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(28/28)冊
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夢を与える
夢を与える
著者: 綿矢 りさ
出版社: 河出書房新社
評価:
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コメント: 文壇のアイドルが書いたものとして買い、今日読み終えた。<br> 幼稚園の頃から通販雑誌のモデルを務め、その雑誌を見たCM会社からオファーが来てチーズのCMでデビュー、小中学生の間そのCMのキャラクターをずっと務め、高校合格を機にブレイクした阿部夕子の人生を、生まれる前の両親の関係から辿っていく。<br> 綿矢りさは書く世界の幅が広まったな、と思った。登場人物の内面の描写も含めて。<br> 芸能人が読んだらどんな感想を持つのか興味がある。<br> 疑問点は主人公の芸名と本名が同じ事と、中学生の時レースドライバーになる事を誘われた事。事務所は断るがドライバーになる事に中学生が誘われるのは年齢からして変じゃないか、と思った。<br>
関連本棚: syousetusensyo Tambourine 2007年 タカヒロ1 監獄人 いて nozz2008 祝融朱雀 go.tekuteku
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脳と心に効く薬を創る (岩波科学ライブラリー (98))
脳と心に効く薬を創る (岩波科学ライブラリー (98))
著者: 鍋島 俊隆
出版社: 岩波書店
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コメント: 本書はストレスの多い現代社会で生きていく上で心を癒す薬が必要になっていること、またストレスから逃れるために「ヤク」といわれている依存性の薬にたよる若者や大人が増えていることなどの社会情勢を踏まえて、脳や心がいかに化学物質によって容易にコントロールされてしまうのか、それはどのようなしくみによっているのかをやさしく説明する。<br> また不安神経症、うつ病、統合失調症、アルツハイマー病、パーキンソン病などの脳や心の病が知られているが、それら脳や心の病が実は脳での神経の働きを調節している神経伝達物質といわれる化学物質の働きがうまくいっていないために発症するということ、治療にはこれら神経伝達物質の働きを調節すればよいこと、それにはやはり化学物質である薬が有効であること、薬を使えば患者は社会復帰が可能であることについても説明する。<br> さらに脳や心の病を治す薬はどのように開発されるのかを説明する。
関連本棚: 分類3 監獄人
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遺伝子の川 (サイエンス・マスターズ)
遺伝子の川 (サイエンス・マスターズ)
著者: リチャード・ドーキンス
出版社: 草思社
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コメント: 『利己的な遺伝子』を読んだ時と比べると知的興奮は少ない。<br> 95年出版だけど現在のバイオインフォマティックスを思い起こさせる記述もある。<br> 「DNAの特徴は現代のエンジニアの能力にひけをとらない正確さでコピーされる」とあるが、現在のエンジニアの能力も及ばない正確さ、という方が正しいように思う。<br> 「遺伝子の機械語は奇妙なほどコンピュータ言語に似ている。専門用語を別にすると、分子生物学の学術誌のページはコンピュータ・エンジニアリングのそれと置き換えることもできそうなほどだ」<br> 「われわれ—ということは生きているものすべて—は、プログラミングを行ったディジタル・データベースを増殖させるようプログラムされた生存機械なのである」
関連本棚: ωアンテナ 雑食 Anemonefish odo sato99 分類3 スー 監獄人 ogijun go.tekuteku
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コンセント (幻冬舎文庫)
コンセント (幻冬舎文庫)
著者: 田口 ランディ
出版社: 幻冬舎
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コメント: ひきこもりの兄の死の謎を追う淫乱な女の話。<br> 2001年に読んで当時の好きな小説ベスト3に入っていたのを、再読してみた。<br> 盗作の箇所があって2ちゃんねるでやたら叩き続けている人(山形浩生勝手に広報部部長の玲奈)がいるが、そんなのどうでもいい。<br> 良い作品を読んだときに感じる全身がゾクッとする感じを今回も受けた。<br> この中では統合失調症や錯乱状態の人をシャーマン的才能の現れとして表現しているが、実際にシャーマンは何らかの精神異常なのだろう。単なる精神病として片づけないでそれを何か別の真実の現れとして捉えるのがこの作品だ。<br> スピリチュアルカウンセリングという、従来の心理学にオカルト臭い要素を混ぜたと私が解釈しているもののブームの先駆けと言える要素がこの本には入っているように思う。<br> 国貞と覚醒後の主人公による別れのセックスは笑えた。<br>
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涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
著者: 谷川 流
出版社: 角川書店
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コメント: おもすれぇーーーーーーー!常識外れな発想を持ちそれを行動に移す女子高生涼宮ハルヒと冷静なツッコミ役でありながらずるずるとハルヒに巻き込まれていくキョンを中心に、ハルヒの思考が次第に現実化していく非日常系学園ストーリー。第8回スニーカー大賞〈大賞〉受賞
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すベてがFになる (講談社文庫)
すベてがFになる (講談社文庫)
著者: 森 博嗣
出版社: 講談社
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コメント: 真賀田四季は天才という事だが、本当の天才はあんなに独特な発言はしないのでは、と思う。トリックは犀川が解説するラストの方まで分からなかった。「すべてがFになる」の意味も。女性の性格の書き分けとかが上手いと感じた。第1回メフィスト賞受賞。
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自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)
自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)
著者: 竹田 青嗣
出版社: 筑摩書房
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コメント: 以前に途中まで読んだ事があるけど、最初から読み直した。<br> スピノザはとてもいい感じ。私に近いかも。<br> 「神=世界そのもの」は原因と結果の連鎖の必然性の世界であり、我々が自由だと思っているのはただ因果関係に対する無自覚から来るものなんだ、という思想。<br> フッサールの現象学は方法的独我論の立場を取り、世界の一切を主観に置き、そのなかで他者との共通の妥当のなかで共同主観的な世界が構築されているんだ、という思想。<br> 私は「世界や秩序・法則と思っているものも個人の主観の認識から生じたものだ」、とは思うが、そこから「自ら秩序・法則性をもった世界が認識の外部に存在しない」とは思わず、「世界は個人の認識と独立して存在し、個人の認識を超えた自らの秩序・法則性を持つ」と思う。
関連本棚: 中二階 nyo 分類1 mhatta 監獄人 ogijun
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権利のための闘争 (岩波文庫)
権利のための闘争 (岩波文庫)
著者: イェーリング
出版社: 岩波書店
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コメント: 肉体的な痛みは生命体における故障の信号、生命体にとって危険な影響力の存在を告げる信号である。それは切迫した危険について注意を促し、われわれに与える苦痛によって、用心せよと警告してくれる。意図的な不法や恣意的な行為によって加えられる倫理的苦痛(倫理的存在としての人間の精神的苦痛)についても全く同じ事が言えるのである。倫理的苦痛は、肉体的苦痛と同様に—それぞれの主体の感受性の違い、権利侵害の形式や対象の違いによって—強いものもあればそれほどでもないものもあるが、もう無感覚になってしまっている人間、つまり現実の無権利状態に慣れ切ってしまっている人間は別として、あらゆる人間に倫理的苦痛として受けとられ、肉体的苦痛と同様に警告を与えるものである。ここで私が念頭に置いているのは、現実の痛みを止めるための速効的警告よりはむしろ、黙って苦痛に耐えているだけでは損なわれてしまう健康を維持するための、長い目で見た警告であるが、いずれにせよ、肉体的苦痛が肉体的自己保存の義務を果たせと警告するように、倫理的苦痛は倫理的自己保存の義務を果たせと警告する。<br> 自分の権利を侵害された人間は苦痛を感じるが、これは、権利が自分にとって—まずは自分自身にとって、そしてさらに人間社会一般にとって—何であるかについての本能的な、(権利侵害によって)強引に誘発された反応なのである。この一瞬に、激情というかたちをとって、つまり権利の真の意義、真の本質についての直接的感覚というかたちをとって、長年にわたる権利享受によってはわからなかった多くのことが鮮明になる。権利侵害によって自分自身ないし他人がどんなに大きな苦痛を受けるか経験したことのない者は、六法全書を全て暗記しているとしても権利の何たるかを知っているとは言えない。理解力ではなく感覚だけが、権利の何たるかを知るために役立つのである。したがって、すべての権利の心理的源泉が一般に権利感覚と呼ばれているのは、もっともである。権利の力は、愛の力と全く同様に、感覚にもとづいている。<br> 権利は人格の倫理生存条件であり、権利の主張は人格自身の倫理的自己保存にほかならない。<br> 健全な権利感覚は、劣悪な権利しか認められない状態に長い間耐えられるものではなく、鈍化し、萎縮し、歪められてしまう。<br> 敏感さ、すなわち権利侵害の苦痛を感じとる能力と、実行力、すなわち攻撃を斥ける勇気と決意が、健全な権利感覚の存在を示す二つの標識だと思われる。
関連本棚: neanias 暇人 pochitto Akio daichi stonechild-2 Hayase 監獄人
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脳にいどむ言語学 (岩波科学ライブラリー (59))
脳にいどむ言語学 (岩波科学ライブラリー (59))
著者: 萩原 裕子
出版社: 岩波書店
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コメント: 言語学を知るにも脳科学を知るにも中途半端で、両者の架け橋もまだまだ開発中で、言語学の理論の生物学的基盤を知るには遠いと感じた。その理由は、脳活動の非侵襲的計測技術の精度の問題もあるのだろう。
関連本棚: sakaue moriyama 分類3 監獄人 ogijun
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大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)
大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)
著者: 浅羽 通明
出版社: 幻冬舎
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コメント: 主に文系の大学生の就職について当てはまる事は多いのかもしれないが、理系の場合はどうなのだろう。<br> 多くの大学の英語教育は教授の趣味で英文学の名著や古典を訳読させているだけ、と書かれているが出版された当時はそうだったのかもしれないが今はそんな事ないのでは。<br> 証券のディーラーやコンサルティングも学歴不問ではなく、高学歴を採用しているように思う。<br> 大学入試の進路選択での大学の学部学科に関する情報不足は頷ける。<br> 教養とは同じ仲間で共有される知識のカタログで、そこから引用する事で話の種の供給源になるもの、という捉え方を浅羽はしていて、テレビで流れる情報(バラエティ番組、アイドル歌手、人気ドラマ)の話題も教養だという。<br> 日本社会の機軸たる企業にとって、大学は人材の配給所である。では、その企業から見て大学とはどんなものか。それは、入口と出口のみある土管みたいなものである。企業人としての教育は会社でみっちりとやる、大学ではなにもならってこなくてよい。大学の教育内容自体はどうでもいい。必要なのは、どこの大学の入学試験に合格したかを見ればわかるその企業内教育を消化吸収できる基礎能力で、入口はだいじなのである。つぎは出口だ。その大学を出た者(これから出る者もふくめて)全体がつくるゆるやかな連合である「世間」に属する一員であることが、モノを言う。企業は、キミという個人がほしいんじゃない。こういう、キミの「世間」がほしいのだ。だから、出口もまただいじなのである。入口は、キミの能力。出口は、キミの「世間」。企業はこれを買う。
関連本棚: yuco 6期生 サンド 監獄人 ogijun
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生き延びるためのラカン (木星叢書)
生き延びるためのラカン (木星叢書)
著者: 斎藤 環
出版社: バジリコ
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コメント: ネットの連載をまとめたもの。<br> 「日本一わかりやすいラカン入門」としているが、「ラカンを体系立てて説明しようなんて、ぜんぜん考えていない」ので、基本的な概念の説明が多く出てくる。<br> 「ラカンによると」としている部分の記述には、ラカンなんて名前が出てこない他の本で知った事もあったが、勉強になる部分もあった。<br> 私の考えとラカン・斎藤環の考えとの違いは、<br> ・心は言葉だけで出来ているとは思えない。何より言語化に至っていないイメージが先に存在し、イメージが心を大きく占めている。<br> ・人間も動物である。人間の欲望だけ他の動物の欲望と違う特別な理由などない。進化心理学への軽い攻撃が随所に出てくるが、進化的に適応的な行動は存在する。<br> ・欲望は他人からの影響もあるが自分の中から芽生えてくるものもある。<br> ・自分の欲望を説明するのには他人の尺度以外に「それが適応度を上昇させるかどうか」という説明もある。<br> ・言葉を語らなくても人間は人間である。<br> ・意味やイメージは言葉の副産物ではなく、言葉は意味やイメージの副産物である。<br> ・無意識はイメージで構成され、イメージの宝庫である。<br> ・イメージはシニフィアンの副産物ではない。
関連本棚: 読みたい本 kmr 分類4 監獄人 kitashi
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アメリカの狂気と悲劇 (集英社文庫)
アメリカの狂気と悲劇 (集英社文庫)
著者: 落合 信彦
出版社: 集英社
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コメント: KKKのコメントはちょっと変えると2chの嫌韓の人の言い分になる。<p> KKK(コリア・キチガイ・コロセ)の言い分はこうだ。<br> 「我々は在日をわざわざ半島から連れてはこなかった。強制連行は嘘である」<br> 「日韓併合ではるかに近代的で文明的な生活を朝鮮人に保障してあげた」<br> 「在日は帰れ!出て行け!早く死ね!」<br> 「朝鮮人は事実を曲げ、歴史を書き換える名人だ。例えば、玲奈の『風と共に去りぬ』があるが、原作の中ではKKKが良く描かれている。しかし映画ではそんなことにふれてもいない。また原作では自由を得た朝鮮人が日本人女性を強姦する話がある。警察による朝鮮人の情報解析の結果から得た真実なのだ。それが映画ではどうか。驚くべきことに日本人の男が強姦者となっているのだ!やつら朝鮮人は目的達成のためには歴史さえも平気でまげてしまうのだ。日本人の残虐性を描いたドラマを繰り返し見せ、日本人には罪の意識を押し付け、在日には怒りを覚えさせる。高級車に乗って生活保護費を受け取りにくる部落民がいかに多いことか。しかもニートは働こうとしない。福祉のタダ乗りの方が奴らの性格に合っているからだ。在日外国人への参政権付与などは在日の金でスポンサーされ、在日の弁護士によってコントロールされている。これこそ日本人に対する逆差別ではないか。テロによって日本社会を転覆させようというのが藤田の狙いだ。藤田にはジャングルが一番適しているとつくづく思わされる。奴には日本を愛する心などまったくないのだ。彼らは貢献するものを何も持たずに南部へやってきた。我々は在日日本人の寄生虫的存在に気付いていたし、公権力を背後に対抗手段もとっていた。真面目に働き、税金を納め、法と秩序を守る我々は、この国でマジョリティを形成しているのだ。国家に対して破壊工作以外何の貢献ももたらさない在日やニートは半島へ帰すのが最も望ましい。我が国の血税を犠牲にしてまで朝鮮人という民族に賠償する理由はない。私は真実を語り、それによって日本人達を目覚めさせていく。我々がリンチ集団なんて在日の歴史家とマスコミが合作して押し付けたものだ」<p> もっとKKKの思想内容とその中で重要なポジションを占めている人の言い分を知りたくなった。
関連本棚: 監獄人
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哲学ってなんだ―自分と社会を知る (岩波ジュニア新書)
哲学ってなんだ―自分と社会を知る (岩波ジュニア新書)
著者: 竹田 青嗣
出版社: 岩波書店
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コメント: 読みやすくて高校生くらいにもお薦め。竹田は精神的に苦しいときに哲学と文学に救われたらしい。気になっていた前近代と近代の違いがよく書かれていてよかった。差別する者の意識の分析もよかった。見事に当てはまっている人がいるな、とか。ギリシャのスティルポンという人の考えた「独在論」についてのパラドクスって、永井均の&lt;私>とどう違うのだろう。
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エロスの世界像 (講談社学術文庫)
エロスの世界像 (講談社学術文庫)
著者: 竹田 青嗣
出版社: 講談社
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コメント: 時間論以外は読んだ。物理学を知らない者が説く時間論を読んでも時間の無駄だと感じたから。著者は人間は機械とも動物とも違う原理で動いているというがそうは思えない。
関連本棚: εアンテナ nyo 監獄人
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夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
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1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)
1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)
著者: ジョージ・オーウェル
出版社: 早川書房
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コメント: 監視装置と歴史の捏造、新言語の開発により党の目的に従っていくような思考形式と行動様式を作り上げられる世界。反体制の書物や人物も体制側が作り、それに引っかかった者を拷問にかけ規格化・矯正する。監視社会論を論じる人は、この本とフーコーの「監獄の誕生」を持ち出す事が多い。人間の自由について考える人や反権力志向のある人は読んでおくといいかも。
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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
著者: 東 浩紀
出版社: 講談社
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コメント: 全体に意味を与える大きな物語(宗教、イデオロギー)が凋落し(70年代)それをサブカルチャーで補填する(80年代)、というのが大塚英志の「物語消費論」。東は、オタクはサブカルチャーでの大きな物語の捏造の必要性すら放棄し、データベースを欲望する段階(90年代)を迎えた、という。ポストモダンの人間は、「意味」への渇望を動物的な欲求に還元することで孤独に満たしている、という。
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戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)
戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)
著者: 斎藤 環
出版社: 筑摩書房
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コメント: 2000年に読んだので、オタク文化に精神分析の鋭いメスを入れる、っていうより、戦闘美少女の系譜を辿る、っていう印象ぐらいしか残ってない。読み返そう。
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自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)
自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)
著者: 東 浩紀, 大澤 真幸
出版社: NHK出版
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コメント: 心に引っかかった部分と少量の自分のコメント いろんなことがこの世界で起きているが、それが何であるかわからない。そのとき解明してくれるに違いないとあてにされる知識人というのがいる。それが現代風の「第三者の審級」。人がそこに「真理」を帰属させる超越的な他者。日本ではそれが長い間、文芸系の知識人によって担われていた。ところがそういう期待がなくなっていてこれも第三者の審級の失効、との事だが、これは論壇系知識人の追っかけの減少として現れているのかな。 規範や意味が効力をもつための論理的前提条件となるような、超越的あるいは超越論的な他者(第三者の審級)の効力が次第に減衰してきている。それは東の言葉では大きな物語の消滅と同じ。第三者の審級は、法とか権力のメカニズムの作動を支える根本的な要素で、それの不在というのは、権力の失効につながるはずだが、この時代には社会全体にある種の権力(管理)のネットワークがあらためてはりめぐらされてもいる。第三者の審級=神が不在になっている、そうしたときに人が想像していたのは無法地帯の出現だが、神がいなくなったらもっと強烈な管理のネットワークの時代がやってきた。 規律訓練型権力は価値観を共有し内面に規範=規律を植えつけ自己規制する主体を形成していく権力。例えば学校。環境管理型権力は人の多様な価値観の共存を認めているが行動を物理的に制限する権力。例えばファーストフード店やファミレスの椅子の硬さやBGMの音量や冷房による室内の温度の調整。 現代人はきわめて動物的に管理されている。マクドナルドやセキュリティの強化にいたるまで、あらゆるレベルで環境管理型の秩序維持が台頭している。こういう状態がはっきり現れているときに、では自由な意志とは何なのか、というのはよくわからなくなってくる。誰に命令されたわけでもないけど、私たちは自発的に何かに動かされている。それは自由なのか不自由なのか。「自由」とは、まず最初にそれが奪われているという感覚があって、その反対物として想定される概念なのではないか。ポストモダン社会の環境管理型権力は、自由そのものを増やすとか減らすとかではなくて、端的に「自由が奪われている」という感覚そのものを極小にするように働いている。だからこそ、私たちは、そこで、自由があるのかないのかもよくわからない状態に放置されてしまう。 ハンナ・アレントの「人間の条件」とネット初期のユーザーの実名での発言の尊重。 僕たちは、いつどこに行っても匿名になれそうにない社会を作ろうとしている。そしてこれは、必ずしも国家権力が主導している動きではない。監視カメラの設置なんて、むしろ商店街や住民が自発的にやっている。国家と市民のあいだに対立は存在しない。 管理型権力が奪っているのは固有名の記述に還元できない余剰ではないか。記述主義的還元というのが、ひとつの現代的な社会変容の方向であって、それが個人の精神症状として現れれば多重人格になってくるし、コミュニケーション環境の水準でとらえれば、個人情報によってわれわれが統計学的にアイデンティファイされているという現象になる。 排除は、人間の生物としての生存に関わる部分でだけ、つまり安全で快適な生活に関わる部分でだけ作用している、との事だが、たとえば2chの在日朝鮮人排除の思考などがあるのではないか。 住基ネットが機能を拡大する、自動改札機が導入される、監視カメラが設置される、そのときに私たちはこれは何かヤバいのではないか、何かが間違っているのではないかと感じる。その感覚を言葉にすると、今のところは、犯罪を行う権利だとしか表現のしようがないが、私たちは何かをそこで感じているわけだから、その何かを正当な権利として汲み上げてくる論理、犯罪を行う権利を別の権利に組み換える、人文的な「概念の作業」が必要になってくるのではないか。個人情報を売って代価やサービスをもらう、個人情報を売って自由をもらう、そのどこがいけないのか。いけなくない。ただはっきりしているのは、にもかかわらず、これは何かが間違っているのではないかと、多くの人々が不安を抱えているということ。その感覚を言葉や論理に変えていかなければならない。つまり概念の発明が必要。
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戦後の思想空間 (ちくま新書)
戦後の思想空間 (ちくま新書)
著者: 大澤 真幸
出版社: 筑摩書房
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コメント: 「戦後思想」を主題とした3回分の講演会の内容を加筆修正したもの。内容は戦後思想がチャート式のようにまとまっているわけではなく、雑多な感じ。
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