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(214/243)冊
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夢は枯れ野をかけめぐる
夢は枯れ野をかけめぐる
著者: 西澤 保彦
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 途中まではいつもの西澤作品(一見うだつのあがらない中年男性、何故か彼に想いを寄せる美女etc)なのだが、終章が頂けない。ある意味、読者の予想は裏切っているし、主人公の欠陥が克服されて良かったのかもしれないが…読後、どんよりとなってしまう。
関連本棚: 三代目平蔵
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ふたつめの月
ふたつめの月
著者: 近藤 史恵
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: めちゃくちゃ面白いというわけではないけれど、本を読むのに疲れるとこの人のミステリが読みたくなります。
関連本棚: 三代目平蔵 ちう nozz2008
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完全敵地
完全敵地
著者: 加藤 久
出版社: 集英社
評価: ★★★★
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コメント: 1986年メキシコW杯。アマチュア主力の日本サッカーが、最も本選出場に近づいたと言われるW杯である。そのアジア予選での日本チームの力闘を描いたノンフィクション。<br> 当時のW杯予選に対する日本メディアの冷たさは、今日の状況を考えると隔世の感がある。また、1986年の時点では、北朝鮮が戦前からの平壌サッカーの伝統を保っていたこともわかる。<br> 筆者は代表選手であった加藤久だが、理知的に文章がつづられているのが印象に残った。特にサッカーなどのメジャースポーツのノンフィクションでは、「わかる人にしかわからない」記述が目立つ傾向があるだけに、専門用語に頼りすぎず、素人にも理解しやすい内容に仕上げている点は高く評価したい。
関連本棚: 三代目平蔵
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ピンクの神様
ピンクの神様
著者: 魚住 直子
出版社: 講談社
評価: ★★★★
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コメント: この作者の作品は初めて読んだが、嫌味のない小説を書くなあ、という印象を持った。<br> 働く女性が主人公の「卒業」「みどりの部屋」が気に入った。
関連本棚: 三代目平蔵
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いのちなりけり
いのちなりけり
著者: 葉室 麟
出版社: 文藝春秋
評価: ★★
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コメント: 体質的にこのテの純愛ものが苦手なのもあるが、それを差し引いてもいまひとつな印象。物語の視点を主人公二人に固定化した方が良かったように思う。あと、鍋島家の家系図がほしかった。<br> タイトルは西行の「年たけて」かしらん、と思ったら、古今集の本歌の方だった。そういえば本歌の方も好きな和歌だったなあ、と久々に懐かしかった。
関連本棚: 三代目平蔵
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私は赤ちゃん (岩波新書)
私は赤ちゃん (岩波新書)
著者: 松田 道雄
出版社: 岩波書店
評価: ★★★★★
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コメント: さすがに時代性が感じられる記述もあるが、筆者の主張の根幹は今でも全く古びていない。岩崎ちひろさんの挿絵も素敵。
関連本棚: tamio musina エリマキウサギ 三代目平蔵
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ハチミツドロップス
ハチミツドロップス
著者: 草野 たき
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: YA小説。やる気のないソフトボール部、そこに集う変わり者の女の子たちという設定が光る。主人公がけなげでいじらしい。
関連本棚: 三代目平蔵
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RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
著者: 荻原 規子
出版社: 角川グループパブリッシング
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 和風ファンタジー。途中まで、どうも展開がもたついてしまったのが残念。物語の筋書きは結構好み(期待通り)だったので楽しめたのだが。
関連本棚: go.tekuteku 三代目平蔵 nozz2008 ピロコ 鳴葉 ataka8 あれあれ eriko
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火星ダーク・バラード
火星ダーク・バラード
著者: 上田 早夕里
出版社: 角川春樹事務所
評価: ★★★★
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コメント: ストーリーテリングのうまさ、文章の巧みさが光る長編SF。この作家はヒューマンドラマを描かせたら光る個性を持っているように思う。そういう意味では、科学的薀蓄が重視されるSFというジャンル(の読者層)は、あまりこの作家にあっていないのかな、とも思う。
関連本棚: くわーてぃ medihen 三代目平蔵
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イスタンブールの目
著者: 新藤 悦子
出版社: 主婦の友社
評価: ★★★
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コメント: 高橋由佳利の『トルコで私も考えた』を読んでいたら、急にこの本を読みたくなって図書館にリクエスト。<br> 『トル考』と併読すると面白さ倍増。
関連本棚: 三代目平蔵
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邱飯店のメニュー (邱永漢ベストシリーズ)
著者: 邱 永漢
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 戦後50年をかけて日本人は本当にグルメになったんだな、ということがわかる。感慨深い。
関連本棚: 三代目平蔵
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もう誘拐なんてしない
もう誘拐なんてしない
著者: 東川 篤哉
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
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コメント: 下関・門司が舞台の脱力系ミステリ。作者のユーモアセンスと、全編に漂うローカル臭がたまらない。
関連本棚: 三代目平蔵 melito
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神の狩人 2031探偵物語
神の狩人 2031探偵物語
著者: 柴田 よしき
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
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コメント: 帯に踊る「ダークヒロイン」の文字にちょっと腰が引けたが、びびるほどではなかった。と言うより、普通に正義の味方であった…。<br> 柴田よしきさんの近未来ものは当たり外れがあるので、あまり期待していなかったのだが、予想以上に面白かった。終盤になるほど疾走感が増していくのは、作者がのっている証拠。失速しないうちに是非第二弾を発表してほしい。
関連本棚: 三代目平蔵 まーも 二瓶
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老後がこわい (講談社現代新書)
老後がこわい (講談社現代新書)
著者: 香山 リカ
出版社: 講談社
評価: ★★★★
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コメント: シングル女性の老後をメインに論じたもの。なので、あまり男性向きではないかも。<br> 私はエッセイスト・香山リカさんの赤裸々随筆として楽しく読んだ。両親が死ぬことへの恐怖、ペットロスの苦しみなど、ここまで率直に書ける精神科医はいないのではないだろうか。筆者への好感度が大幅にアップした一冊。
関連本棚: さとほ ぷによ 柴田邦臣 三代目平蔵 Mike
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ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)
ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)
著者: 上田 早夕里
出版社: 東京創元社
評価: ★★★★
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コメント: <a href="/%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E5%B9%B3%E8%94%B5/4758410577">ラ・パティスリー</a>の続編的作品。個人的には前作よりもこちらの方が好み。甘いものに飢えている状態で読むのはやめましょうね。読んでいる途中からケーキ屋に走りたくなります。パティシエ長峰さんがかっこいい!
関連本棚: 三代目平蔵
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ラ・パティスリー
ラ・パティスリー
著者: 上田 早夕里
出版社: 角川春樹事務所
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: ケーキが食べたくなる、洋菓子店を舞台にしたミステリ。
関連本棚: minami 三代目平蔵
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絶対弱者―孤立する若者たち
絶対弱者―孤立する若者たち
著者: 三浦 宏文, 渋井 哲也
出版社: 長崎出版
評価: ★★★★
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コメント: 「絶対弱者」という新語を提示して議論を展開しているのだが、新語に対する筆者二人の定義がずれ過ぎている、ある意味画期的な本(しかも確信犯)。<br> 個人的には教育現場に密着した三浦さんの視点の方が面白かった。教師視点からの教育論は数あれど、膨大な数の、しかもいろいろなレベルの生徒に接している予備校教師の目から見た教育ルポは新鮮である。同じテーマについて、三浦さんに一冊書いて頂きたい。
関連本棚: 三代目平蔵
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あたり―魚信
あたり―魚信
著者: 山本 甲士
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
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コメント: 三丁目の夕日や墨攻などのノベライズも悪くはないが、やはりオリジナル小説というのはわくわくの度合いが違う。よっ、待ってました!<br> 釣りを通じて起きるささやかな日常の奇跡を描いた、書き下ろし連作集。相変わらずうまい。最後の締め方がいかにもこの筆者らしい。
関連本棚: 三代目平蔵 本の虫
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警官の血 下巻
警官の血 下巻
著者: 佐々木 譲
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: 親子三代にわたる警察官の系譜。下巻は二代目、三代目の物語であるが、人間的な弱さが前面に出てきて、読んでいて痛々しい。ビターな警察小説と言えなくもないが…。謎解きの部分は、多少勘の良い読者なら半ばで気づくはず。
関連本棚: 三代目平蔵 nozz2008 Buy ねね
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聖域
聖域
著者: 大倉 崇裕
出版社: 東京創元社
評価: ★★★★★
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コメント: 山岳小説とミステリがうまく融合した長編。前々から注目していた作家だけに、ついに傑作が出てきたな、と嬉しい。<br> それにしても作者が大学時代に山岳同好会に籍を置いていたとは。てっきりオチケンに所属していたものと思い込んでいたが…。
関連本棚: 三代目平蔵
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