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最新版 投資戦略の発想法
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木村 剛
アスコム
ISBN: 4776202743
紀伊國屋,
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WebCat
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カテゴリ |
投資
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評 価 |
3 |
コメント |
3cr :
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投資とは何ぞや?について分かりやすく解説した一冊。
どういった銘柄を買えば良いか?投資テクニックについて知りたい、
といったスタンスで読み始めると肩透かしを食らうと思う。
本書の内容は、ざっと以下の3部くらいから成る。
その中で気になったもの、面白いと感じたものをピックアップして、
自分なりにまとめてみる。
1.投資を始めるまでの準備
これが結構大変で、以下の2つの準備が必要。
1)資産状況の管理(収入だけでなく支出も)
→要は家計簿をつけてバランスシートを作りなさいと。
2)生活防衛資金(今の生活水準で2年間暮らしていけるだけの資金)の準備
人間は例え収入が減ったとしてもなかなか生活水準を落とせない
(ラチェット効果)
→そんくらいの資金がないと長期的なスタンスで投資はできへんと。
投資のパフォーマンスが気になってしまうならば、
それは投資の域を超えている。速攻で売却するべきだ。
2.投資とは何なのか?
1)経済の仕組み
金利・株価・物価・為替の動きはどのように連動しているかなど
2)株式についての説明
経済が成長し続ける限り、株価も上昇する
(10年、20年といった)長い目で見ると株式は年率10%前後の
平均リターンをあげている
3)行動心理学
リスクとリスク認識(思い入れや思い込み)の違い
双六をしているとき、大きな目が必要なとき手の中でサイコロを振る
回数を増やす傾向があり、一方、小さな目が必要なときは
振る回数を減らしそっと振る傾向がある。
サイコロの目をコントロールできないことを知っているが、
コントロール可能であるかのような行動をとってしまう。
3.投資戦略
1)三分割ポートフォリオ
目安として国内株式(6割)、国債(3割)、外貨預金(または外貨MMF)(1割)
外貨預金は日本経済が悪くなるリスクに対するヘッジ
2)個人投資家の強み
パフォーマンスが悪くても手仕舞いしなくても良い
→長期スタンスが取れる
3)株式投資信託は買いか?
以下のような理由からあんまりお得ではない
イ.信託報酬(管理費のようなもの)などの割高な手数料
ロ.ファンド・マネージャが優れているとは限らない
「ウォールストリートジャーナルのダーツボードという
コラムでは1990年からの数年間、投資専門家4人が選ぶ銘柄と
ダーツで適当に選んだ銘柄の運用リターンの比較を行いました。
その結果、比較した30回のうち専門家がダーツ銘柄を上回ったのは
16回でした。つまり専門家予想と適当に選んだ銘柄の運用
リターンには差がほとんどなかったということになります。」
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最終更新 : 2005-09-10 19:53:12 +0900
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