|
|
カレーライフ
|
著者: |
竹内 真 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
2.5 |
カテゴリ: |
NHK青春アドベンチャー
図書館
小説
|
コメント: |
小さな洋食屋を営むおじいちゃんが、お盆に集まった孫たちだけに振舞うの絶品カレー。そのおじいちゃんが亡くなった日に、いつかみんなでカレー屋をやろうと誓ったその孫たちが絶品カレーを復活させるまでのお話。カレー薀蓄本としては内用が薄いので、その辺に期待して読むと肩透かしを食うこと間違いなし。<br>
驚いたのは、青春アドベンチャーで聴いていた内容と同じだったこと。脚本の段階で多少エピソードを削ったり、入れ換えたり、組合わせたりして放送時間枠に納まるように脚色を加えるものだと思っていたのですが(いや、本末転倒なことを書いているとは承知しています)、読んでいて、これはラジオのあの場面だというのが、そのときの効果音や音楽ともに脳裏に蘇ってきました。<br>
最後のページ、主人公によりこの物語の回想が語られます。ってこれ、この本のストリーそのまんまじゃん!この分厚い本は半ページで語ることのできる物語をカレーという衣?をまぶして膨らませただけの立ち食いウドンのえび天だったのか!<br>というわけで、ラジオと同じだったわけが分かった次第です。<br>
補足 普通15分×10回のところ、カレーライフは15分×15回の放送だったので、ウドンのえび天というのは言い過ぎたかも。 |
関連本棚: |
もつくん
ナマケモノ
|
|
|
|
|
落語娘
|
著者: |
永田 俊也 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
3.2 |
カテゴリ: |
図書館
落語
小説
|
コメント: |
期待して借りてきたのだが、妙に肩透かしをくらってしまった。<br>
師匠の「呪われた噺」を演じようとする動機が、落語への愛なのか、寄席への復帰(舌下事件で落語協会から追放の身なのです)なのか、はたまたこの噺を演じて死んでしまった落語家の未亡人の意趣返しの手助けなのか、今一つはっきりしない。<br>
落ちが途中で解ってしまったのも痛い。<br>
<br>
併録されている「ええから加減」は、突然、上方演芸大賞を目指すことにした女漫才師の話。その理由というのが、中途半端な感じ。それに、話の途中で絡んでくる結婚詐欺の部分は余計。 |
関連本棚: |
もつくん
kurica
てぷちゃん
|
|
|
|
|
恋する潜水艦 (文学の冒険シリーズ)
|
著者: |
ピエール マッコルラン |
出版社: |
国書刊行会 |
評価: |
1 |
カテゴリ: |
図書館
小説
|
コメント: |
題名借りして大失敗。題名の通り、Uボートらしき潜水艦(←意思を持っていて結構わがまま)が本当に乙女(もちろん人間の)に恋してしまうという話。他に海賊の話なんかも。SFでもないしファンタジーでもない、ユーモア小説に近いのかな。私にはこのタイプの小説を楽しむ術がない。<br>
カバー裏に著者の写真。左肩に鸚鵡を乗っけた湯場婆(それもスコットランド風のハンチングを被っている)のような容貌だが、著者は男性。シャンソン作詞家としても有名だったそうな。 |
関連本棚: |
もつくん
|
|
|