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(40/53)冊
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父と子 (新潮文庫)
父と子 (新潮文庫)
著者: И.С. ツルゲーネフ
出版社: 新潮社
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コメント: サイードが知識人のハシリと取り上げていた、バザーロフの話。 いわく「バザーロフは日常的な約束ごとを踏みにじり、凡庸なことや紋切り型を嫌い、科学的で感傷的でない新しい価値観を擁護し、それらを合理的で進歩的な価値観として主張する」(『知識人とは何か』) ですが、いうほどバザーロフを進歩的とか感じなかったのは、時代が違うからでしょうか。私がより進歩的な知識人だからでしょうか。
関連本棚: サトウ Такэроу K内 キズキ
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謎とき『罪と罰』 (新潮選書)
謎とき『罪と罰』 (新潮選書)
著者: 江川 卓
出版社: 新潮社
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コメント: 著者自身が、「主人公への感情移入を過度に重視する従来の小説理解への反撥があった」(ⅩⅡ章)と言っているとおり、 『罪と罰』を、心理とか哲学とかの観点よりも、ロシア語やロシア文化、キリスト教史といった観点から、やや重箱の隅をつつくように解説しています。 その辺が本書『謎とき』の価値だと思います。 前者の観点での解説なら、シェストフやら小林秀雄(他にもたくさん、山ほど出てるんだろうと思います)に任せればokなんだろうと思います。 ただ、帯にあるように「ドストエフスキーを愉しむために最初に手にすべき1冊」ではないかもしれない、です。 <br> 謎の中身ですが、たとえば、<br> 1.タイトルの「罪」が、ロシア語で、「グレーフ(神のおきてにそむく行為)」ではなくて、「プレストゥプレーニエ(人間の定めたおきて(法律や社会的規範)を『踰える』行為)」であること<br> とか、<br> 2.ラスコーリニコフのイニシャルが、実はアンチクリスト、悪魔を暗示していること<br> とか、<br> 3.ラスコーリニコフとソーニャが、実はあのときにコトに及んでいたこと などなど、(少なくとも私にとっては)目から鱗の落ちる発見が続出でした。<br> 蛇足ですが、ソフィーとマグダラのマリアを重ね合わせているところや、いわゆる「異教」を登場人物に見出しているところなど、はやりの『<a href="http://www.hondana.org/A3CBC6E2/4042955037.html">ダ・ヴィンチ・コード</a>』にも通じるところがありました。
関連本棚: K内
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鴨川ホルモー
鴨川ホルモー
著者: 万城目 学
出版社: 産業編集センター
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コメント: 最近、テレビドラマで『鹿男あをによし』ってやってるみたいですが、それの原作者が、この本の作者。<br><br> 京都が舞台な点、ダメ学生が主役な点、作者が京大卒な点、作風がファンタジーチック(?)な点など、森見登美彦と比較しちゃいます。 私は万城目氏の方を好きです。語彙が自然に豊富で、ところどころにあるクスグリも、こっちのほうがツボです。<br><br> ストーリーは、「ホルモー」という非現実的な競技(京都産業大、立命館、龍谷、京大が対戦)に、学生たちがふとした拍子に携わることになり、だんだんと打ち込んでいく。それだけといえばそれだけ。<br> なんですが、何のために日々生きてくのか疑問に感じたり、それでも何かに打ち込んでみることがあったり、淡い恋があったり、そんなことを友人と話し合ってみたり、どこの若者にもありそうな風景が描かれます。<br> 懐かしさを覚えるのは、学生時代に京都にいた人だけでないはずだと思います。<br><br> 主人公の友人(入学まもない1回生)いわく 「僕たちがこの長い学生生活でこれから戦い続けなければならないものは、間違いなく虚無だ。いや、それは大学だけではなく、社会に出てからも、絶えず僕たちを苛むはずだ」(p.88)<br> それでも彼らは、ホルモーや恋などのいろいろな経験をしていく。—それは必ずしも意図してやったことでなく、目的に疑問を持ってやってたり、ただ偶然やってることだったりする—<br> そんな、一見無駄にしかみえない生活が、これはこれで学生生活謳歌してるかも的な、充足感をもたらしたりして。結局無駄なのかもしれないのですが。。 あーくすぐったい。青春小説。
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モルヒネ (祥伝社文庫)
モルヒネ (祥伝社文庫)
著者: 安達 千夏
出版社: 祥伝社
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コメント: 不幸な運命の陳列棚みたいな本でした。。。どれだけ不幸な運命を背負っても、自分の意思で選択ができる部分は、自分の意思で生き方を選択したい、という話。たしかに泣けました。
関連本棚: ak natsukichan0724 K内
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歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化
歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化
著者: スティーヴン ミズン
出版社: 早川書房
評価:
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コメント: 言語の起源は、この分野の多くの人が興味を持っている気がするのですが、 この本では、言語に加えて音楽の起源を探究しようと試みています。 <br> ネアンデルタールは、Hmmmmm(Holistic:全体的 multi-modal:多様式的 manipulative:操作的 musical:音楽的 mimetic:ミメシス的)という、言語と音楽の両方の前駆体的なコミュニケーション手段を持っていた、と主張しています。 <br>全体的というのは、一声で一つの意味をなして単語に分かれていないというような意味、 <br>多様式的というのは、犬のほえ声がワンパターン(←駄洒落(>∀<))であるより、もっと多様なパターンの発声、というような意味、 <br>操作的というのは、聴き手を操作するというような意味(あっちいけ!とか)、 <br>音楽的というのは、音程の上下やリズムがあって、また、ある音節が特定の事物を意味してはいない、というような意味、 <br>ミメシス的というのは、模倣的というような意味、 <br>みたいです。 ハミングとかけたネーミングもおもしろいです。 <br> Hmmmmmを前駆として、現代人は新しく、事物を具体的に指し示す単語を持ち、単語の組合せルールの文法(統語?)を持つ、言語を獲得したと。 言語は効率的な情報伝達手段として発達していきましたと。 一方で、音楽の中には今もHmmmmmのなごりがあって、感情の表出やIDL(Infant Directed Language)の際に有用な役割を果たしていると。 <br> 言語以上に論証が難しそうな、音楽の起源に挑戦するということで、根拠として集めた事例も、脳科学(失語や失音楽といった脳損傷の事例や、神経科学etc)、ヒトの行動学(育児の話、個人的な音楽体験etc)、現生霊長類の行動(チンパンジー、ベルベットモンキーetc)、化石人類の骨格、人口遺物、など非常に多岐にわたっていて、読みごたえがあります。(参考文献の数が約500!)
関連本棚: 13号 ありす(未読本) 6期生 K内
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チェーホフ (岩波新書)
チェーホフ (岩波新書)
著者: 浦 雅春
出版社: 岩波書店
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コメント: 小見出しをいくつかあげると、 「不条理な現実」「感情の切断」「チェーホフの『非情』」「内部に巣くう『冷静さ』」「否定の論理」「崩壊する『意味』」「『絶望の詩人』」「『ここではないどこか』」… こうして並べると、チェーホフファンを名乗るのははずかちい気もします。 痛いとこ衝かれた気分です。 <br> ただ、そういう絶望とかペシミズムとかシニシズムとかってんですか、 が、若気の至りにあってはたまんないんです。 <br> 最終章の最終節「呼びかけと応答」では、チェーホフ晩年の、 てかサハリン行以降、もっと言えば『退屈な話』以降の作品における 「希望」について述べているのです。 いわく、「『音』や『呼びかけ』、そしてそれにこたえる『応答』は、チェーホフが『無意味』のはてに見出したかすかな光だった。」と。 <br> たとえば『ワーニャ伯父さん』も『かわいい女』も『犬を連れた奥さん』も、 ロシア語では呼称、つまり呼びかけの形をとってるんだそうですよ。 『かわいい女』は英訳では「The Darling」だそうですよ。⇒(<a href="http://www.classicreader.com/read.php/sid.6/bookid.2046/">英訳</a>) へえーーーでした。 <br> なんですが、 なんとなく、こじつけ的な印象を受けてしまいました。 別に、無理に、かすかな光を見出したことにしなくてもよい気がして。。 それより、なんていうか、あきらめ、ていうんですかね、 結局思い通りには行かないけど、生きてくべ、的な、その辺が、 泣けるんですよこれがチェーホフは。
関連本棚: K内
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臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ
臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ
著者: 大江 健三郎
出版社: 新潮社
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コメント: タイトルはポーの詩から来ています。 本文中にも引用が多い。ディレッタント(意味あってるか?)っぽさが強い。。 <br> 30年前、映画を撮ろうとした。18世紀のドイツの叛乱を題材に。けどぽしゃった。という昔話。 それから30年経って、映画のヒロインになるはずだった女優(サクラ・オギ・マガーシャック)やプロデューサーや脚本書いた私はじいさんばあさん。 けれどまたチャレンジしようという話になる。 <br><br> 参考→ <a href="http://blogs.yahoo.co.jp/azurite_2727/39383200.html">http://blogs.yahoo.co.jp/azurite_2727/39383200.html</a>
関連本棚: K内
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ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)
ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)
著者: ダン・ブラウン
出版社: 角川書店
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コメント: 文庫3冊、正味2日間ほどで読めた、アトラクティブかつアクロバティックな本でした。特に前半の謎解きやアクションは圧巻でした。 <BR> 『最後の晩餐』で、キリストの(キリストから見て)右隣は女性というのは、はじめて知りました。 など、絵画について認識を新たにする点もいくつかありました。 <BR> ただ、巻頭で「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に 関する記述は、すべて事実に基づいている。」と断ってるんですが、 けっこうマユツバものの記述もある気がします。。 少なくとも、ここ(<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%BF%AE%E9%81%93%E4%BC%9A">シオン修道会 - Wikipedia</a>)を見る限り、鵜呑みにしてはいけなそうです。 <BR> キリスト教の歴史についてもかなり興味深いことが書かれていました。 キリスト教の歴史は「作られた」もので、、というあたりです。 <BR> (歴史とは)「歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話」(『歴史とは何か』(EHカー)) ということを思い出したりしました。 <BR> この本が、「本当の」歴史を記述しているかというと、必ずしもそうではないように思われます。。 が、まあ面白かったです。 </pre>
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カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
著者: ドストエフスキー
出版社: 光文社
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コメント: 1巻の3分の1くらいで停滞中
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The Fossils of the Burgess Shale
The Fossils of the Burgess Shale
著者: Derek E. G. Briggs, Douglas H. Erwin, Frederick J. Collier
出版社: Smithsonian Inst Pr
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コメント: バージェス頁岩の化石のカタログです。Whittingtonが「lovely book!」といったのを覚えています。
関連本棚: K内
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個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)
個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)
著者: 大江 健三郎
出版社: 新潮社
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コメント: 27歳4ヶ月(奇しくも今の私と正確に一致)の主人公の鳥(バード。あだ名)が、障害を持って生まれた赤ん坊から、狡猾に、自己欺瞞を押し隠して、逃げようとし、最終的には、「ぼくが逃げまわりつづける男であることを止めるために」受け入れることを選択するに至る物語。<br> その間の鳥(バード)とその周りの人物のできごと、感情、行動が、ものすごく濃厚なんです。<br> 障害を持つ赤ん坊、それを取り巻く人々、二日酔状態で予備校で講義して嘔吐、ア○ルセックス、外交官の出奔、過去の縊死、これから起こすかもしれない、人の手を借りた殺人。。。 それぞれが、季節が夏なこともあってか、非常に濃密な感じでかかれます。げっぷしそうな感じ。<br> 人物、感情を表す比喩に動物を多用してたりするあたりも、なんだか得体の知れなさを加速してる気がしました。 たとえば、「病んだイタチのように狡猾」「恐怖のメガネザル」「個人的な不幸のサナギ」「こそこそと穴ぼこへ逃げたがっているドブ鼠」とか、「眠りのイソギンチャクの触手」、「棘だらけで赤黒い欲望と不安のウニ」だったり。<br> ほとんど最後、赤ん坊を育てていくことを決意した鳥(バード)に対して情人である火見子が言うはなむけのせりふ 「あなたはいろいろなことを忍耐しなければならなくなるわ」 が僕には印象的でした。
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日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018)
日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018)
著者: 湯浅 健二
出版社: アスキー
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コメント: タイトルについては、数ページ、しかも哲学者との対談の中で触れられるだけです。 (結論は、日本人は「無限責任=無責任」な体質だから、ということっぽい) <br> 他は、ふっつうにサッカーの戦術の話です。 サッカーに興味が無かったら、まーーーったくつまらないでしょう。<br> 恋愛においてシュートを打てない自分を改善するすべを知りたい、とか思ってこの本読んでも(そんなやついないか。俺だけか。)、実りはないと思われます。
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ゼロの焦点 (新潮文庫)
ゼロの焦点 (新潮文庫)
著者: 松本 清張
出版社: 新潮社
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コメント: 新婚早々失踪した夫を探して東京⇔金沢を行き来する妻の視点で、事件を追う。<br> 約1ヶ月間で全容が明らかになるまでに、いろいろな人の過去や現在の生活が明るみに出る。過去を描出するときも、あくまでも現在の妻の視点に立っているため、自然に人間らしい文章の流れになっている。年末の日本海側の寒さを背景としたそのリアリティが、上手いのだろうと思う。<br> 逆に、巻末の解説に、このあらすじを時間軸に沿って説明してあるのですが、こっちは全く読めた代物でない。これとの対比に、改めて、松本清張の説得力をすごいと思った。<br> <br> 本編とは無関係なんですが、新潮文庫のカバー裏の解説は、良し悪しです。。 そこまで書いちゃうかよ。と。<br> 他の新潮文庫でも、たとえば、『<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%95%B0%E9%82%A6%E4%BA%BA-%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%A5/dp/4102114017/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1199022794&sr=1-3">異邦人</a>』(カミュ)のカバー裏。明らかに書きすぎ。
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怖い絵
怖い絵
著者: 中野 京子
出版社: 朝日出版社
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コメント: 表紙が、以前展覧会で見たラトゥールの『<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Georges_de_La_Tour_025.jpg">いかさま師</a>』でした。 中世を中心とした、西洋の絵画20展、それらの怖さについての解説。<br> ゴヤの『<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Goya-Saturnus.png">わが子を食うサトゥルヌス</a>』のように、一見して怖い絵もあれば、 ドガ『<a href="http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/degas_danseuse.html">エトワール、又は舞台の踊り子</a>』のように、綺麗な絵だけど、それにまつわる当時の風俗の怖さが解説される絵もあります。 <br> 『いかさま師』は、、 絵の正面の女性の横目が怖い。 また、ばくちでいかさまをされる場面が、そして同様の仕打ちが自分にもなされるかも分からないという不安が、「怖い」と。 いわく、「一番恐ろしいのは天変地異でも幽霊でもなく、生きた人間だ」と。
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日本橋バビロン
日本橋バビロン
著者: 小林 信彦
出版社: 文藝春秋
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コメント: 今でいう東日本橋を中心に、両国、柳橋、人形町、浜町あたりの、ここ100年間くらいの栄枯盛衰。 大正時代くらいまでは日本の中心と言っても過言でなかった日本橋が、関東大震災、空襲で跡形もなくなっていく様子。 東京の「下町」(文化?)も、同時に失われてく様子。 それが、著者の家族の栄枯盛衰を縦軸に書かれてます。 著者の家族のことは別にぜんぜん興味ないですが、町の移り変わりは、まさに我が家の周りだから興味深かった。 逆に、このあたりの土地に興味なければ、まったく面白くないと思う。
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モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)
モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)
著者: 小林 秀雄
出版社: 新潮社
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コメント: 久しぶりに小林秀雄なんかを買ってみました。 今年、モーツァルト生誕何年かだというし。 小林秀雄の本、学生時代はもう少し、読めた気になってたけど、 いまになるとムズカシイ。。 決定的に教養が足りないです。〇|‾|_ モーツァルトについて、ゲーテがどういったなんて、知ったこっちゃねえ〜と思ってしまいます。。 けれど、雪舟の『慧可断碑図』の話は、実物を見たことあるせいもあって、(‾^‾)V 面白かったりしました。
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知識人とは何か (平凡社ライブラリー)
知識人とは何か (平凡社ライブラリー)
著者: エドワード・W. サイード
出版社: 平凡社
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コメント: 「現代の知識人は、アマチュアたるべきである」 「アマチュアリズムとは、(中略)専門的観点にしばられることなく、憂慮とか愛着によって動機づけられる活動のこと」 アマチュアの頭の方(amaあたり)って、フランス語のaimerとかスペイン語のアモーレ(?)とかですよねー? 要は、愛だろ、愛。と。
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Encyclopedia Prehistorica: Dinosaurs
Encyclopedia Prehistorica: Dinosaurs
著者: Robert Sabuda, Matthew Reinhart
出版社: Walker Books Ltd
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コメント: 自分へのクリスマスプレゼントで、買っちゃいました。<br> <a href="http://www.youtube.com/watch?v=brDlacsjYFA">http://www.youtube.com/watch?v=brDlacsjYFA</a> <br>↑こんな感じで、まじ迫力あります。 紙がすれるメリメリという音もイイ!
関連本棚: K内
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ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
著者: 梅田 望夫
出版社: 筑摩書房
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コメント: 面白かった。 本人も書いてるとおり、かなり楽観的な姿勢ですが、それがイイ。 珍しくムラムラしました。
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万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)
万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)
著者: 大江 健三郎
出版社: 講談社
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コメント: いっやーー久しぶりに、すごい本を読みました。<br> <br> 様々な時間におけるたくさんの事件が、続々と、続々と出てきて、フォローするのが大変でしたが、それらが終末において、ものすごい勢いで解きほぐされていきます。というより絡み合っていく。その、緻密さがすごいです。 出てくる事件とは、思いつくままあげると、万延元年の一揆、60年安保、戦後すぐの兄の殺害、妹の自殺、障害を持った子供の誕生、妻のアル中化、友人の縊死、、、等等。<br> とってもスケールの大きい推理小説としても、非常に楽しめる感じです。<br> <br> しかも、内容においても、人間の根幹に迫る(?)ようなものでもあるのです。<br> たとえば、鷹四(主人公の弟)は、「本当の事」を考えているんですが、本当の事とは、「ひとりの人間が、それをいってしまうと、他人に殺されるか、自殺するか、気が狂って見るに耐えない反・人間的な怪物になってしまうか、そのいずれかを選ぶしかない、絶対的に本当の事(P258)」なんだそうで。「そういう本当の事を他人に話す勇気が、なまみの人間によって持たれうる」かどうか、と問うわけですよ。兄の蜜三郎に。<br> で、鷹四の言う「本当の事」とは一体何の事なのか?小説の中の、どの事件に関連してくるのか?鷹四自身のどんな行動、identityに結びつくのか?と、ね。いやーすごい。すごいんですわ。 <br><br> 講談社文芸文庫版の「著者から読者へ」で大江自身が 「この小説は僕にとってまことに切実な意味で、乗越え点をきざむもの」と書いているように、著者にもこの作品に相当な思い入れがあるようです。ね。 <br> が、読むにあたって、僕の方が「乗越え」ないといけなかったこともありました。 まず、血や肉の生々しい描写があって、時々しんどくなりました。 それと、大江らしい難解な文体は、なれるまでずっとしんどかったです。主語と述語がやたら離れてるとか。関係代名詞とかないんだからさー、と。 <br> 以上。長くなっちった。
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