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勝利へ (光文社文庫)
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著者: |
金子 達仁, 木崎 伸也, 戸塚 啓 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2010/2/15 Amazonより届く
2010/3/5~3/12
単行本として出版時は「敗因と」という名前で出版されていたドイツワールドカップでの日本代表の裏側をえぐる内容(Amazonでの評判が悪いのは改題本と知らないで買ったからだと思われる)。史上最強のメンバーといわれていた当時の代表はまったくの期待はずれの内容であえなく予選リーグ敗退に終わった。その裏で何が起こっていたのか?当時から中田英寿選手が浮いている、とか、選手同士がばらばらであった、などといろいろな噂がたっていたが、この本を読めばその裏側を垣間見ることができる。「敗因と」という章も書かれてあったが、ドイツでの我らが日本代表は胸を打つ試合をしていなかったのは事実であろう。あれから日本サッカーはちょっと停滞期に入ってしまったような気がする。金子氏の言う胸を打たなかった理由が正しいのであれば、あれから4年たった、南アフリカワールドカップを目指す現代表はその問題を解決できているのであろうか? 「ベスト4」という目標はフランスにおける1勝1敗1分けよりもタチの悪い目標設定(実現できない、という意味ではない)であるとは思うが、どういう結果になろうとも、次を目指せるような、未来が明るく見えるような戦いをして欲しい。この本を読んでますますその意を強くした。
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関連本棚: |
権太
権太の既読
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欧州サッカー批評 (双葉社スーパームック) (双葉社スーパームック サッカー批評別冊)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2010/1/23 Amazonより届く
2010/1/28〜1/31
サッカー批評の特別号で、欧州サッカーに的を絞っている。欧州の先端を走る監督達の考える最近のトレンドなどいつもながら濃い内容。現イングランド代表監督のカペッロのインタビュー記事も良い。内容とは関係ないが、宇都宮徹壱さんの記事でゼニトのマッチデープログラムを売っている女の子はとても美人だ。 |
関連本棚: |
権太の既読
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日本サッカー 世界で勝つための戦術論 (青春新書INTELLIGENCE)
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著者: |
西部 謙司 |
出版社: |
青春出版社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/11/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2010/1/9〜1/10
代表チームにおける戦術分析が中心。日本に真の1トップがいない、ということで現実的な路線(0トップ)をとる岡田監督ではあるが、西部氏の分析通り今のままではどうしようもないわなぁ。興味深いのは最近のナンバーで木崎氏も提言した長谷部の右SBに言及した124pからの戦法。どうしても点をとりたいときのオプションとして、トゥーリオをあげて、玉突き的にポジションを下げて戦術的オプションを増やす、という方法。西部氏はボランチの一角にCBとしても経験のある今野をおいているが、私としては明神に是非ここを勤めて欲しい。CBとしては経験不足だろうが、どうせこの戦術をとるときには緊急なのだから多少のリスクはしょうがない。それより、西部氏も書いているように、現状の遠藤、長谷部の攻撃的ボランチ2枚ではとてもWカップを戦えないと思うので(自分達のサッカーをやる、ということで岡田監督はやるかもしれないが、それこそベスト4どころか一勝も難しいだろう)、一枚を守備のスペシャリストにする必要があると思う。そのときに6月まで時間が限られるなか、一番良いのは普段ガンバでもプレーし慣れている明神が適任ではないか。今年元旦の天皇杯決勝でも明神の獅子奮迅の活躍が記憶に新しい。どうでしょうか、岡田さん。 |
関連本棚: |
権太の既読
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サッカー批評(45) (双葉社スーパームック)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/12/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2009/12/21~12/24
オランダのコーチライセンスを持つ林氏の分析が秀逸。最近の俊輔に対して受ける印象は共通であった。あと根性論よりメンタル、真の日本人らしさに関する考察も面白い。また、中田氏のTake Actionに関する問題の考察など、なかなか他雑誌では読めないいつもながらディープな記事が多くて参考になった。 |
関連本棚: |
権太の既読
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季刊サッカー批評 issue 44 サッカー監督の取扱説明書 (双葉社スーパームック)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2009/9/16~9/20
今回は監督特集。ブラジルの監督がなぜ2,3試合で首になるのか、ネルシーニョの記事を読んでよくわかった。山形時代一緒にサッカーをさせてもらった手倉森兄弟が二人並んだ写真。久しぶりに見たなぁ。昔はもっと似ていたが最近は区別しやすくなっているみたい。硬派な雑誌らしく、中田の経済活動?にも疑問を呈しており、このあたりはナンバーや週間サッカーXXには書けないだろうなぁ、と思う。また、気になったのはJリーグの羽生事務局長。何だこの対応は。もっと危機感を感じて欲しい。自民党、官僚を彷彿させるぞ。 |
関連本棚: |
権太の既読
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サッカー批評 issue43―季刊 (双葉社スーパームック)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/6/13 Amazonより届く
2009/6/16~6/21
地方のサッカーチームにとってはJに参入するよりもJチームであることを維持するほうが大変であることがよくわかる。今度の選手の移籍規定撤廃(といっても世界基準にあわせただけであるが)はますます大きな企業を持たない地方のJチームにとって厳しいものとなるだろう。(そういう意味でも地方自治を進めて、優遇税制などを設けて企業を誘致しやすくするなどすれば良いと思うのだが)モンテディオの記事に私が山形時代に大変お世話になった知り合いも登場していた。いろいろ裏話を聞いていたので、感慨深い。近々では岐阜が辛い状況になっているが、果たして表紙にあるように10年後のJリーグはどんな状況になっているのだろうか。 |
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権太の既読
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日本サッカー偏差値52 (じっぴコンパクト)
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著者: |
杉山 茂樹 |
出版社: |
実業之日本社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/4/11ジュンク堂三宮駅前店にて購入
2009/5/23~5/28
イマイチ信頼性のないFIFAランキングに変わる日本人には捉え易い「偏差値」という指標を出してきた点は秀逸。しかし、その数値化は主観だけなので(だいたいいいところだとは思うが)、こちらも一般化するのは難しいか。試みとしては面白いと思う。 |
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権太の既読
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マリーシア (光文社新書)
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著者: |
戸塚啓 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/1/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2009/5/7~5/11
Jリーグができてから良く聴くようになった「マリーシア」という言葉であるが、日本語では「ずる賢さ」という訳語があてられることが多い。戸塚氏はカカへのインタビューを発端に日本でプレーしたことのあるブラジル人プレーヤー達やドイツ人に日本人の「マリーシア」度について考察する。
結局のところ「マリーシア」は副題にもなっている「駆け引き」という言葉が一番近い、ということなのだろうが、カカのインタビューでの問題提起の仕方は魅力的であったものの、議論の進め方が甘く、結局何が言いたいのかよくわからない本になってしまっている。魅力的な題材なのにもったいない。前書きで最近流行のフォーメーション論、戦術論に意義を唱えている割には尻すぼみな感じ。 |
関連本棚: |
権太の既読
中谷よしふみ
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サッカー番長 0号―ヨイショ記事にはもう飽き飽きだ。
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著者: |
杉山 茂樹 |
出版社: |
飛鳥新社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/4/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2009/4/19一日で読了
先日読んだサッカー番長オールナイトサッカーが面白かったので購入。
こちらが最初であるが、岡田監督の選考について毒を吐いている記事(この指摘はすごく納得。岡田監督就任に対する何か割り切れないものがあったが、私の心の中を鋭く言い当てており、うんうん、と思わずうなずいてしまうもの)や、松木安太郎氏、原博実氏、宮本恒靖氏、岡野雅行氏(オールナイトの方にもでてた)、荒井義行氏、高木豊氏との対談記事が満載。いやいや、みんな濃い話をしている。これは大手の出版社は出せない本だなぁ。新聞記者たちの覆面座談会で、オシムさんが記者や選手達から嫌われていたっぽい記述があったが、それが本当ならちょっと残念な気がする。 |
関連本棚: |
権太の既読
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サッカー番長杉山茂樹・オールナイトサッカー (COSMIC MOOK)
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著者: |
杉山 茂樹 |
出版社: |
コスミック出版 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2009/3/26 Amazonにて購入
2009/4/7~4/10
いやあ、濃い。これは面白い企画だなぁ。この前に一つでているみたいなので、是非入手しよう。杉山茂樹Xセルジオ越後、釜本邦茂X荒井義行、江本孟紀X杉山茂樹の3対談は非常に興味深いし、代表監督論、杉山氏のフォーメーション分析など、読み応え十分。やはりサッカーを語るのは面白いなぁ。 |
関連本棚: |
権太の既読
進吾
生電話
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サッカー批評 issue41―季刊 (双葉社スーパームック)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2008/12/10 ジュンク堂書店芦屋ラポルテ店にて購入
2008/12/14 一日で読了
今号もまたまた読み応え十分。
記事の中では、最近オランダから帰国した林雅人氏の戦術分析が秀逸。あと、財前のインタビュー記事も興味深い。3年前との違いをもたらしたものは何であったのだろうか。
先日、オシム氏のアドバイザー契約が更新されない、という発表があり、そのときは何故?と思ったが、今回の記事に掲載された写真を見ると、やはり静養していただいたほうが良いように思えた。CWC中は日本にいるのだろうが、その後オーストリアへ帰国してしまうのだろうか。それはそれで寂しい。 |
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権太の既読
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6月の軌跡―’98フランスW杯日本代表39人全証言 (文春文庫)
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著者: |
増島 みどり |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
既読本。フランスまで行ってみたことを思い出す。灼熱のナントでのクロアチア戦。ゴール裏に座った私の目の前を中田が中山に上げたパス。ゴールポストで中山のトラップが見えなかったが、決まったと思ったんだが。 アルゼンチン戦にせよ、ジャマイカ戦で骨折してまでも走り続けた中山など確かにこのときの代表にはワールドカップで戦う喜び、気概があった。それにくらべて、ドイツでは... |
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サハコ
権太の既読
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サッカー批評 issue40―季刊 (双葉社スーパームック)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2008/9/17 Amazonにて購入
2008/9/21読了。
いつもながらの深いサッカー談義。今回は、「オランダが優秀な選手と指導者を輩出する理由」と「育成改革論」が秀逸。人を育てる、ということの難しさとその方法論には共通するものがある。また、ゼムノビッチのインタビュー記事も、日本人論として面白かった。 |
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権太の既読
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サッカーのない人生なんて! (ベースボール・マガジン社新書)
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著者: |
増島 みどり |
出版社: |
ベースボールマガジン社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2008/8/12 Amazonにて購入
2008/8/29~9/3
Jリーグが誕生して15年。この15年間に産まれたサッカーを職業とするさまざまな人々のインタビューを中心にまとめられたコラム。前会長、芝生職人、エキップメント、代理人、選手、ボランティアの人達など、それぞれがサッカーにかける思いが良く伝わってくる。芝生職人さんの話が一番良かったなぁ。 |
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権太の既読
さかせな
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4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)
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著者: |
杉山 茂樹 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
スポーツ
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2008/5/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2008/8/15~8/16読了。
日本人の大好きなサッカーのポジションによる型にはめる考え方を批判しつつ、欧州、南米の最前線のフォーメーション考をわかりやすく説明してくれている。これを読むとますます、現在の日本代表、Jリーグが心配になる。カメルーン戦でのオシム采配の妙を分析した後、アジアカップでのオシム采配には疑問を呈している。それまでの議論の展開からその疑問も納得させられるものであった。それ故、余計にもう少しオシムさんのサッカーを見てみたかったと私は思う。きっと解決策を模索したであろうから。 |
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nakanaka
矢沢 哲也
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生電話
さかせな
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JAPAN SOCCER (COSMIC MOOK)
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著者: |
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出版社: |
コスミック出版 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2008/5/22 Amazonにて購入
2008/6/13~6/16
6月のWカップ予選4連戦の前に出ていた本なので、昨日の大一番が終わって、かつ、オマーンがバーレーンと引き分けたこともあって、最終予選進出が決まってから読んでしまったので、ちょっとずれてしまった内容もあったが、最近お気に入りの憲剛の小さいときの話やら、代表引退の話から復帰してからの話まで中澤の代表にかける気持ちが良くわかるインタビュー記事(昨日のヘッドには感動した)、小沼監督によるオシムさんと岡田さんの比較記事(私も常に言い聞かせていることと同じことを言っておられたのが心強い)など、先行誌であるサッカー批評と並ぶ良質のサッカージャーナルである。最後に、次期JFA会長選挙にまつわるルポがあった。前々から噂は聞いていたが、この記事の内容を信ずるならば、本当に嫌な話である。権力は人を変えると言うが(私も自分の業界でそういう人を良く目にする)、川渕さんも本当に晩節を汚さないで欲しいと思う。それが、先日亡くなられ、皆に愛された長沼さんへの供養であろう。 |
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権太の既読
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オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える (集英社文庫)
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著者: |
木村 元彦 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
スポーツ
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2008/6/1 アシーネダイエー宝塚中山店にて購入
2008/6/2 Wカップ2次予選対オマーン戦を見ながら、追加された最終章を読む。今日はまずまずの試合内容であったが、最終章を読みながら、オシムさんが監督だったら今頃どんなサッカーを見せてくれていただろう、とやはり残念な気持ちになった。
私にとっては、最後の章だけでも十分に買うに値する本であった。
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イビチャ・オシムの真実
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著者: |
ゲラルト・エンツィガー, トム・ホーファー, 平 陽子 |
出版社: |
エンターブレイン |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
「オシムの言葉」とあわせて読むといいかも。訳者の平さんのあとがきもよい。 |
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権太の既読本
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サッカー批評 issue35―季刊 (双葉社スーパームック)
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著者: |
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出版社: |
双葉社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
スポーツ
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コメント: |
2007/6/16六甲アイランドの文学館で購入。2007/6/17長居競技場でセレッソ対モンテディオの試合観戦時に読み始める。2007/6/24読了。川渕キャプテンのインタビューと磯貝のインタビュー記事が良かった。サッカー批評は初めて買ったが、なかなか読み応えがある。次号以降も買おうと思う。 |
関連本棚: |
権太の既読
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