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光圀伝 (下) (角川文庫)

冲方 丁
KADOKAWA/角川書店
ISBN: 4041020492  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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reiko510の2015 : 光圀本人の側から描いているので、懊悩し悲しみの中で生きていることが小説として盛り上がるけど、周りの人間からすると出来が良すぎて付き合いにくいだろうな〜、と凡人は感じます。天地明察もそうだけど、嫁の出来過ぎ加減が特に共感を損なうかと。 とは言え、江戸初期の社会情勢が戦国から変わっていく様や、その時期の学問が何を志すのか、歴史を行動の判断基準に置く意味、現代の価値観との大きな断絶、など色々勉強になりました。
AkizoMickeyGo : (我が今生の大いなる務めは、弔いの喪主か) 上巻と打って変わって、作中のご本人が述懐するくらい、大切な人たちが次々死んでしまうけど、何故か暗い気分にそうはならなく不思議。上巻のような若者らしい清々しさは全然ないけど。冒頭の謎が最後に本書のテーマである「大義」に繋がり、かつ幕末の歴史が必然な定めのように描かれているのは、ちょっとやり過ぎでこそばゆいかな。けど、面白かった。ちなみに、左近に惚れました。 2015-036
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最終更新 : 2015-07-11 00:29:42 +0900
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