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子どもに語るグリムの昔話〈1〉
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著者: |
ヤーコプ グリム, ヴィルヘルム グリム |
出版社: |
こぐま社 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
王子様はなぜ魔法にかけられたかの説明もないまま物語は進み、ただ健気で美しい娘が、恋をし危険な冒険に出る。
民間の伝承を子供の読み聞かせ用にまとめた一冊。
理由や説明など無くても子供たちは納得し、胸おどらせる。大人も童心に帰る。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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トムは真夜中の庭で
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著者: |
フィリパ・ピアス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
叔父さんの家にしばらく逗留することになったトムは毎夜、庭園に出てハティという少女と遊ぶ。もとはお屋敷であった叔父さんのアパートの裏の庭園では時間が一定ではなく、ハティも幼女だったり大人だったりする。
トムがハティの時間の中に入り込んでいく。
ハティが寂しい子供時代を経て大人になっていく時、流れない時間という「永遠」からトムはしめだされる。
大人のための児童書。 |
関連本棚: |
kasta
hotaruiwa
Mikan Akashita
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ドリトル先生の郵便局 (ドリトル先生物語全集 (3))
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著者: |
ロフティング |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
訳文が古くて読みづらいところがある。けれども却ってそれが味わい深くなっていたりする。
ドリトル先生が屋形船で世界中の鳥を使って郵便事業を始めるところは、いつ読んでもワクワクする。
ジップ、ガブガブ、白ネズミ、オシツオサレツなど、それぞれが持ち寄った「物語」が先生を囲んで話されるのも好きな場面。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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さすらいのジェニー
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著者: |
ポール・ギャリコ |
出版社: |
大和書房 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
猫に姿をかえた人間の男の子のピーターが主人公であってしかるべきなのに、題名が「さすらいのジェニー」なのはなぜ?と思いつつ読み進める。
最後にジェニーの本質が明かされる。大人の為の物語。
ピーターがシャム猫に幻惑されジェニーの元を去り、再びジェニーの元に戻り、独裁者猫と対決する当たりはらはらしっぱなし。 |
関連本棚: |
カザノ
Mikan Akashita
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トンデモネズミ大活躍 (岩波ものがたりの本)
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著者: |
ポール・ギャリコ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
小学校の図書室にあったなぁ!数十年ぶりに読み返して、子供の本って面白くて為になる事を伝えてると実感。
ねずみなのに青い身体、うさぎのような耳、カンガルーのようなしっぽ。出来損ないとして生まれて、冒険するうち、思いやりのある勇気あるねずみへと成長する。経験って大事。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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心の宝箱にしまう15のファンタジー
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著者: |
ジョーン エイキン |
出版社: |
竹書房 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
シリアルガーデン‥‥シリアルのパッケージに描かれた庭の風景を組み立てていくうちにその庭に入り込んでしまった少年が、50年も昔魔法にとらわれてしまった王女を救おうとする話。
その他14話。
イギリスの美しい田園や庭などを描きつつ、子供の夢や厳しい現実をファンタジーでくるんで書いている。
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関連本棚: |
Mikan Akashita
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シェイクスピアの密使
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著者: |
ゲアリー ブラックウッド |
出版社: |
白水社 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
シリーズ3作目。主人公ウィッジが劇作家としての一歩を踏み出し、未来に対する不安を持ちながらも力強く歩き出す姿が描かれている。かりそめの恋と本気の恋、身近な者の死。ライバル一座との諍い、宗教の対立。様々な要素がつめこまれていて面白い。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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シカゴよりとんでもない町
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著者: |
リチャード・ペック |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
豪放磊落なダウデル婦人を、隣に越してきた牧師一家の息子が語るお話。
シリーズ1、2作目は孫からみた祖母だったが、今回はよそ者である牧師一家からみた隣の、付き合い嫌いの偏屈な老婦人の生活を書いている。
ダウデル婦人の行くところ、平凡な出来事なんて何もない。「これは何か裏があるな!」と思い読み進めると、とんでもない事が実際起こる。いいふうに裏切られるのが心地よい。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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シェイクスピアを代筆せよ!
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著者: |
ゲアリー ブラックウッド |
出版社: |
白水社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
旅回りの芝居をしながら、大変な困難に立ち向かわざるを得ない少年ウィッジの冒険物語。
突然現れた肉親であったり、性格のねじ曲がったライバルも今回は登場し、その中でどのように少年が成長していくかが描かれている。
病気や死や裏切りの中で、自分が何をすべきかを見つけてゆく少年がカッコいい。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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シカゴより好きな町
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著者: |
リチャード ペック |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
孫娘であるメアリアリスの目線で語られる、豪放磊落なおばあちゃんの日常。
そしてその影響のもと思春期の多感な時期を過ごすことで、自身も自立した女性として成長するメアリアリス。
大不況をバックに決して恵まれた環境とは言えない中で、幸せをつかんでいく心温まるお話。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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シカゴよりこわい町
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著者: |
リチャード ペック |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
嘘つきで非常識、豪快で、そして変人の祖母と過ごした子供時代の夏を、孫である兄妹の目線で追ったお話。
エピソードの一つ一つにあきれつつも、祖母の暖かい人間性を充分に感じる事ができる。1930年ごろのアメリカの田舎町の様子を想像するのは難しけど、楽しい。
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関連本棚: |
Mikan Akashita
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悪者は夜やってくる
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著者: |
マーガレット・マーヒー |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
物語を作る兄妹と、その中の登場人物、そしてそのまた中に登場するゲームのキャラクターが入り乱れてお話が進む。あちこちに大人を揶揄した所があるのが面白い。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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12歳からの読書案内 海外作品
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著者: |
金原 瑞人 |
出版社: |
すばる舎 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
児童書
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コメント: |
翻訳をたくさん手がけてらっしゃる金原先生!きっと間違いなく面白いんだろうなぁ‥と思いつつも腰が引けるような本も紹介されていて、いずれは読むとしても、まずは軽めのものから始めようと思う。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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