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増井
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保険金殺人 死体の声を聞け (角川文庫)
上野 正彦
角川書店
ISBN: 4043400071
紀伊國屋
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評 価
コメント
増井 :
数々の保険金殺人事件の検死をてがけた人物。 死体は生きてる人より多くを語ってくれるのだそうな。 嘘をつかないしね。
保険金詐欺を行なおうとする悪人が沢山登場するのだが、 本当の巨悪は保険会社のように思えてしまう。 怪しいと認識してても巨額の保険を認めたりするのも悪だが、 そもそも人の不安につけこんだ商売だという点が納得いかない。
巻末の、
黒い家 (角川ホラー文庫)
の著者の貴志氏との対談が面白かった。
「小説を読みながら赤線を引いて犯罪手口を勉強している輩がいる」
「これからの犯罪の主流は保険金がらみのものになる」
「保険金がらみの事故は貧しい地域に集中している」
「自殺でも、保険に加入してから1年過ぎれば全額支払うようになっている」
(多重契約を防ぐため)「保険加入時に、他の生保とどんな契約してるのか告知する義務を設けようという話がある」
⇒他の保険に入ってるのを忘れてた場合は払ってもらえない場合がありうる!
「東京は監察医制度が充実しているので保険金殺人が起こりにくい」
やっぱり保険会社のあり方が一番問題な気がするなぁ。
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最終
更新
: 2005-07-31 15:12:16 +0900
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評 価
コメント
数々の保険金殺人事件の検死をてがけた人物。 死体は生きてる人より多くを語ってくれるのだそうな。 嘘をつかないしね。 <br> 保険金詐欺を行なおうとする悪人が沢山登場するのだが、 本当の巨悪は保険会社のように思えてしまう。 怪しいと認識してても巨額の保険を認めたりするのも悪だが、 そもそも人の不安につけこんだ商売だという点が納得いかない。 <p> 巻末の、[[4041979021]]の著者の貴志氏との対談が面白かった。 <ul> <li>「小説を読みながら赤線を引いて犯罪手口を勉強している輩がいる」 <li>「これからの犯罪の主流は保険金がらみのものになる」 <li>「保険金がらみの事故は貧しい地域に集中している」 <li>「自殺でも、保険に加入してから1年過ぎれば全額支払うようになっている」 <li>(多重契約を防ぐため)「保険加入時に、他の生保とどんな契約してるのか告知する義務を設けようという話がある」 <br> ⇒他の保険に入ってるのを忘れてた場合は払ってもらえない場合がありうる! <li>「東京は監察医制度が充実しているので保険金殺人が起こりにくい」 </ul> やっぱり保険会社のあり方が一番問題な気がするなぁ。
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