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【購入動機:装丁&タイトル】
乙一の短編集。収録作品は「未来予報 あした、晴れればいい。」、「手を握る泥棒の物語」、「フィルムの中の少女」、「失はれた物語」の4本。乙一のほかの書籍の中にも掲載されたものでこの本は構成されているため、もしかしたら既に全ての作品を既読してしまっている方もおられるのではないかと思う。僕自身も『失はれた物語』という書籍で「手を〜」と「失はれた〜」は既読であった。しかしながら、それらを読んでから半年が経っており、また綺麗な挿絵がこの本には入っているため、新鮮な気持ちで読むことができた。
僕がこれまでに読んだ乙一の作品はすべて「セツナ系」と呼ばれる部類に属するものであったが、「フィルムの〜」は少しそれにホラーテイストを加味したものであった。
乙一は初読でも「セツナ系」のストーリーが好きな人にはオススメしたい作品ではないだろうか(値段も500円未満と安いことだし)。 |