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信長燃ゆ〈下〉 (新潮文庫)

安部 龍太郎
新潮社
ISBN: 410130517X  紀伊國屋, Amazon, WebCat
カテゴリ 歴史・時代:安部龍太郎
評  価
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権太 : 2007/3/4購入。買い逃していた
権太の既読 : 2007/3/4購入。買い逃していた 2010/2/14~2/15 この信長燃ゆは、安部氏の三部作「関ヶ原連判状」、「神々に告ぐ」の最終作。信長という希代の傑物を相手に守旧派である近衛前久がどのように皇室や既得権益を守ったか、が描かれる。  何故、信長の野望は本能寺で光秀の謀反によりついえたのか?数々の作品がこのテーマを扱ってきたが、安部氏流の解釈に基づく作品が本作。物語は本能寺の変の35年後、信長に小姓として仕えていたたわけの清麿が本能寺の変について記録を残して欲しいと依頼されるところから始まる。史実をもとに想像の翼をはためかせて、安部氏の想像は、これこそが歴史の真実と思わせるところまで昇華しているのではないか。  タイムマシンに乗って一回だけ歴史に立ち会えるとしたら、本能寺の変の前後か、坂本龍馬暗殺の前後か悩ましいところではあるが、その真相はいずれにしても日本の歴史を考える上でとても興味深い。
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最終更新 : 2007-03-04 17:06:33 +0900
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