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(214/243)冊
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夜と霧 新版
夜と霧 新版
著者: ヴィクトール・E・フランクル
出版社: みすず書房
評価: ★★★★★
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コメント: 並みの体験記とは一線を画す、精神科医によるアウシュビッツ考察記。極限にあっても人間への洞察を忘れないことが、かろうじて筆者の正気を保っているようにも思われる。これが「知」の本領ではあるまいか。
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天山の巫女ソニン  2  海の孔雀
天山の巫女ソニン 2 海の孔雀
著者: 菅野 雪虫
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
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コメント: シリーズ第2弾。シリーズ化する中でパワーダウンする作品も多いが、これは第1作以上の完成度。続編にも期待大。
関連本棚: 三代目平蔵
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幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
著者: クラーク
出版社: 光文社
評価: ★★★★
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コメント: SF偏差値が恐ろしく低いせいで、読み通すのに思わぬ時間がかかりました。いや、とても面白いんですけどね。表面をなぞるのにいっぱいいっぱい、という自覚有り。SFの素養があればもっと深読みできるだろうに、という悔いは残りますね。結末は衝撃的。
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天山の巫女ソニン 1 金の燕
天山の巫女ソニン 1 金の燕
著者: 菅野 雪虫
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
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コメント: 某書評で絶賛されていたので手に取った一冊。児童文学と侮るなかれ、大当たりでした。主人公は、下界に戻されたおちこぼれの巫女ソニン。友情あり、陰謀あり、の王道ファンタジーを堪能したい人は是非。
関連本棚: 三代目平蔵
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その時までサヨナラ
その時までサヨナラ
著者: 山田 悠介, Yusuke Yamada
出版社: 文芸社
評価: ★★
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コメント: シリアスな現代家族小説…と思って読んでいたら、なんとファンタジー小説だった。 好みの問題かもしれないが、いかにも「狙った」感じがして楽しめなかった。
関連本棚: 三代目平蔵 .SHO
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姥捨てバス
姥捨てバス
著者: 原 宏一
出版社: ベネッセコーポレーション
評価: ★★★
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コメント: 無免許観光ビジネスで糊口をしのぐ主人公と相棒。成り行きで企画した「姥捨て疑似体験ツアー」が意外にも好評を博し、ビジネスも軌道に乗るかに見えたが…。<br> コメディかと思いきや、あまりにも悲しくて切ない結末。風刺小説らしいと言えばそうかもしれない。
関連本棚: 三代目平蔵
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なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか? (講談社プラスアルファ新書)
なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか? (講談社プラスアルファ新書)
著者: 岸本 裕紀子
出版社: 講談社
評価: ★★★★
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コメント: 何年か前に伊集院光が、「今は、不登校にもならず、成績は良くなくてもコツコツ真面目に頑張るのが取り得の子供が、一番報われない」という趣旨の発言をしていたが、この本を読んでそのことを思い出した。
関連本棚: 鯉華 eggman 三代目平蔵 kunishi
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紅雲町ものがたり
紅雲町ものがたり
著者: 吉永 南央
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 和食器の店を営むおばあちゃん探偵が、日常の謎を解き明かすミステリ。<br> 非常に地味な小説。この地味さが、味わい深さや、静かな余韻に昇華するにはもう二味ほど足りないように感じた。
関連本棚: 三代目平蔵
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デジデリオ ―前世への冒険― (集英社文庫)
デジデリオ ―前世への冒険― (集英社文庫)
著者: 森下 典子
出版社: 集英社
評価: ★★★★
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コメント: 文庫版での再読。相変わらず面白い。<br> ルネサンス期の彫刻家・デジデリオの、知られざる人生をたどるスリリングな旅。
関連本棚: 三代目平蔵
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お家さん 上巻
お家さん 上巻
著者: 玉岡 かおる
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 丁寧に取材したあとも伺えるし、資料も読み込んでいる。だが、読んでいてどこか不満が残る小説。人物描写の掘り下げが足りないのかな、とも思う。<br> 鈴木商店を知る手がかりには良いかもしれないが。
関連本棚: 三代目平蔵
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沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子
沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子
著者: 高木 凛
出版社: 小学館
評価: ★★★★
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コメント: タイトルがちょっと仰々しいのが難だが、一人の女性の一代記として面白く読んだ。<br> それにしても、商売で大成する女性というのは、家庭の不幸がセットで付いてくる感じがする(家庭の不幸をばねに一念発起するというパターンも多いが)。女に商才があるというのは、果たして幸福なのか、不幸なのか。
関連本棚: 三代目平蔵
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腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿
腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿
著者: 西澤 保彦
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★★
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コメント: 安楽椅子探偵もの。探偵役が市役所職員というのが渋い。<br> 「恋よりほかに死するものなし」「スクランブル・カンパニィ」が気に入った。
関連本棚: post びー玉 三代目平蔵
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夢を食った男たち―「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 (文春文庫)
夢を食った男たち―「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 (文春文庫)
著者: 阿久 悠
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 歌謡曲が歌謡曲らしくあった時代、アイドルが高嶺の花であった時代。その時代の一つのピークが70年代後半から80年代前半であったことに、異論を挟む者は少ないだろう。その時代をリアルタイムで経験していない私にしても、そういうイメージが濃厚である。その時代を切り開いた革新者の一人、阿久悠の回想エッセイが面白くないわけがない。<br> 阿久悠自身は意識的ではなかったらしい(本人談)が、ナベプロ帝国の牙城を崩した野心家たちの同時代ルポとして読んでも面白い。
関連本棚: 三代目平蔵
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暴走老人!
暴走老人!
著者: 藤原 智美
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
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コメント: 「老人」=「分別」「良識」という図式を取り払うところから始まる、現代社会についての論考。<br> 待つことの快感(エンターテイメント化)と待たされることへの不快感、「透明なルール」の浸透など、視点の面白さが光る。
関連本棚: otto 三代目平蔵 nobuo_o
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腕貫探偵、残業中
腕貫探偵、残業中
著者: 西澤 保彦
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★★
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コメント: 実はあまり期待していなかったのだが、予想以上に楽しめたミステリ連作集。<br> 総じてきれいな結末で満足(中にはツッコミたくなる謎解きもあったが…)。<br> 高知市を髣髴とさせる地方都市、櫃洗市という舞台設定も良い。
関連本棚: 三代目平蔵
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落下する花―月読
落下する花―月読
著者: 太田 忠司
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: めちゃくちゃ面白いかと訊かれると、正直微妙な小説。<br> だが、故人の今わの際の思いの結晶「月導」を読む異能の者「月読」のいる世界観がとても良い。<br> 舞台設定が良いので、続編が出るようなら大化けする可能性は十分にある。
関連本棚: 三代目平蔵
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サハラ
サハラ
著者: 笹本 稜平
出版社: 徳間書店
評価: ★★★
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コメント: 記憶喪失状態の主人公がサハラで一人意識を取り戻すという、衝撃のシーンから始まる謀略小説。<br> それなりに面白く読んだ一冊ではある。だが、主人公が記憶喪失だったせいで、種明かしに終始せざるを得なくなった最終章がくどくて残念。<br> 何より、ヒロインがあまりにも平板で面白みがない。<br> 近年の笹本作品の中では、最も低い評価にせざるをえない。
関連本棚: 三代目平蔵
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ALWAYS 続・三丁目の夕日―もういちど、あのときへ。 (小学館文庫)
ALWAYS 続・三丁目の夕日―もういちど、あのときへ。 (小学館文庫)
著者: 山本 甲士
出版社: 小学館
評価: ★★★★
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コメント: 映画一作目が余りにも大ヒットしすぎたせいか、ノベライズ第一作に比べると、小説が映画のイメージに引きずられているように思えてしまう。とはいえ、十分に面白いのだが…。
関連本棚: 三代目平蔵
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宇津木妙子・麗華物語―日中に架けるソフトボールの夢
宇津木妙子・麗華物語―日中に架けるソフトボールの夢
著者: 松瀬 学
出版社: 集英社
評価: ★★★
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コメント: 指導者としての宇津木妙子さんに興味があったので手に取った本。一通りのことは押さえているのだろうが、対象への掘り下げ方が足りない印象が残る。
関連本棚: 三代目平蔵
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聖灰の暗号〈上〉
聖灰の暗号〈上〉
著者: 帚木 蓬生
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 中世カタリ派を題材とした歴史ミステリ。未発表の手稿の発見から始まる若き歴史学者・須貝の冒険譚である。<br> カタリ派の末路に同情的な作者の心情はわかるが、手稿の挿入部分がややくどい。手稿の出自などに読者を引き込む味付けがないと、挿入部に付き合わされる方としては辛い。 どちらかと言えば、現代の出来事に焦点を当てて物語を進めてほしかった。
関連本棚: 三代目_平蔵 三代目平蔵 nozz -2007
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