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ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)
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| 著者: |
宗田 理 |
| 出版社: |
角川書店 |
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| コメント: |
夏休みの始まりと同時に中学1年生の1クラスの男子が全員行方不明に!?
実は廃工場に立てこもって大人たちを相手にいたずらをするためだった
子供たちが持つ大人たちへの不満や理不尽などに反対して、解放区としていた
最初は親や教員もただのいたずらですまそうと考えていたが、ことが大きくなりついにはテレビや警察まで!?
それでも外にいる女子と連携して大人たちを手玉にとってしまう
学生の不満や疑問に真っ向から勝負を挑む素晴らしい本です! |
| 関連本棚: |
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巷説百物語 (角川文庫)
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| 著者: |
京極 夏彦 |
| 出版社: |
角川書店 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
時は江戸時代末期。小股潜りの又市と呼ばれる男が、様々な小悪党の仲間と共に「あちらを立てればこちらが立たぬ」といった困難な問題を金で請け負い、妖怪になぞらえて解決していく妖怪小説。
世の中にはどうにも出来ないことがある。例えば江戸時代ならば、武士はどんなに理不尽なことがあっても主君には逆らえない。そんな八方ふさがり的な状況を、妖怪という「存在」を使ってあの手この手で騙して仕掛けて暗躍して、誰も損しないよう、どこにも角が立たないよう、丸く収めてしまうのが、又市たちの仕事である。
又市は舌先三寸口八丁、口から先に生まれてきたような男と言われるほど口がうまい。「欺す賺す騙る謀るはお手のもの。縁切り仲人口は得手中の得手」と豪語する。他の登場人物で又市の仲間である、事触れの治平、山猫廻しのおぎん、御燈の小右衛門なども一筋縄ではいかないような小悪党である。
そんな奴らに、偶然山の中で、山岡百助と呼ばれる戯作者志望の普通の男が出会うところから物語は始まる。その後、故意的にも無意識的にも、又市たちと共に様々な事件に巻き込まることになる百助の視点から物語は進んでいく。
歯切れのよい文章と、生々しい妖怪たちの描写。そして一癖も二癖もある登場人物たちが作り出す、独特の雰囲気を持つこの本は読み出したら止まらない。怪しく哀しく、時には痛快に事件を解決していく又市ら小悪党たちの様々な過去や、「表」の世界を生きる男である山岡百助と、「裏」の世界を生きる又市たちとの、どこか奇妙な友情関係も見所で面白い。
続編として「後巷説百物語」「続巷説百物語」がでており、「後巷説百物語」は直木賞受賞作品。また、この本の時代より前の時代という設定で「前巷説百物語」というのもでている。どれも少し長いが、読みやすい本なので、ぜひ4冊とも読んでほしいと思う。 |
| 関連本棚: |
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パズル (角川文庫)
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| 著者: |
山田 悠介 |
| 出版社: |
角川書店 |
| 評価: |
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| コメント: |
この本は、有名進学校を舞台にしたミステリー本です。雑談することもなく毎日勉強ばかりしているクラスがターゲットとなります。ある日、学校が銃を持ったグループに占拠され、そのクラス以外の人をみんな学校の外に出し、そのクラスの生徒たちにあるゲームをするように命令します。2000ピースのパズルです。ピースの1つ1つは校舎内の様々な所に隠されており、48時間という制限時間内にすべてのピースを探し出してパズルを完成させることができなければ担任の命を奪うというものです。普段協力などしたことのないクラスメートたちが協力してパズルの完成を目指し、同時に犯人グループの目的を突き詰めていくというストーリーです。はらはらさせられるところが多数存在し、息もつかせぬスピード感に圧倒されます。読み終わったあとはわりとすっきりするので、気分転換などに読んでみるのもいいと思います。 |
| 関連本棚: |
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チワワちゃん (単行本コミックス)
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| 著者: |
岡崎 京子 |
| 出版社: |
角川書店 |
| 評価: |
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| コメント: |
爽快で痛快、だけどどこか切ない作品が並んだ短編集
です。特に是非とも読んでみてほしいのは本のタイトルにもな
っている「チワワちゃん」。バラバラ死体で見つかった友達を
巡る短いお話なのだけれど、ミステリーなどのような殺人事件をモチーフにし
た物語とは趣向を異にする展開をしていきます。友
達を失った人間の立場からいろいろな断片的エピソードが淡々と語ら
れていきます。この展開が非常に技巧的でこの作品を独自性の高いものにしています。人と人の繋がりが希薄になっているといわれる
現代人の不器用な友情・愛あるいは資本主義社会の中での個人
の葛藤を語らせたら岡崎京子に匹敵する語り手はそうそういな
いと思います。「pink」「東京ガールズブラボー」「愛の生活」「リバーズ
エッジ」もおすすめ。 |
| 関連本棚: |
HARADAの漫画
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犬と私の10の約束
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| 著者: |
川口 晴 |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
犬を飼っていたり、飼うつもりなら、一度は読んでおいたほうがいいと思う。
ストーリーとしては、物足りないかもしれないけど、今後のためになる本だと思う。
犬に限らず、いつも一緒にいて当たり前の「ペット」という存在の見方が変わると思う。
10の約束だけでも見てください。 |
| 関連本棚: |
農工大農獣医
アライシュン
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