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シャリアンの魔炎〈3〉 (コバルト文庫)
ゆうき りん
集英社
ISBN: 4086004224
紀伊國屋
,
Amazon
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カテゴリ
評 価
コメント
素光 :
タイトル通り「シャリアンの魔炎」第3巻。あとがきによれば、次巻又は更にその次で完結の予定、との事。ゆうきりんはコバルトノベル大賞受賞作家(らしい)だけあって、集英社系のライトノベル文庫での扱いは悪くないように見える。作家の書きたい通りに書かせてもらっているように見える(あくまで私個人という読み手の視点だけど)。 戦女神ス・イーに授けられた「シャリアン聖教神国の貴族達を皆殺しにする宿命」を果たすべく、他部族と袂を分かちシャリアンへ潜入しては貴族と聖職者を片っ端から殺戮していくルァズ。自分の為すべき事に考えを巡らせて、貴族である身を隠し自分や同胞を殺す宿命のルァズに仕えながらも、自分の手の届く範囲の人を救おうと行動するリリーベル。唯一神ルーオレアンに聖騎士として仕え、お飾りである他の聖騎士達や自分の保身で忙しい貴族及び聖職者達の様子に胸を痛めながら、自身は毅然と“獣”ルァズに立ち向かおうとするアリエス。この3人に、ルァズ達を中途半端な情報で操ってシャリアン転覆を目論む男や、ルァズの傍らにいながらも別の思惑がある様子の男、等が絡みいい感じに予断を許さない展開となっている。 少女騎士達を率いて“獣”に果敢に挑んだものの無惨に打ち破られ、文字通り汚水にまみれながらも這い上がり別の形の戦いに身を投じようとする、男装の公爵令嬢様に激しく萌え。ヒロインのリリーベルももちろん悪くない。ゆうきりんは、媚びを含んだオタ向け萌えキャラよりも、こういった少女小説ヒロイン系少女キャラのほうが、より魅力的に書けているのではないかと思ったり。単に私の好みの問題かもしれないけど。
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最終
更新
: 2004-08-18 19:43:04 +0900
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評 価
コメント
タイトル通り「シャリアンの魔炎」第3巻。あとがきによれば、次巻又は更にその次で完結の予定、との事。ゆうきりんはコバルトノベル大賞受賞作家(らしい)だけあって、集英社系のライトノベル文庫での扱いは悪くないように見える。作家の書きたい通りに書かせてもらっているように見える(あくまで私個人という読み手の視点だけど)。 戦女神ス・イーに授けられた「シャリアン聖教神国の貴族達を皆殺しにする宿命」を果たすべく、他部族と袂を分かちシャリアンへ潜入しては貴族と聖職者を片っ端から殺戮していくルァズ。自分の為すべき事に考えを巡らせて、貴族である身を隠し自分や同胞を殺す宿命のルァズに仕えながらも、自分の手の届く範囲の人を救おうと行動するリリーベル。唯一神ルーオレアンに聖騎士として仕え、お飾りである他の聖騎士達や自分の保身で忙しい貴族及び聖職者達の様子に胸を痛めながら、自身は毅然と“獣”ルァズに立ち向かおうとするアリエス。この3人に、ルァズ達を中途半端な情報で操ってシャリアン転覆を目論む男や、ルァズの傍らにいながらも別の思惑がある様子の男、等が絡みいい感じに予断を許さない展開となっている。 少女騎士達を率いて“獣”に果敢に挑んだものの無惨に打ち破られ、文字通り汚水にまみれながらも這い上がり別の形の戦いに身を投じようとする、男装の公爵令嬢様に激しく萌え。ヒロインのリリーベルももちろん悪くない。ゆうきりんは、媚びを含んだオタ向け萌えキャラよりも、こういった少女小説ヒロイン系少女キャラのほうが、より魅力的に書けているのではないかと思ったり。単に私の好みの問題かもしれないけど。
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