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(214/243)冊
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子どもはぜんぜん、悪くない。
子どもはぜんぜん、悪くない。
著者: 佐藤 弘道
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: 体操のお兄さんを務めた12年間に接した子供の数、およそ15万人。この数字に驚かない人はいないと思う。<br> 非常にラフな育児論だったけれど、膨大な数の子供に接した人ならではの雑感という感じで面白かった。<br> ただ、寄稿が身内の手前味噌に過ぎるのは残念(3人中身内が2人)。「おかあさんといっしょ」のスタッフの方の文章のように、彼を知る身近な他人に「客観的に見た佐藤弘道」を書いてもらった方が深みも出たと思う。
関連本棚: stonechild 三代目平蔵
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宇津木妙子・麗華物語―日中に架けるソフトボールの夢
宇津木妙子・麗華物語―日中に架けるソフトボールの夢
著者: 松瀬 学
出版社: 集英社
評価: ★★★
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コメント: 指導者としての宇津木妙子さんに興味があったので手に取った本。一通りのことは押さえているのだろうが、対象への掘り下げ方が足りない印象が残る。
関連本棚: 三代目平蔵
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ローマ教皇とナチス (文春新書)
ローマ教皇とナチス (文春新書)
著者: 大澤 武男
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 参考文献に偏りがあるので、この本を鵜呑みにするのは危険かもしれない。<br> ただ、ユダヤ人迫害と言う点において、ナチスが西洋史における突然変異ではないということ、即ち、西洋史の流れの中では「生まれるべくして生まれた」側面を持っていることを、改めて考えさせられた。<br> 個人的には、戦後のナチスの戦犯処理と教皇の対応にまで踏み込んで欲しかった。<br>
関連本棚: としあき 三代目平蔵
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アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)
アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)
著者: 松本 仁一
出版社: 岩波書店
評価: ★★★
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コメント: 朝日の紙面で、この本の骨格になる部分は大体読んでいたので、既読感はあった。しかしそれを差し引いても、傑作『カラシニコフ』ほどの衝撃はなかった。
関連本棚: 隅っこ 三代目平蔵 manato うめの気になる がこび3/日本文学(ノンフィクションも) がこび5/人文科学
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キング&クイーン (100周年書き下ろし)
キング&クイーン (100周年書き下ろし)
著者: 柳 広司
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: チェスとミステリの融合。この発想は良いと思うのだが、ミステリの謎の部分が弱い。人物も魅力的で嫌味がないだけに、本当に惜しい。
関連本棚: 三代目平蔵
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千住家にストラディヴァリウスが来た日
千住家にストラディヴァリウスが来た日
著者: 千住 文子
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 千住真理子さんがストラディヴァリウスを手に入れるまでの、神がかったノンフィクション。<br> 著者はご母堂なのだが、ちょっと手前味噌に過ぎるかな、という部分もある。この話を筆力のあるノンフィクションライターが描いたら、もっと鮮烈なものになるのではないかと思う。
関連本棚: 三代目平蔵
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サンタ・エクスプレス―季節風 冬
サンタ・エクスプレス―季節風 冬
著者: 重松 清
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 季節風シリーズ第四弾。普通に面白いのだが、「おっ」と思う短編はなかった。ちょっと寂しい。
関連本棚: 三代目平蔵
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天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語
天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語
著者: 中村 弦
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 異才の建築家・笠井泉二の物語なのだが、その建築物のアイディアがこじんまりしすぎていて残念。異才と引き換えに泉二が背負わされているものについてのエピソードは良かったが。
関連本棚: kasta 三代目平蔵 大人の読書計画2009夏
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ちょいな人々
ちょいな人々
著者: 荻原 浩
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 思わず苦笑してしまう短編目白押しの一冊。<br> イチオシは「いじめ電話相談室」。ユーモア小説ならではのいじめ撃退法、いやはや面白い。
関連本棚: 三代目平蔵 nm090
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すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる
すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる
著者: 佐藤 剛史
出版社: 五月書房
評価: ★★★
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コメント: 弁当作りを通して食と向き合う、その試みのレポートである。<br> 作者の言わんとしていることはわかるのだが、根本的なところで違和感が残った。<br> 男も女も食にもっと関心を払うべしと言いながら、どこかで「食事=(男性より暇な)女性が作るもの」「家庭の味=おふくろの味」と筆者が考えている節がある(実際、筆者は講演会で受講者の女性から男尊女卑的思想ではないかと詰め寄られた際、満足な回答を返していない)。女性もこき使われる現代、このような前提では結論の説得力も目減りするというものだ。<br> それよりも心に残ったのは、本書で引用された内田美智子の育児論である。子供の食事が何故「親の手作り」である必要があるのか、一つの答えが提示されており、非常に興味深かった。
関連本棚: kiku_hashi 三代目平蔵
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二人道成寺 (本格ミステリ・マスターズ)
二人道成寺 (本格ミステリ・マスターズ)
著者: 近藤 史恵
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 歌舞伎の知識がなくても楽しめる梨園ミステリ。<br> 最近のこの人のミステリはあまりどぎつくなくて好き。<br> 巻末付録がすごすぎて、本編の方が思ったよりボリュームがなかったのに笑った。
関連本棚: rose min kyu 飛焔 三代目平蔵
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邱飯店のメニュー (邱永漢ベストシリーズ)
著者: 邱 永漢
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★
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コメント: 戦後50年をかけて日本人は本当にグルメになったんだな、ということがわかる。感慨深い。
関連本棚: 三代目平蔵
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散りしかたみに (角川文庫)
散りしかたみに (角川文庫)
著者: 近藤 史恵
出版社: 角川書店
評価: ★★★
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コメント: 梨園シリーズ第二弾。<br> このシリーズはキャラクター小説として楽しむのが正解。<br> ミステリ部分が多少弱かろうが(種明かしの部分のリアリティーはいかがなものか。梨園関係者から一喝されそう)、ツッコミどころ満載だろうが、気にしてはいけません。歌舞伎の薀蓄が楽しかったわ、くらいの大らかな気分で読みましょう。<br> まあ、もし、本当に歌舞伎の名家でこの小説と同じことが起きたらどうなるのかな、と思わずにはいられませんが。
関連本棚: おまさ 三代目平蔵
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カミラと英国王室
カミラと英国王室
著者: 小林 章夫
出版社: グラフ社
評価: ★★★
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コメント: カミラ=悪女の図式をリセットするべく読んだ本。<br> 著者には真面目な著作も多いので、まさかゴシップ本のような内容ではあるまいと思っていたら、女性週刊誌のようなノリでびっくり。<br> まあ、それなりに得るところもありましたがね。<br> 日本の皇室は英国王室に比べると真面目で偉いなあ…。<br> それにしても、チャールズ皇太子が王位につくことはあるのだろうか。著者の言うとおり、王位は頭上を素通りして、息子に渡されるのではなかろうか。
関連本棚: 三代目平蔵
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禁じられた歌―朝鮮半島音楽百年史 (中公新書ラクレ)
禁じられた歌―朝鮮半島音楽百年史 (中公新書ラクレ)
著者: 田 月仙
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 朝鮮半島の大衆歌謡の概説書として見れば、及第点の一冊。<br> 半ばまで読んだ印象は、著者の交友関係の範囲で無理のない取材をしたのかな、というものだった。が、現在のK-POPの源流である”ソテジ・ワ・アイドゥル”にきっちり言及しているくだりがあり、考えを改めた。<br> 著者は意外にもバランスの良い歌謡史観の持ち主なのかもしれない。<br> 著者の強烈な(ややもすると排他的な)愛国意識がときどき鼻をつくが、それは我慢。
関連本棚: 軒先つばめ 三代目平蔵
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美月の残香 (光文社文庫)
美月の残香 (光文社文庫)
著者: 上田早夕里
出版社: 光文社
評価: ★★★
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コメント: ミステリ部分にもっと捻りが欲しい。<br> ただ、香りに惑わされ、翻弄される心理には説得力がある。もっと作りこめば名作になりそうな材料が揃っていただけに、残念。<br>
関連本棚: 三代目平蔵
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今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
著者: 高田 郁
出版社: 角川春樹事務所
評価: ★★★
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コメント:
関連本棚: reiko510の2010 三代目平蔵
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小説 遙かなる時空の中で〈2〉
小説 遙かなる時空の中で〈2〉
著者: 近藤 史恵, ルビーパーティー
出版社: 光栄
評価: ★★★
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コメント: ゲームの流れに沿ったラノベ。無難にまとまっていて不満を持つ読者もいるかもしれないが、この破綻のなさに作者の力量を見た。いや、うまいです。
関連本棚: ゆきと 三代目平蔵
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無理
無理
著者: 奥田 英朗
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 群像劇を書くと上手い作家だと思うが、読むのが辛かった。特に女子高生のストーリー。
関連本棚: yasudall 三代目平蔵
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明治のお嬢さま (角川選書)
明治のお嬢さま (角川選書)
著者: 黒岩 比佐子
出版社: 角川学芸出版
評価: ★★★
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コメント: 近代女性史は先行研究が豊富な分野だけに、物足りなさが残る。研究者が敢えて踏み入れないような切り口で論を進めないと、在野のノンフィクションライターには分が悪い。<br>
関連本棚: 三代目平蔵 benisuzu
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