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薬指の標本 (新潮文庫)
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小川 洋子
新潮社
ISBN: 4101215219
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
小説(短編集)
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評 価 |
3 |
コメント |
syoko :
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悲しいこととかつらいこととか、見ないフリをするのは簡単だけど、
それがたまってきたり大きすぎたりして見ないフリができないときに、
こういう場所がほしくなるんだろう。
実際は自分で何とかしなきゃいけないのだけど。
大きくはないけど、標本にしてしまいたいようなものが、
少なくともひとつはあるなって思った(苦笑)
日記よりコピー(修正あり)
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農工大農獣医 :
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小川洋子の本は、とにかく独自の世界に浸ることができて大好きなのですが、特にこの本のこの短編の雰囲気は格別・・・なんというか、外の天気も気にならないでずっと読んでいられるような、読み終わってもなかなか出て来られないような・・・不思議さと怖さが、気づかないうちに溢れ出していた風呂の水の様に、ひたひたと広がっているのです。この作者は、モノゴトを真正面から書くのではなく、体感を表現することで読者に伝えてきます。恋愛って先っぽはこう、とっても密やかで薄暗い・・・。
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よーこ :
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独特の物語。
しんとした雰囲気と、堕ちていく感覚を感じた。
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最終更新 : 2008-06-23 02:22:18 +0900
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