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エノケンと“東京喜劇”の黄金時代
エノケンと“東京喜劇”の黄金時代
著者:
出版社: 論創社
評価: ★★★★
カテゴリ: レビュー
コメント:  オレは1961年生まれなので当然その全盛時代を知る由もないわけだが,あの筒井康隆をして「子供の頃ボクはエノケンになりたかった,『エノケンのように』ではなくて,エノケンそのものになりかったねぇ」と言わしめた『喜劇王・エノケン』,その片鱗くらいは知っておかねばと出演映画が放送されれば録画・鑑賞に務めている。昨年11月に江戸・東京博物館が行った特別企画「エノケン生誕100年記念映画祭」には「エノケンの千万長者」を観に行ったし……。<BR>  が,この本を読むとやっぱり「最高のエノケン」は映画ぢゃなくて舞台なのだと書いてある。もちろん執筆者の人たちはエノケン・ファンが嵩じて「東京喜劇研究会」なんてのを作っているわけで思い入れたっぷりなのは織り込み済みなんだが,しかしまぁ実に面白そうなんだよね。<BR>  『世界珍探検』(原作はカミ)では,南方で人食い人種に捕まった探検家のエノケン,縛り上げられて火あぶりにされるというところで肝心の酋長が出てこない。しばらく芝居を繋いだあと,エノケン自ら縄をほどき,舞台の袖に入るや「酋長はどうした! てめえなんかクビだこの野郎!」と叫び,しょんぼりした酋長を引っ張り出して来て客席にニヤリ……これは見たいよなぁ。<BR>
関連本棚: のらねこ兵☆演芸館 stonechild
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