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{
  "title" : "快楽通りの悪魔 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4102141219",
  "date" : "2004-08-26T13:48:31.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "デイヴィッド フルマー",
  "categories" : "スリラー",
  "score" : "よし",
  "comment" : "2004-08-12了読\n\nノワール物といえば、本に付いている腰巻に語られるまでも無くジェームス・エルロイの「ブラックダリア」から始まる4部作をイメージせざる終えない。果たして凌駕したかどうかが、本書の評価になっちゃうのは不利。\nジャズの誕生前夜のニューオリンズを赤線街を舞台に、繰り広げられる連続殺人事件を追う、ダンディーなチンピラ探偵、全然活躍できないという筋は悪くない。後半は一気に引き込まれたが、読み終えてしまえば、物足りなさを感じる。\nジェームスエルロイ、「もう結構、腹いっぱい」状態なのに、さらに続きが欲しくなる毒なのだろうなあ、と再確認。\nデビュー作なのだそうで同じ舞台を使った作品が後2本あるのだそうだ。読むかもしれない。"
},
{
  "title" : "揺籃の星 下 (創元SF文庫)",
  "isbn" : "4488663249",
  "date" : "2004-08-26T13:51:08.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "ジェイムズ・P・ホーガン",
  "categories" : "",
  "score" : "よし",
  "comment" : "あくまで、んーなわきゃねージャンを楽しむ。上巻の政治が絡む駆け引きの部分はともかく、大災害は楽しめない。\nねえ、いい?SFはね、ハッピーエンドじゃないとだめなんだ。そでなきゃ、推理小説か、スリラーになっちゃう。3部作だからスンゲー、ハッピーはないにせよ、このまま終わったら怒るぞ、モー続きはよまねーぞ、とか、ハラハラしながら了読。\nけして悪い印象じゃないけど、これだけの大災害から立ち直るには(読む側にだって)それなりのパワーがいるかもしれない。今年のベスト候補にエントリー。"
},
{
  "title" : "スターストリーム (ハヤカワ文庫SF)",
  "isbn" : "4150110298",
  "date" : "2004-09-10T14:41:52.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "ジェフリー・A. カーヴァー",
  "categories" : "",
  "score" : "よし",
  "comment" : "2004-09-02 了読\n\n無知で無垢、残酷で純真に好奇心のリボンを掛けた統合以前の混沌。こんな僕\nもそんな子供時代があったはずで、そうした混沌が自分の中にも有ったはず、\nなのに思い出せない。大人の目から見ればそんな子供は、完全なエイリアンな\nんじゃないだろうか。親子という異種族間の接点は限りない愛だったりする。\nそんな子供が主人公のストーリー。深宇宙の植民地へと旅発つ家族と、その航\n路に待ち受けるエイリアン。二つのエイリアンの邂逅と衝突。ナスすべも無く\n見守る大人たち。\nキリスト教的な愛がちらりちらりと垣間見えるのが残念。わからねーんだよ、\nそーゆーのって。\n後半は、エンディミオンシリーズの4冊目のような持続する緊張と感動。古本屋\nで安く手に入れたんだけど、思いがけなく感激。"
},
{
  "title" : "揺籃の星 上 (創元SF文庫)",
  "isbn" : "4488663230",
  "date" : "2004-08-26T13:49:18.000Z",
  "publisher" : "東京創元社",
  "authors" : "ジェイムズ・P・ホーガン",
  "categories" : "",
  "score" : "よし",
  "comment" : "2004-08-18了読\n\nベストセラーと言われる本はほとんど読まないのだけど、「神々の指紋」(グラハム・ハンコック著大地舜訳『神々の指紋』上下、翔泳社、1995、各¥1500)、200万部以上突破という奴、ずいぶん前に、義弟の紹介で読んじゃった。(これは下巻の解説でも紹介されてた)\n世界中に残るいろいろな証拠を集めて、従来の歴史を否定、「超古代文明」の存在を、主張するんだかしないんだか、面白そうな割にはナニを言いたいのかわかんない印象的な本だった。まあ、比較的最近に起きた大天変地異が超古代文明を抹殺したんだろうなあ、という印象。\n「揺籃の星」の中では、その天変地異がどんなものだったのかがフィクションの中でリアルに展開されていく。SF的に展開される理論(というか屁理屈)に納得させられながら、大災害を目の当たりにするわけだ。映画「マトリックスレボリューション」の格闘を超えた超暴力、なんだか、すでに訳のわからんものになってたけど、これが地球規模で起きる。きついぞ、これは。しかも、3部作の1発目、上下巻。"
},
{
  "title" : "『吾輩は猫である』殺人事件 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101284210",
  "date" : "2005-05-15T11:51:37.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "奥泉 光",
  "categories" : "",
  "score" : "よし",
  "comment" : "2004-08-07了読\n\nこれを読み始める前に、夏目漱石の「我輩は猫である」を読み直した。一度は読んだつもりでいたのだけど、読み返してみると途中までしか覚えてない。たぶん、途中で挫折しちゃったんだろうなあと思う。まるで古典落語のネタ本を読んでいるような感じがよかった。\nさくっと読むつもりが意外に量があって、時間が掛かってしまい、「〜殺人事件」を読むモチベーションが下がるかもと心配してたのだけど、読み始めてみれば悪くなかった。\n2冊セットで読むのがマジお勧め。たっぷり楽しめることを請合う。奥泉さんは我輩を何回読み直したんだろう、良く出来てる。結構な量なのだけど、大変盛り上がりながら読んでいた。毎晩かみさんに、「いいわ、殺人事件...」を連発したらしい。\n後半というか、一番最後、盛り上がりに欠けて、しりつぼみだったのが残念。もっとそっちに突っ込めばよかったのにと思う。本作の次の作品はそっち系なのだそうだ。読むかも。"
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