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秘拳水滸伝〈1〉如来降臨篇 (ハルキ文庫)
秘拳水滸伝〈1〉如来降臨篇 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/9/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2010/3/8〜3/9 総合武術「不動流」の宗家が何者かに惨殺される。その現場を目撃してしまった娘の久遠はショックのため極度の自閉症になってしまう。内弟子の飛鳥やジャクソン、宗家とともに皆伝を受けた白燕たちは、警察とともに犯人を捜しはじめるが。  今野氏得意の空手と黒組織をからめた壮大なスケールのアクション活劇。気楽に読めて楽しめる。「不動流」という名前はそういうことだったのね。4巻まであるので楽しみだ。
関連本棚: 権太 権太の既読
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内調特命班 徒手捜査 (徳間文庫)
内調特命班 徒手捜査 (徳間文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 徳間書店
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/7/4 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2010/2/24〜2/25 内調特命班シリーズ2作目。前作同様、犬に関する拳法を受け継ぐ3名(秋山、屋部、陳)が主人公。ではあるが、前作以上にこの3名の立場が微妙。アメリカの陰謀で日本人が殺されてしまい、それに対抗して動き出すのであるが。ストーリーの作りが今野氏にしては荒すぎる。初出時の事情もあったのか、急に話を終わらせにかかっている感もある。せっかくの面白そうな設定がまったく生かされておらず、今野氏もそれを感じたのか、このシリーズはどうやら2作で終わっているみたい。  人気作家となった今、もう一度この設定で書き込んだ作品を読んでみたい気もする。
関連本棚: 権太 権太の既読
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内調特命班 邀撃捜査 (徳間文庫)
内調特命班 邀撃捜査 (徳間文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 徳間書店
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/5/8 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2010/2/18〜2/20 内調特命班シリーズの1作目。 今野氏得意の、国際謀略+古代伝承+武術のあわせ技。安心できる面白さはあるが、展開にあまりにも無理がある、というかご都合主義が強すぎるというか。 まあ、軽く読むにはいいんだけども。
関連本棚: 権太 権太の既読
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武打星 (新潮文庫)
武打星 (新潮文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/12/25 セブン&yに注文 2008/12/27 届く 2009/11/10~11/12 長岡誠は空手に明け暮れた大学生活を終え、何のあてもなく香港に渡りカンフー映画に出演を目指す。武打星とよばれるアクションスターを目指す誠だが、怪しげな人間達に巻き込まれながらもチャンスをつかむ。果たして誠は武打星になれるのか?  今野氏得意の空手を中心にすえた青年の成長物語。楽しめたが、なんというか展開がありがちすぎる感じ。
関連本棚: 権太の既読
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義珍の拳 (集英社文庫)
義珍の拳 (集英社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 集英社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/5/23 アミーゴ書店ブルメール神戸店にて購入 2010/2/5〜2/7 沖縄の唐手を空手として普及させた富名腰(船越)義珍の生涯を描く伝記小説。今野塾をひらく今野氏ならではの作品であろう。伝統を受け継ぐことの難しさをかんじさせる。今野氏の空手ものを読むたびに思うのだが、もし今自分が中・高生くらいの年齢だったら絶対空手を習いたくなるだろう、ということだ。
関連本棚: 権太の既読
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時空の巫女 (ハルキ文庫)
時空の巫女 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/5/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2010/1/29~1/30  これはSFと言っていいのだろうか。アイドルタレントを探すレコードレーベルの社長、飯島は、紆余曲折を経てチアキという二人の女性とめぐりあう。そこに自衛隊、米国国防総省、予知夢、相対性理論、量子力学など様々な要素がからみあってきて、ちょっとトンでもっぽい展開に。面白いのは面白いが、これは手放しではついていけなかったなぁ。
関連本棚: 権太の既読
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怪物が街にやってくる (朝日文庫)
怪物が街にやってくる (朝日文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 朝日新聞出版
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/6/6 ジュンク堂三宮店にて購入 2010/1/25一日で読了。 今野氏のデビュー短編集。後の今野作品の柱となるジャズ、武道、SFなどの片鱗が既に現れている。大学生時代に書いたとかで、表現が単調だったりしたが、これから作家として生きていこうとする熱気が感じられる。デビュー時やはりジャズ好きで知られる筒井康隆氏の推薦文付きであった、というが、ジャズのアドリブ感が感じられる熱い文、作品であった(そういえば、私も大学時代はジャズにのめりこんだのであった)。
関連本棚: 権太の既読
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安積班読本 (ハルキ文庫)
安積班読本 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/7/7 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2010/1/21 一日で読了。 今野氏の重要なシリーズものである安積班シリーズを著者自ら解き明かした読本。事件が起こった場所を示すマップ、安積の性格が良く現れている短編「境界線」、安積班シリーズを語るインタビュー記事、これまで作品に登場した人物一覧、警察組織の解説など安積班シリーズファン必読の書である。  巻末の安積班シリーズを含めた今野作品全リストもファンにとってはありがたい。
関連本棚: 権太の既読
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花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2010/1/15〜1/16 安積班シリーズの短編集。相変わらず安積班の面々と速水が良い味を出している。「花水木」、「入梅」、「薔薇の色」、「月齢」、「聖夜」の5編が収められているが、3作目のちょっとしたお遊び的作品の「薔薇の色」がこの中では一番気に入った。
関連本棚: 権太の既読 melito
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宿闘―渋谷署強行犯係 (徳間文庫)
宿闘―渋谷署強行犯係 (徳間文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 徳間書店
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/3/7 ジュンク堂ダイエー三宮店にて購入 2010/1/12~1/13 渋谷署強行班の辰巳シリーズの2作目。筆者の安積班ものなどの警察シリーズと思うと肩すかしをくらう。このシリーズの主人公はどう考えても整骨院を営んでいる竜門である。どちらかというと氏の空手・格闘技シリーズであろう。今回は、東京で起こった芸能プロからみの事件を追って対馬に向かった辰巳、竜門ら。どんな格闘技が対馬にあるのか。しかし、竜門はかっこよすぎるなぁ。次作では私としては竜門のアシスタント真理をもっと書き込んで欲しいところだが、どうなっているのだろう。
関連本棚: 権太の既読
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スクープ (集英社文庫)
スクープ (集英社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 集英社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/2/21 ジュンク堂三宮本店にて購入 2010/1/5~1/7 TV局の遊軍記者布施京一を主人公にした短編集。アウトロー的でありながらどこか憎めない魅力的なキャラ設定ではあるが、今野氏ならでは、という感じでもない。面白いことは面白いのだが。
関連本棚: 権太の既読 ちょこ
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半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2010/1/1~1/3 お台場で身元不明のアラブ系男性が原因不明の高熱をだして倒れ、まもなく死亡する。この男性はバイオテロのキャリアの疑いが出て、内閣調査室が動きはじめるが...アラブ系男性を介抱したホームレス男性の葛藤を含め、人間ドラマがよく描かれた作品。村雨の新たな一面も描かれ、ますます安積班のメンバーに愛着がわく。  ドラマ「ハンチョウ」の第二弾が始まるみたいだが、第一弾は印象がこわれるのが怖くてみていない。今度は見てみるかなぁ。
関連本棚: 権太の既読
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特殊防諜班 諜報潜入 (講談社文庫)
特殊防諜班 諜報潜入 (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/11/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/12/26〜12/27 特殊防諜班シリーズの第5作。 第一作で登場した雷光教団に二代目夢妙斎を名乗る人物が現れる。二代目夢妙斎は山の民が使う体術をマスターして、多くの信者を抱えていた。果たして二代目夢妙斎とは何者なのか?真田たちの味方なのか?  安定した面白さの作品。まだ刊行されていないが次作もあるようだ。早く続きを読みたいものだ。
関連本棚: 権太の既読
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特殊防諜班 凶星降臨 (講談社文庫)
特殊防諜班 凶星降臨 (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/12/18〜12/20 特殊防諜班シリーズの4作目。前作で宿敵カール・シュトルムにとどめを刺した真田とザミルだが、こんどはパレスチナを支持する日本人がフェニクサンダー財団のエージェントとしてテロ活動をしかけてくるのに出くわす。ザミルは西ベルリンで消息を絶ち、新人類委員会の真のボスと対決することに。いやあ、よく考えるなぁ、こんなストーリー。面白い。
関連本棚: 権太の既読
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特殊防諜班 組織報復 (講談社文庫)
特殊防諜班 組織報復 (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2009/11/26〜11/29 チベット仏教の高僧が芳賀舎念に会いに来日する。その機会を利用して、新人類委員会が芳賀一家の殺害計画を練り上げる。それを阻止せんと動く真田とザミル。重武装した相手に対しほとんど丸腰の二人は果たして芳賀一族を守りきれるのか?  こういう世界にのめりこめない人は辛いかもしれないが、私は大好きなので問題なし。次作も期待。
関連本棚: 権太の既読 yoosee
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特殊防諜班 連続誘拐 (講談社文庫)
特殊防諜班 連続誘拐 (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/12/13 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2009/11/21〜11/23 自衛隊員の真田は団体行動のとれない問題児であったが、首相の代理人としてスカウトされる。請け負った最初の仕事は宗教団体の教祖の連続誘拐事件であった。教祖達は誘拐された後、皆無事解放されていたが、雷光教団の東田夢妙斎だけは殺害されてしまう。この事件を追う真田はやがて失われたユダヤ10支族にからむ全世界を揺るがすような背景にでくわす。  一歩間違えればトンデモ本になる内容であるが、得意の格闘技話を交えて楽しめるエンターテインメントになっている。20数年前に初出とは思えない。まあ、私自身こういう内容が好きなので結構楽しめた。シリーズの続きも楽しみである。
関連本棚: 権太の既読 OCR3
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覚醒―孤拳伝〈4〉 (中公文庫)
覚醒―孤拳伝〈4〉 (中公文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/2/21 ジュンク堂三宮本店にて購入 2009/10/8~10/11 強い相手を求めて、自分が強くなるために旅を続ける剛。沖縄でその答えのようなものを見つけ、横浜に舞い戻る。横浜では剛と戦うことに生きがいを感じる宋隆元、また最後にはとうとう劉栄徳とも戦うことに。果たしてその戦いの果てには。  剛の成長を描くとともに、ともに戦ったライバル達のその後も効果的に交えながら大団円を迎える。ここまで引っぱってきた割に少し最後が物足りないような気もするが、それは仕方ないのだろうな。このシリーズは名作であった。
関連本棚: 権太の既読
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群雄―孤拳伝〈3〉 (中公文庫)
群雄―孤拳伝〈3〉 (中公文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/1/31 東京駅構内Book Expressにて購入 2009/9/30~10/3 孤拳伝シリーズの3作目。剛は柳生の里から丹波へ、さらに神戸にやってくる(このあたり普段の生活圏で剛が活躍するのはちょっと不思議な感じ)。神戸で女性実業家の用心棒としてしばらく働くが、物足りなくなって再び強敵を求めてさまよい始める。美作竹上流を訪ねた剛はそこで鉢須賀と遭遇。印象がすっかり変わってしまった鉢須賀に軽くあしらわれてしまう。自分に起こった不思議な感情を処理しきれないまま旅を続ける剛は、噂で宮本武蔵の名を聞き興味を持つ。武蔵が最後を過ごした熊本にたどり着いた剛は武蔵の二天一流を継ぐ高松孝道と出会い、そこでしばらく暮らすことに。  この巻では、剛の心情に変化が起こり始める。次の最終巻を早く読みたいぞ。(でもあと2つ他のを読んでから)
関連本棚: 権太の既読
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漆黒―孤拳伝〈2〉 (中公文庫)
漆黒―孤拳伝〈2〉 (中公文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/1/19 7&y で購入 2009/9/12〜9/18 孤拳伝シリーズの2作目。 前作で母の仇をうった朝丘剛は、松任らが催す闇試合の選手として出場するようになる。歴戦の兵たちとの命を懸けた試合にのめり込む剛であったが、香港の李らが手を引いたため、闇試合は立ち消えになってしまう。そこで、流浪の旅に出た剛は山で修行を積む武道家との出逢いを重ねることで、自分の生き方が変わっていく。  手に汗握る青春小説でもありアクション小説でもある。特に、柳生新陰流の笹部無刀との戦いのシーンは白眉。 次作以降にも期待がもてる。
関連本棚: 権太の既読
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復讐―孤拳伝〈1〉 (中公文庫)
復讐―孤拳伝〈1〉 (中公文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/12/13 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2009/8/27~8/29 香港の暗黒街で名高い九龍城砦で、ストリートファイトに明け暮れる少年、朝剛(チャオカン)こと朝岡剛。母と自分を地獄に突き落とした父に復讐するため、日本に密航を企てる。苦難の末たどり着いた横浜で、自力で身に着けていた「崩拳」を見初められ、中華街の老人から「功夫」の手ほどきを受けるが...  今野氏得意の格闘技もの。剛の活躍に血湧き肉踊る。文庫版では全4巻だが、続きも楽しみである。
関連本棚: 権太の既読
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白夜街道 (文春文庫)
白夜街道 (文春文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 文藝春秋
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/11/8 Amazonにて購入 2009/8/26 熱がある中、一日で読了。 日本人とロシア人のハーフ、ヴィクトル・タケオビッチ・オキタはかつて日本で暴力団組長を殺害していた。そのオキタが、本名で再来日したことが、警視庁公安部に報告されてきた。倉島警部補は、かつての事件の時にオキタと因縁があったのだ。オキタは今回ロシア人貿易商アンドレイ・ペデルスキーのボディーガードとしてやってきたが、ペデルスキーと会談を持った外務官僚が謎の死を遂げる。倉島は捜査のため、ロシアに派遣されることになったが、事件の裏側には...  これまで読んだ今野作品には珍しく海外を舞台にしたアクションもの。(STシリーズの黒いモスクワがあるが、今野氏はロシアと何か関係があるのかな?)いつものようにプロの仕事が緊張感あふれる展開とともに繰り広げられる。熱でボーっとした頭でも楽しめる佳作。
関連本棚: 権太の既読
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義闘―渋谷署強行犯係 (徳間文庫)
義闘―渋谷署強行犯係 (徳間文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 徳間書店
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/11/8 Amazonにて購入 2009/8/21~8/22 渋谷の街で暴走族の少年達が、サングラスにマスク姿の大男に叩きのめされる事件が続発。渋谷署強行犯係の刑事・辰巳は、武道家でもある聖体師、竜門のもとを訪れる。そこには最近人気の出てきた格闘家赤間が治療に訪れていた。果たして、犯人は誰なのか。その目的は?  今野作品の柱の一つである空手、武術を中心にすえたストーリー。作品の出来としては普通だと思うが、安心して読める(ハズレがないという意味で)作品。今野氏の空手がらみの作品を読むと、自分が強くなったような気になる。昔、やくざ映画全盛の頃映画館から出てきた人が皆肩を怒らせていたようなものか?
関連本棚: 権太の既読
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バトル・ダーク―ボディーガード工藤兵悟〈3〉 (ハルキ文庫)
バトル・ダーク―ボディーガード工藤兵悟〈3〉 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/10/30 7&y にて購入 2009/8/18~8/19 イスラム教に対して批判的な本を書いたジャーナリスト磯辺が、「イスラム聖戦革命機構」に誘拐され、身代金を出版社に対して要求してきた。出版社から依頼を受けた「バックラー警備保障」の、工藤の傭兵時代の友人ジェイコブが工藤に人質救出作戦を手伝うよう依頼してきた。果たして工藤達は無事人質を救出できるのか?  ボディーガード工藤兵悟シリーズの最終巻。今号もかっこいいぞ、工藤。しかし、これでこのシリーズ最後なのが残念。今野さん、人気作家となった今、続編を望む!  今度、ブッシュミルズを買いに行こう。
関連本棚: 権太の既読
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チェイス・ゲーム―ボディーガード工藤兵悟〈2〉 (ハルキ文庫)
チェイス・ゲーム―ボディーガード工藤兵悟〈2〉 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/10/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/8/11~8/13 ナイトランナーに続く工藤兵悟シリーズ第2弾。前回のヒロイン亜希子は黒崎の経営するバー、ミスティの従業員として登場。 工藤の元傭兵仲間のイタリア人、アルがミスティに現れ、マフィアに追われているので、ある荷物を預かり、自分を逃がして欲しい、と依頼する。アルが山の専門家であったので、工藤は地図を持たせて群馬県の山中に逃がしてやるが、ミスティに戻ると黒崎と亜希子がマフィアの人質になっていた。マフィアのボスはアルを3日以内に捕まえろ、と脅迫するが... 時間の限られた中での山中でのチェイス・ゲームが始まる。  前回に続き、気楽に楽しめる冒険活劇。工藤かっこよすぎるぞ!
関連本棚: 権太の既読
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ナイトランナー―ボディーガード工藤兵悟〈1〉 (ハルキ文庫)
ナイトランナー―ボディーガード工藤兵悟〈1〉 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/8/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/8/7~8/9 バーの奥の一室に住む工藤兵悟は、CIAに追われる美女亜希子にボディーガードを頼まれる。期限はとある重要人物に出会うまでの3日間。CIAのみならず、警察まで敵に回した工藤たちは果たして目的を達成できるのか?  いやあ、私はやはりこういう冒険活劇ものが大好きだ、ということを再認識した一冊。工藤は格好良すぎるなぁ。このシリーズはあと2冊あるようなので、読むのが楽しみである。
関連本棚: 権太の既読
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ビート―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
ビート―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/5/13 Amazonにて購入 2009/7/24〜8/1 出張先の岡山のホテルで読み始める。出勤中の車内で読了。  警視庁捜査二課刑事の島崎洋平は日和銀行の不正経理調査に加わっていた。長男の丈太郎の柔道の先生であった日和銀行の行員富岡が丈太郎に取り入り、捜査情報を不正に入手する。その富岡が殺人事件の被害者になり、島崎は捜査班に加わることになる。捜査を進めると、島崎の次男でありひきこもりで島崎には許せないダンスに夢中になっている英次が犯人である可能性が出てくる。島崎は独自に捜査を進めるが、同じく予備班であった樋口が不審に思い探りを入れてくるが...  樋口シリーズの3作目。島崎一家の親子ならではの心理的葛藤を描きつつ、樋口一家の親子関係もからませつつ、家族のつながりとは何か、を深くえぐりながら事件の捜査が進む。後半は一気に読ませる。傑作だと思う。  今はまだうちの息子は大丈夫であるが、彼が独り立ちしていくときに私はどういう風に彼と向き合えるだろうか。非常に考えさせられる一冊。
関連本棚: 権太の既読 nozz2008 kimbook ce1989
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とせい (中公文庫)
とせい (中公文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/11/28 Amazonにて購入 2009/6/29~7/2 今野氏の単発もの。暴力団ではない、古い任侠の香りを残す阿岐本組の代貸日村誠司の眼を通して描かれるやくざの世界。金貸しから請け負った金の回収や、倒産しかかった出版社を譲り受け、親分である阿岐本雄蔵が社長をやる、ということで始まったどたばたが描かれる。義理と人情に厚い任侠の世界をコミカルに表現されているが、暴力団と素人との関わり、暴力団同志の関係などもちりばめられていて、なかなか勉強になる(勉強してどうするんだ?)。阿岐本のめちゃめちゃそうに見えて、しっかりと出版社を立て直すあたり、また阿岐本組の若者達の知識が出版社を立て直すきっかけになったり、とよく練られたストーリー。とにかく、阿岐本のキャラが良い。こんな親分なら子分になっても良いかも。(会社の上司としてこんな人は良いかもしれない。まわりは振り回されそうだが)読後感は爽快!
関連本棚: 権太の既読
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朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/10/15 Amazonにて購入 2009/6/28 樋口シリーズの第2弾。 樋口の妻、恵子が誘拐される。樋口は、友人の荻窪署氏家と二人で恵子の行方を追い始める。仕事で訪問した翻訳家の家を出た直後に行方が分からなくなったようだが...  犯人はすぐに見当がつくが、家族関係、大人のだらしなさ、若年層の気質など、社会の分析を交え一気に読ませる。  STシリーズや安積班シリーズとはまた違う警察小説がここにある。
関連本棚: 権太の既読 nozz2008 melito kimbook
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最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/8/24 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2009/6/14~6/21 安積班シリーズの短編集。 「暗殺予告」:香港映画界のスター、サミエル・ポーが台場のテレビ局にやってくることになったが、そこに暗殺予告が届く。不審船の密航者が一人海に飛び込み行方不明になったが、海岸で不審なウェットスーツが発見される。密航者が暗殺者の可能性が高まり、現場に緊張が走るが... 「被害者」:安積は久しぶりに娘と食事の約束をする。平穏な一日が過ぎ無事娘との食事に間に合いそうであったが、発砲事件の報が入り、出動することに。無事事件が解決し、食事に間に合うのか? 「梅雨晴れ」:うるさ方の鑑識の石倉係長に若い刑事がつっかかる。梅雨のうっとうしい気候のせいか、安積まで速水と言い争いになる。そこへ須田がゆりかもめ内での暴行事件の犯人を現行犯で逮捕して連行してきた。被害者の聴取をしようとすると、被害者は病院から姿を消していた...果たしてどこへ? また、二組の感情のもつれは解消するのか? 「最前線」:珍しく桜井の目線でかかれた作品。安積、村雨、桜井の3名は援軍で竹の塚署につめることに。そこには、桜井の前に村雨と組んでいた大塚がいた。臨海署時代から大きく変わった大塚に桜井は驚く。一緒にまわるうち、話題は村雨のことに... 「射殺」:射殺された外国人の死体が発見される。被害者は麻薬組織から追われていたらしい。ロスアンゼルスから一匹狼の刑事アンディー・ウッドが派遣されてくる。自己流の捜査にこだわるウッドと組むことになった安積は日本流の捜査にこだわるが。安積の意外な過去が披露される。 「夕映え」:品川署管内で起こった事件に安積、須田、桜井が刈り出される。そこで安積は新人のときに初めて組んだベテラン刑事の三国と久しぶりに出会う。捜査会議でベテラン三国は外回り、今では階級が上になっている安積が予備班になったが、安積は気を利かせて交代を申し出るが... いつもながらに読後、ほんわかする短編が並んでいる。このシリーズの良さは人間ドラマがきっちり書けていることであろう。(やはりドラマは見ないほうがいいだろうなぁ。)
関連本棚: 権太の既読
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慎治 (中公文庫)
慎治 (中公文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/8/31ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2009/6/3~6/11 中学生の慎治は、同級生の優等生、スポーツマン、容姿端麗な人気者3人組にいじめられており、万引きを強要されるまでになってしまう。たまたま万引きをしたビデオ屋で、担任でありやる気のない教師と思われていた古池に見つかってしまう。古池はそんな慎治をガンプラの世界に引き込んだ。自信をもった慎治は大人への道を歩み始める。 「慎治」は今野作品の数あるシリーズ物ではないが、少年がいろいろな経験を積みながら大人になっていく過程を、今野氏のこだわり分野の話題を交えながら(武術、サバイバルゲーム、ガンダムなど)、魅力的につづっていく。内容や展開はベタなもの、といえばベタではあるが、自分が中学生くらいのときの心の葛藤などを思い出させてくれた。  (ガンダムの世界観というのを初めて知った。はまっていてもおかしくない世代なのだが、まったくと言っていいほどこれまで知らなかったのだ。まあ、知っただけでハマル気はないが)
関連本棚: 権太の既読
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ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/5/12 Amazonより届く 2009/5/23~5/24 ST色シリーズの最終巻。 ワンクリック詐欺に引っかかった貧乏役者の卵、茂太は仲間を誘って自分を引っ掛けた悪徳業者に復讐をたくらむ。その一味にひょんなことからSTメンバーの黒崎が加わる。歌舞伎町を牛耳る中国マフィアの名前を語って復讐に成功するが、名前を語った中国マフィアの周りでは不可思議な現象や不審火がおこっていた。茂太達が復讐に成功して喜んでいると不審火が五度発生し、今度は現場からライバルのマフィア3名の死体が発見される。  いつもながら安心して読めるエンターテインメントである。ちょっとトリックに首をひねりたくなるところもあるが、もともとの設定が設定なのでそれもありか。しかし、黒崎はどんだけ無口やねん、とつっこみたくなる。黒いモスクワではもうちょっとしゃべっていたけどなぁ。
関連本棚: nozz -2007 権太の既読 melito
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ST警視庁科学特捜班  緑の調査ファイル (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/4/28 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/5/16~5/17 ST色シリーズ第4弾の今作では、異常な聴覚をゆうする翠が主役。ヨーロッパから凱旋した指揮者の辛島秋仁、バイオリニスト柚木優子をフィーチャーしたクラシックコンサートのリハーサル中、柚木のストラディバリウスが不可思議な状況ですりかえられてしまう。いつものように捜査に加わったST達だが、翠の特殊な聴覚を知った指揮者の辛島は異常に興味を示す。捜査が難航するなか、今度はホテルの密室でコンマスのバイオリニストが殺害される。STの面々はこの2つの謎を解けるのか?  用いられているトリック等はごくノーマルな感じ。今回の注目点は菊川の似合わない?趣味が判明したこと。もっとも合いそうにない青山と意気投合したのには驚いた。
関連本棚: 権太の既読 melito
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ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2009/4/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/5/4~5/6 ST色シリーズ第3弾。今回は山吹がフィーチャーされている。 アパートの一室で若い男女4人が一酸化炭素中毒で死んでいるのが発見される。睡眠薬を飲み、窓に目張りもされていたことから、検視官川那部は自殺と所見を述べるが、いくつか疑問点もあり、ST達は調査を始める。若い男女4名は同じ宗教団体に所属していることがわかり、調べていくと代表と高弟の間に争いが起こっていることがわかった。宗教がらみということで山吹が積極的に動き始めるが...   後半は山吹の実家のお寺が主な舞台となり、座禅の作法や座禅をすることの意味なども語られる。また、山吹の過去も少し垣間見えそういう意味では興味深いが、ミステリとしては少し内容が薄いか。ST流に自分が慣れたからかもしれないが。
関連本棚: はみ出し reiko510 権太の既読 melito
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リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 新潮社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/7/15アシーネダイエー甲南店にて購入。 2009/4/26~4/29 マンションの1室でデートクラブオーナーが殺される。その現場から高校生くらいと思われる美少女が逃げ出すところを目撃される。その少女を警視庁捜査一課強行犯第三係の係長 樋口警部補が追う。その後、同様の手法で第2、第3の殺人事件が起こる。その現場には同じ美少女リオが居合わせていた。果たして、リオが犯人なのか?  安積警部補シリーズとはまた一味違う警察もの。主人公の樋口警部補は、ポスト全共闘世代として、少し上の層を内心疎ましく思っている地味目の警察官。家庭を大事にする安積とは似ているところもあるが、また少し違った味のあるキャラクター。このシリーズも次作を読むのが楽しみである。
関連本棚: 権太の既読 サハコ SKZ melito
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ST警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/12/30 宮脇書店プロメナ神戸店にて購入 2009/1/11~1/12 美作竹上流の代表として、ロシアに派遣されることになる黒崎。日露交流でロシアに派遣されることになる、百合根と赤城、ロシアでの引き受け先はFSBのアレクで、アレクは美作竹上流のロシア支部を開設しようとしている張本人であった。  彼らは合同でラスプーチンゆかりの教会で起こった爆発事件を捜査する。遠く離れたロシアの地でSTの面々は実力を発揮できるのか?  まあ、かなりご都合主義なところもあるが(まあ、安積班シリーズとは違うので)、シリーズ物エンターテインメントとしては安心して楽しめる。シリーズものならではの登場人物の心理変化も書かれていて、この後のシリーズも楽しみになる。  しかし、翠のセクシー衣装にはそんな秘密があったとは。
関連本棚: 権太の既読 melito
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残照 (ハルキ文庫)
残照 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/12/14 Amazonにて購入。 2009/1/4~1/11 舞台は神南署から懐かしのベイエリア分署に。(ただ、なぜか神南署時代は無かったかのような書き方なのがちょっと違和感あり)  カラーギャングと呼ばれる若者達の抗争中、片方のリーダーが背中から刺されて殺される。目撃証言から浮かびあがるのは「黒い亡霊」と呼ばれるGT-Rを駆る伝説の走り屋風間であった。捜査本部は風間の身柄確保と起訴に向けて動きだすが... おなじみスープラ隊の速水とペアを組んだ安積は捜査方針に違和感を覚え始める。  今作はいままで以上に速水がフィーチャーされている。むしろ主役と言ってもいいかもしれない。また、いつもの安積班の面々やライバル?相楽も登場して楽しませてくれる。  最後の一行は、かつての志水辰夫作品を思わせる。
関連本棚: 権太の既読 melito
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神々の遺品 (双葉文庫)
神々の遺品 (双葉文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 双葉社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/8/22 Amazonにて購入 2009/1/2~ 1/4 アメリカでセクションOと呼ばれる超常現象研究機関が秘密の任務を開始した。それと同時に日本でオーパーツ等を専門としているライターが殺される。その犯人と目される青年を探して欲しい、と新人アイドルが警察を辞めて探偵をしている石神のもとを訪れる。調査を開始した石神のまわりにきな臭い動きが続発する。  事件の展開とともに、UFOやピラミッドなどの謎に関する薀蓄が語られる。私は昔からこういう話が大好きで(信じている、とかいうことではないが)、小学生の頃「UFOと宇宙」という雑誌を愛読していたので、基本的には大好きな展開である(そういう意味では高橋克彦氏のこういう類の話も好きなのだ)。まさか、今野氏もこういう作品を書いていたとは。石神シリーズの続編、「海に消えた神々」も入手しないと。
関連本棚: 権太の既読
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ST警視庁科学特捜班 毒物殺人 (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 毒物殺人 (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2008/11/11 ジュンク堂シーア住吉店にて購入 2008/12/29~2009/1/2 本作はSTシリーズの2作目。 ホームレスのテント村で発見される外傷の無い死体。借り出されたSTメンバー達は相変わらず邪魔者扱いを受ける。その後、別の公園で同様の死体が発見される。一方、ストーカー被害に悩む美人アナが恋人のレストラン経営者に自己開発セミナーの主宰者を紹介され、のめり込んでいく。STメンバー達は解散に追い込もうとする川那部検視官の鼻を明かすことができるのだろうか。  本作もSTシリーズ一作目と同様、メンバーの特異才能がいかんなく発揮されている。まあ、エンターテインメントとしては楽しめる。(実際こんなのがいたらえらいことだろう)  展開は急で面白いのだが、ちょっと1作目よりは薄っぺらい感じがした。が、十分楽しめる作品であった。三作目にも期待。
関連本棚: OG3 サハコ 権太の既読 melito
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神南署安積班 (ハルキ文庫)
神南署安積班 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/6/28Amazonにて購入 2008/12/27~12/29 安積班シリーズ初の短編集。 本来はサブキャラの速水や、警視庁神南署で登場した女性記者山口友紀子の存在感がますます増してきている。 田舎から出てきて失業し、やけになっている青年が街でナンパされている女性を助けたのはいいが過度に痛めつけすぎてしまう。その青年を追う安積と速水(スカウト)。速水に援助交際の噂が立つ。それを追いかける山口記者。最後の結末はかっこいい(噂)。堅物の黒木が山口記者と噂に。その山口の新聞社に特種を抜かれてしまう。黒木が漏らしてしまったのか?(夜回り)殺人事件の犯人として70過ぎの老婆が自首。いったい誰をかばっているのか(自首)。安積が安積班の面々を容疑者として取調べ。いったい何の捜査なのか(刑事部屋の容疑者たち)。桜井に異動の噂が。手柄を立てようとして焦る桜井の身に危機が迫る(異動)。署対抗の柔道大会に出場する羽目になった須田。このエピソードが後半こんな形で生きるとは。個人的ベスト(ツキ)。そりが合わない村雨の桜井に対する指導法につねづね危惧を抱く安積だが...村雨を見直すエピソード(部下)。ベイエリア分署時代に合同捜査班で一緒になったことのある野村が管理官に出世。湾岸署が復活に向けて動き出す(シンボル)。  神南署は2作で終了。次作は復活なった湾岸署に舞台が移るようだ。
関連本棚: 権太の既読 ねね
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警視庁神南署 (ハルキ文庫)
警視庁神南署 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/6/10購入.友人の薦めによりとうとう今野敏に手をだしてしまう 2008/12/21~12/27 ベイエリア分署から神南署にまるごと異動してきた安積班の面々。新設署なのでまわりに遠慮しながらも奮闘している。銀行員が親父狩りにあい、銀行員は相手の少年達を告訴した。しかし、なぜかすぐにその告訴を取り下げる。その後、少年達が何者かに襲われて大怪我を負う。その奇妙な符丁を安積班の面々は不審に思う。とまあ、神南署に移ってもいつもの安積班である。一緒に移ってきた速水も大活躍、またまた本庁の相楽と張り合う羽目に。あまり書くと未読の人に悪いが、中盤からの展開は見事。いやあ、素晴らしいエンターテインメントであった。
関連本棚: 権太の既読 ねね
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イコン (講談社文庫)
イコン (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/7/6 Amazonにて購入 2008/9/8~9/15 実体の見えないバーチャルアイドル、有森恵美のライブで高校生が死ぬ。会場に居合わせた中学時代の同級生達が怪しいとにらんで捜査に入る安積班の面々であるが...(安積班の面々はベイエリア分署から神南署に異動になっている)。最後に明かされる有森恵美の正体と犯人の動機が切ない。 犯人自体は結構早めに予想できるが、1995年初版の本であるので、パソコン通信の時代背景や、アイドル論など興味深い記述が見られる。時代の流れは早いもので、2008年現在、またアイドルのあり方は変わっているようだ。安積の同期の宇津木、速水の参加も作品に艶を与えている。
関連本棚: Kazz 権太の既読 reiko510 Mieko
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硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/7/6 Amazonにて購入 2008/5/11~5/13 安積班の3作目。いつものメンバーがそれぞれのキャラクターを存分に発揮しながら活躍する。天敵である相楽と安積の新しい関係も面白かった。展開もすばらしく安心して読める警察ミステリ。名探偵は出てこないがお勧めである
関連本棚: 権太の既読
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蓬莱 (講談社文庫)
蓬莱 (講談社文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 講談社
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/6/25ジュンク堂住吉シーア店で購入. 7/1-7/4.久しぶりにわくわくする小説を読んだ。岡嶋二人氏の「クラインの壷」、宮部みゆき氏の「レベル7」を読んだときの感覚に似ているのか。安積シリーズの他の本をさっそく注文した。5点ではあるが、動機の点がちょっと残念。
関連本棚: 権太の既読 yuckydaruma 結城小姫
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虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
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コメント: 2007/7/6 Amazonにて購入。2007/10/14~10/21。 クラブの開店記念パーティーで、テレビ局のプロデューサーが転落死する。その事件をおなじみの湾岸署の面々が捜査に。TV局の裏側のどろどろが絡んできて...とストーリーはまあありふれているが、前作につづき安積警部補をはじめ湾岸署の面々のキャラがたってきて、人間ドラマとして楽しめた。犯人は結構すぐにわかってしまうのが難点ではあるが。ネタばれになるのでいつものように詳しく書けないが、最後のエピソードどうなるのか、次作を読むのが楽しみである。(が、いったいいつ順番が回ってくるか不明...
関連本棚: 権太の既読 melito 結城小姫
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二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
著者: 今野 敏
出版社: 角川春樹事務所
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カテゴリ: 今野敏
コメント: 2007/7/6 Amazonにて購入。7/29一日で読了。安積警部補シリーズの第一作。「蓬莱」を先に読んでいたが、この作品で安積班の刑事たちの細かい設定が良くわかった。2つの殺人事件をめぐる謎を丁寧に捜査していく過程に警察にありがちと思われる(よくそう書かれている)縄張り争いなどを絡め良質の警察小説であった。次作を読むのが楽しみである。
関連本棚: 権太の既読 melito 結城小姫
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