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泣ける2ちゃんねる(2) (2ちゃんねるplusBOOKS)
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著者: |
佐々木 大柊 |
出版社: |
コアマガジン |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
サイト「泣ける2ちゃんねる」からの収録モノ。<br>
前作で取りこぼしたもの+新ネタということで、基本的にハズレがない感じ。こういうのは出版社的にはおいしいんだろうなあ。<br>
それに基本的にショートエピソード集という形で、手軽に読みやすいし、どこから読んでもOKってのは、正直ポイント高い。
<p>
あえて1点。サイトではスレログ全量を公開しているネタがいくつかある。これはスレの流れにそって展開されたり、告白者と他の住人との会話のなかから独特の雰囲気が生まれてくるもので、サイト的には全量公開がベストだと確かに思う。<br>
しかし、そうなると煽りや荒らしと思しきコメントも大量に含まれることになるし、やはり2chに慣れていない一般読者には読みにくくなる。その点を判断されてだと思うが、書籍版に収録する際に大幅に編集されているのだ。<br>
ただその結果、煽り系の書き込みがほぼ100%削られて、いわゆる「泣ける」書込みばかりがのこってしまう。それがかえって、そのスレ本来の雰囲気をかき消してしまっているのだ。<br>
未熟児かつ障害児の父となってしまった男が、やりきれない気持ちを紛らすためにあえて煽り荒らしOKというスレで淡々と告白を続ける。そんな悲壮な雰囲気が、書籍化のための編集でほとんど消えてしまっているのが残念だった。 |
関連本棚: |
SaySet
眼薬。
ZERO晃
服部
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絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)
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著者: |
谷川 流 |
出版社: |
メディアワークス |
評価: |
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カテゴリ: |
ライトノベル
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コメント: |
ライトノベル系の小説で、(いや、ライトノベルに限らないかもしれないが)こういう「予定調和的」な設定が好まれる傾向ってあるのかな、と思う。
設定のつじつまが合っているとか、あの伏線がここで効いている、とか。
それ自体はよくあるんだけど、なんかそれ<b>のみ</b>を追求してるんじゃないかと思われることがたまにある。
<br>
谷川 流の小説、特に時間移動を扱う物語では、特に顕著だと思う。涼宮ハルヒしかり、学校シリーズしかり。
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この小説も、時間移動こそ出てこない(ま、あるにはあるが)ものの、この「予定調和趣味」とでもいうようなフォーマットに完璧に適合する。
ある意味、「名人によるチェスの一手」のような味わいでもある。論理的に、かつ必然的に、おさまるべき所へ収まっていく、みたいな。
それ自体は、才能でもあろうし、キライではない。
<p>
...が、個人的にはダメ出しておこう。
なんというか、予定調和的整合性を追求するあまり、はしょられているディテールがあまりにも多いのだ。
<br>
詳しくはネタバレになるから書けないが、あの一族があのような形で成り立っている背景とか、主人公が壊れていく仮定とか。
そのあたりがあまりに断片的かつ断言的に語られるのみであるのは、それ自体が「舞台装置」であり「説明すべき部分ではない」、という意図であろうというのはある程度想像できる。
<br>
しかし逆にこの妙にこじんまりした世界観を維持するための作為にも見える訳で、ひょっとして紙面が足りないとか本来は前後編くらいにしたかったのかとか続編を考えているのかとか色々考えてしまう。
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とはいえ、単発の実験作としてなら許容できるかな。シリーズ化したらさすがに見限るぞ。
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(知人につっこみをいれられたので、少し編集してみた) |
関連本棚: |
sumikawa
neanias
かー
IKeJI
SaySet
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bookbug
tohka
kios
ひろ
dorayakitaro
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注文の多いJ2EE 料理店 (DB Magazine SELECTION)
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著者: |
笠原 規男 |
出版社: |
翔泳社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
正直、微妙。
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企業なんかで開発規約とかフレームワークに基づいて開発してるようなケースでは、こーいう本で勉強していっぱい小技を持ってるプログラマってかえって扱いにくいんじゃないかという気がする。
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ま、技は技として習得していて、一方でちゃんと規約なりフレームワークなりのメリットも認められるというのが、プロジェクトにおける理想形なんだが。
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それはそれとして、いろんな技術があるけど、どういう局面で使うか、実際に使われる事例を見たい、という意味ではそこそこいいかな。
欲を言うと、JBossでやってほしかった。 |
関連本棚: |
SaySet
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世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)
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著者: |
橋本 和也 |
出版社: |
メディアワークス |
評価: |
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カテゴリ: |
ファンタジー
ライトノベル
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コメント: |
アイディア一本勝負と見えて、意外と奥深い。
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6人兄弟+父母+αということで、ちょっと登場人物がおおすぎかも。シリーズ化を意識してるのかもしれないが、ひとまずチョイ役にしかなれなかったおねーさんたちがちょっと気の毒だったかな。
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「癒し系の力は、究極的には世界平和の敵となる」という主題については、結局のところ明確な回答は出ていないわけで、そのあたりを突っ込んだ続編がでてきたりすると面白そう。
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関連本棚: |
SaySet
F家(ラノベ・SF・TRPG)
無教養人
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