[ { "title" : "邂逅の森", "isbn" : "4163225706", "date" : "2005-03-02T17:36:58.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "熊谷 達也", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "良かった。直木賞受賞作。ずっと気になっていたけれど、なかなか読めなかった代物。\n大正時代、東北地方のあるマタギの一生。\n全体のストーリーとしてはよくあるパターンかもしれないけれど、それが、「マタギ」という生き方と、時代の変化がくっついて、壮絶なある男と熊と女の一生ものになっていました。私が女性であるからかもしれないけど、主人公の妻の生い立ちと、そうせざるを得なかった生き様みたいなものが、強烈に残った。\n" }, { "title" : "紅椿―隅田川御用帳 (広済堂文庫)", "isbn" : "4331611418", "date" : "2005-01-23T13:07:52.000Z", "publisher" : "廣済堂出版", "authors" : "藤原 緋沙子", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "夜のピクニック", "isbn" : "4103971053", "date" : "2005-03-02T17:32:37.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "恩田 陸", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎", "comment" : "久しぶりに、寝不足もなんのそので読んだ。\nとある高校の1泊2日80キロ踏破する、「歩行祭」なるものが舞台。\nもう設定からして、私にとっては意味不明で面白かった。「歩行祭」のために、全校生徒のジャージが「白」であるとか、3年生にもなると、途中で脱落するのがイヤで泣き出す子が出てくるとか、まったく細々とした設定がツボをおさえる。\nきっと高校生が読んでも、新入社員が読んでも、バリバリ仕事をしている40代が読んでも、おじいちゃんが読んでも、それぞれの世代の楽しみ方ができる本なのでは、と思った。" }, { "title" : "新版 指輪物語〈6〉/王の帰還〈下〉", "isbn" : "4566023591", "date" : "2004-12-15T04:19:29.000Z", "publisher" : "評論社", "authors" : "J.R.R. トールキン, J.R.R. Tolkien, 瀬田 貞二, 田中 明子", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "間宮兄弟", "isbn" : "4093874999", "date" : "2004-12-15T04:19:23.000Z", "publisher" : "小学館", "authors" : "江國 香織", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "雪舞い―橋廻り同心・平七郎控 (祥伝社文庫)", "isbn" : "4396331991", "date" : "2005-01-23T13:07:26.000Z", "publisher" : "祥伝社", "authors" : "藤原 緋沙子", "categories" : "", "score" : "○○○", "comment" : "とくに、これといってない。\nでも、すなおに読めた。時代小説に親しんでいない自分がすなおに読めたってことは、結構すごいことなのでは。\n「人情もの」だからなのか、藤原緋沙子さんがよいのかわからないが。(なんだかとっても偉そうだけど)\nほかのも読んでみよう。" }, { "title" : "新版 指輪物語〈2〉/旅の仲間〈下〉", "isbn" : "4566023559", "date" : "2004-12-15T04:19:25.000Z", "publisher" : "評論社", "authors" : "J.R.R. トールキン, J.R.R. Tolkien, 瀬田 貞二, 田中 明子", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "バーティミアスII ゴーレムの眼", "isbn" : "4652077467", "date" : "2004-12-21T11:19:55.000Z", "publisher" : "理論社", "authors" : "ジョナサン・ストラウド", "categories" : "", "score" : "○○", "comment" : "んんん。前作に比べて、間のびした感じがなぁ。\nあらたな強敵を迎えて、悪魔はより人間的になり、鼻につくガキはより悪魔的というか、より鼻につく感じになっていた。子どもの成長も面白いし、やな子どもなのに、不思議と嫌いになれないけど…。\n肝心のお話部分が、どうなんでしょう。\n登場人物が多くなってきたせいか、うまく前にころがっていく感じがしませんでした。" }, { "title" : "アヴェンジャー (上)", "isbn" : "4047914843", "date" : "2005-03-02T17:31:09.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "フレデリック・フォーサイス", "categories" : "", "score" : "◎◎", "comment" : "ものすごい期待させられてます。\n上巻だけでは今後どうなっていくのかさっぱりわからない。それなのに面白い。登場人物が多いけど、いまのところよくある混乱もなく。\nただ、軍事ものの話がこまかすぎると、ついていけなくなる。きっとそういうところも、ぐっとくるところなんだろうけど、いまいちピンとこず。\nしかし、純粋にストーリーに引き込まれている。" }, { "title" : "4TEEN", "isbn" : "4104595012", "date" : "2006-08-20T06:14:51.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "石田 衣良", "categories" : "", "score" : "○○", "comment" : "直木賞受賞作。これで石田依良さんはめちゃめちゃ「やさしげなパパ」みなたいなイメージでテレビに出始めた。なんだろねー。どうしても、「ズッコケ3人組」を思い出してしまう。\n" }, { "title" : "ナナイロノコイ―恋愛小説", "isbn" : "4758410186", "date" : "2004-12-21T11:51:44.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "江國 香織", "categories" : "", "score" : "△△", "comment" : "アンソロジーって、本当に当たり外れがあるな、と実感した本。\n当たり外れがこわくて、今まで購入したことはなかったが、ひょんなことから手に入り、読んでみました。\n普段読まない人(唯川恵さんとか、谷村志穂とか、ミーヨンとか)の作品を読めて、きっと幸せなはずなのに。唯川さんの作品は私にとってあまりにしょぼくて、がっかりした。さらに「ミーヨン」(ってだれよ?と思いながら)にいたっては、読めませんでした。この本は、江國さんがはいっているから買った、という人が多いと思うけど、江國さんのも、あまりよくはなかった。あいかわらず、「なんだか煮え切らない」(きっと表現違うけど)みたいな雰囲気はあったけど。\nよかったのは、井上荒野さん、谷村志穂さん・・・か?\nこの二人に免じて、△2つ。" }, { "title" : "新版 指輪物語〈3〉/二つの塔〈上〉", "isbn" : "4566023567", "date" : "2004-12-15T04:19:26.000Z", "publisher" : "評論社", "authors" : "J.R.R. トールキン, J.R.R. Tolkien, 瀬田 貞二, 田中 明子", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "新版 指輪物語〈4〉/二つの塔〈下〉", "isbn" : "4566023575", "date" : "2004-12-15T04:19:27.000Z", "publisher" : "評論社", "authors" : "J.R.R. トールキン, J.R.R. Tolkien, 瀬田 貞二, 田中 明子", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "物は言いよう", "isbn" : "4582832415", "date" : "2005-01-14T17:02:00.000Z", "publisher" : "平凡社", "authors" : "斎藤 美奈子", "categories" : "批評", "score" : "◎◎◎", "comment" : "齋藤美奈子さんの得意分野でしょう。\nこの人の皮肉り方が、もう大好きさ。分析もすばらしいし、って絶賛するしかできないから、評価は低めに。\n" }, { "title" : "こわれた腕環―ゲド戦記 2", "isbn" : "400110685X", "date" : "2004-12-15T04:19:32.000Z", "publisher" : "岩波書店", "authors" : "アーシュラ・K. ル・グウィン", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "この町の誰かが (創元推理文庫)", "isbn" : "4488152023", "date" : "2005-01-14T17:30:10.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ヒラリー ウォー", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "いや、名作でしょう。\n恩田陸さんがきっかけでこの本を手にとったけど、宮部みゆきさんの『理由』もこの本のスタイルを元にしたらしい。\nある町で、普通の女子高生がレイプされ、顔をハンマーでぐちゃぐちゃに殴られて殺された。犯人はこの町の誰か。お話はインタビューや証言で進められていく。\n結局はそのお話を書いているのは犯人で、だからこそ最後まで犯人が出てこない(だって、いろんな人の話をまとめたりしているから)、緊迫感、小さな町の閉塞感、個人が持っていた毒が、殺人によっていろいろな方向から出てくる感じが、耐えられないくらいにおもしろい。ということで、耐えられなかった私は、先に犯人が誰か確認してから読んでしまった。それでもおもしろい。" }, { "title" : "魔法の王国売ります! (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 1)", "isbn" : "4150201242", "date" : "2005-02-05T02:36:53.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "テリー ブルックス", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "面白い! 書評を読んでこの本を買ったのだが、誰のどういう書評だったかは、すっかり忘れてしまった。にしても、今まで読んだファンタジー系の本とはどれとも違う設定でよかった。名作の部類に入るのでは?と絶賛。こういう本こそ、映画化に向いているのでは。\nでも『シャナラの剣』と書いた人だとは。『シャナラの剣』は『指輪物語』の二番煎じのようなイメージで、手が伸びなかったのだが、考えをあらためようと思う。" }, { "title" : "コバルト風雲録", "isbn" : "4860110382", "date" : "2005-01-27T15:19:51.000Z", "publisher" : "本の雑誌社", "authors" : "久美 沙織", "categories" : "エッセイ", "score" : "◎◎××", "comment" : "面白かったか? 三分の一はライトノベル?の歴史について突っ走って述べている。そう、「突っ走っている」。そのあたりが、かなり懐かしく、コバルト終盤期の世代の私としては知らないことも多くて、でも調子は「そう、これこれ」というものだったから、非常にテンション高く読み進めた。久美沙織さんのコバルトは読んだことがないけれども。でも、コバルト文化は共通なんだなと思って。しかし、残り三分の二はうってかわって辛かった。もうそんな歳じゃないことの証拠なんだろうか、それともほかの理由があるのだろうか。すごーく皮肉に読めば、苦労話という名の自慢話でもあるところか。んーでも楽しんだよ。" }, { "title" : "エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈1〉 (ドラゴンライダー (1))", "isbn" : "4789722309", "date" : "2004-12-21T11:23:30.000Z", "publisher" : "ソニーマガジンズ", "authors" : "クリストファー パオリーニ", "categories" : "", "score" : "○○○○○", "comment" : "でたか。という感じだった。どうせ、何かと何かを混ぜてドラゴンでくくってみました、っていう感じなんでしょ、と思ってまったく期待せずに読んだ。\n作家はこの作品を20歳くらいのときに書いて、自費出版したらしい。\n内容は、いろいろ混ぜて、ドラゴンでくくったものではあったけれど、冒険ファンタジーとしては、とても面白く読めた。旅するあたりとか、本当に「あれ」を彷彿とさせるけど、お話の展開やテンポがよく、第二部が本当に楽しみ。\n真価は第二部で問われるのでは、ということで、○の5つ。" }, { "title" : "朗読者 (新潮クレスト・ブックス)", "isbn" : "4105900188", "date" : "2005-03-02T17:42:10.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "ベルンハルト シュリンク", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "ドイツ人作家。第二次世界大戦後すぐのドイツ、15歳の少年が出会って、恋におちた36歳の女性とのお話。物語は3部にわかれていて、1部が恋、2部が女性の過去、3部が少年が大人になってその女性とのことをどう考えるか、というシンプルな構成。全編を通してすごく静かな時間が流れている気がする。それだけに、お話を通して突きつけられるものは重みを増す。日本人として、戦争を知らない世代としても読むべき一冊だと思う。そういうこと関係なしにも、人の罪とか罰とかを遠いものとしてではなく、身近に考えさせる。最初『マレーナ』みたいなものだと思っていたら、大間違いでした。" }, { "title" : "はい、泳げません", "isbn" : "4104738026", "date" : "2005-07-30T13:15:17.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "高橋 秀実", "categories" : "エッセイ", "score" : "◎◎◎", "comment" : "ずっと泳げなかった著者が、スイミングスクールに通い、上達(?)の様子を克明に記録している。まったくもってすっとぼけた親父で、最高に面白い。\nコーチが指導している日本語が理解できない、というくらい泳げない著者が、「水に泳がせてもらう」というなんか悟りの境地を探りだす。\n抱腹絶倒もの。" }, { "title" : "本当はちがうんだ日記", "isbn" : "4087747662", "date" : "2005-07-30T13:10:54.000Z", "publisher" : "集英社", "authors" : "穂村 弘", "categories" : "エッセイ", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "秀逸。\nこんなに役に立たなくていいのか、っていうくらい、言ってしまえば「くだらない」のだが、おもしろい。なんでそんなことを考えるの?!って毎回突っ込みたくなるけど、その分鋭い。\n夢と現を行き来していて、でも読んでいる方はそれがすべて現に見える。\n歌人なので、文章のリズムがすごくよくて、読んでいて気持ちがいい。" }, { "title" : "アヴェンジャー (下)", "isbn" : "4047914851", "date" : "2005-03-02T17:30:39.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "フレデリック・フォーサイス, 篠原 慎", "categories" : "", "score" : "◎◎", "comment" : "すごく期待させられただけ、帯文とのギャップ(?)にだまされた感じがあった。\nでもそりゃ、いくらなんでも9.11を題材に使うといっても、そりゃそうだよなぁ…。と思うけどさ。結構がっかりしました。何を期待していたんだか。\nま、それはおいていて、お話は最高でした。心地よい裏切られ感もあり、ドキドキハラハラもあり。フォーサイスをそんな程度に読んでいいのか? とも思うが、あう、あわないもあるし。\nフォーサイスは初めてだし。\nいや、面白かったです。" }, { "title" : "見習い魔女にご用心―ランドオーヴァー〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)", "isbn" : "4150202192", "date" : "2005-03-02T09:29:17.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "テリー ブルックス", "categories" : "", "score" : "◎◎◎", "comment" : "「ランドオーヴァー」シリーズの第五巻。第四巻がさほど面白い出来ではなかったから、時間をおいて読んだ。新キャラで主人公の子どもが登場して、物語にスピード感は戻ってきた感じがする。けれども、「ランドオーヴァー」という世界がいかされている感じがせず、地球の世界が出てくるのも、どこか間に合わせ、という印象であった。原書の方でも第六巻は出ていないようだから、そんなものか。『シャナラの剣』は読むべきか悩むところだけれど、このシリーズは普通でした。" }, { "title" : "対岸の彼女", "isbn" : "4163235108", "date" : "2005-02-19T15:22:51.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "角田 光代", "categories" : "", "score" : "◎◎◎", "comment" : "噂の直木賞受賞作を遅ればせながら読みました。お話は、主人公の女の子の高校時代と30代の様子を平行して描かれて進む。なんて説明していいのかわからない、そんなに複雑な構成ではないと思うんだけど。出版社の説明は「全く違う二人の女の友情は成立するのか!?」みたいになってるけど、そんな単純なものではないと思う。でも考えさせられる、すごく。しばらく時間がたってから改めて読んでみたい。そんな一冊です。" }, { "title" : "ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)", "isbn" : "4105900412", "date" : "2005-01-14T16:59:46.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "アンドレイ・クルコフ", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "ファンタジーにカテゴライズしてしまったが、よかったんだろうか。おもしろかった。\nタイトルにあるように、読んでいる間ずっと「憂鬱」な空気が流れているんだけど、全然気にならない。というか、その雰囲気にのまれてしまった。「物語」はロシア(だっけ?)のある売れない短編作家が、ゴーストで新聞の「死亡記事」を書くことになる、ことから始まる。短編作家は、動物園が飼えなくなったペンギンを引き取って、一緒に暮らしている。でもペンギンは不眠症で夜中にペタペタと台所を歩いていたりする。それは、ま、物語の本筋とはあまり関係ないのだが、主人公が書くことになった「死亡記事」はまだ生きている人について書くというもので、新聞社の編集長にいわれて書いた人が、次々と死んでいく…。ということで、サスペンス調もはいっていたりするんだけど、ここはあえて、「物語」性を買い、ファンタジーに入れてみた。" }, { "title" : "人事異動 (新潮新書)", "isbn" : "4106100851", "date" : "2004-12-21T01:51:21.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "徳岡 晃一郎", "categories" : "仕事本", "score" : "", "comment" : "12月20日読了?\nこれって現実的な本として、世のサラリーマンは読んでいるのでしょうか" }, { "title" : "アースシーの風 ― ゲド戦記V", "isbn" : "4001155702", "date" : "2004-12-15T04:19:34.000Z", "publisher" : "岩波書店", "authors" : "アーシュラ・K・ル=グウィン", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "さいはての島へ―ゲド戦記 3", "isbn" : "4001106868", "date" : "2004-12-15T04:19:33.000Z", "publisher" : "岩波書店", "authors" : "アーシュラ・K. ル・グウィン", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "黒いユニコーン (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 2)", "isbn" : "4150201331", "date" : "2005-02-19T15:28:39.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "テリー・ブルックス", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "これもまた面白かった。シリーズものにありがちの、やっちゃった感はあまりなかった。でも巻末についている解説の第三巻の話を読むと、んんん三巻目を読むべきか、読まざるべきか、考えてしまう。読んでがっかりするのはいやだなぁ。\nま、それぐらい、ここまで面白かったってことだよ。しかもユニコーンは何やらすてきなことをいうし。" }, { "title" : "影との戦い―ゲド戦記 1", "isbn" : "4001106841", "date" : "2004-12-15T15:21:01.000Z", "publisher" : "岩波書店", "authors" : "アーシュラ・K. ル・グウィン", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎", "comment" : "この本とは、運命的な出会いだった。\n" }, { "title" : "新編懐古的洋食事情 1 (YOU漫画文庫)", "isbn" : "4087850919", "date" : "2005-02-19T15:26:58.000Z", "publisher" : "集英社", "authors" : "市川 ジュン", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "なんか、何も考えたくなくなって、駅前の本屋さんでコミックを無理矢理買ってみた(←失礼)。そんな消極的な感じだけど、正解だった。明治・大正の西洋料理が入ってきた時代が舞台で、そこで当時の女の子たちのいろいろな生き方(大げさだけど)が描かれている。…2巻以降は買わないでしょう(←失礼)。" }, { "title" : "アイ・アム・デビッド (角川文庫)", "isbn" : "4042948014", "date" : "2005-02-26T14:10:56.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "アネ ホルム", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "感動作です。デンマークの児童文学作家の代表作らしいけれど、すばらしい。赤ちゃんのときから、強制収容所で育ったデビッド。自分のことで知っているのは名前だけ。その彼が、収容所を脱走して、自由の国を目指して歩き続ける。舞台は、はっきりとは書いていない。デビッドは笑うことを知らず、数カ国後を理解し、暴力をこよなく憎み、大変賢い。でも、普通の子どもにあるようなものが欠けている。それが何か自分ではわからないけれど「僕はデビッド」と何かの呪文のように唱えながら前に進み続ける姿は感動以外何ものでもない。映画がみたいと思った。" }, { "title" : "やぶにらみ科学論 (ちくま新書)", "isbn" : "4480061401", "date" : "2005-07-30T13:01:45.000Z", "publisher" : "筑摩書房", "authors" : "池田 清彦", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎", "comment" : "いろいろな雑誌に書いた短めのエッセイをまとめたもの。そのため「寄せ集め感」は否めないが、一つ一つのエッセイがよいので、やはりよろしい。\n地球の温暖化はウソ? とか、「情報」という名の「洗脳」に気をつけろ!っていう感じ。\n自分の頭で考えればすぐに見破れるウソをばったばったと斬り倒す。面白い。" }, { "title" : "バーティミアス-サマルカンドの秘宝", "isbn" : "4652077351", "date" : "2005-07-28T07:10:36.000Z", "publisher" : "理論社", "authors" : "ジョナサン・ストラウド", "categories" : "", "score" : "○○○", "comment" : "しまった悪魔。" }, { "title" : "ポーの話", "isbn" : "4104363014", "date" : "2005-08-16T15:43:39.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "いしい しんじ", "categories" : "", "score" : "◎◎◎◎◎", "comment" : "名作です。\nいしいしんじさんは進化をし続けている。本当にすごい作品です。" }, { "title" : "大魔王の逆襲 (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 4)", "isbn" : "4150202117", "date" : "2005-02-11T10:56:25.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "テリー ブルックス", "categories" : "", "score" : "◎◎", "comment" : "ここにきて、シリーズまんねりか。まんねりってほどではないけれど、いまひとつ乗れないまま最後までいってしまった。主人公がアイデンティティを失い、自分がもっとも恐れている姿になっている。それに気づき、罠から抜け出さなきゃいけないんだけど、それってどっかで聞いたことのあるような…。次巻で最後(今のところは)だから、ま、それまでは読んでみるけど、当初よりm気力が薄れてきた感じは否めません。このテリー・ブルックスさんという作家は『シャナラの剣』を書いている人だけれど、王道ファンタジーより、エンターテインメント系の人らしい。ファンタジーじゃないのも読んでみるか。" } ]