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(214/243)冊
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ロスト・トレイン
ロスト・トレイン
著者: 中村 弦
出版社: 新潮社
評価: ★★★★★
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コメント: 謎解きの部分も秀逸な、大人の冒険小説。ファンタジー+ミステリ+鉄道が融合するとこんな小説ができるのね、と驚いた。<br> 私はこの作家のデビュー作も読んでいるが、格段にうまくなったと感じる。次作も期待!
関連本棚: 三代目平蔵
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雀のお宿 (時代小説文庫)
雀のお宿 (時代小説文庫)
著者: 今井 絵美子
出版社: 角川春樹事務所
評価: ★★
カテゴリ:
コメント: 中国地方の小藩を舞台にした、シリーズ二冊目の短編集。<br> 全体としては悪くない。が、一作目の続編のような短編が一篇あり、前作の舞台設定の説明に終始したのは残念。<br> ただ、もっと上手くなる作家のような気がする。
関連本棚: 三代目平蔵
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シュガーな俺
シュガーな俺
著者: 平山 瑞穂
出版社: 世界文化社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 本邦初(と思われる)アラサー糖尿病闘病小説。<br> 実体験に基づいた小説だけに、リアリティは十分。<br> 30歳前後で発症する糖尿病は、中高年とは異なる悲哀があることを痛感する。<br> 規則正しい食事時間と言われても、残業が当たり前の働き盛り。飲んだり食べたりする楽しみだって、まだまだこれからだと思っている年齢での発症である。これはしんどい。<br> 主人公の家庭は典型的DINKSなのだが、私は女性なので、つい主人公の奥さんの気持ちが気になる。仕事は激務、帰宅すれば精神的に不安定な糖尿病の夫。<br> 更にこの主人公はなんと浮気までしているのだが、もし現実にこんなことがあったら、女性側から離婚の話が出ると思う。
関連本棚: yamaidare 三代目平蔵
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マノロブラニクには早すぎる
マノロブラニクには早すぎる
著者: 永井 するみ
出版社: ポプラ社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: ミステリとして読むと、意外性がなくて中途半端。<br> 最近の永井するみ作品には昔のようなきらめきがない。どうしちゃったのかな…。<br>
関連本棚: 三代目平蔵
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よろこびの歌
よろこびの歌
著者: 宮下 奈都
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 読んでじんわりとする歌の青春小説。<br> 舞台は新設の中堅女子高。<br> 2Bの生徒たちが歌を通して成長していく物語なのだが、歌の発表の場である校内合唱コンクールが山場にならないところがミソ。<br> それにしても、この女子高に通っている少女たちの進学理由が、(約1名を除き)どれもこれも消去法的選択で、そうそう、みんながみんな熱烈に希望して高校に入るわけじゃないよねえ、と妙に共感してしまった。
関連本棚: 三代目平蔵
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氷の華
氷の華
著者: 天野 節子
出版社: 幻冬舎
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 最後までハラハラさせられた長編ミステリ。<br> 物語の軸となる、ある女性事務員の殺人事件については、犯人もその動機も、早い段階で読者の前に開示されているのだが、その裏に仕組まれた「仕掛け」が一筋縄ではいかなかった。<br> 殺人に手を染めた女性と、殺人をするように仕向けた仕掛け人の頭脳戦が思わぬ展開になった後半に、このミステリの本領がある。<br>
関連本棚: 岸リトル 三代目平蔵
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ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
著者: 白戸 圭一
出版社: 東洋経済新報社
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 学生時代にアフリカに魅せられ、特派員としてアフリカ駐在を経験した新聞記者による、良質のノンフィクション。誤字脱字が目立ったのが惜しまれる。<br> 資源が豊富だからこそ生じる貧困と格差、暴力の負の連鎖が、アフリカで長らく暮らした筆者ならではの言葉で描き出されている。<br> 経済成長著しいアフリカだが、国全体が豊かになり、生活水準が大幅に向上するという状態からは程遠い。アフリカの現状は極端かもしれないが、反面教師として、日本が学ぶべき点は少なくない。<br> 何より、アフリカの混乱が、日本の治安を直に脅かす可能性もある。<br> それにしても、中国がアフリカ諸国に接近しているのは知っていたが、無政府状態と言われるソマリアに技術者を派遣している中国企業があるとは思わなかった。<br> アフリカと東アジアの距離は、確実に縮まってきているのだろう。
関連本棚: 三代目平蔵
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そんなはずない
そんなはずない
著者: 朝倉 かすみ
出版社: 角川書店
評価: ★★
カテゴリ:
コメント: あらすじを読んだ限りでは面白そうだと思ったのだが、どうも肌に合わなかった。<br>
関連本棚: 三代目平蔵
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子どもはぜんぜん、悪くない。
子どもはぜんぜん、悪くない。
著者: 佐藤 弘道
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 体操のお兄さんを務めた12年間に接した子供の数、およそ15万人。この数字に驚かない人はいないと思う。<br> 非常にラフな育児論だったけれど、膨大な数の子供に接した人ならではの雑感という感じで面白かった。<br> ただ、寄稿が身内の手前味噌に過ぎるのは残念(3人中身内が2人)。「おかあさんといっしょ」のスタッフの方の文章のように、彼を知る身近な他人に「客観的に見た佐藤弘道」を書いてもらった方が深みも出たと思う。
関連本棚: stonechild 三代目平蔵
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ともしびマーケット (100周年書き下ろし)
ともしびマーケット (100周年書き下ろし)
著者: 朝倉 かすみ
出版社: 講談社
評価: ★★
カテゴリ:
コメント: 習作じみた連作集。一応最後まで読んだが、時間を費やしたのが惜しまれる。
関連本棚: 大人の読書計画2009夏 三代目平蔵 まーも
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銀二貫
銀二貫
著者: 高田 郁
出版社: 幻冬舎
評価: ★★★★★
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コメント: 寒天問屋に拾われた少年の成長を描く、ハートウォーム時代小説。<br> ヒロインの真帆、主人公の無二の友となる梅吉など、脇を固める人物の肉付けも良い。<br> 寒天の薀蓄も盛りだくさんで、その点でも十二分に楽しめた。
関連本棚: 三代目平蔵
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ステップ
ステップ
著者: 重松 清
出版社: 中央公論新社
評価:
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コメント:
関連本棚: 三代目平蔵
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砂の器〈下〉 (新潮文庫)
砂の器〈下〉 (新潮文庫)
著者: 松本 清張
出版社: 新潮社
評価:
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関連本棚: さんばに Mieko re_guzy 牛若 LARGO fulmine go.tekuteku 三代目平蔵 mritko h_endo_ykhm sumikawa
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用もないのに
用もないのに
著者: 奥田 英朗
出版社: 文藝春秋
評価:
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関連本棚: SKZ 三代目平蔵
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ヨコハマB-side
ヨコハマB-side
著者: 加藤 実秋
出版社: 光文社
評価:
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関連本棚: 三代目平蔵
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アフリカにょろり旅
アフリカにょろり旅
著者: 青山 潤
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: 日本が世界に誇るパイオニア分野、ウナギ学に勤しむ研究者の珍道中記。<br> 数多のアフリカ・エッセイがあるが(曽野綾子、松本仁一、高野秀行…)、これほど明確な研究目的を持った、身体的にストイックなアフリカ探索のエッセイというのは、他にちょっと思いつかない。<br> しかし、ウナギって未知の部分が多い生き物なんですな。それも意外。
関連本棚: 無教養人 三代目平蔵 kiyomi
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人物ノンフィクション〈3〉孤高の戦い人―後藤正治ノンフィクション集 (岩波現代文庫)
人物ノンフィクション〈3〉孤高の戦い人―後藤正治ノンフィクション集 (岩波現代文庫)
著者: 後藤 正治
出版社: 岩波書店
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 新刊が出たら必ず読む作家の一人(あとは多島斗志之、今邑彩)。<br> 次の新刊が出るまでまた間があくんだろうな、ちびちび味わって読まなきゃ…と思いつつも、本をめくる手が止まらない。<br> 今回は「勝負師」に取材したルポルタージュ。白眉はやはり故・仰木彬の章だろう。筆者の目を通して語られる野球人の軌跡、野球とともに人生を歩み続けた仰木氏の静かな熱が、読み手の胸を打つ。<br> 高校女子バレーの指導者・小川良樹の章も良かった。<br> ただ、筆者が趣味的に親しい競馬界をつづった福永祐一・北橋修二の章は不満。競馬に詳しくない読者には不親切な記述が目立った。
関連本棚: 三代目平蔵
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世界遺産の町クスコで暮らす
世界遺産の町クスコで暮らす
著者: すずき ともこ
出版社: 千早書房
評価: ★★★
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コメント: テレビ番組「グッと地球便」に登場した筆者ご本人を見て、手に取った一冊。クスコで暮らす雑感をあれこれ綴ったライト・エッセイ。<br> 海外移住歴がない人間としては、「ははあ」とか「へへえ」とか感じる部分はあったが、「海外もの」エッセイという点からすればごくごく平凡。文章にオリジナリティが感じられないのもマイナス。読み手を揺さぶるな強烈な個性の煌きを期待していたので、ちょっと残念。
関連本棚: 三代目平蔵
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楠の実が熟すまで
楠の実が熟すまで
著者: 諸田 玲子
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)
評価: ★★★★★
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コメント: 良質のエンタメ時代小説。題材は面白そうなのに、どうも肌が合わない小説が多かった諸田作品だが、これは素直に面白かった。<br> 女隠密と帯にあったので、てっきり職業的隠密の話かと思っていたら、俄仕立ての郷士の娘が主人公。良い意味で初っ端から裏切られた。
関連本棚: 三代目平蔵
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恋細工
恋細工
著者: 西條 奈加
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 錺職人の世界を舞台にした時代小説。女ながら天賦のセンスを持つ錺工房の娘・お凛と、一匹狼で天才肌の職人・時蔵を軸にして物語は進む。<br> 錺職の世界が、女人禁制だったとは知らなかった。簪の知識がそれなりにあったので、面白く、ためになる一冊だった。
関連本棚: 三代目平蔵
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