簡潔にこなれた日本語にするプロセスが垣間見えて面白い。英語に興味のある人なら読んで損はない一冊。"
},
{
  "title" : "駅伝がマラソンをダメにした (光文社新書)",
  "isbn" : "4334033350",
  "date" : "2008-01-06T03:07:18.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "長年の箱根駅伝ファンとして、お正月の余韻冷めやらぬうちに読みたいと思っていた本。衝撃的なタイトルであるが、筆者はマラソンも駅伝も分け隔てなく愛する陸上ファンであった。\u003cbr\u003e\n後半でタイトル通りの主張が展開されるが、前半は箱根出場校の分析に費やされており、むしろ箱根駅伝を楽しむためのガイドとして利用できる。\u003cbr\u003e\n違和感を覚えるのは、マラソン=国際競技、駅伝=ドメスティック、と安易に位置づけ、国際競技マラソンの発展なくして日本国内の陸上界の発展はありえない、という意見。例えば、箱根駅伝のような1区間20km前後の駅伝が国際競技として成立する可能性はないのか、といった仮定がすっぽり抜けている。反証もある。国際競技としての土俵があり、海外に選手流出が続いている野球など、これからも日本で発展していくと言い切れるのであろうか。\u003cbr\u003e\nむしろ、箱根駅伝のためのリクルートが激化する中で、高校の中距離の選手層が極端に貧弱になっていることの方がよっぽど問題のような気がする。"
},
{
  "title" : "屈折率",
  "isbn" : "4062099055",
  "date" : "2007-12-07T02:33:49.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐々木 譲",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "挫折を経験した元商社マンが、町工場を立て直す長編小説。\u003cbr\u003e\n町工場の再建と主人公の恋愛(というか不倫)が物語の主軸なのだが、主人公の恋愛に対する倫理観には最後まで馴染めなかった。純粋にビジネス小説に絞った方が面白かったのでは、と思う。\u003cbr\u003e\nそれにしても、こんなに公私混同する人がビジネスで有能というのはありえないような気がする。"
},
{
  "title" : "真実―金賢姫独占インタビュー全記録 (News package chase)",
  "isbn" : "4870471728",
  "date" : "2007-12-27T06:12:14.000Z",
  "publisher" : "アイペックプレス",
  "authors" : "金 賢姫, 五島 隆夫",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "刊行当時はともかく、今となってはあまり価値のない本。金賢姫の自伝を読んだ方が良い。"
},
{
  "title" : "海坂藩大全 上",
  "isbn" : "4163255702",
  "date" : "2007-04-05T06:39:00.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "藤沢 周平",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "藤沢周平の「海坂もの」の短編を集めた企画本。上巻には初期から中期の作品が収められている。うまさが冴えわたる下巻に比べると、ちょっと物足りない感じがする。"
},
{
  "title" : "カカオ80%の夏 (ミステリーYA!)",
  "isbn" : "4652086040",
  "date" : "2007-06-16T09:10:39.000Z",
  "publisher" : "理論社",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "ジャンル的にはヤングアダルト、もしくはジュブナイル(古い?)とのことだが、いい歳した大人でも充分楽しめる青春ミステリ。主人公は、ちょっとニヒルな女子高生・三浦凪。群れることが嫌い、親からも精神的に自立している彼女が、ひょんなことから失踪したクラスメートの行方を追いかけることに。黒幕はすぐに予想がつくものの、凪ちゃんの成長物語なので、あまり気にしてはいけません。最後のシーンにぐっときました。"
},
{
  "title" : "俯いていたつもりはない",
  "isbn" : "433492445X",
  "date" : "2007-08-21T01:56:13.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "プレスクールを経営する女性主人公、共同経営者であるシングルマザーの道を選んだ母親、そして、プレスクールに通う子どもの父親である、かつての恋人。\u003cbr\u003e\n各パーツはそれぞれに魅力があるのに、全体としてはイマイチな印象。一番最後に明らかになるある事実も、無用な付け足しのように思えてしまう。もう少し本筋に絡めることができれば、面白かったと思うのだが。"
},
{
  "title" : "冠 OLYMPIC GAMES",
  "isbn" : "4022578165",
  "date" : "2008-03-21T07:06:31.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞社",
  "authors" : "沢木 耕太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "アトランタオリンピックを追いながら、近代オリンピックの黄昏を明確に写し取ったノンフィクション。\u003cbr\u003e\n膝を打つほど面白いというわけでもないのだが、何となく好ましい。筆者の主張はしっかりしているものの、さほど押し付けがましくないのが印象的。筆者の人徳のなせる業でしょうか。"
},
{
  "title" : "天才たちの値段",
  "isbn" : "4163252509",
  "date" : "2006-12-09T01:03:11.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "門井 慶喜",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "人物造詣も良いし、着想も申し分ない。あとはやはり文章でしょうか。\u003cbr\u003e\n洒脱な文章を書くセンスは垣間見られるのだが、完全開花までは至っていない。読みやすい文章という点でもマイナス。それさえ改善されれば、もっと面白い小説を書ける人のような気がする。将来大化けするかもしれない。"
},
{
  "title" : "汚れた金メダル―中国ドーピング疑惑を追う",
  "isbn" : "4163517308",
  "date" : "2007-10-05T06:18:44.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "松瀬 学",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "→http://www.hondana.org/CABFC2A2/4163517308.html"
},
{
  "title" : "楽昌珠",
  "isbn" : "4062143461",
  "date" : "2008-02-29T05:41:59.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "森福 都",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "出だし好調、途中の展開もまずまずだったのだが、どうも最後が良くない。\u003cbr\u003e\n"
},
{
  "title" : "楽園〈上〉",
  "isbn" : "4163262407",
  "date" : "2007-09-03T05:54:53.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "宮部 みゆき",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "宮部みゆき久々の現代ミステリ。\u003cbr\u003e\nやっぱり読ませる。\u003cbr\u003e\nこの作家さんには、時代ものより、ファンタジーより、原点である現代ミステリを書いてほしい。"
},
{
  "title" : "韓国野球の源流―玄界灘のフィールド・オブ・ドリームス",
  "isbn" : "4884000633",
  "date" : "2007-01-21T14:23:00.000Z",
  "publisher" : "新幹社",
  "authors" : "大島 裕史",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "韓国野球の歴史を描いた硬派なノンフィクション。\u003cbr\u003e\n『海峡を越えたホームラン』を読んで以来、もっと韓国の野球史を知りたいと思っていただけに興味深い内容だった。特に、戦前にさかのぼる日韓野球人の交流などは、極めて新鮮である。日韓両国の資料を読むことができる著者の面目躍如というところか。\u003cbr\u003e\nときどき視点がぶれるのだけが残念。もっとキーパーソンに焦点を絞った記述にすれば、更に読みやすくなったように思う。まあ、その分情報が落ちてしまうこともあるので、なかなか選択が難しいのだが…。\u003cbr\u003e\nそういえば、この著者は日韓サッカー交流史『日韓キックオフ伝説』も以前に上梓していますね。こちらも面白いスポーツノンフィクションでした。\n"
},
{
  "title" : "海峡のアリア",
  "isbn" : "4093797455",
  "date" : "2007-04-16T13:46:15.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "田月仙",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "NHKのドキュメンタリーとほぼ同内容のノンフィクション。歌やオペラに言及している内容なので、映像と音が伝わるテレビの方が面白かった。前半部分、ちょっと文章が平板なのも瑕。\u003cbr\u003e\n音大受験の際の願書拒否事件は、日本の閉鎖性ととるか、特殊学校だから仕方ないと解釈するかで評価が分かれるかと思う(ちなみに私は後者)。\u003cbr\u003e\nそれにしても、田月仙さんのご母堂の生涯の何と哀しく切ないことか。"
},
{
  "title" : "青雲はるかに(上)",
  "isbn" : "4087742970",
  "date" : "2007-03-09T14:17:54.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "宮城谷 昌光",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "ランチブッフェ",
  "isbn" : "4093797390",
  "date" : "2006-10-20T00:49:08.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "山田 宗樹",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "短編集。「混入」が一番面白く読めた。"
},
{
  "title" : "吹替映画大事典",
  "isbn" : "4380952681",
  "date" : "2006-10-20T00:34:52.000Z",
  "publisher" : "三一書房",
  "authors" : "とり みき, 吹替愛好会",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "いかんせん、私が物心ついた頃には、既に吹替映画衰亡期であった。なので、ここで紹介されている声優さんたちの声が具体的にイメージできなかったりする。どんな声かわかれば、読んでいて面白かっただろうになあ。\u003cbr\u003e\n少林サッカーは吹替の方が出来が良い、というレビューを見て、「まさかそんなことあるわけないでしょ」と思ってしまった私は、字幕幻想世代と言うべきか(実際には吹替の方が本当に出来がよかった)。字幕は情報量が格段に少なくなること、力量のある声優さんが声をあてれば、原作以上の面白さになること。見る側もしっかり自覚しなくちゃダメですね。"
},
{
  "title" : "時をわたるキャラバン",
  "isbn" : "4487794307",
  "date" : "2007-12-11T06:36:22.000Z",
  "publisher" : "東京書籍",
  "authors" : "新藤 悦子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "『ギョレメ村でじゅうたんを織る』に出会って以来、新藤さんのトルコもの、わけてもトルコ絨毯に関するエッセイはいつも清涼剤であり続けた。\u003cbr\u003e\n今回はなんとタイムスリップ小説である。常人とは異なる嗅覚を持つ主人公が古いトルコ絨毯の「匂い」に惹かれてトルコに旅立つという着想は良かったが、トータルとして、小説としてはイマイチという気がした。中高生向けの小説として換骨奪胎すればもっと良いものができあがったのではないかと思う。"
},
{
  "title" : "ピョートル大帝の妃―洗濯女から女帝エカチェリーナ一世へ",
  "isbn" : "4794211643",
  "date" : "2006-11-19T01:03:39.000Z",
  "publisher" : "草思社",
  "authors" : "河島 みどり",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "ロシア初の女帝エカチェリーナ1世の生涯を追った歴史小説。\n18世紀ロシアは女帝の時代というイメージがあるが、実はエカチェリーナ1世が出現するまで、女性に王位継承権が認められていなかったんですね。知らなかった!\u003cbr\u003e\n皇帝が死んだあと、王位継承の有無によって、文字通り王族の生死がわかれてしまう伝統にも驚く。ヨーロッパというより、トルコに近い感覚だろうか。これを読んで、ロシアが遅れてきた大国と言われる所以が何となくわかったような気がする。"
},
{
  "title" : "愛すべき名歌たち (岩波新書)",
  "isbn" : "4004306256",
  "date" : "2007-09-01T18:45:51.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "阿久 悠",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "先ごろ亡くなられた阿久悠の歌謡曲エッセイ。特に、ご本人が歌謡曲制作に関わるようになって以降の部分が面白い。個人的には小坂明子の「あなた」の詞の解釈と、西田敏行の「もしもピアノがひけたなら」にこめられた愛すべき男の姿が興味深かった。流行歌をつむぎ続けた作詞家の死を悼む。合掌。"
},
{
  "title" : "涙堂―琴女癸酉日記",
  "isbn" : "4062111942",
  "date" : "2007-07-29T02:19:16.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "宇江佐 真理",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "同心の夫が急死し、絵師となった末子・賀太郎とともに暮らすことになった琴。夫の死が不審に思われた琴は、息子たちとも協力し、死因解明に乗り出すが…。\u003cbr\u003e\n宇江佐さんの時代小説の女性は、俗っぽく、どこか可愛げがなくて感情移入しにくい。まあ、そこがリアリティーと言えばリアリティーなのですが。"
},
{
  "title" : "貝と羊の中国人 (新潮新書)",
  "isbn" : "4106101696",
  "date" : "2008-01-06T02:38:59.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "加藤 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "「貝」と「羊」の偏を持つ漢字から、中国の「本音」と「建前」を読み解く中国文化論。もっとも、貝と羊の話は一章が割かれているだけだったが、それ以外にも楽しい切り口が目白押しで読者を飽きさせない。\u003cbr\u003e\n個人的には第四章「人口から見た中国史」が面白かった。日本の人口推移は何となく知っていたため、古代で既に中国の人口がピークに達していたことには衝撃を受けた。\u003cbr\u003e\n中国の地方紙から、指導教官が第二次天安門事件が失敗すると看破したエピソードは、この方の本では何度かお目にかかっているが、何度読んでも鮮やかな印象を残す逸話である。"
},
{
  "title" : "タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)",
  "isbn" : "4488012280",
  "date" : "2007-11-25T13:08:52.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "近藤 史恵",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "良くも悪くも肩肘はらずに読めるミステリ。\u003cbr\u003e\nフレンチ・ビストロが好き、という人にはおすすめ。\u003cbr\u003e\n逆に、タルト・タタンなんて知らない、という人は少々厳しいかも。\n"
},
{
  "title" : "赤朽葉家の伝説",
  "isbn" : "4488023932",
  "date" : "2007-07-19T02:54:52.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "桜庭 一樹",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "鳥取の旧家の女三代記。鳥取は著者の出身地だそうで、郷土に対する思い入れと畏敬の念が感じられた。こういう土着系の物語の舞台は、程よい田舎が似つかわしい。\u003cbr\u003e\n祖母の幼少期から物語がスタートするのだが、それが戦後だったのでびっくりした。今は女性三代記でも戦前には遡らないのね。\u003cbr\u003e\n千里眼の祖母・万葉、その娘で売れっ子漫画家となった元暴走族・毛鞠、と、登場人物もそれぞれに魅力的。物語も充分に面白いのだが、何となくもう一味足りない気がした。\u003cbr\u003e\n万葉よりも、万葉の姑にあたるタツの人生の方が気になってしまうのは、私だけではないはずだ。"
},
{
  "title" : "一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-",
  "isbn" : "4062135620",
  "date" : "2006-11-10T14:11:48.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐藤 多佳子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "陸上、何と熱いスポーツだ。ただ走っているだけと思っていた私を許してくれ!…という気持ちになること必至のスポーツ青春小説。\u003cbr\u003e\n超口語体の文章に慣れるまでが少しツラいが、一旦慣れてしまえば、こっちのもの。するすると面白く読めた。\u003cbr\u003e\n屈折していそうで意外とまっすぐな主人公(男)もかわいいのだが、陸上部顧問のみっちゃん(33歳独身男性)とか、弟過干渉気味のサッカーエリートの健ちゃん(実兄)とか、風水にこっている陸上部の変な先輩とか、脇を固めるキャラクターもすこぶる良い。第二部を早く読まねば…。\n"
},
{
  "title" : "沙高楼綺譚",
  "isbn" : "4198615144",
  "date" : "2006-11-26T11:16:29.000Z",
  "publisher" : "徳間書店",
  "authors" : "浅田 次郎",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "可もなく不可もなくという印象の小説。この際、[[4062110873]]のように幻想的な話を並べた方が面白かったかも。"
},
{
  "title" : "「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)",
  "isbn" : "4480687629",
  "date" : "2007-09-03T05:55:24.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "岡田 斗司夫",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "世界征服って大変ねえ、ということをつらつらと書いた本。\u003cbr\u003e\n一番感銘を受けたのが、『ドラゴンボール』では世界征服を企てる悪役が多々登場するが、世界征服の動機が全て違う、という指摘。\u003cbr\u003e\nははあ、なるほど。\u003cbr\u003e\n最終章の現代の「悪」についての考察は、前提、結論ともにかなり無理がある。\u003cbr\u003e\nこんな陳腐な結論さえ付いていなければ、それなりに面白いのに。"
},
{
  "title" : "天使などいない",
  "isbn" : "433492333X",
  "date" : "2007-12-03T09:51:37.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "永井 するみ",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "最近筆力がめきめきあがった永井するみの短編集。\u003cbr\u003e\n最初の「別れてほしい」を読んで、女性の意地悪さが見え隠れする短編が多いのかなと思っていたら、意外に大団円ものも多かった。「別れてほしい」「レター」、短編としては十分及第点。"
},
{
  "title" : "これであなたも英会話の達人―通訳ガイド直伝!今すぐ使えるネタ30 (祥伝社黄金文庫)",
  "isbn" : "4396313810",
  "date" : "2007-04-16T13:52:54.000Z",
  "publisher" : "祥伝社",
  "authors" : "志緒野 マリ",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "ツーリストの英語よもやまエッセイとして読みましょう。\n「へえ、日本のこんなところに外国人ツーリストは驚くんだ」という目からウロコ情報満載の一冊。\nガイドの目から見るNIPPONは再発見の連続です。そうか、日本の牛肉はいけてるのか…。\nホームステイのホストをする人にも最適。"
},
{
  "title" : "アメリカの歌をもとめて―「1992年アメリカ」への旅",
  "isbn" : "4120021432",
  "date" : "2007-11-25T13:22:23.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "石川 好",
  "categories" : "エッセイ",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "“「1992年アメリカ」への旅”とサブタイトルにあるので、てっきり2000年くらいの著作かと思ったら、何とスタートは1989年でした。\u003cbr\u003e\n今から20年近く前の著作だが、2007年現在、アメリカで深刻化している問題(ホワイトカラー層の二分化、マイノリティーによる逆差別など)を既にこの時点で指摘している点は驚きである。\u003cbr\u003e\nジャーナリストの目の鋭さを思い知る。"
},
{
  "title" : "感傷コンパス",
  "isbn" : "4048737767",
  "date" : "2007-09-03T05:44:26.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "多島 斗志之",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "多島斗志之ファンを自認する私なので、最新作が発表されただけでもう五つ星をつけたくなる(寡作なんだもん…)。\u003cbr\u003e\n舞台は昭和30年代、伊賀の山里の分校。この渋さ、さすが多島斗志之である。\u003cbr\u003e\n主人公の新任女性教師、それぞれ違った家庭環境の子どもたち、そして、風変わりな営林署勤務の男性。\u003cbr\u003e\nそれぞれの交流を淡くつづる、愛しさに満ちた小説である。"
},
{
  "title" : "神はサイコロを振らない (中公文庫)",
  "isbn" : "4122046238",
  "date" : "2007-10-28T02:53:51.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "大石 英司",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "ありえないですが…ま、ハートウォームなお話と思って読めばいいんじゃないでしょうか。\u003cbr\u003e"
},
{
  "title" : "楊家将〈上〉 (PHP文庫)",
  "isbn" : "4569666582",
  "date" : "2007-02-24T02:06:43.000Z",
  "publisher" : "PHP研究所",
  "authors" : "北方 謙三",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "初めてチャレンジした北方謙三作品(水滸伝は待機中…)。いやあ、面白い!!\u003cbr\u003e\n宋と言うとどうも柔弱なイメージがあったのだが、遼と国境を接する北辺では武門の一族が誇りを持って奮戦していたのだ。認識を改めたぞ。\u003cbr\u003e\n戦いは男の世界だろうと思っていたら、意外や意外、結構女性も頑張っている。遼の皇太后など、辣腕をふるう女性が登場するのも大きな魅力。"
},
{
  "title" : "いま、女として―金賢姫全告白〈下〉 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167565021",
  "date" : "2007-12-27T05:59:26.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "金 賢姫《キム/ヒョンヒ》",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "再読。初めて読んだ10年前、金賢姫のイメージは「航空機テロを犯した年上の女性」というものだった。\u003cbr\u003e\n今、私は犯行当時の金賢姫の年齢を超えた。わずか26歳で、祖国のためと信じ、爆破工作を行わざるをえなかった金賢姫。150人以上の人命を奪った重荷を生涯背負い続けなくてはならない彼女を、とても哀れに思う。"
},
{
  "title" : "赤ちゃんをさがせ (クイーンの13)",
  "isbn" : "4488012213",
  "date" : "2007-07-19T02:28:18.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "青井 夏海",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "ほのぼのミステリ。作品の出来としては普通。良くも悪くも、読んでいて疲れない作品を書く作家さんです。\u003cbr\u003e\n「日常の謎」系、助産婦が探偵役と聞いて、ヒューマニズムあふれる女性が主役なんだろうな…と思っていたら、意外にも、狂言回しはがっちりした性格の女の子でした。こういう肩透かしが楽しい。"
},
{
  "title" : "家族は孤独でできている",
  "isbn" : "4620317896",
  "date" : "2008-04-12T02:07:30.000Z",
  "publisher" : "毎日新聞社",
  "authors" : "石川 結貴",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "仲良し家族の幻影と限界、拝金主義に傾く家族を描いたノンフィクション。衝撃だったのは子どもの食卓についてレポートした一章。極端な例かもしれないが、子どもの食について、大人がもっと敏感になるべきではないだろうか。"
},
{
  "title" : "(新装版) 天璋院篤姫 (下)",
  "isbn" : "406214218X",
  "date" : "2007-11-02T06:47:25.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "宮尾 登美子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "病弱であった夫・家定は死に、列強の圧力、尊皇攘夷、公武合体と、政情は益々混迷を深めていく。\u003cbr\u003e\nここで描かれる一橋慶喜の人物像が新しい。実際にこういう狡賢い面もあったのではないかと思う。"
},
{
  "title" : "警察庁から来た男",
  "isbn" : "4758410755",
  "date" : "2008-01-21T08:21:13.000Z",
  "publisher" : "角川春樹事務所",
  "authors" : "佐々木 譲",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "珍しく警察庁キャリアも活躍する「道警」シリーズ第2弾。\u003cbr\u003e\n前作にあたる[[4758410453]]から読んだ方が断然楽しめる。\u003cbr\u003e\n前作で出てきた佐伯と津久井の囮作戦が今回も伏線として登場、しかもこれが本筋ときれいにつながっている。秀作ミステリ。"
},
{
  "title" : "実朝の首",
  "isbn" : "4404034695",
  "date" : "2008-02-28T02:51:04.000Z",
  "publisher" : "新人物往来社",
  "authors" : "葉室 麟",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "硬派な歴史小説。承久の乱によくぞ鎌倉幕府は勝利できたものだ、と感じ入る。"
},
{
  "title" : "沈底魚",
  "isbn" : "4062142341",
  "date" : "2008-02-28T06:34:42.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "曽根 圭介",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞に過度の期待は抱いていないので、割と面白く読めた。国際謀略ものというのも好み。これからの伸びシロがある作家のように感じられたので、今後に期待したい。"
},
{
  "title" : "ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)",
  "isbn" : "4062705834",
  "date" : "2008-02-28T06:39:42.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "加納 朋子",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "児童向けの小説だが大人も充分に楽しめる。\u003cbr\u003e\n古き良き児童小説という趣が何とも懐かしい。"
},
{
  "title" : "ブラック・ジャック・キッド",
  "isbn" : "4103059710",
  "date" : "2008-02-29T05:49:40.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "久保寺 健彦",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "いろいろな要素が詰め込まれている、少しファンタジー風味の成長小説。\u003cbr\u003e\n物語の前半と後半で主人公の境遇が大きく変化するのだが、後半に登場する、\n熱狂的少女マンガファンの宮内君と、早熟の文学少女泉さんの二人のキャラクターが際立っていた。後半部だけをクローズアップして物語をふくらませても良かったのでは、という気がする。"
},
{
  "title" : "さよなら、そしてこんにちは",
  "isbn" : "433492574X",
  "date" : "2008-02-29T05:55:02.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "荻原 浩",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "萩原印のトホホコメディー短編集。帯には「働く人の悲哀」なんて言葉があるが、「トホホ」又は「ヘタレ」という言葉の方がぴったりくる。\u003cbr\u003e\n個人的には、あまりアメリカ映画のようなコメディーが好きではないので、評価は★3つ。表題作が一番面白かった。"
},
{
  "title" : "こわーい中国スポーツ (ベースボール・マガジン社新書)",
  "isbn" : "4583100779",
  "date" : "2008-03-11T05:43:39.000Z",
  "publisher" : "ベースボールマガジン社",
  "authors" : "松瀬 学",
  "categories" : "",
  "score" : "★★",
  "comment" : "中国のスポーツ界について筆者の鋭い目を期待したのだが全くの期待はずれ。オリンピックを控えた中国スポーツの素描程度であった。\u003cbr\u003e\n内容が薄い第一の理由は、おそらく筆者が全く中国語を理解できないところにある。このテーマで本を出すなら、せめて優秀な翻訳スタッフくらい自腹で手配してほしい。\u003cbr\u003e\n唯一の収穫は、「中華人民共和国全国運動会」を知ることができたこと。こんな中国らしいイベントがあったなんて!この「全国運動会」の歴史だけで面白い本が一冊できあがりそうである。"
},
{
  "title" : "いっぺんさん",
  "isbn" : "4408535060",
  "date" : "2008-03-11T05:48:26.000Z",
  "publisher" : "実業之日本社",
  "authors" : "朱川 湊人",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "好みから言うと表題作も好きなのだが、少しホラー色の強い「八十八姫」「逆井水」の方が著者の持ち味が出ていると思う。"
},
{
  "title" : "チャドルの下から見たホメイニの国",
  "isbn" : "4103839015",
  "date" : "2008-03-11T05:52:33.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "新藤 悦子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "再読。理知的な筆者の目が光る、イランを活写したノンフィクション。"
},
{
  "title" : "インド対パキスタン―核戦略で読む国際関係 (講談社現代新書)",
  "isbn" : "4061494139",
  "date" : "2008-03-12T05:19:02.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "西脇 文昭",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "政情不安著しい昨今のパキスタン。そのパキスタンの現代政治史を知りたくなったものの、田舎の図書館には全くパキスタン関連本がないのだった。渋々手に取ったのが本書だったのだが、予想外に(失礼)収穫の多い一冊だった。\u003cbr\u003e\n三次に渡る印パ戦争の確執、中国と南アジアの緊張関係など、リアルタイムで接することがなかった(物心付いた頃には沈静化していた)20代の人には是非一読をお勧めしたい。現代核兵器の入門書としても秀逸。核開発のイロハを、こんなにコンパクトに、かつ文系にもわかりやすくまとめた本は他にないのではないか。"
},
{
  "title" : "ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」 (中公新書)",
  "isbn" : "412101930X",
  "date" : "2008-03-12T20:48:15.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "伊藤 章治",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "ジャガイモのトリビア満載の本。ジャガイモというフィルターを通して西洋近代史を眺めてみるのも面白い。清水安三など、意外なところで馴染みの名前が出てきたのにはびっくり。"
},
{
  "title" : "現代イラン―神の国の変貌 (岩波新書 新赤版 (742))",
  "isbn" : "4004307422",
  "date" : "2008-03-15T23:08:53.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "桜井 啓子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "イラン現代史がコンパクトにまとめられた良書。イランについては厳格な宗教国家というイメージがつい先行しがちだが、この本を読むと、フレキシブルで、進取の気性が強い国民性であるように思われる。\u003cbr\u003e\nまた、イスラム革命=女性の権利制限という図式で捉えていたのだが、それが(完全に間違っているとまでは言わないが)一面的な見方だということもわかる。女性の権利制限に対して、女性主体の反対運動が展開された点は見逃せない。"
},
{
  "title" : "変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識",
  "isbn" : "4326652780",
  "date" : "2008-03-18T11:12:10.000Z",
  "publisher" : "勁草書房",
  "authors" : "岩村 暢子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "それなりに頷けるところもある家庭の食に関するレポート。毎日のお惣菜がなおざりな割に、パンやお菓子作りを厭わない主婦のメンタリティーや、学校の家庭科教育が及ぼす食生活への意識変革など、なるほどと思わせられる指摘も多い。\u003cbr\u003e\nしかし、随所に首をかしげたくなるような分析もある。特に、四人家族の食費が1ヶ月4万円では安い(幼児二人、外食費抜きで4万円あれば十分だと思う)、食卓にのぼる野菜がワンパターンで安い食材ばかり(旬の食材を使えば当たり前)、クリスマスにホールケーキを買わないことは家族崩壊(ホールケーキは値段が高いから買わない家庭も多かろう)、という指摘は、やや的外れであるように思う。\u003cbr\u003e\n要は、筆者の「これがスタンダードな家庭の食だ」というイメージがあまりにも曖昧模糊としているので、批判が場当たり的な印象が否めないのである。もずくなど、加工品として多く流通している食品を使うことは「手抜き」なのか。冷凍野菜でも、生産地にまで気を配って選択している場合は許容しないのか。全体の食事に対するレトルトの割合が何割以上なら異常と見なすのか。まずは、何をもって家庭の食卓の本来の姿とするかを、筆者は読者の叱責覚悟で、しかし客観的資料を用いながら提示せねばなるまい。\u003cbr\u003e\nなお、この本では全く触れられていないが、主婦の出身地及び最終学歴(はっきり言ってしまうと出身高校・大学のレベル)と食の相関は気になる。"
},
{
  "title" : "サウジアラビア―変わりゆく石油王国 (岩波新書 新赤版 (964))",
  "isbn" : "4004309646",
  "date" : "2008-03-22T00:49:18.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "保坂 修司",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "岩波の現代中東史シリーズは良書が多い。本書も、サウジアラビアの政治・経済・教育がコンパクトにまとまった1冊である。トルコなどのソフトなイスラム教国とはやはり違うなあ、というのが率直な感想。"
},
{
  "title" : "今日を忘れた明日の僕へ (ミステリー・リーグ)",
  "isbn" : "4562034688",
  "date" : "2008-03-22T01:41:25.000Z",
  "publisher" : "原書房",
  "authors" : "黒田 研二",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "交通事故で記憶を蓄積できなくなってしまった主人公。頼りになるのは、事故以来克明に記録された過去の自分の日記のみ。そんな混乱の中、事故以来、知人の死、友人の謎の失踪と、身辺で立て続けに異常事態が発生していることを知る。一体何が起こっているのか…。\u003cbr\u003e\nプロローグで事件の全体像がぼんやりと掴めるものの、登場人物たちがどのように関わりあっているのかが不透明で、最後まで大いに悩まされた。"
},
{
  "title" : "漢文の素養   誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)",
  "isbn" : "4334033423",
  "date" : "2008-03-22T01:07:27.000Z",
  "publisher" : "光文社",
  "authors" : "加藤 徹",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "漢文と日本人との関わりが楽しくわかる1冊。東アジア文化圏における、日本漢文の独自性についての指摘が面白い。江戸時代まで、漢文の訓点が学者一門の秘伝とされていたなんて知らなかった!他の漢字文化圏の国々の歴史を見れば、十分ありえる話なのだが…。"
},
{
  "title" : "普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓",
  "isbn" : "410305851X",
  "date" : "2008-03-22T01:30:29.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "岩村 暢子",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "クリスマスの食事に力を入れる家庭が一般的かどうかはやや疑問だが、お節の荒廃ぶりはなかなか寒々しい。まあ、家族があまり食べたがらないものに、積極的に費用・時間をかける主婦は減少傾向にあるだろう、という気はするが(まともに手作りしてもお節は2万円程度の費用がかかる)。ここまでくると、「お節がない家庭」の一方の担い手である夫の意見も気になる。\u003cbr\u003e\n[[4326652780]]と併せて読むと、筆者の言わんとすることがクリアに浮かび上がってくる。\u003cbr\u003e\n巻末の「とりあえず模範解答を言う主婦」というのは新しい傾向かもしれない。尤も、現実と乖離した模範解答をとりあえず口にする、というのは、男性でも増えているのかも。"
},
{
  "title" : "バード・ウォーズ―アメリカ情報部の奇略 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167349035",
  "date" : "2008-03-25T11:45:14.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "多島 斗志之",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "KGB工作員が主役のミステリ。日本人作家の謀略小説としては異色かも。ソ連が崩壊して久しいが、今読んでも十分に面白い。"
},
{
  "title" : "北朝鮮 秘密集会の夜―留学生が明かす“素顔”の祖国 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167250020",
  "date" : "2008-04-03T09:50:36.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "李 英和",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "北朝鮮のような秘密国家で留学生受入れということがありうるのか疑問だったが、これを読んで納得。\u003cbr\u003e\n"
},
{
  "title" : "ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)",
  "isbn" : "4004311128",
  "date" : "2008-04-01T04:27:46.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "堤 未果",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "他山の石とすべき事例が詰まったアメリカルポ。特に、医療保険制度の縮小と訴訟社会が組み合わさると、想像を絶する医療の貧困化が引き起こされることが痛感される。産婦人科医問題などを見ると、日本も決して安穏とした状態ではないという気がする。"
},
{
  "title" : "慟哭の豆満江―中・朝国境に北朝鮮飢民を訪ねて",
  "isbn" : "4884000072",
  "date" : "2008-04-01T04:36:08.000Z",
  "publisher" : "新幹社",
  "authors" : "金 賛汀",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "これを読んで、曽野綾子さんのルポに「難民ビジネス」という言葉があったことを思い出した。社会主義を標榜する国ほど賄賂がまかり通る、この皮肉さ。"
},
{
  "title" : "許さざる者",
  "isbn" : "4344014359",
  "date" : "2008-04-01T05:13:35.000Z",
  "publisher" : "幻冬舎",
  "authors" : "笹本 稜平",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★★",
  "comment" : "六年前の兄・雄人の自殺で、兄が絶縁状態だった実家で多額の生命保険金が動いていた。常々兄の死に疑念を抱いていた章人は、兄の無念を晴らすべく、弁護士の楠田、兄嫁の朱実とともに真相を追究していく。\u003cbr\u003e\n謎が次々と提示され、最後まで一気に読ませる。最後は大団円というわけではないけれど(この著者にしては珍しい)、読者としては納得の結末。"
},
{
  "title" : "巨流アマゾンを遡れ (集英社文庫)",
  "isbn" : "408747559X",
  "date" : "2008-04-06T09:18:27.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "高野 秀行",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "高野御大のアマゾン旅行が追体験できる旅行ルポ。意外にアマゾンって開けているのね、ということもわかって楽しい。思ったより文章が真面目なのは、もともと地球の歩き方シリーズとして刊行された一冊だからか。\u003cbr\u003e\nそれにしても、蚊だのブヨだのの虫の脅威がものすごそう。私のような虫嫌いは一生行くことのない土地だろうな。"
},
{
  "title" : "ツバメ記念日―季節風 春",
  "isbn" : "4163268006",
  "date" : "2008-04-07T07:20:28.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "重松 清",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "国書偽造 (新潮文庫)",
  "isbn" : "410145311X",
  "date" : "2008-04-20T18:10:46.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "鈴木 輝一郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "中庭の出来事",
  "isbn" : "410397107X",
  "date" : "2008-04-21T08:52:22.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "恩田 陸",
  "categories" : "現代小説",
  "score" : "★★★",
  "comment" : "読者を騙す目的でのメタフィクションとしては中途半端、というのが正直な感想。芝居に傾倒している作者の心意気はわかるのだが。あまりレトリックな仕掛けに囚われず、ストーリーテラーとしての本領発揮を期待したい。"
},
{
  "title" : "<移情閣>ゲーム  綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス)",
  "isbn" : "4061825488",
  "date" : "2008-04-28T11:07:29.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "多島 斗志之",
  "categories" : "",
  "score" : "★★★★",
  "comment" : "祝・復刊!この作品の執筆当時から見れば国際情勢は大きく変わってしまったが、それを差し引いても十分に面白い。キーパーソンである孫文の描き方も新鮮。"
}
]
      
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