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煙波
煙波
著者: 蜂谷 涼
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 明治・大正期の小樽を舞台にした作品を発表している筆者の長編小説。主人公は粋できっぷのいい売れっ子芸者五郎駒。港町小樽の情緒と芸者の心意気が、読む者を魅了する佳編。
関連本棚: 平蔵
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ぼんくら(下) (講談社文庫)
ぼんくら(下) (講談社文庫)
著者: 宮部 みゆき
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント:
関連本棚: OG3 Mieko カノぷ〜 takuji KM おまさ 権太の既読 abbey liquar piroshi にしむら 平蔵 天井裏 reiko510 shenqi wabisabi AkizoMickeyGo
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ぼんくら(上) (講談社文庫)
ぼんくら(上) (講談社文庫)
著者: 宮部 みゆき
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント:
関連本棚: Mieko カノぷ〜 みなち ak KM YomuYome abbey liquar piroshi にしむら 平蔵 天井裏 reiko510 miss shenqi wabisabi
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長崎ぶらぶら節 (文春文庫)
長崎ぶらぶら節 (文春文庫)
著者: なかにし 礼
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 長崎情緒が心地よい大人の恋愛小説。田辺聖子さんの解説も素敵。
関連本棚: おまさ 悉皆屋 平蔵
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長門守の陰謀 (文春文庫 (192‐5))
長門守の陰謀 (文春文庫 (192‐5))
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 佳編4作収録の短編集。
関連本棚: 平蔵
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冤罪 (新潮文庫)
冤罪 (新潮文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 藤沢周平の武家もの好きにはたまらない一冊。
関連本棚: 平蔵
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驟(はし)り雨 (新潮文庫)
驟(はし)り雨 (新潮文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 明暗とりまぜた市井小説集。表題作も良いが、ユーモラスな「運の尽き」がイチオシ。
関連本棚: hativs 保志クロエ ちょし 平蔵 亜紀
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甘露梅―お針子おとせ吉原春秋
甘露梅―お針子おとせ吉原春秋
著者: 宇江佐 真理
出版社: 光文社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 新吉原を舞台とした時代小説。主人公がぴちぴちの女郎でなく、年増のお針というのが新鮮。
関連本棚: 平蔵
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風の果て〈上〉 (文春文庫)
風の果て〈上〉 (文春文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: もと部屋住みの次男坊、今は藩の主席家老である桑山又左衛門のもとに、果たし状が届いた。差出人は野瀬市之丞。かつての部屋住み仲間で、いまだに部屋住みのままの「厄介叔父」である。なぜかつての友が果たし状を投げ込んだのか、又左衛門は過去の日々を回想する。<br> 通常であれば、部屋住みの身分から異例の出世を遂げた桑山又左衛門のサクセスストーリーとなるところだが、藤沢周平は、そのような描き方をしない。老境に差し掛かりつつある家老の回想を散りばめつつ、一人の男の生涯を丹念に描くという方法をとるのである。人生の苦楽を適度におりまぜた、渋い味わいの小説である。
関連本棚: takuji 平蔵 reiko510
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魔風海峡―死闘!真田忍法団対高麗七忍衆
魔風海峡―死闘!真田忍法団対高麗七忍衆
著者: 荒山 徹
出版社: 祥伝社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 面白いんだが、やっぱり<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4396632142">魔岩伝説</a>の方が好きかなあ。
関連本棚: 平蔵
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柳生薔薇剣
柳生薔薇剣
著者: 荒山 徹
出版社: 朝日新聞社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 伝奇時代小説。名作<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4396632142">魔岩伝説</a>(個人的には荒山作品ではこれがベスト)に比べるとやや話のスケールが小さいが、完成度は相変わらず高い。「十兵衛両断」(未読)の続編的な位置づけにある作品なので、そちらを先に読んだ方がベターかも。早く読まねば…。
関連本棚: 平蔵
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時雨みち (新潮文庫)
時雨みち (新潮文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 士道ものから市井ものまで、藤沢周平らしさが感じられる時代小説。全体のトーンはやや暗め。隠密の暗闘を描く「帰還せず」がイチオシ。結末が爽やかな「山桜」も良い。
関連本棚: 平蔵 reiko510
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カーマロカ―将門異聞
カーマロカ―将門異聞
著者: 三雲 岳斗
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 作者の三雲氏はライトノベル出身らしいのだが、どうしてどうして、なかなか読みごたえのある伝奇小説である。今回の主軸は平将門だったが、もう少しマイナーな素材(時代)を選んでも、十分読者を惹きつけられる作家だと思う。鎌倉時代の比叡山とかどうでしょうかねえ。今後に期待大。
関連本棚: 平蔵
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闇の傀儡師
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 舞台は徳川十代将軍家治の治世。幕府に恨みを抱く謎の徒党・八嶽党と、それを利用せんとする幕閣重鎮の思惑。しっとりとした士道小説も良いが、こういう伝奇小説も面白い。
関連本棚: 平蔵
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梅咲きぬ
梅咲きぬ
著者: 山本 一力
出版社: 潮出版社
評価: ★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 時代小説の巧拙は、薀蓄を少なくして、いかに読者を小説の舞台にいざなえるかにかかっていると思う。その点からすると、この小説は少々薀蓄の披露が過ぎて興ざめ。江戸・深川町人の心意気を描きたいという作者の意気込みはわかるんですけどね。物語の筋は決して平板なわけではないのだが、物語の焦点が主人公ではなく、深川にあたっているせいか、どこか散漫な印象を受ける。深川に焦点を絞るなら、長編ではなく連作集にすべきと思うのだが。
関連本棚: 平蔵
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風の果て〈下〉 (文春文庫)
風の果て〈下〉 (文春文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: かつて道場の剣友であった仲間たちは、五人五様の人生をたどった。部屋住みの次男坊であった隼太は、岐路で選択を重ねながら異例の出世を遂げ、今、主席家老の地位にいる。ある日、部屋住み時代からの友・野瀬市之丞からの果たし状が届く。徐々に歩む道を違えていった幼馴染、その間に流れた歳月とは…。人生の深みを映し出した、味わい深い長編時代小説である。
関連本棚: takuji 平蔵 reiko510
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夜の橋 (中公文庫)
夜の橋 (中公文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 中央公論社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 藤沢周平の短編小説集。士道小説あり、江戸の市井小説あり、とバラエティー豊かな布陣である。藤沢氏の市井小説は、賭場漬けの人間が必ず出てくるので好みではなかったのだが、士道小説と並べて読んでみると、独特の味わいと良さがあることに気づく。読んでいて楽しかったのは、武家の父と娘を軸とした、滑稽味のある家族小説「梅薫る」。「冬の足音」は市井小説だが、現代の30代独身OL小説に通じる現代性がある。
関連本棚: 保志クロエ 平蔵
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雲、西南に流る
雲、西南に流る
著者: 平山 寿三郎
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 待望の平山寿三郎さんの時代小説。今回も、幕末から明治へ、時代の流れに翻弄される男女が物語の主軸となっている。作品から言うと、<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4062100495">明治おんな橋</a>の方が好きだが、こちらもさらりとした味わいのある小説である。今回の教訓は、芸は身を助く、であろうか。
関連本棚: 平蔵
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魔岩伝説
魔岩伝説
著者: 荒山 徹
出版社: 祥伝社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 朝鮮通信使に秘められた真の目的をめぐる暗闘を描いた、血沸き肉踊る歴史伝奇小説。こういうはらはらどきどきの歴史小説がもっと量産されないものか。
関連本棚: 平蔵
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紅の袖
紅の袖
著者: 諸田 玲子
出版社: 新潮社
評価: ★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 黒船が到来した直後の、幕末の江戸を舞台とした物語。主人公は川越藩士の妻、沙代である。真綿でじわじわと首をしめられるような不気味さが漂う前半に比べると、後半の大団円はやや拍子抜け。後半部分で明らかになる、とある真実にはおどろかされたが。
関連本棚: 平蔵
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葵の帝 明正天皇
葵の帝 明正天皇
著者: 小石 房子
出版社: 作品社
評価: ★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 孝謙天皇(重祚して称徳天皇)以来、実に860年ぶりの女帝となった明正天皇の物語。生母は二代将軍秀忠の娘・和子。和子が産んだ男子はいずれも夭折したため、徳川の強い要請により幼くして天皇位につくことになったのが女一宮(諡号・明正天皇)であった。江戸時代の女帝についてはあまり知らなかったので、手にとった本である。しかし、である。もしかしたらこの小説のとおりなのかもしれないが、女一宮にあまり主体性が感じられず、結果、物語の密度が薄くなってしまっているように思う。父・後水尾天皇と母・和子の確執も何となく描写がステレオタイプ。若くして譲位を余儀なくされ、その後74歳まで生き長らえた女性なので、他の描き方があったように思うのだが。
関連本棚: 平蔵
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蛍火
蛍火
著者: 蜂谷 涼
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 着物の汚れや染みを取り除く、染み抜き屋の女主人公を軸とした時代連作集。北海道に生まれ、小樽を舞台にした時代小説を書き続けてきた著者らしく、今回も往時の小樽の街並みが生き生きと描かれる。ただ、もう少し後味がさわやかな小説を読みたいと思うのは私だけだろうか。次作に期待したい。 ちなみに、この本の装丁は小説にぴったり。(なんと、着物に醤油のしみがついたように見えるのだ!)頑張った裏方さんに拍手。
関連本棚: 平蔵
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江戸の娘 (角川文庫)
著者: 平岩 弓枝
出版社: 角川書店
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 表題作は、気が強くて情に厚い、江戸の町娘の物語。幕末の激動期を舞台にした町娘と侍の恋愛模様が、瑞々しい筆で描かれる。そのほか、出島のオランダ人に囲われる遊女と、オランダ人の下僕として働くインドネシア人の恋を題材とした「出島阿蘭陀屋敷」も印象に残る。なお、「出島阿蘭陀屋敷」のモチーフは、その後、御宿かわせみにも用いられている。
関連本棚: 平蔵
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風雪の檻―獄医立花登手控え 2 (講談社文庫)
風雪の檻―獄医立花登手控え 2 (講談社文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 藤沢周平の小説には優れた市井小説が多いが、中でも、完成度の高い連作集。主人公が青年のためか、全編、どこかみずみずしい感じがする。
関連本棚: AkizoMickeyGo 平蔵 reiko510
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春秋の檻―獄医立花登手控え (講談社文庫)
春秋の檻―獄医立花登手控え (講談社文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 獄医にして柔の達人である立花登の連作集。居候で肩身が狭い思いをしつつ、名探偵振りを発揮する主人公が面白い。主人公が居候している叔父一家が、俗物揃いで、物語をコミカルに彩っている。
関連本棚: benisuzu 平蔵 reiko510
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百鬼夢幻―河鍋暁斎妖怪日誌
著者: 橋本 純
出版社: 光栄
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: あまり知られていないが、とにかく面白かった一冊。希代の日本画家・河鍋暁斎と、妖怪たちの交流を描いた史実ないまぜのファンタジー小説。文庫本になったら買おうと思っていたが、10年たってもいまだに出る気配がない…。
関連本棚: 平蔵
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かげろう飛脚―鬼悠市・風信帖 (鬼悠市風信帖)
かげろう飛脚―鬼悠市・風信帖 (鬼悠市風信帖)
著者: 高橋 義夫
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 分別盛りの年齢の人物を主人公に据えているためか、全体に、いぶし銀のような渋い趣がある。 藩の陰謀と剣戟という、時代小説の王道的楽しみを味わえる好編。
関連本棚: 平蔵
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木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫)
木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫)
著者: 笹沢 左保
出版社: 光文社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 笹沢左保のストーリーテリングの巧みさがあますところなく実感できる。全ての短編に、いちいち大どんでん返しが待っているのには脱帽。あの短さでどうしてここまで読者を煙にまけるのか不思議だ…。
関連本棚: 平蔵 ozk
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蝉しぐれ (文春文庫)
蝉しぐれ (文春文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 恋愛小説として読むのではなく、牧文四郎という一人の武士−江戸時代の平均的な下級武士−の成長を描いた物語として読みたい。 節目節目に劇的な展開があるのだが、結末は決して大どんでん返しが待っているわけではない。 それだけに、この小説の終着点はしみじみと心にしみるし、説得力がある。十代にこの小説を読んでいたとして、この小説の結末に納得できていただろうか。この小説の真価はわからなかったのではないだろうか。
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東京城残影
東京城残影
著者: 平山 寿三郎
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 江戸から明治へと転換する混乱期、そこに生きる市井の男女の生き様が描かれている。 後半がややまとまりすぎの感があるので、個人的には次の「明治おんな橋」の方が完成度が高いと思うのだが、読後感の爽やかさは高く評価したい。
関連本棚: 平蔵
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明治おんな橋
明治おんな橋
著者: 平山 寿三郎
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 江戸から明治へ、三人の女がそれぞれに新しい時代に生きようとする姿が清々しい長編時代小説。 女の三様の生き様が、温かい筆致で描きとられているのが印象的。物語を通して、作者の人間を見る眼の温かさが感じ取れる。
関連本棚: 平蔵
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