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旅のラゴス (新潮文庫)
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筒井 康隆
新潮社
ISBN: 4101171319
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
eiko-a :
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あるときはスカシウマの背にゆられ、あるときはテレポートで転移、あるときは炭鉱の奴隷に、あるときは失われた世界が遺した蔵書に没頭する食客に(これはうらやましい)...。異世界を旅しつづける男の物語。前半の幻想的なエピソードは、澁澤龍彦の「高岳親王航海記」を思わせる。読後さわやか。
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増井 :
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諸星大二郎的世界
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がおー :
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すごいファンタジー感。いい。
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reiko510の2015 :
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日本のSFはここ数年読みだしたところで、作家名はほぼ知っているもののちゃんと読んだことがなかったカテゴリー(時をかける少女だけは中学の時に読んだけど)。
なぜか昨年この「旅のラゴス」が平積みになっていたので手に取りましたが、SFというより幻想的なファンタジー、それも「アルケミスト」に似た文学性を感じさせる作品でした。良かったので、読まず嫌い(嫌いというか手にとらない)はだめだな、と反省。
#アマゾンのAmazonオールタイムベスト小説100に2013年末に掲載されたからか。
と思っていたら、日経2015/4/15に「筒井康隆「旅のラゴス」 発売後20年、謎のヒット 」という記事が出ていました。(自分はちょうど4/12に読了)。
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大いに売れているのだが、特別なきっかけがあったわけでもなく理由はよくわからない。そんな“謎のヒット”となっているのが、筒井康隆の小説『旅のラゴス』(新潮文庫・490円)だ。
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本書は、高度な文明を失った代わりに人間が超能力を獲得し始めた世界で旅を続ける男の物語。人の一生と文明の興亡を重ね合わせて描くSFだが、『時をかける少女』などと比べれば知名度のある筒井作品ではない。
発売は1994年。文字を大きくするため改版した昨年はじめ以降、じわじわと人気に。近年は年に3千~4千部程度の実売だったものが、この1年あまりで10万部もの大増刷。累計では26刷23万8千部に上る。
特に宣伝したわけでもなく、版元も不思議がる本書のヒット。考えられる要因がネットの口コミだ。「おもしろい小説」といったキーワードで検索すると出てくる、消費者が作るまとめサイトに本書を上位に置いたものがある。アマゾン等のネット書店での売れ行きがよく、購入者の4割弱が20代以下と若い世代の支持が多いのも“ネット発”の傍証といえようか。
ネット上には「スタジオジブリが本書の映画化を希望したが筒井氏が断った」旨の書き込みも散見される。新潮社が筒井氏、ジブリの双方に確認したところ、そうした事実はないという。
新潮社営業部の後藤結美氏は「ヒットの理由がはっきりいえないので、帯やパネルも『売れてます』とか『おもしろい』という弱いコピーになってしまう。ストーリーが組み立てられれば、より強く書店に訴えられるのですが」とぼやきつつ、「もちろん、読んで期待を裏切らない作品だから支持されているのだと思います」と胸を張る。
新潮社は今夏のフェア「新潮文庫の100冊」に本書を採用する予定。“謎のヒット”の勢いはまだまだ続きそうだ。
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AkizoMickeyGo :
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他にしなくては(読まなくては)ならないことがあるのに、ちょっとかじったら引き込まれてしまいました。スゴい不思議な世界観。SFやファンタジーは、常識を破る想像力が乏しい私には苦手なジャンルですが、このところのベストに近い満足度です。まだまだ本読みとしては狭いなと実感します。サイコーでした。
2015-029
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最終更新 : 2010-09-21 23:31:54 +0900
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