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母のはなし (集英社文庫)
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著者: |
群 ようこ |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
各出版社の夏100冊キャンペーンを眺めていると、やはり普段手に取らないジャンルが目立つので、数冊づつ埋めてみようとした一冊。
なんとなく、エッセイの多い女性作家さんが該当するような。
本作もエッセイで取り上げてきた実の母を題材にしているので、現実から離れた小説世界が好みな自分は確かに普段は読まないかな。
でも、嫌いでもなかったです。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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春から夏、やがて冬 (文春文庫)
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著者: |
歌野 晶午 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内ミステリー
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コメント: |
作者の代表作のような叙述トリックはないものの、最後にそう来ますか、という
突っ込みを入れたくなるのは同じかもしれません。
ある意味、題名の付け方の秀逸さは、騙された感を倍増してしまうのかも、と穿って
しまうくらいです。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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利休にたずねよ (PHP文芸文庫)
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著者: |
山本 兼一 |
出版社: |
PHP研究所 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史小説
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コメント: |
ということで、作者の直木賞候補作の次は受賞作を。
ミステリーの構成とも思えるような、関係者が語り手を変えながら、
切腹当日から時間を遡っていく趣向。利休について一般的な知識しか
ないので、俗も踏まえながら秀吉も含めて「茶道」という形にまで
作り上げた力を感じる作品でした。ただ種明かしが弱い、のは確か。
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関連本棚: |
bugbug
reiko510の2014
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パラドックス13 (講談社文庫)
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著者: |
東野 圭吾 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内ミステリー
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コメント: |
タイムパラドックスもの。ただ、SFとは言えない感じで、アマゾンの評価が
低いのもしょうがないか、と思います。
そもそも自分の好みで言えば、登場人物が矛盾に悩むタイムパラドックスものは
あまり好きではないのでした。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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銀の島 (朝日文庫)
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著者: |
山本兼一 |
出版社: |
朝日新聞出版 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史小説
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コメント: |
シリーズものを読んだことはあったものの、他作は手に取っていなかった作者
ですが、改めてラインアップを見ると読んでみたいものが結構ありました。
これは、ザビエルが何を日本にもたらしたのか、という点で、先日読んだペリーに
似ているところもあります。中国の状況が影響しているところなども。
ついでに言えば、海戦は最近の流行り。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
T.Miyashima
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村上海賊の娘 下巻
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著者: |
和田 竜 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史小説
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コメント: |
下巻はほぼ戦闘場面で、海賊だけあって海戦中心の展開でまずはその闘いぶりの描写が単純に面白い。また登場人物がそれぞれ個性豊かなため、単純な敵味方ではなく戦況がシーソーゲームになっても楽しめます。やり過ぎの感は否めないけど。
そして、これだけ面白い要素がありながら、主人公二人の人物造形と行動パターンに難があることは指摘せざるを得ない。作者も分かって説明を加えるが、それも興を削ぐ。 |
関連本棚: |
ヤッちゃんの部屋
nm090
reiko510の2014
kasta
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硝子の葦 (新潮文庫)
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著者: |
桜木 紫乃 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
これはミステリーなのかな、とは思いつつ、読後感はそちらより人間関係に
重きがある感じ。受賞作はまだ文庫化されていないので未読ですが、この
重さの感覚は他作品も読んでみたくなる。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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戻る男 (中公文庫)
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著者: |
山本 甲士 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内ミステリー
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コメント: |
映画や小説のタイムトラベルものを色々分類してくれているのが参考になります。
主人公が作家なので、調べ物をそのまま書いちゃった、という感じもあるけど。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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だから荒野
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著者: |
桐野 夏生 |
出版社: |
毎日新聞社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
3月にあった「150回記念芥川賞&直木賞フェスティバル」のトークショー。
http://hon.bunshun.jp/sp/akutagawa-naoki150
普段は作家のエッセイやインタビューにはあまり興味がないけど、今回は
どの回も両賞受賞者から華麗なラインアップで全部聞きたくなって行きました。
ちょうど席が当たったのが桐野夏生&川上未映子の回。
桐野さんの容赦ない毒には常に魅せられているけど、本人はどんな人なのかな~と
思ってましたが、読書経験的なところでまずは同世代感満載。
あとは、川上さん(とても綺麗な人でした!)が自分と同じように桐野さんに
色々質問してくれました。「柔らかな頬」が結末を示さないことでミステリーでは
ない、と批評されたことを今でも根に持っている、なんてことも聞けました。
で、その時に購入したサイン本。下世話なところでこれってあるよね、というのはあるけど、
毒とまでは行かない、といってあまりカタルシスもない、すっきりしない終わり方。
読者はわがままだからね。
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関連本棚: |
nm090
reiko510の2014
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ナニカアル (新潮文庫)
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著者: |
桐野 夏生 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
軍部による作家の南方視察派遣に実名を盛り込んだ小説。
主人公の林芙美子は放浪記の舞台のことしか知らないので、
小説として純粋に読むことができて、時代を問わず小説家の
本性みたいななものを感じることができる。
桐野さんはここのところ作家を主人公にした作品が増えて
きましたね。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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新参者 (講談社文庫)
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著者: |
東野 圭吾 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内ミステリー
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コメント: |
東野さんは作品の落差が激しいので、話題作でも必ずしもは読んでいないので、
加賀シリーズも前後は読んでいるもののこれは初読。
事件の解決が主題ではなくて、主人公について分かってもらうための小説、
と言ったほうがいいかもしれない。土地柄と合わせて優しい印象。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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