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ドストエフスキー―謎とちから (文春新書)
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亀山 郁夫
文藝春秋
ISBN: 4166606042
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
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評 価 |
☆☆☆☆ |
コメント |
蝶 since 2008 :
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ロシアの異教派とサド・マゾヒズム、性に基づいて大掛かりな推論を挑んでいるこの本。
最初はそれは無理だろと思って、いぶかしんでいたが、
読み勧めるうちにそのスケールの大きさにわくわくしだしました。
『罪と罰』のロジオンことラスコーリニコフは「復活」を果たしたのか。
『白痴』のナスターシャは処女であった?!
『悪霊』の検閲のために削除された部分には何が書かれていたのか?
『未成年』のアルカージーのオディプス・コンプレックス。
『カラマーゾフの兄弟』の重層なる「父殺し」とは?
『第二の小説』書き残されなかったカラ兄を予想する!
これらのことを亀山氏が鋭く空想します。
結論を性で纏めている気があるのはちょっと残念だけど、なかなかに楽しめます。
これからドストエフスキーを読む人のための入門書ではなく、
すでに作品を読まれた方がさらに二度目、三度目を味わう前に読む本としてお勧めします。
あらすじはあるけど、それだけじゃちょっと分かりにくいですし。。。
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最終更新 : 2009-01-24 01:25:19 +0900
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