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QED 龍馬暗殺 (講談社ノベルス)
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著者: |
高田 崇史 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
歴史上の謎解きメインの作品と現実の事件メインの作品とがあるが、これは後者。幕末というかなり物証がある時代だからか、いつもより謎解きのワクワク感は少ない。現実の事件は(実際に)閉鎖された村での出来事なので、ドロドロしつつもこちらの方が興味深い。小松崎さんが登場する必要はあるのか……?
2013年7月19日~21日 |
関連本棚: |
pachi
jinc
kyu
みづき
飛焔
ピロコ
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QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス)
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著者: |
高田 崇史 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
今回は、主人公が現実の事件にもある程度興味を持っていたため、現実の事件とお諏訪様の謎解きが有機的な関連を持っていたので○。謎解きも初期のころほどではないがダイナミックさがあったが、登場人物が多いせいか中弛みしてしまう。
2013年8月21日~23日 |
関連本棚: |
dh4189
ピロコ
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刺青・春琴抄―吉野葛、蘆刈 (愛と青春の名作集)
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著者: |
谷崎 潤一郎 |
出版社: |
旺文社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
前評判通り、確かに文章は巧い。作風というか作品の指向に癖があるが、そのくせ妙なリアリティがあるのに驚いた。表題作は特に、「春琴」が実在するかの錯覚に陥る。個人的には「蘆刈」が(これまたドロドロしているが)面白かった。読まず嫌いは良くないなと反省。
2013年5月下旬 |
関連本棚: |
ピロコ
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RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)
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著者: |
荻原 規子 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
第2巻で登場した人物たちの思惑や背景が見えてきて、徐々になんじゃそりゃー…の様を呈している。うーん、どこまで風呂敷を広げるつもりなのか。2・3巻でまだ高校に入って数カ月。今後の伏線も含めると、何巻まで続けるつもりなのかちょっと不安にもなる。主人公が少しずつ成長している…と思う。
2013年9月2日 |
関連本棚: |
鳴葉
ピロコ
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月のころはさらなり
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著者: |
井口 ひろみ |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
方言による会話と「鈴ならし」「魂翔け」などの神さびた単語によって、ちょっとちょっと特殊な田舎の庵が浮かんでくる。その特殊性を活かしきれていない感もあるが。子どもたちと大人の葛藤と成長の物語。読後感は希望を持たせ、すっきり。
2014年5月 |
関連本棚: |
まーも
ピロコ
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夜の国のクーパー
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著者: |
伊坂 幸太郎 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
久しぶりの伊坂作品。ファンタジー色の強い書き下ろし。いつも通りに伏線はあちこちに張られつつも、オチは完全に読める。オチを読ませる伏線やオマージュ的な構成まで含めて楽しむものかもしれない。個人的には登場人物のネーミングが好きだった。2013年7月23日~26日 |
関連本棚: |
ピロコ
kasta
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テロリストのパラソル (角川文庫)
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著者: |
藤原 伊織 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
江戸川乱歩賞・直木賞受賞作品。噂通り、個性的な登場人物たちがテンポよく話を転がしていく。アル中主人公の、ダメ男なんだけどハードボイルドで世間とズレることを気にしない生き様に惚れる。後半のオチは少々安易に感じるけれど、ちゃんとしたミステリー。
2013年8月29日~30日 |
関連本棚: |
よー
ピロコ
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イメージを読む―美術史入門 (ちくまプリマーブックス)
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著者: |
若桑 みどり |
出版社: |
筑摩書房 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
お勧めいただいた通り、面白かった。美術史は美術の歴史を学ぶのかと思いきや、美術(絵画、彫刻、工芸などなど)を通してその作品が何を表しているのかという、作者の思想や作品の背景をあぶりだしていくものだったとは。実際の絵画をもとに行われる分析がわかりやすくて興味深い。
2013年9月5日 |
関連本棚: |
ピロコ
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猫を抱いて象と泳ぐ
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著者: |
小川 洋子 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
とても不思議な感触の読後感(というより、読書感) 二枚貝の殻の中に静かに眠っているものを、そっと覗いている感覚を抱く物語。面白味がないわけでも展開がないわけでもない。むしろ、「広大なチェスの海」の果てしなさを目前にして、ほんの一端をかじるくらいの壮大な世界観と、トランクひとつ分くらいの小体な空間の両方を備えた良質な作品
2013年1月10日~11日 |
関連本棚: |
milue
go.tekuteku
ピロコ
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