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仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)
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著者: |
坂木 司 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
過去を背負った引きこもりと、彼が世の中とつながる唯一の窓口になる主人公の、お互いに対する依存状態が心地悪いながらも、人間のエゴってこういうことかなあと感じる。安楽椅子探偵(アームチェアー・ディテクティブ)の謎解きに関する部分は、無理やり感はあるが毎回人間味があるので、好し。
2013年7月27日~8月1日 |
関連本棚: |
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みかん(あ行〜さ行)
ピロコ
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図書館の女王を捜して
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著者: |
新井 千裕 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ゆるゆる~っとした人間関係に、ほんのりオカルティックなテイストが盛り込まれた軽く読める作品。夫婦の絆うんぬんというよりも、人は新しい人間関係を築くことが生きていくということだよね、と割り切った感じ。さらっと読むにはいいが、「ふーん」で終わる物足りなさが不満。
2013年8月9日~10日 |
関連本棚: |
まーも
ピロコ
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The Thorn Birds (Penguin Joint Venture Readers)
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著者: |
Colleen McCullough |
出版社: |
Penguin |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
邦題は一応「ソーンバード(とげ鳥)」のよう。アメリカでミニドラマになった、オーストラリア人女流作家の作品。ニュージーランドからオーストラリアへ移住してきた一家の物語で、かっこいい神父さんとかわいい女の子の「許されない恋」。主人公が健気で、応援したくなる。英文もかなり読みやすい。
2012年5月26日~31日 |
関連本棚: |
ピロコ
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RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)
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著者: |
荻原 規子 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
4巻は文化祭(5巻)に向けての準備編というところ。3巻からずっとその展開のため、個別の出来事やエピソードはありつつも、冗長な印象。主人公が成長し、その成長に周囲が驚くというのもわかるが(こんなに短い期間にここまで変わるとはうんぬん…)、それは同時に「期間のわりに展開が間延びしてるよ」ということでは。もっとコンパクトにすっきりできそうなんだけど。
2013年9月3日~4日 |
関連本棚: |
にしのみやねこ
鳴葉
ataka8
あれあれ
ピロコ
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ICO-霧の城-(上) (講談社文庫)
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著者: |
宮部 みゆき |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ゲームのノベライズとは知らなかったけれど、内容はboy meets girlの王道のファンタジー。冒頭から出てくる謎と、文章の読みやすさで、トントンと読み進めるが中盤でちょっとだらける。なんとなく先が見えるのだが、予想外の展開を期待して下巻へ。
2012年5月18日~21日 |
関連本棚: |
ピロコ
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境遇
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著者: |
湊 かなえ |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
オチは読めてしまったけれど、登場人物たちのキャラクターに性格の悪さがあまりないことと、湊作品にしては珍しく人死にがあまりないことで、すらすらと読める。読みやすさがダントツの作家さんだとつくづく思う。文章がうまいんだろうな。
2013年8月23日~25日 |
関連本棚: |
SKZ
ピロコ
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鬼と三日月 山中鹿之介、参る!
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著者: |
乾 緑郎 |
出版社: |
朝日新聞出版 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
歴史上の事実とあり得そうなフィクションを織り交ぜた、歴史謎解きもの。お家再興にかける家臣とそれぞれの思惑を持った忍一族の因縁が重なり合って、本来ならもう少し面白くてもよさそうなのだが、いまいち。忍一族がドロドロしているのが、生臭くて良い。
書いたデータが何度も消えたので、やる気のない感想で申し訳ない。
2012年9月22日~ |
関連本棚: |
ピロコ
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途中の一歩(下)
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著者: |
雫井 脩介 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
下巻は、くっつくペアが予想通りだったり予想外だったりと、恋模様が展開する。仕事に向かう姿勢には共感しつつも、やっぱりどうしてもソープオペラの陳腐な印象がぬぐえないまま、結末へ。結末に至る恋愛模様の締め(?)も、ご都合主義というか、打ち切りになった連載漫画のよう。
2013年10月5日~6日 |
関連本棚: |
ピロコ
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途中の一歩(上)
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著者: |
雫井 脩介 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
最初に読んだ雫井脩介作品が「犯人に告ぐ」だったからか、ハードボイルドで骨太な職業ミステリーを描く作者だと思っていたが、ここ2作品で印象が変わった。主要人物の造形が上手く、キャラクターには魅力があるが、話の軽さのせいか「お仕事もの」「ラブコメディ」的なテレビドラマを見ているような読後感がある。逆に、帯にあるような「共感しました!」はないなぁ。
2013年10月3日~4日 |
関連本棚: |
ピロコ
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ナミヤ雑貨店の奇蹟
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著者: |
東野 圭吾 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
中高生向けのファンタジーという印象。最初の数ページでちょっと面喰らったが、後半の謎解き的なストーリーのつながりは、東野作品らしいかなと思う。ただ、主人公たちの年齢が幼いせいなのか、あまりにファンタジー風味だからなのか、やっぱり中高生向けの内容になっていると思う…。
2012年5月8日~9日 |
関連本棚: |
ピロコ
亜紀
.SHO
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夏を拾いに (双葉文庫)
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著者: |
森 浩美 |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
「僕なりの『スタンド・バイ・ミー』を書いてみたいと思っていた」と作者がいうように、40代の主人公の、小学生の夏が舞台。小学生の夏の過ごし方や、当時のエピソードには、私自身は体験していないながらも1970年代の懐かしさを感じた。前半がもたつく感があるが、話が盛り上がっていく後半はスムーズに読める。
2012年5月9日 |
関連本棚: |
kimbook
ピロコ
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豆腐小僧双六道中おやすみ本朝妖怪盛衰録 (怪books)
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著者: |
京極 夏彦 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ストーリーが転がらないため、途中でだれる! 独特のテンポも相まって、「ふりだし」時には気にならなかったくどさにちょっと辟易してしまった。ただ、ストーリーが転がり始めると、引き込まれるので最後まで一気に読めた。
2012年6月4日~6日 |
関連本棚: |
ピロコ
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風神秘抄
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著者: |
荻原 規子 |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
久しぶりに読みたくなって手に取った。甘酸っぱいような青春の香りのする作品。読み返してみると、歴史上の登場人物との関わり(フィクションとノンフィクションの出会うところ)が面白かった。勾玉三部作の最初の二作品が好きなので、それに比べると個人の色恋に終始して、イマイチ感が残る。
2013年4月17日~21日 |
関連本棚: |
豆ゴハン
yuko970023
紫雲
JIN
まっとうなファンタジー
ピロコ
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ドリームバスター〈3〉
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著者: |
宮部 みゆき |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
2巻で登場したキャラクターが登場したり(ひとつは謎を呼び、もう一つは傷を残しつつ完結)、新キャラクターが関わってきたりと、ひとつのクライマックスへ向かいつつある印象。読みやすいのは相変わらず。
2012年6月18日~19日 |
関連本棚: |
kura
カノぷ〜
LENNKA
二代目平蔵
ピロコ
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