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ハサミ男 (講談社ノベルス)
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著者: |
殊能 将之 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
ミステリー
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コメント: |
ここ数年の中で私の中で御手洗シリーズを抜いて心に残る第一位のミステリだ。本屋でこの小説を見かけたときちょうど受験で読めなかったから目をつけつつ我慢した記憶がある。受験が終わってすぐさま買って読んでみると本当に期待を裏切らなかった。
この作者は他にも小説を出しているけれど、これが特に光っている。というのは「このミステリがすごい」(うろ覚え)ランキングでもランクインしていたから今更私が言う事ではないけれどでもすごい圧倒される。さりげなく入っている知識とか主人公の面白い心の動きとか。
一番心に残っている台詞が、
「したいことをすればいいんだよ。自分の責任においてね」(またうろおぼえだけど)
という台詞なんだけど。これはなんだか私の信条みたいなものになっている。責任の取れないことはしない。したいことはする。自分の責任において。
主人公の考え方は好きだ。読書家な所とかも大好きだ。殺人は許せないけれど。でもこれは本の中のことだし。登場人物の一人一人が記憶にとどめておきたいほどだ。
なんていうかこの本を覚えて暗誦したいくらいだ。
私は犯罪とかをしたいとは思わないけれど、主人公のこうかっこいい考え方に憧れる。順列の問題とか。
なんていうか良い言葉が見当たらないけれど、主人公の精神の姿勢が好きなのかもしれない。それゆえこの主人公は美しいのかもしれないと勝手に思っている。 |
関連本棚: |
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クロス・ゲーム
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著者: |
中野 順一 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
ミステリー
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コメント: |
まだ最初のほうを読んだだけですがなかなか楽しいです。サントリーミステリー大賞受賞後大一作らしいですが、こういうオンラインとかが絡んだミステリーは好きなので多分好みの話だと思います。
これに関連して仮想現実の話が好きなんですけれど、高畑京一郎の「クリスクロス」とか好きです。仮想現実が絡むってあっさりそれだけでミステリーになる感じが個人的にはして良いと思います。読んだ後の感想はまた書きます。 |
関連本棚: |
司秋人
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紅玉の火蜥蜴 (講談社ノベルス)
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著者: |
秋月 涼介 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
ミステリ
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コメント: |
このミステリの作者は文章が読みやすくて好きだ。
前作の「月長石の魔犬」(題名あってるだろうか)で好きになってまさか続編が出るとは思わなかったので出た時は泣きそうになった。
色々な個性的な人が絡み合ってストーリーになってるのが楽しいけれど個人的に好きな人物は欲望のない(あると言ってもわずか)の悠璃という女の子だ。
他にも死んでしまった弟を冷凍庫に入れて愛する先生とか。
そういう人たちが絡み合ってミステリになるのはかっこいいと思う。 |
関連本棚: |
司秋人
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