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甲子園の異邦人―「在日」朝鮮人高校野球選手の青春 (講談社文庫)

金 賛汀
講談社
ISBN: 4061842439  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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評  価 ★★★★
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平蔵 : 1981年夏の全国高校野球大会、報徳学園と京都商業の決勝戦には、 両チームあわせて7名の「在日」の選手がいた。 しかも、そのうちの2人は通名ではなく民族名を名乗っていた—。
1981年の「画期的」事件を丹念に描いたノンフィクション。
海峡を越えたホームラン―祖国という名の異文化 (双葉文庫―POCHE FUTABA)から、韓国・野球つながりで読了。
「在日」ならば本名を名乗るべしという筆者の論調には 少し偏りを感じるが、それにしても、 本名を名乗ることがためらわれる社会というのは、 課題の多い社会ではないかと思う。
ただ、7人の選手のうち、1人だけ生粋の朝鮮・韓国人でない選手がいるのだが(父親が韓国人、母親が日本人)、彼の記述については、かなりトーンダウンしているのが気になった。 その他の6選手の記述にあふれる筆者の共感や、やや過度の感情移入を考えると、温度差がありすぎるように思う。ちなみに、一番「同胞的共感度」が高いのは、7人の中で唯一朝鮮語を理解するという金村である。
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最終更新 : 2005-11-07 15:29:58 +0900
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