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屍者の帝国 (河出文庫)

伊藤 計劃 円城 塔
河出書房新社
ISBN: 4309413250  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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reiko510の2015 : 伊藤計劃が遺したプロットを円城塔が、様々な作品の登場人物を登場させて世界一周冒険に仕立てた、ある意味ゾンビ(フランケンシュタインのクリーチャー)の出てくる19世紀後半を舞台にしたエスピオナージュ。 死者と生者の違いは何か、魂とは何か、怪しい科学で説明されるけど、現実には今でもまだわかってないんだな、と改めて感じます。 登場人物のラインアップは「リーグオブレジェンド」か「ヴァンヘルシング」以上のはちゃめちゃさ。小ネタ満載、とのことで、たぶん自分も正解率は5割程度かも。読者に求められるレベルは相当高いです。カラマーゾフの妹読んでおいて助かった。
AkizoMickeyGo : いやー難しかった。ホントに一行をほぼ2回以上読み直し、わからん単語はググり用語集を作り、答え合わせのような第三部では再度前にでてきた部分を探して読み直し、それでもまだまだわからないことばかりでした。けど、読むことに何も苦を感じない幸せな2週間でした。 「誰が本当の敵か自分で見極めろ」、リットンがワトソンに言うこのセリフは、読者である私にも向けられているようです。私は未だに解を見出せていません。もう一度読み直したい気分満載ですが、課題図書がたまるばかりなので断念します。映画化も楽しみです。2015-009
SaySet : 屍者の使役技術が発達した19世紀で繰り広げられる冒険活劇。
伊藤計劃の絶筆を円城塔が継承して仕上げた作品だが、ほとんどが円城の手によるもの。だから悪いというのではなく、「円城の中の伊藤」を追い求めようとする円城の思いが感じられる。
特にエピローグ。失われた「主」を思う「記録者」は、まんま円城の心情であろうと思わされる。
他の本棚 reiko510の2015, SaySet

最終更新 : 2015-02-16 13:50:58 +0900
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