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      [
{
  "title" : "プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを導く新しい経営戦略",
  "isbn" : "4641162328",
  "date" : "2013-04-14T00:07:23.000Z",
  "publisher" : "有斐閣",
  "authors" : "アナベル ガワー, マイケル・A. クスマノ",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "産業エコシステムという言葉をこの本でしった。インテル、マイクロソフト、シスコの実例を挙げて、プラットフォームの中の異なるリーダーへの道筋を示している。僕の友達の小林先生の訳書。"
},
{
  "title" : "新・ワイン学入門 (知のトレッキング叢書)",
  "isbn" : "4797673125",
  "date" : "2016-11-03T00:19:07.000Z",
  "publisher" : "集英社インターナショナル",
  "authors" : "福田 育弘",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "学者の書いた本らしく様々な文献にあたりながら、ワインの歴史を紐解いていく。そこには、これまでと違ったワインの見方が現れてくる。\r\nそもそも「テロワール」という言葉自体、単なる土壌や気候だけではなく、様々な事情により土地の改良や品種の選択などを行ってきた醸造家の努力も含めた風土と言えるものであることに驚かされる。ボルドーがイギリス領だった故に「ボルドー特権」と言われる税制優遇などを有し、今のようなワインを生み出していったこと、ブルゴーニュも同様に別の国だったために、特権を持ち、発展していったこと。ワインの複雑な歴史が面白い。合わせて日本酒が米という主食から作られるからこそ、ワインとは違い、ご飯か酒の排他的な飲み方がされること。また、神への捧げものだからこそ酩酊することが求められ、文化的に酩酊に寛容であること、など酒に関するうんちくに事欠かない。\r\n最後のメッセージはその中で日本のワインを文化としていかに育てるかである。すなわち、様々な多品種少量料理を楽しむための邪魔にならないワインである。\r\n"
},
{
  "title" : "限界費用ゼロ社会―\u003cモノのインターネット\u003eと共有型経済の台頭",
  "isbn" : "4140816872",
  "date" : "2016-02-12T17:18:10.000Z",
  "publisher" : "NHK出版",
  "authors" : "ジェレミー・リフキン",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "IOTのもたらす世界を市場型資本主義から共有型経済(コモンズ)への転換とみる。\r\nインターネットでコミュニケーションが、IOTで残る2分野の限界費用がゼロになっていくことを様々な実証例を挙げて示す。\r\n一方で、MOOCやオープンソース、共有型車など共有型経済の始まりの事例を示す。\r\nコモンズの悲劇は避けられるのかという疑問には、\r\n 世界中の共感を呼ぶことで避けられるのではないか。\r\n マインドセットの転換が必要である。\r\nととく、最後に、「フクシマ」を経て、原発を脱却しようとするドイツと日本は逆の道を歩んでいることの警鐘を鳴らしている。\r\n一般意志2.0とつながり、僕の中では目指す方向となった。"
},
{
  "title" : "エニグマ アラン・チューリング伝 上",
  "isbn" : "4326750537",
  "date" : "2016-02-16T03:42:08.000Z",
  "publisher" : "勁草書房",
  "authors" : "アンドルー ホッジス",
  "categories" : "コンピュータ",
  "score" : "4",
  "comment" : "計算幾何学の巨人、アランチューリングの伝記。エニグマ解読の部分は映画にもなったぐらいエキサイティングだが、天才的なひらめきだけでなく、以外と地道な作業であった。土屋先生ご夫婦による翻訳であった。計算機科学の視点からは少し物足りない部分もある。\r\n上巻はエニグマをめぐるドラマのようなストーリー、後半では戦後のコンピュータ発明史とチューリングが、ソフトウェアの重要性を指摘し、人工知能へと思索を巡らせる様子が語られる。コンピュータが生まれる前から、その可能性について思索を巡らせ、チューリングテストに至る過程、現代の生物物理学を見極めた発生学に関する考察など、この人の洞察の深さに驚かされる。それでもノイマンやいろいろな人たちの相互交流によって爆発的にイノベーションが起こった様子は興味深い。様々な事実と周辺の背景、そした各人物の内面まで踏み込んで洞察するスタイルは時にまだるっこしいが、読み応えがある。"
},
{
  "title" : "ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代",
  "isbn" : "4837956661",
  "date" : "2016-02-10T23:32:10.000Z",
  "publisher" : "三笠書房",
  "authors" : "ダニエル・ピンク",
  "categories" : "",
  "score" : "1",
  "comment" : "自己啓発の入門書ぽくって、入り込めなかった。\"Do you know\"以上の衝撃はなかった。先に、トムケリーの本を読んでいたからか。"
},
{
  "title" : "グレートカンパニー――優れた経営者が数字よりも大切にしている5つの条件",
  "isbn" : "4478039615",
  "date" : "2016-01-17T00:14:34.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "リッチ・カールガード",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "原題の「the Soft Edge」の方が内容にしっくりくる。イノベーションのジレンマに陥らない会社の5つの条件といったところで\r\n信頼\r\n知性ースマートさ\r\nチーム\r\nテイスト\r\nストーリー\r\n\r\nがそれにあたる。様々な実例、メイヨークリニック、モモフク、ネスト、スペシャライズド、シーラスなどに合わせて説明されると説得力がある。"
},
{
  "title" : "実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択",
  "isbn" : "4822247473",
  "date" : "2016-03-22T03:02:25.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "リチャード・セイラー, キャス・サンスティーン",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "googleのwork rulesから連れられてきた。第一部はほぼ心理学の話、いかに我々ヒューマンと完璧な経済人エコノは違うか。合理的な行動をしないからこそ助けが必要になる。そのおせっかいがリバタリアンパターナリズムである。\r\nそれを具体的な政策の面から応用しようとしたのが、第2部となる。真骨頂は第2部にあるのだろうが、第一部はいわゆるPT (Persuasive Technology)にも通じる話。\r\nちょうど、一般意志2.0にも応用可能。その時活躍するのが、選択アーキテクチャである。\r\n"
},
{
  "title" : "一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル (講談社文庫)",
  "isbn" : "4062932725",
  "date" : "2016-02-10T23:50:11.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "東 浩紀",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "g0vやgoverment 2.0を調べていたら、本書に当たった。\r\nルソーの一般意志を振り返ることから、新しい政治の模索が始まる。\r\nビッグデータによりこれまでわからなかった個々の人間の感情の総体というものが、可視化でき、その調整役、代理人として政治や国家が存在する世界。\r\nしかし、描くユートピアは資源が無限にある世界にも見える。資源の調整をシビアーにやるとき、どうなるのだろう。\r\n例えば、市場原理に基づく資本主義や現代の企業は、ある程度の透明性が担保され、市場にさらされているために、極めてこういった存在に近い気がする。\r\nという疑問を抱えながら、「限界費用ゼロ社会」を読んだらその答えはコモンズにあるのだった。"
},
{
  "title" : "ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える",
  "isbn" : "4492533656",
  "date" : "2016-02-26T17:21:23.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "ラズロ・ボック",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "グーグルにおける人事のあり方を全てさらけ出した好著。グーグルの人事の基本は徹底したデータ主義と透明性。\r\n人財育成やマネージャーの能力でさえ、ABテストや実験を繰り返し、効果を測定し、改善していく。\r\nフリーフードの始まる様々な社員サービスは、コモンズの実践であり、コモンズの悲劇も起こるが、TGIFなどのオープンな議論で乗り越えていく。最後は相互の思いやりだ。\r\nこうして、最新の技術とイノベーションで出来上がった会社の姿は、かつての日本のようなファミリーで、人を徹底的に大事にするものに驚かされる。\r\n世界最高の人材を徹底したコストをかけて、選別し、確保し、一旦確保するとできるだけ大事に育て上げる。\r\nそれが、グーグルの文化である。"
},
{
  "title":null,"isbn" : "4120047776",
  "date" : "2016-08-06T23:38:05.000Z",
  "publisher":null,"authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "西武百貨店、パルコ、無印良品、昭和の消費文化を作ってきた堤清二氏の自伝が御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一のインタビューによって掘り起こされる。\r\n\r\n日本で作り出したのは民主的テーラー主義、トヨタの改善に代表される従業員参加型の生産改善方式である。\r\n\r\n三島由紀夫の楯の会の制服を作る、池袋西武百貨店の地となる巣鴨拘置所に絡んで児玉誉士夫との親交など、昭和後半の歴史との接点が面白い。"
},
{
  "title" : "モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)",
  "isbn" : "4062816199",
  "date" : "2016-08-06T23:43:20.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "ダニエル・ピンク",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "内発的動機が人間には重要ということ。\r\n 普段読んでいる本からの引用がほとんどで、あまり新しい内容はなかった。"
},
{
  "title" : "バッテリーウォーズ 次世代電池開発競争の最前線",
  "isbn" : "4822251225",
  "date" : "2016-08-06T15:32:25.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "スティーヴ・レヴィン",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "蓄電池の技術開発競争の話が、米国アルゴンヌ研究所を中心に進んでいく。\r\n大学や国立機関の技術開発競争の内幕を生々しく描いて面白い。\r\nアルゴンヌが知財を戦略的に展開していくことが面白い\r\n産学連携の教科書でもある。"
},
{
  "title" : "ありえない決断 フォーチュン誌が選んだ史上最高の経営判断",
  "isbn" : "448413117X",
  "date" : "2015-11-20T18:08:40.000Z",
  "publisher" : "阪急コミュニケーションズ",
  "authors" : "バーン・ハーニッシュ, フォーチュン編集部",
  "categories" : "経営",
  "score" : "2",
  "comment" : "アップルのジョブズ復活など、経営陣による大きな決断のストーリーを拾い集めた一冊。ただストーリーに深みがなく、期待したほどではなかった。"
},
{
  "title":null,"isbn" : "4062199432",
  "date" : "2016-11-03T00:15:15.000Z",
  "publisher":null,"authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "人類学者のママ友観察記とでも言おうか。日本でもありそうな教育熱心なママ達の日々戦いの記録である。「狭い地域での過剰な教育競争が歪みをもたらしている」といった言葉があった気がする。"
},
{
  "title" : "MI6秘録(上): イギリス秘密情報部1909―1949",
  "isbn" : "4480858016",
  "date" : "2013-06-22T17:49:26.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "キース ジェフリー",
  "categories" : "歴史",
  "score" : "2",
  "comment" : "スパイの仕事は、ものすごく地味なのだ。それでもその現場の緊張感は伝わってくるが、多くは組織内の政治の話。"
},
{
  "title" : "北欧モデル 何が政策イノベーションを生み出すのか",
  "isbn" : "4532355435",
  "date" : "2013-04-06T21:54:05.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "翁 百合, 西沢 和彦, 山田 久, 湯元 健治",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "現代日本への処方箋\r\n 地域分権によって、税の受益関係をはっきりすること。\r\n 働きに見合うインセンティブを失わない税制度\r\n 社会保障の中身も現役世代にあつく\r\n 抜本的な政治改革をおこなう\r\n緻密な処方箋\r\n"
},
{
  "title" : "教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する",
  "isbn" : "4798117730",
  "date" : "2013-04-06T21:50:24.000Z",
  "publisher" : "翔泳社",
  "authors" : "クレイトン・クリステンセン, マイケル・ホーン, カーティス・ジョンソン",
  "categories" : "教育",
  "score" : "5",
  "comment" : "intelligenceはIQだけでなく、9つのメジャーで測る.\r\n したがって、数学が得意な子もいれば、体育が得意な子もいる.\r\n そのこのペースで、その子の理解度で進められるのが理想.on line educationはそれを実現する.\r\nすべての学校が、きめの細かいカリキュラムや多様な教育の要求に応えるのは無理.online educationを補助的に利用することで、それが可能になる.\r\nonline educationの究極はCGM, Khan academyのような利用者が作成した教育コンテンツがクラウドで共有され、整理され、ベストなものが検索によって必要な人、学校に届けられる.\r\n教師の役割は、これまでのようにクローズドな環境で決められたものを教える形ではなく、その子の成長にあわせて、ベストなものをクラウドも含めた広い環境の中から見つけて、与えるというコンサルティングのような形に変わる.\r\nただし、それを正攻法でやるのではなく、上記のような補助的なものから徐々に移行していく.\r\n我々のような学内ICTを推進している人には痛いほど共感できるし、示唆に富む。"
},
{
  "title" : "スタンフォードの自分を変える教室",
  "isbn" : "4479793631",
  "date" : "2013-04-06T21:54:32.000Z",
  "publisher" : "大和書房",
  "authors" : "ケリー・マクゴニガル",
  "categories" : "教育, ",
  "score" : "4",
  "comment" : "スローとファーストの間にある前頭葉という存在。両方を調整しようとするそれが意思。しかし、スローとファーストの脳の働きを知らなければ、意思も脳の中にある以上、想い通りには動いてくれないもの。一言でいうと、第3者的視点をどうやって手に入れるかにつきるが、意思力をうまく働かせる為の様々な工夫が丁寧に示されている。\r\n"
},
{
  "title" : "経済学に何ができるか - 文明社会の制度的枠組み (中公新書)",
  "isbn" : "4121021851",
  "date" : "2013-05-19T04:57:54.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "猪木 武徳",
  "categories" : "",
  "score" : "2",
  "comment" : "経済学と政策の関係を解説してくれているのだが、結局経済学では説明できないのね。\r\n"
},
{
  "title" : "ファスト\u0026スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?",
  "isbn" : "4152093382",
  "date" : "2013-06-23T16:05:20.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "ダニエル・カーネマン",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "\r\n確率は残酷な事実である。それを認めたがらないシステム1\r\n諸行無常とはよく言ったものだ\r\n専門家の直感より、データ分析を\r\n映画「マネーボール」でも言われたことだが、こうして科学的に見せられるとショッキングでさえある。\r\n直感で生きてきた人生を反省\r\nビッグデータ時代の指針でもある。データという証拠が集められるようになった今、\r\n専門家はデータの前に廃業である。\r\n下巻は多少専門的になりつつも、システム1の誤りをいかに避けるか、最後はどのようにしたら幸福になれるかの示唆に富む。\r\n計画を実行に移す前の「死亡前死因分析」は人生訓である。\r\n"
},
{
  "title" : "タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!",
  "isbn" : "4023310026",
  "date" : "2013-04-06T21:56:23.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞出版",
  "authors" : "ニコラス・シャクソン",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "キプロスの銀行救済がどういう意味を持つのか、この本を読めばわかる。\r\nタックスヘイブンは単なる税だけではなく銀行の透明性もゆがめ、それが今おこっている金融の暴走の一因になっている。そのつけを払わされているのは、増税などさまざまな手段で国家からお金を吸い上げられる一般庶民である。タックスヘイブンの受益者である多国籍企業や富裕層はそれさえ逃れることができる。\r\nというのが、本書の主張。イギリス、アメリカ、世界中のタックスヘイブンを様々な取材により明らかにしている。\r\nちなみにヘイブン(回避地)であってヘブン(天国)ではないのだ。"
},
{
  "title" : "スティーブ・ジョブズ I",
  "isbn" : "4062171260",
  "date" : "2013-04-06T21:52:53.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "ウォルター・アイザックソン",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "第1巻はsteve jobsの若い頃。やんちゃだった頃、その成功と挫折が描かれている。ほぼ、リアルタイムだったので、懐かしくもある。何より、こんなむちゃくちゃな人間が、すごいことのできる米国の奥深さに驚く。日本も今後は、変人でもとんがっている方がいい。エンジニアとのやりとりも面白い。\r\n第2巻も含めて、mac, next, iMac, ipod, iphone, ipadと歴史の裏側を見る感覚、\r\nプレゼンのカリスマしか知らないスティーブジョブズの人間性をみる。\r\nまた、経営者としての手腕も、アップルの魔法を分解して見せるようで面白い。\r\nsteve jobsは最高の人を見つけ、集め、最高の仕事をさせる。\r\n日本が忘れてしまったもの作りの原点があり、また、それをグローバルな視点で行うという日本にかけているものもシリコンバレーだからこそ、持ち得たということか。\r\n命を削って作品を世に送り出す、まさにアーティストだったのだと実感。\r\n元気になる、自分もそうなれるのではと思わせる。"
},
{
  "title" : "ミッシングリンク―デジタル大国ニッポン再生",
  "isbn" : "4492502386",
  "date" : "2013-04-06T21:58:24.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "谷脇 康彦",
  "categories" : "",
  "score" : "2",
  "comment" : "\r\n官僚の書いた本らしく、特に主張もないが、豊富な情報がコンパクトにまとまっている。\r\n"
},
{
  "title" : "スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則",
  "isbn" : "482224816X",
  "date" : "2013-04-06T21:59:44.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "カーマイン・ガロ",
  "categories" : "プレゼン",
  "score" : "3",
  "comment" : "あの「スティーブジョブズのプレゼン」の秘密を探るとともに、著者の様々なコンサルティングの経験から得られる様々な実例が紹介されている。\r\n最も重要なことは、「プレゼンにより人々の行動をかえるということ」誰もがあのスタイルをまねられる訳ではないが、読んだ後は、PowerPointは捨てたくなる。\r\n"
},
{
  "title" : "日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ",
  "isbn" : "4492502319",
  "date" : "2013-04-06T22:06:31.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "漆原 次郎",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "日産がいかにして再生していったか。そのために、「会議」というツールをどのように構成し、生かしていったかが解説される。読み飛ばしながら、エッセンスを理解すればいいだろう。いくつかのポイントは、会議のグランドルールに現れている。すなわち、(P10)\r\n\r\n予定外の議題を持ち出さない。\r\nポジションパワーを使わない。\r\n積極的に「聴く」「話す」「書く」「行動する」\r\n時間厳守\r\n「いかに〜するか」など建設的な表現活用\r\n携帯電話はマナーモードに\r\n安全なシェルター\r\n"
},
{
  "title" : "閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義",
  "isbn" : "4152092769",
  "date" : "2013-04-06T22:03:48.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "イーライ・パリサー",
  "categories" : "フィルターバブル",
  "score" : "5",
  "comment" : "\r\n本書のいうフィルターバブルとは、検索やSNSという我々の目を覆い隠す風船であり、我々はそのフィルターを通して飲み、外界を知りうることができると筆者は警笛を鳴らす。\r\n\r\nなりたい自分とありのままの自分、いいねボタンは他人からみてそう思ってほしい自分を表しており、googleの検索は今の自分の欲望そのものである。\r\nインターネットはかつてはフラットでオープンだったはずなのに、いつの間にか「閉じこもり」人々が情報を得にくくなっていたのだ。\r\n"
},
{
  "title" : "デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)",
  "isbn" : "4480093028",
  "date" : "2013-04-06T22:07:21.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "アントニオ・R・ダマシオ",
  "categories" : "脳科学",
  "score" : "5",
  "comment" : "人間の理性や論理的な思考といったものが、情動とは切り離せないものであることを、神経生理学、臨床心理学などの豊富な例を用いて示される。特に、前頭葉を何らかの理由で一部損傷した患者たちの示す異常な行動を科学的に調べることにより、示される理論はショッキングである。ソマティクマーカー、乱暴にいえば直感といったものが、意識化で様々な選択肢にあらかじめいい悪いの重みを与えることで我々は判断が下せる。我々の普段知らない大きな無意識のごくわずかな一部が意識として我々が考えるものであるという。「はいチーズ」といわれて素直に笑えないのは、普段笑うときには、まず情動が様々なシグナルを脳に与えているからこその笑いとは大きく異なっているからだという。デカルトの誤りとは我々の理性が我々の体とは独立に存在する脳の中のプログラムのような存在だと分離したことであると結論している。読みにくいがBMIやコンピュータのいく先を考えるにも面白い本だ。"
},
{
  "title" : "文明の生態史観 (中公文庫)",
  "isbn" : "4122030374",
  "date" : "2013-04-06T22:45:03.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "梅棹 忠夫",
  "categories" : "評論",
  "score" : "5",
  "comment" : "この論文の初出が1957年。ジャレドダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」が2000年であるからそれより40年以上前に、世界の文明を科学、特に生態学的観点で比較しようと試みた発想には驚く。しかも、近代文明とくに封建制から市民革命への以降をヨーロッパ、日本のようにうまくいったところ、インド、中国、東南アジアのようにブルジョアジーの発達がなく、うまくいかずに共産党や軍の独裁にいったところ、新世界(米国)のように、ブルジョアが新天地であまり抵抗なく移行していったところと分析してみせる。さらに、単なる西洋、東洋ではなく、アフガニスタン、トルコ、インドのような中洋ともいえる間の存在があるということを指摘しており、まさに、現代を予告するかのようだ。ミャンマーやインドの民主化がなぜ難しいかが改めてよくわかる。近代化を支えるブルジョワジーが未成熟なのだ。"
},
{
  "title" : "イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)",
  "isbn" : "4798100234",
  "date" : "2013-04-06T22:50:33.000Z",
  "publisher" : "翔泳社",
  "authors" : "クレイトン・クリステンセン",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "以前、講演を聞く機会があったので、だいたいわかっていたつもりだが、改めて読んで見た。\r\n持続的イノベーションを行いつつ、破壊的イノベーションに取り組むことが、合理的に不可能であることが、様々な例を通じて、分析を通じて語られる。\r\n1)優良企業の資源配分のパターンは、実質的に顧客が支配している。\r\n2)破壊的イノベーションによって作られる)小規模な市場は大企業の成長需要を解決しない。\r\n3)破壊的技術の最終的な用途は事前にはわからない。失敗は成功の一歩である。\r\n4)技術の供給は市場の需要と一致しないことがある。確立された市場では魅力のない破壊的技術の特徴が、新しい市場では多くの価値を生むことがある。\r\n(本書141頁)\r\nこれに対してマネジメントとしてなすべきことは\r\n1)破壊的技術を開発し、商品化するプロジェクトをそれを必要とする顧客に組み込んだ。\r\n2)破壊的技術を開発するプロジェクトを小さな機会や勝利にも前向きになれる小さな組織に任せた。\r\n3)破壊的技術の市場を探る過程で早い段階にわずかな犠牲で失敗するよう計画を立てた。市場は試行錯誤の繰り返しの中で形成されることを知っていた。\r\n4)破壊的技術を商品化する際は、技術的な跳躍を狙い、破壊的製品を主流市場の持続的技術として売り出すのではなく、破壊的製品の特徴が評価される新しい市場を見つけるか、開拓した。\r\n(同上)\r\n9章には、電気自動車を対象としたケーススタディまであり、旬のネタで改めて考えさせられる。\r\n2000年初版であるが、我々にとっては今まさに必要な処方箋である。"
},
{
  "title" : "仮想世界錬金術―モバイルソーシャルアプリに見る現代ディジタルコンテンツ革命",
  "isbn" : "4901976907",
  "date" : "2013-04-06T22:58:39.000Z",
  "publisher" : "ACCESS",
  "authors" : "山上 俊彦",
  "categories" : "インターフェース",
  "score" : "4",
  "comment" : "「モバイルソーシャルアプリに見る現代ディジタルコンテンツ革命」と副題がついている通り、今をときめくモバゲーの話なのだが、これまであまり語られてこなかった「人はなぜソーシャルゲームにはまるか」という仕掛けの部分を指摘していて面白い.本人の話が面白かったのだが、最後の方はちょっと筆が滑ったか.米国では、Persuasive Technologyというまじめな学問でもある世界だが、我が国でそれが、いち早くソーシャルな分野に展開し、しかも、ビジネスになっているところが、非常に面白い."
},
{
  "title" : "クール革命―貧困・教育・独裁を解決する「ソーシャル・キュア」",
  "isbn" : "4152092661",
  "date" : "2013-04-07T16:20:03.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "ティナ・ローゼンバーグ, Tina Rosenberg",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "貧困やエイズ、禁煙、ダイエットなどの問題を本書でいう「ソーシャルキュア」人々のつながりによる人間集団が持つ自浄能力、が解決するのに有効であることが様々な例を持って紹介されている。これらの問題が、人々が孤立しているからこそ解決されない時、人々の結びつきから入り、あとは人間の自然治癒力に任せようというアプローチは、よく働く。「重要なのは情報ではなく(誰から聞くかという)アイデンティティなのだ」同時に人間集団だからこそ抱える問題点もまた、顕在化するのも弱点であり、ソーシャルキュアにとっては障害となる。\r\n\u003cbr\u003e\r\n圧巻はこの本の日本語タイトルにもなっているセルビアにおける「オトポール」の活動だ(8、9章)。非暴力、クールな革命をソーシャルキュアの手法を使って成し遂げ、ミロシェビッチを退陣に追い込み、東欧のカラー革命の流れを作った。その後のオトポールの挫折はソーシャルキュアが社会と結びつけばつくほど、解決の難しい問題を抱えていくことが、現れている。\r\n\u003cbr\u003e\r\n総じて、「ソーシャルキュア」とは人々の結びつきを核とするソーシャルイノベーションの手法であるともいえる。アメーバ型の組織であればこそ、様々なアイデアが自律的にくみ合わさって、困難な問題を解決していく。\r\n一方で、ポジティブなピアプレッシャーによる活動が「ソーシャルキュア」であるとすると、ネガティブなピアプレッシャーによる活動は、現代のテロ組織やカルトである。10章では、善と悪の組織の戦いが描かれる。悪のピアプレッシャーに勝てるのは善のピアプレッシャーしかないのだ。善のピアプレッシャーは我が国でいうといい意味での村組織、隣組である。米国での例が紹介されているが、高度成長により、個を選択した我々は、善のピアプレッシャーが生み出せる環境を失ってしまったのかもしれない。\r\nソーシャルキュア=ピアプレッシャー+ソーシャルイノベーション\r\nである以上、イノベーションのジレンマとどのように戦うかが問題なのだ。また、コミュニティの再生も問題だ。"
},
{
  "title" : "切磋琢磨するアメリカの科学者たち―米国アカデミアと競争的資金の申請・審査の全貌",
  "isbn" : "4320056205",
  "date" : "2013-04-06T22:53:17.000Z",
  "publisher" : "共立出版",
  "authors" : "菅 裕明",
  "categories" : "大阪大学図書館, ",
  "score" : "4",
  "comment" : "これまで、聞きかじっていた米国の学生の学部から始まる教育システム、そこから始まるアカデミックキャリア、テニュア、国などから来るファンドの取り方、すなわち、米国のアカデミックシステムとその社会的位置づけをAssociate Proffessorまで経験した著者が徹底的に描いてみせる。これを読むと、独立行政法人化にはじまり、大学院重点化、産学連携、ポスドク増大計画、最近の修士博士一貫化に至る文科省の高等教育に対する政策が、米国のアカデミックシステムの一部だけを取り出し、一貫性なく、輸入しようとしてきたかがよくわかる。\r\n\r\n筆者も語っているように米国のアカデミックシステムは米国社会の中での位置づけがあって、成り立つものであり、木を移植しても育つのが難しいように、その一部だけを取り出して輸入してもうまく育つはずもなく、結果として草ぼうぼうになってしまった我が国の高等教育の荒廃があるのではないかと思えてくる。\r\n\r\n2004年初版であるが、最終章の我が国との比較が、未だに新鮮なのは、大学改革が進展していない証でもある。「今更聞けない米国のアカデミックシステム」であるが、一度通して復習してみることをお勧めする。"
},
{
  "title" : "イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)",
  "isbn" : "4478000646",
  "date" : "2013-04-06T22:54:19.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "P.F.ドラッカー",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "ドラッカーによるイノベーションに対する企業家の心構え。クリスチャンセンとは異なり、イノベーションも破壊的なものでは決してない。しかし、豊富な例を挙げて、それに対する心構えを説いている。\r\n\r\nドラッカーはイノベーションの機会を7つに分類している。\r\n\r\nすなわち、\r\n\r\n予期せぬ成功と失敗を利用する\r\nギャップを探す。\r\nニーズを見つける。\r\n産業構造の変化を知る\r\n人口構造の変化に着目する。\r\n認識の変化を捉える。\r\n新しい知識を活用する。\r\n14章 公的機関における企業家精神は、大学や政府におけるイノベーションがいかに難しいかを明快に語っている。\r\n\r\n「公的機関は明確な目標を持たなければならない、公的機関は実現可能な目標を持たなければならない、いつになっても目標を達成できなければ、目標そのものが間違っていたか、あるいは少なくとも目標の定義の仕方が間違っていた可能性のあることを認めなければならない。」\r\n\r\n最後に、いい言葉。\r\n\r\n「(マネージメントに)常に必要とされるのは、学び続け、粘り強く働き、自らを律し、適応する意思である。」\r\n"
},
{
  "title" : "明治・父・アメリカ (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101098174",
  "date" : "2013-04-06T23:00:23.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "星 新一",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "昨今、日本人がだらしない.そのことは幕末や明治の人たちを見ればわかる.我が国にまだ武士道があり、高潔な誇りがあった.\r\n田舎の貧乏な暮らしから米国に留学し、一台で製薬会社を立ち上げるまでの星新一の父の伝記であるが、至る所に失われた日本人の誇りを感じることができる.息子による父の自伝も星新一のスタイルでウェットにならずに書かれている.息子に読ませたい本."
},
{
  "title" : "文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)",
  "isbn" : "4794218788",
  "date" : "2013-04-06T23:09:27.000Z",
  "publisher" : "草思社",
  "authors" : "ジャレド・ダイアモンド",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "本との出会いって、いろいろな形があって面白い。書評で出会うものもあれば、人から教えられたりすることもある。この本の場合は少しかわっている。そのころ、podcastにはまっていて、よく聞いたのが、AustraliaのABCというサイエンスチャネル。電車の中で聞いた著者の話が面白かったので、本を読んでみようと思った訳。そのときは、「文明崩壊」の話だったかな。\r\n人類史1万3000年の本書の旅は、ニューギニアの政治家ヤリの作者に対する素朴な問いかけから始まる。\r\n「なぜ、白人は発展し、我々はそうではなかったのか?」\r\n今日の世界における格差がなぜ、どのように生じていったのか、ある民族は発展し、他の民族を征服したが、なぜ、その逆でなかったのか。このような人類史における問いかけを歴史や社会や経済といった人文学的に語ろうとすると、宗教や世界観に偏ってしまいがちだ。しかし、本書は、文明の発展と崩壊の謎を生物学者の視点から説いていく。生物学者の視点は生命としての人間の根源的な部分とシステムとしての人類、そこから派生する社会や技術といったものの関係をきわめて、冷静に分析してみせる。ある文明が別の文明を征服するということが、きわめて冷徹に観察されている。\r\n人類史を科学しようとするとき、仮説を立てることができるが、実験を行えない。そこを、様々な民族の発展と征服の歴史の例を取り上げることで、比較してみせる。しかも、その筆致はきわめて饒舌であり、ミステリーのように読む人を飽きさせない。日本人なら業と呼ぶであろう、人類の征服、被征服の歴史を「銃、病原菌、鉄」という3つのキーワードで冷静に説いてみせる。\r\n民族の対立をグローバルな視点でとらえるとき、本書の冷徹な視点が役に立つ。環境問題を考えるとき、人類がその誕生の瞬間から環境を破壊して生きながらえてきたということを実感する。後半では、文字のような技術が、どのように発展し伝わっていくかを分析しており、イノベーションやデザインが模倣され受容され、時には滅びていく文化のプロセスを知ることができる。\r\nよく「日本人が農耕民族だから欧米人の狩猟民族には勝てない。」といわれるが、農耕と狩猟が人類にもたらした効能を考えると、これが、実は逆であることが2章で明らかになる。\r\n気に入った人は、続編である「文明崩壊」も続けて読むことをお勧めする。文明が崩壊する様々な要因について科学的な分析を試みている。有名なモアイ像がイースター島文明の崩壊の原因であるとは、意外だった。\r\n"
},
{
  "title" : "ビッグデータがビジネスを変える (アスキー新書)",
  "isbn" : "4048868810",
  "date" : "2013-04-14T04:08:23.000Z",
  "publisher" : "アスキー・メディアワークス",
  "authors" : "稲田修一",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "軽妙な語り口で、ビッグデータにまつわる様々な事例を紹介"
},
{
  "title" : "MAKERS―21世紀の産業革命が始まる",
  "isbn" : "4140815760",
  "date" : "2013-04-28T07:22:39.000Z",
  "publisher" : "NHK出版",
  "authors" : "クリス・アンダーソン",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "3Dプリンターのようなマイクロファブリックとkickstarterのようなcrowd fundingによる小規模個別生産が開く新しい世界\r\n特許がそもそもアイデアを公開し、共有する為に生まれたというのは、忘れていた原点\r\na"
},
{
  "title" : "ノーベル経済学賞の40年(上): 20世紀経済思想史入門 (筑摩選書)",
  "isbn" : "4480015566",
  "date" : "2013-05-19T04:58:41.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "トーマス カリアー",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "ノーベル経済学賞のさまざまなそくめんをわかりやすく解説。プラクティカルな学問としての経済学というものの危うさとだからこそ重要さが見えてくる。"
},
{
  "title" : "クライシス・キャラバン―紛争地における人道援助の真実",
  "isbn" : "4492212035",
  "date" : "2013-05-19T04:56:03.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "リンダ ポルマン",
  "categories" : "援助",
  "score" : "4",
  "comment" : "援助というものが、戦争に加担している現実を突きつけられ、あらためて考えさせられる。これに対する短絡的な解はない。"
},
{
  "title" : "リーダーシップをデザインする: 未来に向けて舵をとる方法",
  "isbn" : "4492533222",
  "date" : "2014-06-21T22:15:39.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "ジョン マエダ, ベッキー バーモント",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "正直な本である。MITの教授から急にロードアイランド美術学校の学長に指名され、苦労した日々から学んだ教訓の数々。\r\n「説明用に作るシンプルな図の欠点は、それが意味をなす頃には、複雑になりすぎて使えないこと」(P25)\r\n「二人の間の最短のコミュニケーション経路は、本音トーク」\r\n「どんなチームであれ、チーム作りの第一歩は次の挑戦をクリアすることだ。人が(もっともなじみのある)自分の殻から大きな一歩を踏み出して、(自分を落胆させる恐れのある)より大きな何かに加わる気を持たせること」P59\r\n「謙虚さは尊い」P91\r\nなど、極めて古風なメッセージが新しい文脈の中で語られる。"
},
{
  "title" : "みんなの経営学―使える実戦教養講座",
  "isbn" : "4532319013",
  "date" : "2013-11-16T16:19:55.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "佐々木 圭吾",
  "categories" : "経営",
  "score" : "2",
  "comment" : "わかりやすく経営学の理論を紹介してくれている。初心者にはいいかもしれない。私にはちょっとサーベイすぎて。"
},
{
  "title" : "独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則",
  "isbn" : "4532318416",
  "date" : "2013-07-30T07:35:55.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "金出 武雄",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "カナデ先生のぼやきではあるが、研究者必読の書。研究者精神が学べる。"
},
{
  "title" : "世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション",
  "isbn" : "4478020469",
  "date" : "2013-08-03T13:22:16.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "サルマン・カーン",
  "categories" : "教育",
  "score" : "5",
  "comment" : "TEDのビデオだけではわからない、Kahn Academyの誕生から現在に至るまでの経緯、彼の教育に対する考え方、情熱、愛情が伝わってくる本である。プロイセン型教育というのが、施政者のための服従しやすい市民を作るのが目的であり、現在の教育の目的と合致しないというのが、最も心に響く。\"Disrupting Class\"とあわせて、すべての教育者必読の書"
},
{
  "title" : "イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ",
  "isbn" : "4798124095",
  "date" : "2014-06-21T22:13:15.000Z",
  "publisher" : "翔泳社",
  "authors" : "クレイトン・M・クリステンセン, ジェームズ・アルワース, カレン・ディロン",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "基本的に企業の悩むことと個人が人生で悩むことは同じ。\r\n企業のイノベーションがうまくいかないことを分析する理論が人生がうまくいかないことの分析にも役に立つはず。\r\n希代の経営学者がイノベーション研究の結果を冷静に人生に適応するという挑戦的な内容であるが、自身も死生の境をさまよっているだけに迫力がある。また、なにより敬虔なクリスチャンであること、信仰が、バックボーンになっていることは確かである。\r\nしかし、バックボーンはあくまでも経済学の理論であるところが、この本のすごいところ。\r\nイノベーションのジレンマなどで取り上げられた企業研究が個々でも取り上げられ、人生への指針となっている。\r\n"
},
{
  "title" : "数学者の無神論―神は本当にいるのか",
  "isbn" : "4791763866",
  "date" : "2013-09-07T15:56:32.000Z",
  "publisher" : "青土社",
  "authors" : "ジョン・アレン パウロス",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "神はいるという論証に対する分析をあくまでも数学的に検証しようとする。実は、我々の認知的に陥りやすい論理の誤りを指摘していて面白い。"
},
{
  "title" : "数学者の無神論―神は本当にいるのか",
  "isbn" : "4791763866",
  "date" : "2013-09-07T15:54:24.000Z",
  "publisher" : "青土社",
  "authors" : "ジョン・アレン パウロス",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "さらばガラパゴス政治―決められる日本に作り直す",
  "isbn" : "4532168651",
  "date" : "2013-10-05T15:39:45.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "野中 尚人",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "政治でモノが決まるのも首相がしょっちゅうかわるのも政治家のせいではなく、国会にすべての権力が集中している現状のシステムが悪いのだ。\r\nという新たな視点にフォーカスを当てているが、あまり新しい知見はなかった。\r\n阿部政権の国会改革にエールを送っているようだ。"
},
{
  "title" : "さらばガラパゴス政治―決められる日本に作り直す",
  "isbn" : "4532168651",
  "date" : "2013-10-05T15:38:25.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "野中 尚人",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "ビジネス・ケースブック2 (一橋ビジネスレビューブックス)",
  "isbn" : "4492521372",
  "date" : "2013-10-25T16:54:22.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "",
  "categories" : "教育",
  "score" : "4",
  "comment" : "ケースブックの作り方の好著。とはいえ、気合いが入っていて、参考になるのはアスクルの例と新日鉄の例。新日鉄が情報に強いのは、制御システムを内製していたからなんですね。"
},
{
  "title" : "ビジネス・ケースブック2 (一橋ビジネスレビューブックス)",
  "isbn" : "4492521372",
  "date" : "2013-10-05T15:40:53.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来",
  "isbn" : "4781609953",
  "date" : "2013-10-25T16:54:01.000Z",
  "publisher" : "イースト・プレス",
  "authors" : "江渡浩一郎, ニコニコ学会β実行委員会",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "ユーザー参加型研究開発という言葉はずっと考えていた。ニコニコと学会が出会うことによってそれが可能に。"
},
{
  "title" : "人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか (日経ビジネス人文庫)",
  "isbn" : "4532196914",
  "date" : "2013-10-25T17:14:02.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "水野 和夫",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来",
  "isbn" : "4532168619",
  "date" : "2013-11-09T15:16:36.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "ジャレド・ダイアモンド",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "C. クリステンセン 経営論――ハーバード・ビジネス・レビュー・アンソロジー",
  "isbn" : "4478021341",
  "date" : "2014-03-14T01:32:25.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "クレイトン M. クリステンセン",
  "categories" : "経営",
  "score" : "5",
  "comment" : "ハーバードビジネスレビューに掲載されたクリステンセンの原著論文集。\r\nあらためて、読み直してみると、「イノベーションのジレンマ」の分析に始まり、その原因を組織の構造で示してみせる。現代社会の大きな政治的課題の一つである医療におけるイノベーションのあり方、社会的イノベーションのおこし方、イノベータの人材育成まで、徹底している。"
},
{
  "title" : "C. クリステンセン 経営論――ハーバード・ビジネス・レビュー・アンソロジー",
  "isbn" : "4478021341",
  "date" : "2013-11-09T16:01:35.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "クレイトン M. クリステンセン",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "オープンサイエンス革命",
  "isbn" : "4314011041",
  "date" : "2013-11-28T03:38:09.000Z",
  "publisher" : "紀伊國屋書店",
  "authors" : "マイケル・ニールセン",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "量子科学者が説くオープンサイエンス革命、SDSSやmedlineなど豊富な事例が語れるが、一方で、理系の科学者の目を離れられないところが、少し残念。我々にとってあまり驚きはない。\r\nとはいえ、この現象を精緻に分析し、解き明かしてみせる。"
},
{
  "title" : "バースト!  人間行動を支配するパターン",
  "isbn" : "414081554X",
  "date" : "2014-05-25T17:24:30.000Z",
  "publisher" : "NHK出版",
  "authors" : "アルバート=ラズロ・バラバシ",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "人間や自然界の活動にさまざまに現れるベキジョウ則。聴いてはいたけど、優先順位がその原因とはあらためて驚いた。\r\nエントロピーが大きいと人間行動は予測不能になる。\r\nビッグデータでどこまで予測できるか、あらためて考える必要がある。\r\n分布がどうなっているかを知ることも必要。著者本人のルーツであるトランシルバニアの英雄ジョルジュセーケーを初めてとするリアルな人々の物語を交えて、一気に読ませる。"
},
{
  "title" : "第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち",
  "isbn" : "4532168864",
  "date" : "2014-02-15T17:11:54.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "ポール・ケネディ",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "戦争をその技術や戦略といかにそれを改善していったかという観点で詳細に分析している。武器を発明し、それを使いこなす為の戦略や組織を作るといった観点に日を当てた労作。第二次世界大戦だからこそ新しい技術が多数導入されそれが戦争をどのようにかえていったかを明らかにしている。読みにくいのが難"
},
{
  "title" : "第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち",
  "isbn" : "4532168864",
  "date" : "2014-02-15T17:10:10.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "ポール・ケネディ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス",
  "isbn" : "490401300X",
  "date" : "2014-03-13T05:03:42.000Z",
  "publisher" : "イーテキスト研究所",
  "authors" : "Tim Bell/Ian H.Witten/Mike Fellows",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "不格好経営―チームDeNAの挑戦",
  "isbn" : "4532318955",
  "date" : "2014-03-14T01:29:39.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "南場 智子",
  "categories" : "経営",
  "score" : "5",
  "comment" : "DeNAってモバゲーの会社だと思ってました。ごめんなさい。日本のgoogleのようなインターネットエンターテイメントを追求する会社だったのですね。その意味では、googleとかの立ち上げとよく似た「熱」があって一挙に読めます。しかも、最もすすんだ会社でありながら、書いてあるメッセージはとてもシンプル。著者の誠実さが出ている気がします。「素直だけど頑固」「頑固だけど素直」"
},
{
  "title" : "不格好経営―チームDeNAの挑戦",
  "isbn" : "4532318955",
  "date" : "2014-03-13T05:07:32.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "南場 智子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)",
  "isbn" : "4790706141",
  "date" : "2016-08-06T23:41:38.000Z",
  "publisher" : "世界思想社",
  "authors" : "M. チクセントミハイ",
  "categories" : "心理学",
  "score" : "5",
  "comment" : "人間の幸福とは何かを考えた時、外部的にそれを定義しようという試みは、いくつかあるが、筆者はそれを人間の心の状態、意識の秩序が複雑で高い状態にあること(これをフロー状態と呼ぶ)と定義する。それを科学的に実証して見せる。そこから、教育、社会のあり方、仕事のあり方、文化まで解きほぐして見せる。\r\n\r\n人間が一心不乱に何かを達成しようとすることをフロー体験と呼ぶ。これは、人間が幸福になる秘訣である。心理学者がそれを科学的に、徹底的に分析する。\r\n仕事でフローを得ることにより、仕事はしなければいけないことから、楽しみに変わる。あえて、休息や娯楽を楽しまなくても、仕事そのものが楽しみに変わることによって働き方そのものが変わる。\r\nまた、教育面では、意識を統合化し、複雑に構成することのできる能力を高めることが重要である。\r\nそれが、生きる知恵である。\r\nこのようなフローを楽しむことを根本に持つ社会や文化は幸福である。\r\n人間の幸福に対して、心理学者が少し冷めた目線で、しかし、力強くメッセージを送っている。"
},
{
  "title" : "ミツバチの会議: なぜ常に最良の意思決定ができるのか",
  "isbn" : "4806714623",
  "date" : "2014-04-18T14:11:49.000Z",
  "publisher" : "築地書館",
  "authors" : "トーマス・D. シーリー",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "群れはなぜ同じ方向を目指すのか?",
  "isbn" : "4826901658",
  "date" : "2014-04-26T17:10:08.000Z",
  "publisher" : "白揚社",
  "authors" : "レン・フィッシャー",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "みんなの意見はなぜ正しくなるか、群れはなぜ同じ方向を目指すのか、基本的には複雑系の数理を使って説明できるらしい。いろいろなはなしの寄せ集めで深みはない。"
},
{
  "title" : "ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと",
  "isbn" : "4532317568",
  "date" : "2014-05-04T17:37:56.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "斉藤 徹",
  "categories" : "経営",
  "score" : "3",
  "comment" : "透明性の時代、一方で揚げ足取りの時代\r\nそこから衆愚か集合知か\r\n\r\n企業のSNSへのシフト方法、それによって性善説の透明性の高い経営方針が求められる。\r\n結局改善なのだ。"
},
{
  "title" : "グローバル資本主義の中の渋沢栄一",
  "isbn" : "4492396012",
  "date" : "2014-05-20T04:16:03.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "橘川 武郎, パトリック・フリデンソン",
  "categories" : "経営",
  "score" : "3",
  "comment" : "日本の資本主義の父、渋沢栄一が見通していた合本主義は、今の、リーマンショックのときにこそ問われる株主と企業の長期的な関係なのだ。"
},
{
  "title" : "グローバル資本主義の中の渋沢栄一",
  "isbn" : "4492396012",
  "date" : "2014-05-20T04:14:24.000Z",
  "publisher" : "東洋経済新報社",
  "authors" : "橘川 武郎, パトリック・フリデンソン",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "科学者が人間であること (岩波新書)",
  "isbn" : "4004314402",
  "date" : "2014-06-21T17:12:47.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "中村 桂子",
  "categories" : "科学",
  "score" : "4",
  "comment" : "\r\n大森荘蔵の世界観、人間や自然は生き物であり、科学はそれに対峙する、死物化する傾向がある。これらどちらかをとるのではなく、両方を認める重ね書きが重要\r\nこれは、「ファースト&スローにも通じる」\r\nP67 じこはおこるさ トーマスの歌\r\n柳田邦男の遠野物語にみる自然への畏敬\r\n\r\n重ね書きは可視化ととることもできる。\r\n宮沢賢治の科学への期待と恐れ\r\n 注文の多い料理店\r\n ケン十公園林\r\n  グスコーブドリの伝記\r\n\r\n南方熊楠の「心事物」\r\n 心とものが交わるところが事である\r\n科学コミュニケーションの否定\r\n 科学の現場が重ね書きによるコミュニケーションを行うことが大事\r\n\r\nいわれていることは至極当然であるため、新しさは欠いているが、レイチェルカーソンに次ぐ研究者必読の書\r\n"
},
{
  "title" : "世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー (Harvard Business School Press)",
  "isbn" : "4798134546",
  "date" : "2014-06-28T15:05:58.000Z",
  "publisher" : "翔泳社",
  "authors" : "ジョン・マッキー, ラジェンドラ・シソーディア, John Mackey, Rajendra Sisodia",
  "categories" : "経営",
  "score" : "5",
  "comment" : "\r\n ステークホルダー間の調整を行い、win-winの関係構築を目指す。\r\n 企業は市民である。このような意識の高い(コンシャスな)ビジネスは可能であるという信念。これは、江戸商人の三方よし(売り方よし、買い方よし、世間よし)ではないか。\r\n 市民の成熟とビジネスのイノベーションにより、価値の高い製品を持続的に提供し続けることは可能であると説く。\r\n オリジナルのタイトルのようにそのような資本主義(コンシャスキャピタリズム)は可能であると説く。"
},
{
  "title" : "医療大転換:日本のプライマリ・ケア革命 (ちくま新書)",
  "isbn" : "4480067310",
  "date" : "2014-06-28T16:04:52.000Z",
  "publisher" : "筑摩書房",
  "authors" : "葛西 龍樹",
  "categories" : "医療",
  "score" : "4",
  "comment" : "医療改革のヒントがプライマリーケア、すなわち家庭医制度の導入にある。専門家としての家庭医を育てることにより、高度医療が生きる、地域に密着した医療が可能になる。"
},
{
  "title" : "夜と霧 新版",
  "isbn" : "4622039702",
  "date" : "2014-07-05T18:31:17.000Z",
  "publisher" : "みすず書房",
  "authors" : "ヴィクトール・E・フランクル",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス (角川EPUB選書)",
  "isbn" : "4040800087",
  "date" : "2014-07-17T14:41:45.000Z",
  "publisher" : "KADOKAWA/アスキー・メディアワークス",
  "authors" : "ピーター・センメルハック",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "ソーシャルマシーンとは、IoT (Internet of Things)の時代にモノをどうやってつなぎ込むかのデザイン指針を示している.センサーや車や、掃除機などがネットにつながって我々とコミュニケートする際、人間はそれを「人格化」する。したがって、ネットの先につながったいろいろなマシーンのもたらす情報は、「人」として我々に語りかける必要がある.\r\nしかも、そのためには、それらのものが、いろいろな人とつながるソーシャルな存在である必要がある.つまり、ものは我々のソーシャルネットワークに「人」として組み込まれる必要があるのだ.\r\nこれまでのホームオートメーション、ホームネットワークの失敗もそこにある。ものではなく「人」として語りかける.人として他の人とつながる、この2つの要素がなければ、人間の多様な要求に応えられないのである.\r\nソーシャルマシンの7つの要素\r\n特権\r\nアクセス\r\nステータス\r\nアクティビティ\r\nプレゼンス\r\n発見可能性\r\nID\r\n"
},
{
  "title" : "清朝の王女に生れて―日中のはざまで (中公文庫)",
  "isbn" : "4122017041",
  "date" : "2014-08-02T03:20:39.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "愛新覚羅 顕〓",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "ラストエンペラーの親族として生まれ、日中の狭間で翻弄された人生を送る女性。しかし、芯の強さと明るさでたくましく生きている。その真にあるのが日本への憧憬である。"
},
{
  "title" : "日本人の知らない武士道 (文春新書 926)",
  "isbn" : "4166609262",
  "date" : "2014-08-03T04:02:51.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "アレキサンダー・ベネット",
  "categories" : "人類",
  "score" : "4",
  "comment" : "部指導に対する真剣な姿勢が伝わってくる。まさに、我々の知らない武士道の世界。"
},
{
  "title" : "|新訳|科学的管理法",
  "isbn" : "447800983X",
  "date" : "2014-10-03T13:13:52.000Z",
  "publisher" : "ダイヤモンド社",
  "authors" : "フレデリック W.テイラー",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "実はトヨタ生産方式の元になっている近代的生産方式の礎を築いたのはテーラーであった。\r\n最適な生産方法をきめるために、労働者の作業を細かいコンポーネントに分け、その作業時間を計ることで、\r\n最適な作業時間を決めることができる。それにしたがって、生産方法を決めていくのだ。IoTの時代に再び読み返してみる必要がある。\r\n"
},
{
  "title" : "複雑さと共に暮らす―デザインの挑戦",
  "isbn" : "4788512475",
  "date" : "2014-10-06T01:21:20.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "ドナルド・ノーマン",
  "categories" : "デザイン",
  "score" : "4",
  "comment" : "HCI (Human Computer Interaction)の巨匠D Aノーマンのコラムを集めたインタラクションのデザインの本。テーマはシンプルさのみではなく、複雑さとの共生。もともと複雑なものはデザイナーと人間が協力して解決していく必要があるということ。\r\n\r\nアフォーダンスからシグニファイアへ\r\nexperience\r\n\r\nディズニーランドの列は待っていても苦痛がないようにデザインされている。\r\n"
},
{
  "title" : "How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント",
  "isbn" : "4532319552",
  "date" : "2016-11-03T00:23:06.000Z",
  "publisher" : "日本経済新聞出版社",
  "authors" : "エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ, アラン・イーグル",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "googleがもっとも成功した未来の大学の姿ではないかと思ってしまう。イノベーションを途切れることなく、クリエーティブを最高の効率で回している。\r\nP353 (ガスパロスがIBMのディープブルーに負けたことを受けて)(それは、)「新時代の幕開けとなった。新たなチャンピオンはコンピュータではなく、コンピュータと協業することで自らのスキルを一段と高めた人間だ。」\r\nP349 自動運転者を巡っては必ず事故は起こるだろう。(中略)そうなったとき政府は19世紀のイギリスの赤旗法のような自動運転者という新技術に対して人間が運転する一般車よりはるかに厳しい安全基準を設けたいという欲求を抑えなければならない。"
},
{
  "title" : "オンラインゲームを支える技術  --壮大なプレイ空間の舞台裏 (WEB+DB PRESS plus)",
  "isbn" : "4774145807",
  "date" : "2015-03-21T19:48:37.000Z",
  "publisher" : "技術評論社",
  "authors" : "中嶋 謙互",
  "categories" : "学生推薦図書, 情報科学",
  "score" : "5",
  "comment" : "大昔(1990年ごろ)ネットワークVRの研究をしていたので、読んでみると、その様変わりにびっくりである。当時は、サーバーから多数のクライアントに同期させるのとゲームバランスに苦心していたが、今でもそれは変わらない。しかし、この本を読んで気がつかされたことは多数ある。1)オンラインゲームを支える技術の多くが、今やツールキットやプラットフォームとして提供されており、もはや簡単に利用できること2)レイテンシーや帯域などとゲームのバランスが最も重要であり、常に品質と環境の選択を迫られていること3)そのために、開発プロセスはアジャイルでリーンなプロセスとなっていること。\r\n理論的なバックグラウンドが多くはしょられているのは、残念だがその点を補えば十分な講義になる。"
},
{
  "title" : "一生モノの人脈力",
  "isbn" : "4270003219",
  "date" : "2015-05-15T21:03:38.000Z",
  "publisher" : "武田ランダムハウスジャパン",
  "authors" : "キース フェラッジ, タール ラズ",
  "categories" : "学生推薦図書",
  "score" : "3",
  "comment" : "人と出会うことの大切さ\r\n営業の鏡\r\n出会う前、準備は周到に\r\nフォローアップこそ肝心\r\n心の窓を全開にして付き合う\r\n家族も仕事も同じ"
},
{
  "title" : "日本インターネット書紀 この国のインターネットは、解体寸前のビルに間借りした小さな会社からはじまった",
  "isbn" : "4062189445",
  "date" : "2015-05-23T16:51:10.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "鈴木 幸一",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "学術インターネットの側にいて、あまり振り返ることのなかった商業インターネットの立ち上げから発展までの紆余曲折をまさにその当事者から聞くことができる。技術者帝国主義というグーグルやフェースブックの先駆けでありながら、飛び抜けられなかったのは日本ゆえか?\r\n"
},
{
  "title" : "クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法",
  "isbn" : "4822250253",
  "date" : "2015-06-19T14:10:27.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "デイヴィッド・ケリー, トム・ケリー",
  "categories" : "学生推薦図書",
  "score" : "5",
  "comment" : "死を意識して出てくる本音といった著書はいくつかあるが、本書もデビッドケリーのそんな体験から始まっている。本書の一番のメッセージは、クリエイティビティはデザイナーだけのものではなく、誰にでもあるということ。要はそれをどうやって解放するかなのだ。"
},
{
  "title" : "ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー",
  "isbn" : "4822250709",
  "date" : "2015-06-26T03:33:57.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "リーアンダー・ケイニ―",
  "categories" : "",
  "score" : "5",
  "comment" : "アップルのプロダクトデザイナーであるジョナサンアイブの視点から、アップルの様々な製品が開発された様を見ることができる。彼を軸として、アップルがいかにデザイン志向のプロダクトを生み出せる会社に変わっていったかが、よくわかる。利用者が製品をどう使うか、製品が利用者にどのような喜びを提供できるかという「デザインストーリー」に始まり、徹底的に製品を磨いていき、それに合わせて製造プロセスをはじめ、流通やすべてを変えていける、これがアップルの強みである。デザインの変更が瞬時に製造プロセスに反映される未来の会社の形がある。\r\nおそらくソニーやトヨタが作り上げてきたものを21世紀のグローバルな環境で行えているところが、アップルの強みである。\r\nジョニーの才能が英国のデザイン教育の中で育まれてきたことも注目に値する。\r\n"
},
{
  "title" : "What Is Social Case Work? an Introductory Description (1922)",
  "isbn" : "1437363989",
  "date" : "2015-07-19T18:47:51.000Z",
  "publisher" : "Kessinger Publishing",
  "authors" : "Mary Ellen Richmond",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "ヒトラーランド――ナチの台頭を目撃した人々",
  "isbn" : "4861825105",
  "date" : "2015-09-12T03:55:31.000Z",
  "publisher" : "作品社",
  "authors" : "アンドリュー・ナゴルスキ",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "あまり、語られることのなかったヒットラーの黎明期から成長の姿を丁寧に取材している。なによりも、選挙によって選ばれた独裁制であり、変えるチャンスはいくらでもあったのに変わらなかったことは、その後の歴史に繰り返し独裁制が現れることを思えば、納得できる。全く異常なことではなく、どこにでも起こりうる選択肢の一つでしかない。"
},
{
  "title" : "ドル消滅 国際通貨制度の崩壊は始まっている!",
  "isbn" : "4023313599",
  "date" : "2015-09-12T03:50:31.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞出版",
  "authors" : "ジェームズ・リカーズ",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "今のインフレ、アベノミクスが構造改革を伴わなければ、単なるごまかしであることがよくわかる。中国の危うさも。それにしても、読みにくい。"
},
{
  "title" : "6度目の大絶滅",
  "isbn" : "4140816708",
  "date" : "2015-09-12T03:53:31.000Z",
  "publisher" : "NHK出版",
  "authors" : "エリザベス・コルバート",
  "categories" : "",
  "score" : "4",
  "comment" : "我々は「人新世」人が作る環境の只中におり、それが真っ直ぐ種の多様化を急速に失っている。すなわち、大絶滅に向かっている。1万年規模の変化は地球にとってはわずかな時間だが我々がそれに気がつくのは難しい。"
},
{
  "title" : "反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体 (新潮選書)",
  "isbn" : "4106037645",
  "date" : "2015-09-12T04:01:26.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "森本 あんり",
  "categories" : "人文学",
  "score" : "5",
  "comment" : "大統領選挙のお祭り騒ぎも、エバンジェリストと呼ばれるTV宗教も、ゴスペルで派手な教会のイメージもすべては、イギリスのピューリタンから派生した米国キリスト教の独自の進化系から始まっている。\r\nそれは、人間が善の行いをすれば、神がかならず報いるという契約に基づいている。\r\nこれが、リバイバリズム。\r\n\r\n一方で、イギリスから来た元々の「ピューリタリズム」とは、一般の人々が聖書を読むことを要求する非常に経験なものである。そのため、牧師がキリスト教をラテン語や原著に戻り解説し、はたまた現実の問題をそれに関連付けて一般の人々にわかりやすく解く能力が求められたことから、\r\n実は、ハーバードもイエールもいわゆるアイビーリーグの大学は牧師教育のための神学校として生まれたというのはあらためて驚きである。\r\n\r\nリバイバリズムは米国の発展に伴い、もっとお手軽な原理とやり方を求める要求から生まれてきたとも見える。\r\n\r\nしかし、そのやり方は扇動的、かつ皆を受け入れる「チャーチ」ではなく、会員限定の「セクト」であり、さまざまなセクトを生んだ。\r\nセクトはカルトにつながる危険性がある。\r\n\r\nリバイバリストの牧師を描いた「エルマーガントリー」の作家シンクレア・ルイスがヒットラーの隆盛期にベルリンを訪れていたのは偶然だろうか。\r\n\r\n米国の成り立ち、現在に至る流れを宗教の面から解説した好著"
},
{
  "title" : "進化の謎を数学で解く",
  "isbn" : "4163902376",
  "date" : "2015-10-19T03:51:27.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "アンドレアス ワグナー",
  "categories" : "",
  "score" : "3",
  "comment" : "数学的な内容は多くない。生命の進化が代謝から始まっている"
},
{
  "title" : "金ではなく鉄として",
  "isbn" : "4000225162",
  "date" : "2016-11-03T00:11:15.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "中坊 公平, 武居 克明",
  "categories" : "学生推薦図書",
  "score" : "4",
  "comment" : "弱いものの味方、中坊弁護士の実は劣等感の塊、ひ弱な内面が赤裸々に語られる。ひ弱で劣等感に溢れ、弱いからこそ、本気になったときは強いのだ。自分の痛みを知っているからこそ、人の痛みがわかるのだ。\r\n"
},
{
  "title" : "巨大化する現代アートビジネス",
  "isbn" : "4314011300",
  "date" : "2015-11-09T00:44:09.000Z",
  "publisher" : "紀伊國屋書店",
  "authors" : "ダニエル グラネ, カトリーヌ ラムール, 宮津 大輔",
  "categories" : "アート",
  "score" : "3",
  "comment" : "現代アートという評価の定まらないものに、どうやって価値がつくのか、それを作り出すのは、ブランドと同じ。"
},
{
  "title" : "メディアとしての紙の文化史",
  "isbn" : "4887218133",
  "date" : "2015-11-09T00:52:20.000Z",
  "publisher" : "東洋書林",
  "authors" : "ローター ミュラー",
  "categories" : "メディア",
  "score" : "4",
  "comment" : "メディアとしての紙に徹底的にこだわった本。紙の工業史でもあり、いろいろな雑学があって面白い。"
},
{
  "title" : "いつでもどこでもオフィスワーク! Google Apps スタートガイド",
  "isbn" : "4844333739",
  "date" : "2015-11-28T17:47:30.000Z",
  "publisher" : "インプレスジャパン",
  "authors" : "海老澤 澄夫",
  "categories" : "",
  "score" : "2",
  "comment" : "Google apps apiガイドかと思ったら、本当の使い方だった。"
}
]
      
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