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最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)

今野 敏
角川春樹事務所
ISBN: 4758433062  紀伊國屋, Amazon, WebCat
カテゴリ 今野敏
評  価
コメント
権太の既読 : 2007/8/24 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2009/6/14~6/21 安積班シリーズの短編集。 「暗殺予告」:香港映画界のスター、サミエル・ポーが台場のテレビ局にやってくることになったが、そこに暗殺予告が届く。不審船の密航者が一人海に飛び込み行方不明になったが、海岸で不審なウェットスーツが発見される。密航者が暗殺者の可能性が高まり、現場に緊張が走るが... 「被害者」:安積は久しぶりに娘と食事の約束をする。平穏な一日が過ぎ無事娘との食事に間に合いそうであったが、発砲事件の報が入り、出動することに。無事事件が解決し、食事に間に合うのか? 「梅雨晴れ」:うるさ方の鑑識の石倉係長に若い刑事がつっかかる。梅雨のうっとうしい気候のせいか、安積まで速水と言い争いになる。そこへ須田がゆりかもめ内での暴行事件の犯人を現行犯で逮捕して連行してきた。被害者の聴取をしようとすると、被害者は病院から姿を消していた...果たしてどこへ? また、二組の感情のもつれは解消するのか? 「最前線」:珍しく桜井の目線でかかれた作品。安積、村雨、桜井の3名は援軍で竹の塚署につめることに。そこには、桜井の前に村雨と組んでいた大塚がいた。臨海署時代から大きく変わった大塚に桜井は驚く。一緒にまわるうち、話題は村雨のことに... 「射殺」:射殺された外国人の死体が発見される。被害者は麻薬組織から追われていたらしい。ロスアンゼルスから一匹狼の刑事アンディー・ウッドが派遣されてくる。自己流の捜査にこだわるウッドと組むことになった安積は日本流の捜査にこだわるが。安積の意外な過去が披露される。 「夕映え」:品川署管内で起こった事件に安積、須田、桜井が刈り出される。そこで安積は新人のときに初めて組んだベテラン刑事の三国と久しぶりに出会う。捜査会議でベテラン三国は外回り、今では階級が上になっている安積が予備班になったが、安積は気を利かせて交代を申し出るが... いつもながらに読後、ほんわかする短編が並んでいる。このシリーズの良さは人間ドラマがきっちり書けていることであろう。(やはりドラマは見ないほうがいいだろうなぁ。)
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最終更新 : 2009-06-21 16:22:53 +0900
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