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      [
{
  "title" : "人はなぜコンピューターを人間として扱うか―「メディアの等式」の心理学",
  "isbn" : "488135860X",
  "date" : "2004-11-30T13:25:08.000Z",
  "publisher" : "翔泳社",
  "authors" : "バイロン リーブス, クリフォード ナス",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "機械は機械、しょせん道具だという先入観をひっくり返された本。無意識では人は、人工物も人と同じように扱ってしまうものらしい。それにしても、設定した実験の巧みさには関心させられる。"
},
{
  "title" : "蝉しぐれ (文春文庫)",
  "isbn" : "416719225X",
  "date" : "2004-11-29T14:39:28.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "藤沢 周平",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "「ひきこもり」救出マニュアル",
  "isbn" : "4569621147",
  "date" : "2005-02-11T13:27:53.000Z",
  "publisher" : "PHP研究所",
  "authors" : "斎藤 環",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "精神科医斉藤環(たまき)が、5人を相手に行なった対談などをまとめたもの。「ひきこもり」問題を通して、現代日本の精神的風土、社会的状況が極めて明晰に浮かび上がってくる。日本独特といわれる「ひきこもり」をどう解釈し、どう対応すべきかのヒントが数多く散りばめられている。「去勢」(自分が万能で無いことの受け入れ)否認の問題から、おたく、コギャル、ストリート系などとの比較も語られている。"
},
{
  "title" : "雪明かり (講談社文庫 ふ 2-1)",
  "isbn" : "4061315390",
  "date" : "2004-11-29T14:41:03.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "藤沢 周平",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "空海の風景〈下〉 (中公文庫)",
  "isbn" : "4122020778",
  "date" : "2005-04-16T12:08:00.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "宗教",
  "score" : "",
  "comment" : "書評は上巻参照。"
},
{
  "title" : "ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環",
  "isbn" : "4826900252",
  "date" : "2008-01-12T15:28:24.000Z",
  "publisher" : "白揚社",
  "authors" : "野崎 昭弘, はやし はじめ, 柳瀬 尚紀",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "数学の基礎(ゲーデルの不完全性定理)、エッシャーの逆説的な絵、およびバッハの音楽の連関に迫るホッフスタッターならではの奥行きのある大著。"
},
{
  "title" : "禅語入門",
  "isbn" : "480461169X",
  "date" : "2004-11-28T14:11:31.000Z",
  "publisher" : "大法輪閣",
  "authors" : "久須本 文雄",
  "categories" : "宗教",
  "score" : "",
  "comment" : "禅の考え方を平易に説明した本。"
},
{
  "title" : "ウェブ・ユーザビリティ―顧客を逃がさないサイトづくりの秘訣",
  "isbn" : "4844355627",
  "date" : "2004-11-30T13:27:17.000Z",
  "publisher" : "エムディエヌコーポレーション",
  "authors" : "ヤコブ ニールセン, 篠原 稔和",
  "categories" : "ユーザビリティ",
  "score" : "",
  "comment" : "「フレーム」が良くないことがはっきり書いてある。Webデザイナーの必読文献。"
},
{
  "title" : "ヒューマンインターフェースの発想と展開―人間のためのコンピューター",
  "isbn" : "4894717719",
  "date" : "2004-11-29T02:25:26.000Z",
  "publisher" : "ピアソン・エデュケーション",
  "authors" : "ブレンダ・ローレル",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "The Art of Human-Computer Interface Design の翻訳。以前は、「人間のためのコンピューター〜インタフェースの発想と展開」のタイトルでアジソン・ウェズレーから出されていたが、今回タイトルも、出版社も変わって再販された。タイトルが変わり、また売れ出しているらしい。やはり、タイトルは重要である。"
},
{
  "title" : "複雑な世界、単純な法則  ネットワーク科学の最前線",
  "isbn" : "4794213859",
  "date" : "2006-03-16T12:44:39.000Z",
  "publisher" : "草思社",
  "authors" : "マーク・ブキャナン",
  "categories" : "ネットワーク",
  "score" : "",
  "comment" : "スモールワールドというネットワークのある種のパターンが、世の中のさまざまな状況での振舞いに現れているということを、具体的な例と巧みな説明で分かりやすく解説した本。"
},
{
  "title" : "鉄道ひとつばなし (講談社現代新書)",
  "isbn" : "4061496808",
  "date" : "2005-06-26T01:40:10.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "原 武史",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "講談社のPR雑誌「本」に連載していた同題のエッセイ集を本にしたもの。著者ならでは、含蓄の深い逸話が並んでいる。 \nたとえば、西日本よりも東日本の方が早く鉄道が広まっていったこと、鉄道の普及と太陽暦に基づく正確な時間の普及が連動していること、東京駅はずっと後になって大正3年(1914年)に開業したこと、しかも天皇の利用のために作られたこと、東急を作った五島慶太と阪急を作った小林一三との対比、戦時下でも動き続けた鉄道、などなど。鉄道ファンでなくても、読んでいて楽しい話が満載である。"
},
{
  "title" : "ほっとする禅語70",
  "isbn" : "4544051274",
  "date" : "2005-02-11T13:35:09.000Z",
  "publisher" : "二玄社",
  "authors" : "石飛 博光",
  "categories" : "宗教",
  "score" : "",
  "comment" : "禅語の真髄を分かりやすく解説した本。非常に読みやすいし、\n現代風なので理解もしやすい。石飛博光氏の書も格調があって\nなかなか良い。"
},
{
  "title" : "昔話と日本人の心 (岩波現代文庫―学術)",
  "isbn" : "4006000715",
  "date" : "2004-11-29T14:24:09.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "河合 隼雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "タイトル通りの本。"
},
{
  "title" : "コンパイラ構成論―Pascalを用いた設計と構築",
  "isbn" : "4764901889",
  "date" : "2004-11-30T09:26:50.000Z",
  "publisher" : "近代科学社",
  "authors" : "ロビン ハンター",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "Pascalを用いて易しくコンパイラを解説。"
},
{
  "title" : "山の自然学 (岩波新書)",
  "isbn" : "4004305411",
  "date" : "2005-12-19T08:36:51.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "小泉 武栄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日本の山の植生等がなぜ豊かかなどについて書いた本。"
},
{
  "title" : "テクノロジー・ウォッチング―ハイテク社会をフィールドワークする (新曜社認知科学選書)",
  "isbn" : "478850460X",
  "date" : "2004-11-29T02:48:57.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "D.A. ノーマン",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "ドナルド・ノーマンが、ヒューマンインタフェースに関して書いた本としては、「誰のためのデザイン」に続く本。人間の体験を強化する道具と逆に妨げる道具ノン対比が面白い。持ち歩いて頼りにしすぎるようになる「テディベア」はよく引用される。原著のタイトルは、\"Turn Signals are the facial Expressions of Automobiles\"となっている。英語と日本語とで受ける印象が違うので、タイトルも違うのだろうか?"
},
{
  "title" : "The Invisible Computer: Why Good Products Can Fail, the Personal Computer Is So Complex, and Information Appliances Are the Solution",
  "isbn" : "0262140659",
  "date" : "2004-11-30T11:57:10.000Z",
  "publisher" : "The MIT Press",
  "authors" : "Donald A. Norman",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "「パソコンを隠せ」の原著。半透明のカバーがかかっており、ハードカバーの本の方には、Invisible だけで、半透明のカバーに\n  The\n\n  Computer\nと印刷されている。\n したがって、カバーを取ってしまうと、本のタイトルが分からなくなる。"
},
{
  "title" : "河合隼雄を読む",
  "isbn" : "4062095289",
  "date" : "2004-11-29T14:05:05.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "河合隼雄対談集。"
},
{
  "title" : "ダ・ヴィンチ・コード〈上〉",
  "isbn" : "4047914746",
  "date" : "2005-03-02T04:37:25.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "ダン・ブラウン, 越前 敏弥",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "とにかく、面白い。読み出したらとまらない。\nキリスト教やダヴィンチの絵画に対する見方が変わる。"
},
{
  "title" : "Effective C++ 【改訂第2版】      アスキーアジソンウェスレイシリーズ―Ascii Addison Wesley programming series",
  "isbn" : "4756118089",
  "date" : "2005-01-12T02:21:05.000Z",
  "publisher" : "アスキー",
  "authors" : "Scott Meyers",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "ネット・ポリティックス ― 9・11以降の世界の情報戦略",
  "isbn" : "4000017977",
  "date" : "2004-11-28T14:21:41.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "土屋 大洋",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "インターネットガバナンスから見た世界戦略。"
},
{
  "title" : "日本百名山とふもとの名湯―最新らくらくコースガイド (主婦の友生活シリーズ)",
  "isbn" : "4072225223",
  "date" : "2004-11-30T12:01:23.000Z",
  "publisher" : "主婦の友社",
  "authors" : "主婦の友社",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日本百名山とふもとの温泉が写真つきで紹介されている。難易度の書いてあって重宝する。"
},
{
  "title" : "エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために",
  "isbn" : "4788509210",
  "date" : "2004-11-29T02:30:44.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "ドナルド・A. ノーマン",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "ドナルド・ノーマンの最新作。原著(2004年発行)と同じ年(2004)に発行。\n発売から1ヶ月で重版が決まったらしい。"
},
{
  "title" : "パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!―複雑さに別れを告げ、“情報アプライアンス”へ",
  "isbn" : "4788507307",
  "date" : "2004-11-29T02:36:51.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "ドナルド・A. ノーマン, 安村 通晃, 岡本 明, 伊賀 聡一郎, Donald A. Norman",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "Donald Norman の Invisible Computer の翻訳。訳書のタイトルは、あまり良くないが、ユビキタス時代のインタフェースを考える上での重要なヒントが数多く、含まれている。11章の革新的テクノロジーの話などは、日本での起業を考えている人に重要な示唆を与えている。"
},
{
  "title" : "空海の風景〈上〉 (中公文庫)",
  "isbn" : "412202076X",
  "date" : "2007-01-04T06:09:49.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "宗教",
  "score" : "",
  "comment" : "小説ではなくエッセイとして、空海という人物、思想、生き様を、司馬遼太郎風に描いたもの。\n弘法大師とか、ご利益のあるお大師さん、くらいのイメージしかなかったが、平安朝の始めに、\n天台宗という官立の宗教に対して、私立の真言宗を自ら開いた。天台宗が顕宗であるのに対して、\n真言宗は密教。また、空海は、嵯峨天皇、橘逸勢と並ぶ三大書家の一人。漢詩や詩文を良くし、\n唐の長安に留学するなり、国際都市長安で、その名を轟かせ、唐の皇帝にも認められた。また、\n密教を正密としてまとめあげた、世界的な思想家の姿がリアルに浮かび上がってくる。"
},
{
  "title" : "現代思想の冒険 (知における冒険シリーズ)",
  "isbn" : "4620305685",
  "date" : "2004-11-29T14:19:23.000Z",
  "publisher" : "毎日新聞社",
  "authors" : "竹田 青嗣",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "分かりやすい現代思想の解説。"
},
{
  "title" : "AI奇想曲―「知」の次世代アーキテクチャ (Books in form)",
  "isbn" : "4871881539",
  "date" : "2004-11-30T09:36:40.000Z",
  "publisher" : "NTT出版",
  "authors" : "竹内 郁雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "「未来の学び」をデザインする―空間・活動・共同体",
  "isbn" : "413053078X",
  "date" : "2005-10-26T02:18:53.000Z",
  "publisher" : "東京大学出版会",
  "authors" : "美馬 のゆり, 山内 祐平",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆☆",
  "comment" : "正統的周辺参加などの固い言葉でしか語られてこなかった新しい学習論を、具体的な実践例と共に、「空間、活動、共同体」という視点でまとめた本。分かりやすい上に、面白い。\n一読をお勧めします。"
},
{
  "title" : "KEIO SFC JOURNAL〈Vol.2 No.1(2003)〉コミュニケーション論のひろがり",
  "isbn" : "4877381635",
  "date" : "2004-11-30T09:40:46.000Z",
  "publisher" : "慶應義塾大学湘南藤沢学会",
  "authors" : "",
  "categories" : "コミュニケーション",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "ブックガイド心理療法―河合隼雄が読む",
  "isbn" : "4535581207",
  "date" : "2004-11-29T14:08:09.000Z",
  "publisher" : "日本評論社",
  "authors" : "河合 隼雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "さまざまな人が書いた心理療法から見たブックガイド"
},
{
  "title" : "第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)",
  "isbn" : "4151200169",
  "date" : "2004-11-29T14:36:40.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "アゴタ・クリストフ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "Honeypots―ネットワーク・セキュリティのおとりシステム",
  "isbn" : "4766410866",
  "date" : "2004-11-30T09:31:16.000Z",
  "publisher" : "慶應義塾大学出版会",
  "authors" : "ランス スピッツナー",
  "categories" : "ネットワーク",
  "score" : "",
  "comment" : "ネットワークセキュリティの新しい研究手法である「おとり」システムを解説。"
},
{
  "title" : "利己的な遺伝子 (科学選書)",
  "isbn" : "4314005564",
  "date" : "2004-11-29T12:25:02.000Z",
  "publisher" : "紀伊國屋書店",
  "authors" : "リチャード・ドーキンス",
  "categories" : "科学・技術",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "コンピュータの数学",
  "isbn" : "4320026683",
  "date" : "2004-11-29T04:47:10.000Z",
  "publisher" : "共立出版",
  "authors" : "ロナルド・L. グレアム, オーレン パタシュニク, ドナルド・E. クヌース",
  "categories" : "コンピュータ科学",
  "score" : "",
  "comment" : "Knuthらの名著「Discrete Mathematics」の翻訳。スタンフォード大学の教科書。欄外の書き込みが面白い。原著のミスを見つけて、Knuthに報告すると、1$の小切手がもらえる。"
},
{
  "title" : "日本語誤用・慣用小辞典 (講談社現代新書)",
  "isbn" : "4061490427",
  "date" : "2004-11-29T12:48:58.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "国広 哲弥",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "通勤電車の人間行動学―男がきれいになる時代、女がかわいくなる時代",
  "isbn" : "4915796299",
  "date" : "2005-08-21T07:28:46.000Z",
  "publisher" : "創流出版",
  "authors" : "小林 朋道",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "動物行動学の専門の立場から、電車内での人間観察に基づく発見の数々。読みやすく面白い。たとえば、電車の中での男女の会話の分類だとか、男がつり革を持ち女が手を下げることが多いのはなぜかとか、興味部会話が盛り沢山。\n 電車以外の話題も半分位出てくるので、タイトルにだまされてはいけない。\n そうそう、運動場のトラックがなぜ左回りかについて、筆者の考え方が示されていた。これは、私の永年の疑問の一つであった。"
},
{
  "title" : "未来を創る大学―慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)挑戦の軌跡",
  "isbn" : "4766410971",
  "date" : "2004-11-29T12:36:43.000Z",
  "publisher" : "慶應義塾大学出版会",
  "authors" : "孫福 弘, 熊坂 賢次, 小島 朋之",
  "categories" : "教育・大学",
  "score" : "",
  "comment" : "慶応SFCの成り立ち。かくてSFCは誕生せり。"
},
{
  "title" : "Women, Fire, and Dangerous Things: What Categories Reveal About the Mind",
  "isbn" : "0226468046",
  "date" : "2004-11-29T14:46:47.000Z",
  "publisher" : "Univ of Chicago Pr (T)",
  "authors" : "George Lakoff",
  "categories" : "言語",
  "score" : "",
  "comment" : "メタファー論の原点。タイトルからして、メタファーになっている。\n日本では「地震、雷、火事、親父」だが、レイコフにとっては、\n「女性と火事」が危険なもののメタファーか。"
},
{
  "title" : "鉄路のデザイン―ゲージの中の鉄道史",
  "isbn" : "4826502419",
  "date" : "2005-07-02T23:53:43.000Z",
  "publisher" : "批評社",
  "authors" : "升田 嘉夫",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日本の鉄道は狭軌で始まった。鉄道開設以来、ずっと広軌(標準軌)に広げるかどうかの議論が続く。狭軌派(我田引鉄)と広軌派(インフラ)の対立は、原敬と後藤新平の対立など、脈々として続く。戦後、ようやく広軌派の主張が、新幹線として結実する。現在は、新幹線を延伸しようとする整備新幹線とその財政源をどこに求めるかなどの問題と、自動車/航空機との競争の問題も残る。これら一連の流れを分かりやすくまとめた好著。"
},
{
  "title" : "故郷忘じがたく候",
  "isbn" : "4163005803",
  "date" : "2007-07-06T03:45:56.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "歴史小説ではなく、歴史随筆。\n非常に面白い。特に3つのうちの冒頭の「故郷忘じがたく」は絶品。\n秀吉の朝鮮遠征の際に、南原城にいて破れて日本に連れてこられ、\n鹿児島の苗代川に400年近く住みついた朝鮮民族の末えい沈寿官氏の物語。"
},
{
  "title" : "ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵",
  "isbn" : "4822281108",
  "date" : "2005-01-12T02:21:10.000Z",
  "publisher" : "日経BP社",
  "authors" : "トム・デマルコ, ティモシー・リスター",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "なぜこの店で買ってしまうのか―ショッピングの科学",
  "isbn" : "4152083352",
  "date" : "2004-11-29T03:06:02.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "パコ アンダーヒル",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "コンパイラ 情報処理シリーズ(7)",
  "isbn" : "4563007870",
  "date" : "2004-11-30T09:44:52.000Z",
  "publisher" : "培風館",
  "authors" : "A.V. エイホ, J.D. ウルマン",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "エイホ・ウルマンのコンパイラの古典。最新版よりもこちらの方が1冊でまとまっていて、読みやすい。"
},
{
  "title" : "生と死の接点",
  "isbn" : "400001191X",
  "date" : "2007-07-03T23:55:25.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "河合 隼雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "「老いと死」を文学などから探る。"
},
{
  "title" : "覇王の家〈上〉 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101152381",
  "date" : "2005-10-02T05:10:41.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "徳川家康の思考法と生き様を、三河地方の農本的な考え(これは、尾張地方の商業主義的な考えと対比させられる)をベースに小説として描いたもの。この思考法は、徳川300年間絶えることなく幕末まで受け継がれた。\n 負けを覚悟で武田信玄に挑んだ三方ヶ原の戦いから、愛知万博の会場ともなった、長久手での秀吉との戦いなどまで、家康の性格と思考法から、その戦いぶりを見事に描ききっている。"
},
{
  "title" : "21世紀の戦争―「世界化」の憂鬱な顔",
  "isbn" : "475310236X",
  "date" : "2006-05-23T05:32:48.000Z",
  "publisher" : "以文社",
  "authors" : "イグナシオ ラモネ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "「イラク戦争」などの現代の戦争の根底にあるロジックを暴き出した本。"
},
{
  "title" : "計算機プログラムの構造と解釈",
  "isbn" : "489471163X",
  "date" : "2004-11-29T04:43:40.000Z",
  "publisher" : "ピアソンエデュケーション",
  "authors" : "ジェラルド・ジェイ サスマン, ジュリー サスマン, ハロルド エイブルソン",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "あっ、発明しちゃった!",
  "isbn" : "4756119328",
  "date" : "2004-11-29T12:33:27.000Z",
  "publisher" : "アスキー",
  "authors" : "アイラ フレイトウ",
  "categories" : "科学・技術",
  "score" : "",
  "comment" : "なぜ、どのように発明が生まれたのか24の実話。"
},
{
  "title" : "温かいコミュニケーション―「つながり感通信」の誕生",
  "isbn" : "4320094468",
  "date" : "2004-11-30T09:41:44.000Z",
  "publisher" : "共立出版",
  "authors" : "渡辺 琢美, 伊東 昌子",
  "categories" : "コミュニケーション",
  "score" : "",
  "comment" : "NTTの「つながり感」通信。"
},
{
  "title" : "プログラミングガイド〈Pascal編〉",
  "isbn" : "4764901919",
  "date" : "2004-11-29T05:00:45.000Z",
  "publisher" : "近代科学社",
  "authors" : "有沢 誠, 安村 通晃",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "Pascalを用いたプログラミングの入門書。"
},
{
  "title" : "「使いやすさ」の認知科学―人とモノとの相互作用を考える (認知科学の探究)",
  "isbn" : "4320094409",
  "date" : "2004-11-29T04:02:19.000Z",
  "publisher" : "共立出版",
  "authors" : "原田 悦子",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "この本は、認知科学者がまとめたヒューマンインタフェースの本である。第7章の\nGregory Abowd, Elizabeth Mynattが書いた「ユビキタス・コンピューティングの過去・現在・未来」が特に参考になる。"
},
{
  "title" : "おれは権現 (講談社文庫)",
  "isbn" : "4061318063",
  "date" : "2005-08-21T07:27:05.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "福島正則、その家来の可児才蔵、北条の家来花房助兵衛、加藤清正の家臣飯田覚兵衛、木村重成、長曾我部盛近の庶子信九郎、道頓堀を開発を始めた安井道頓の\n7人の人物像をそれぞれ描いた7つの短編、愛染明王、おれは権現、助兵衛物語、覚兵衛物語、若江堤の霧、信九郎物語、および、けろりの道頓を集めた短編集。\n司馬遼太郎の人間を見る面白さ、おかしさがたっぷり出た小説で、まさに司馬遼太郎ならではの真骨頂が見られる。"
},
{
  "title" : "全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101441219",
  "date" : "2008-02-27T06:01:14.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "松本 修",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか (中公新書)",
  "isbn" : "4121015924",
  "date" : "2006-09-11T04:30:59.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "小泉 武栄",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆☆",
  "comment" : "1943年アフリカのイギリス捕虜収容所にいた3人のイタリア兵は脱走を図る。目的は、ケニア山に登るため。6ヶ月掛けて密かに準備を行い、結局脱走に成功し、ケニア山第3のピーク(4988m)の初登頂に成功した。これがこの本の書き出しである。中世から近代にかけてのヨーロッパでの登山、および、縄文時代から始まる我が国の登山の歴史を丹念に記述した本。面白い。"
},
{
  "title" : "やさしいコンピュータ科学 (Ascii books)",
  "isbn" : "4756101585",
  "date" : "2004-11-29T04:49:00.000Z",
  "publisher" : "ASCII",
  "authors" : "アラン・W. ビアマン",
  "categories" : "コンピュータ科学",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "「誰でも社会」へ―デジタル時代のユニバーサルデザイン",
  "isbn" : "4000237527",
  "date" : "2004-11-30T12:07:25.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "関根 千佳",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "関根千佳さんの独特の語りがある。"
},
{
  "title" : "発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法",
  "isbn" : "415208426X",
  "date" : "2004-11-29T05:08:10.000Z",
  "publisher" : "早川書房",
  "authors" : "トム・ケリー, Tom Kelley, ジョナサン・リットマン, Jonathan Littman",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ユーザをしっかり観察してもののデザインをする、インタフェースデザインの原点が描かれている。実例も豊富。"
},
{
  "title" : "ヒューメイン・インタフェース―人に優しいシステムへの新たな指針",
  "isbn" : "4894714205",
  "date" : "2004-11-29T04:20:00.000Z",
  "publisher" : "ピアソンエデュケーション",
  "authors" : "ジェフ ラスキン",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "著者のジェフ・ラスキンこそ「情報アプライアンス」の提唱者。"
},
{
  "title" : "登山の運動生理学百科",
  "isbn" : "4808307111",
  "date" : "2005-08-19T05:51:02.000Z",
  "publisher" : "東京新聞出版局",
  "authors" : "山本 正嘉",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "登山と疲労の関係などに詳しい本。"
},
{
  "title" : "ユーザビリティエンジニアリング原論―ユーザーのためのインタフェースデザイン (情報デザインシリーズ)",
  "isbn" : "4501532009",
  "date" : "2004-11-30T13:26:16.000Z",
  "publisher" : "東京電機大学出版局",
  "authors" : "ヤコブ ニールセン",
  "categories" : "ユーザビリティ",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "脳の右側で描け",
  "isbn" : "4871990656",
  "date" : "2004-11-29T04:07:31.000Z",
  "publisher" : "エルテ出版",
  "authors" : "ベティ エドワーズ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "私の持っている本と表紙のデザインが違う。(持っているのが改訂新版だら?)\n私もCHIのチュートリアルに出ました。かなりのノウハウがあることが\n分かりました。"
},
{
  "title" : "物語とふしぎ―子どもが本に出会うとき",
  "isbn" : "4000022938",
  "date" : "2006-08-20T06:00:42.000Z",
  "publisher" : "岩波書店",
  "authors" : "河合 隼雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "物語りのなかの「ふしぎ」と「おどろき」。"
},
{
  "title" : "“家の中”を認知科学する―変わる家族・モノ・学び・技術",
  "isbn" : "4788508893",
  "date" : "2004-11-28T14:13:54.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "野島 久雄, 原田 悦子",
  "categories" : "認知科学",
  "score" : "",
  "comment" : "第1章の梅棹忠夫の「妻無用論」と第2章柏木恵子の「夫婦関係からみる日本の家族」は必読。目からうろこが落ちた。他にも、第3章佐藤浩司の「ソウルスタイル」なども必読です。"
},
{
  "title" : "誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)",
  "isbn" : "478850362X",
  "date" : "2004-11-29T02:40:00.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "ドナルド・A. ノーマン, D.A. ノーマン",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : "ヒューマンインタフェースの原点、ともいうべき本。通算で3万部以上売れているらしい。"
},
{
  "title" : "中年クライシス",
  "isbn" : "4022566159",
  "date" : "2004-11-29T14:03:51.000Z",
  "publisher" : "朝日新聞",
  "authors" : "河合 隼雄",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日本文学(小説)にみる人生後半の危機。"
},
{
  "title" : "コンパイラ (新コンピュータサイエンス講座)",
  "isbn" : "4274130134",
  "date" : "2004-11-30T09:22:39.000Z",
  "publisher" : "オーム社",
  "authors" : "中田 育男",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "PL/0'に則して、やさしくコンパイラを解説。"
},
{
  "title" : "架空の王国",
  "isbn" : "4120027252",
  "date" : "2005-03-02T04:36:26.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "高野 史緒",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "スローライフ100のキーワード",
  "isbn" : "4335550901",
  "date" : "2004-11-29T12:30:44.000Z",
  "publisher" : "弘文堂",
  "authors" : "辻 信一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "スローライフで生きるための100のヒント。"
},
{
  "title" : "アダプティブテクノロジー―コンピュータによる障害者支援技術",
  "isbn" : "476640954X",
  "date" : "2004-11-29T04:12:44.000Z",
  "publisher" : "慶應義塾大学出版会",
  "authors" : "ジョゼフ・J. ラザーロ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "障害者の工学的支援で、障害全体を対象とした本。"
},
{
  "title" : "状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加",
  "isbn" : "4782800843",
  "date" : "2004-11-30T04:59:15.000Z",
  "publisher" : "産業図書",
  "authors" : "",
  "categories" : "認知科学",
  "score" : "",
  "comment" : "状況学習論、特に、正統的周辺参加に関して詳しい。"
},
{
  "title" : "日本語を反省してみませんか (角川oneテーマ21 (B-17))",
  "isbn" : "4047040665",
  "date" : "2004-11-29T12:55:14.000Z",
  "publisher" : "角川書店",
  "authors" : "金田一 春彦",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "デザインの20世紀 (NHKブックス)",
  "isbn" : "4140016566",
  "date" : "2004-11-29T14:43:39.000Z",
  "publisher" : "日本放送出版協会",
  "authors" : "柏木 博",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "知の創造―ネイチャーで見る科学の世界 (nature責任編集―news \u0026 views)",
  "isbn" : "4198610762",
  "date" : "2004-11-29T12:28:17.000Z",
  "publisher" : "徳間書店",
  "authors" : "",
  "categories" : "科学・技術",
  "score" : "",
  "comment" : "数学の章には「6次の隔たり」も出てくる。トーマス・ジェファーソンには黒人奴隷の子もいた、などの衝撃の話が満載。"
},
{
  "title" : "僕が15で社長になった理由(わけ)",
  "isbn" : "4797318120",
  "date" : "2004-11-28T14:12:41.000Z",
  "publisher" : "ソフトバンククリエイティブ",
  "authors" : "家本 賢太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ベットで寝たきりの生活になった中学生が、パソコン雑誌のゴーストライターでお金をため、自分の会社を設立。その後、車椅子の10代社長として活躍するが、あるときから突然、足の麻痺がとれ、歩けるようになる。感動の話。"
},
{
  "title" : "理解の秘密―マジカル・インストラクション (BOOKS IN・FORM Special)",
  "isbn" : "4871882179",
  "date" : "2004-11-29T12:38:28.000Z",
  "publisher" : "NTT出版",
  "authors" : "リチャード・ソウル ワーマン",
  "categories" : "コミュニケーション",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "がんばらない山歩き",
  "isbn" : "4062087642",
  "date" : "2007-06-22T02:13:29.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "伊藤 幸司",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "The Invisible Computer: Why Good Products Can Fail, the Personal Computer Is So Complex, and Information Appliances Are the Solution",
  "isbn" : "0262640414",
  "date" : "2005-01-12T02:19:57.000Z",
  "publisher" : "The MIT Press",
  "authors" : "Donald A. Norman",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "サラリーマン金太郎 1 (ヤングジャンプ・コミックス)",
  "isbn" : "4088752740",
  "date" : "2009-04-05T09:09:27.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "本宮 ひろ志",
  "categories" : "コミック",
  "score" : "",
  "comment" : "昼休みに立ち寄ったそば屋にあったので、1巻目のみ読みました。\r\n元暴走族のリーダーで、ふとしたことから、大会社の会長の命を救い、そこの会社の社員(サラリーマン)になる。元建設官僚の横暴な社長に敢然と立ち向かう金太郎。ま、筋はある程度読めそうだけど、なかなか痛快な漫画です。機会があったら、続きを読もう。 "
},
{
  "title" : "水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)",
  "isbn" : "4087462390",
  "date" : "2009-04-05T01:30:11.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "北方 謙三",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "替天行道の旗の下、同じ志を持つ多才な人々が湖(梁山湖)の泊(ほとり)に集まり、不正が横行する当時の政府(宋)に対して、敢然と戦いを挑む。\r\n 北方謙三の滑らかな語り口で、息もつかずに最終章まで読み終えた。\r\n "
},
{
  "title":null,"isbn" : "4061840711",
  "date" : "2009-04-04T13:38:59.000Z",
  "publisher":null,"authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "今まで、明治維新を成し遂げる側しか見てこなかったが、これは徳川の側から見た幕府の最後。\r\n 篤姫は、島津家の分家から島津斉彬の養女となり、将軍家定に嫁いで御台所となり、皇女和宮の将軍家茂(いえもち)への降嫁(嫁入り)や、将軍慶喜の大政奉還や江戸城明け渡しなどを、徳川家の人間として見てきた。いわば、徳川家を守る側の人間として、篤姫がいる。\r\n 同じ頃福沢諭吉が咸臨丸で渡米したり、西郷隆盛や坂本竜馬が維新に向けて動いている。\r\n 家定の後継として紀州派の慶福(よしふく。後の家茂)ではなく、一橋派の慶喜を押すよう、将軍家定を説得するように篤姫は、島津斉彬から厳命を受けてくる。ところが慶喜は、大奥でもっとも嫌われている水戸斉昭の子。水戸斉昭は、質素倹約を旨としているばかりではなく、大奥の上﨟唐橋に手を出したりのセクハラが絶えず、大奥からは大の嫌われ者。\r\n 皇女和宮(和子)は、公武合体の象徴として、朝廷から徳川14代の家茂の嫁として江戸に下ってくるが、和子が受けた命は、攘夷を幕府が断行すること。開国やむ無しとする、幕閣と対立するばかりではなく、京風を維持したい和宮の取り巻きと、江戸の風習に従うべきとする篤姫の取り巻きとが、対立を重ねる。\r\n 篤姫の夫家定も、和宮の夫家茂も、どちらも暗殺が疑われるほど、早死する。\r\n 篤姫達から見れば、徳川慶喜は、(第2次)長州征伐には失敗するは、倒幕軍には敗れて大阪から逃げ帰るは、ついには幕府を投げ出してしまう、無能な男。\r\n 大奥や徳川家の内輪の話とは別に、ペルリの来訪、日米通商条約締結、安政の大獄、井伊直弼の水戸派によるテロ(暗殺)、蛤御門の変、長州征伐、などなどが外の世界では展開される。\r\n 人間模様だけではなく、この内と外とのギャップが面白い。"
},
{
  "title" : "時計の針はなぜ右回りなのか―時計と時間の謎解き読本",
  "isbn" : "4794205783",
  "date" : "2009-04-04T13:37:14.000Z",
  "publisher" : "草思社",
  "authors" : "織田 一朗",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "時刻、時間、時計に関するあらゆる疑問に、極めて明快に答えてくれる書。たとえば、1週間の曜日はどうして、月火水木金土日となったのかとか、正午のことを午後12時というのはなぜかなど。非常に面白い。\r\n 出版されたのが1994年とやや古いので、最新の電波時計のことなどがあまり触れられていないのが、やや残念。"
},
{
  "title" : "オカンの嫁入り",
  "isbn" : "4796663339",
  "date" : "2009-04-04T13:36:16.000Z",
  "publisher" : "宝島社",
  "authors" : "咲乃月音",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ある夜、酔っぱらったオカンが男を拾ってきた。赤シャツの変な男。\r\nこれが、翌朝美味しい朝食を作る。\r\n\r\nということから話が始まる。\r\n切れの良い大阪弁に語る口調は滑らか。主人公の月ちゃんには、オカンとオカンが拾ってきた捨男。犬のハチに、きりっとした大家のサク婆、それに優しいセンセイ。たったそれだけの登場人物で、悲劇的な人生がジクソーパズルのように次々と明らかになるのだが、暗さはまったく感じられない。\r\n音の使い方が非常にうまい作家だ。\r\n日本ラブストリー大賞とココログ賞受賞作品。"
},
{
  "title" : "人はなぜ恋に落ちるのか?―恋と愛情と性欲の脳科学 (ヴィレッジブックス)",
  "isbn" : "486332913X",
  "date" : "2009-04-04T13:33:17.000Z",
  "publisher" : "ヴィレッジブックス",
  "authors" : "ヘレン フィッシャー",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "NHKの特集番組「女と男」の下敷きになった本。人類学者である筆者が、心理学者の協力を得て、恋する人たち、失恋した人たちそれぞれをfMRIで調べ、脳の特定部位が反応していることを確認。男性は視覚的なものに、女性は言語的なものに反応しやすいことなどを発見。本書では、太古からの人がどのように、恋愛をし、生活をしていったか、それによって女性と男性の差がどのように生まれていったのかが基本テーマであり、そこから、なぜヒトは、特定の相手を選ぶのか、子育てが必要となる理由、4年経つと離婚が多くなるのはなぜか、などを明確に解き明かしていく。\r\n\r\n"
},
{
  "title" : "福沢諭吉伝説",
  "isbn" : "4046213876",
  "date" : "2009-04-04T13:35:37.000Z",
  "publisher" : "角川学芸出版",
  "authors" : "佐高 信",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "ステレオタイプではない、福沢諭吉像を描いていて、なかなか楽しめます。\r\n戦時中、「鬼畜米英」と評価が低かった福沢諭吉、「脱亜論」が福沢本人ではないとする説、北里柴三郎をしっかり支えた福沢、などなど、「平熱」の福沢像が描かれていて、かなり納得させられます。"
},
{
  "title" : "身ぶりとしぐさの人類学―身体がしめす社会の記憶 (中公新書)",
  "isbn" : "4121013115",
  "date" : "2009-04-04T13:34:54.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "野村 雅一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日本人は履物を足先の親指に力を入れてつっかけて歩き、一方西洋人は拇指球(親指の付け根)に重心をかけてあるく。また、アメリカ人は子どもの時期を過ぎても親から触られる回数が日本人の2倍以上。握手の文化は比較的新しい。複数の見知らぬ人同士がいる空間では「儀礼的無関心」を装う。\r\n さらに興味深いのは、お店に入って店員との接触を避けたがる日本人と、店員とのやり取りが標準の西洋人。\r\n 立っているとき手を前にして組むのは日本人独特、とか。\r\n面白い話が満載の、文化人類学からみた身ぶりとしぐさの本。"
},
{
  "title" : "文庫版三国志完結記念セット(全14巻)",
  "isbn" : "4894569868",
  "date" : "2009-04-04T13:32:38.000Z",
  "publisher" : "角川春樹事務所",
  "authors" : "北方 謙三",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "北方謙三の水滸伝が面白く、その延長上で、同じ北方謙三が描く三国志を読みました。劉備、関羽、張飛の登場で始まる物語。前半では曹操が大いに活躍します。その曹操を打ち破ったのが孫権(赤壁の戦い)。その後、劉備は蜀の国を作ります。劉備が三顧の礼をもって迎え入れた藷葛孔明(諸葛亮)が果たした軍師としての活躍は目覚ましいものがあります。\r\n 日本人が古典として読んでおくべき本の一つでしょう。"
},
{
  "title" : "いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)",
  "isbn" : "4106102277",
  "date" : "2009-04-05T08:56:49.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "岡田 斗司夫",
  "categories" : "ダイエット",
  "score" : "",
  "comment" : "ダイエットには記録を取るのは当たり前、と思ってましたが、さるマイミクさんのお勧めもあって読んでみたら、これは面白い。これはすごい。\r\n 今までは苦しいダイエットが楽しくなるような本ですね。\r\n後は、実践してみてから、また、コメントを追加します。"
},
{
  "title" : "沈黙のファイル",
  "isbn" : "4764103591",
  "date" : "2009-04-05T08:52:13.000Z",
  "publisher" : "株式会社共同通信社",
  "authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "瀬島龍三に関する本と言うことで読んでみた。せっかくの面白いデータや記述があるにも関わらず、最初から、瀬島批判が表に出ていて、鼻白む。また、論点が整理しきれておらず、残念。\r\n アジア太平洋戦争をどう捉えるか、開戦と敗戦をどう捉えるか,と言う点での参考資料とはなりうる。たとえば、村上春樹の小説にも出てくる、ノモンハン事件がどうして起こったのか、などは興味深い。\r\n 瀬島さん自身の回顧録も、今度読んでみよう。"
},
{
  "title" : "散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道",
  "isbn" : "4104774014",
  "date" : "2009-04-05T01:31:25.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "梯 久美子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "太平洋戦争末期、米軍からの本土空襲を阻止すべく、硫黄島で最後まで、文字通り2万の兵士の先頭となって、戦った栗林中将の実話。米国滞在の経験もある合理主義者でもある人が、家族へ送る細やかな愛情、兵士達を厳しくも暖かく見守る指揮官。\r\n クリント・イーストウッド作の映画「硫黄島からの手紙」の原型がここにある。\r\n 決別電報の中に書かれた辞世の句の一つ\r\n「国の為重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」\r\nからこの本の表題が取られた。\r\n こんな軍人もいたのだ、という思いで読んでほしい。"
},
{
  "title" : "フラット革命",
  "isbn" : "4062136597",
  "date" : "2009-04-05T08:55:30.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "佐々木 俊尚",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "インターネットの実像をまともに取り上げ書き下した渾身のエッセイ。\r\n 第1章は、マスメディアとインターネットとの対比。ここでは、臓器移植をめぐるがんだるふ氏へのマスコミの対応を追う。第2章では、出会い系のサクラをやっていた瑞穂と呼ぶ人物を取り上げる。第3章では、安斎と中村の連画やカンブリアンゲームなどのネット上での作品を次々と発展させる交互作用について述べている。第4章では、加藤の乱前後における加藤紘一のネットとの関係性、およびウィキペディアにおける公共性の問題、インターネットが坩堝(るつぼ)ではなくサラダボウルであること、さらに、「ことのは事件」などを扱っている。\r\n ことのは事件は、私も知らなかったのだが、女性ブロガー&ジャーナリストである泉あい氏が、民主党の代表たち(当時)に対して開いたブログに関する懇談会に、そうとはしらずに元オウム信者のブロガーである松永英明氏を招いたことに端を発する事件だ。これに同席していた別のブロガーである BigBan氏が後でこのことを知り、泉あい氏を批判したのだ。これには、泉あい氏のバックで支援したume氏も巻き込まれてしまう。\r\n ネット上の出来事と現実の出来事とは、それぞれ別でありながら、またお互いに影響も与え合う、というインターネットの実相を見事に描き出している。\r\n インターネットのことを深くは知らない人には、ぜひ読んで欲しい本の一つである。 "
},
{
  "title":null,"isbn" : "4106450070",
  "date" : "2009-04-05T09:02:51.000Z",
  "publisher":null,"authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日露戦争に軍事的には勝利したものの、そのまま戦争を継続すれば、大国ロシアの最後の力で粉砕されかねない日本と、帝政ロシアでわき上がる労働者や農民たちの力に思うように軍を動かせないロシア。双方の思惑の元に、停戦協議の講和会議に臨む日本外務大臣の小村寿太郎とロシア側の代表のウィッテ蔵相。調停役のルーズベルトと親交のあった金子堅太郎の裏での活躍も大いに役立った。\r\n 賠償金無しで樺太の半分の割譲を受けることで妥結するが、帰国後、日本の世論は譲歩しすぎたとして小村代表への批判で、東京が争乱状態に。外交的、軍事的には、ちょうどの落とし処で、停戦協議を成立させることには成功したが、結局、満州と韓国における日本の権利をロシアと諸外国に認めさせることになり、これが、後の長い東アジア戦争のベースとなるものであった。\r\n 欧米諸国がアジア、アフリカで植民地化を大々的に展開していたのを、後から出てきたアジアの小国の日本が真似たものといえる。\r\n いろいろ、考えさせられる本である。\r\nところで、イギリス人が撮影した日露戦争の実写映像が残っているんですね。\r\nhttp://www.youtube.com/watch?v=BPBURiP_Hso\r\nこの中に、ポーツマスでの日本全権団も写っています。 "
},
{
  "title" : "老師と少年",
  "isbn" : "4103021314",
  "date" : "2009-04-05T08:57:51.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "南 直哉",
  "categories" : "セラピー",
  "score" : "",
  "comment" : "禅僧と思われる老師と、生を苦しみ求道中の少年との対話。\r\n 自分とは何か、生きるとは何かを問うのではなく、生というものを、自分という器で飲み干せ、と言っている。\r\n 言葉で要約するとかえって伝わらないかもしれない。\r\n 流れの中の言葉を紡いでゆくと、そこにある種の感覚が浮かんでくるかもしれない。\r\n 私自身、少年の頃、突然、「死とは何か」、「死んだ後の自分はどうなるか」を思ったとき、もう堪らないような感覚に囚われたことがある。それから、この疑問が解決したかというと、必ずしもそうではない。\r\n 今は、単に生を生き抜いているだけ、ような気もする。\r\n 何も考えず、何も悩まず、ただ現在を生きるのみ、ということができれば、人間はどれほど幸福か、と思うこともしばしばある。\r\n この本に解決を求めてはならない。ただ、苦しいとき、辛いとき、そういうようなときが来るのは自分だけではない、と思えるだけでも良いことかもしれない。"
},
{
  "title" : "未亡人の一年〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)",
  "isbn" : "410519108X",
  "date" : "2009-04-04T23:09:37.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "ジョン アーヴィング",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "作家がどういう風にアイデアを絞り出し、小説にしていくかという話を伏線しながら、いろんなエピソードを交えつつ、年下の男が年上の女性に恋することから始まり、その女性の娘が作家になっていく経緯を巧みに描いている。\r\n ちょっとエッチで、ちょっとおかしい小説です。"
},
{
  "title" : "加山又造 美 いのり (Art \u0026 words)",
  "isbn" : "4544200083",
  "date" : "2009-04-05T09:05:55.000Z",
  "publisher" : "二玄社",
  "authors" : "加山 又造",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "天龍寺で「雲龍図」を見てから、加山又造という画家が気になって仕方がなかった。\r\n 日本画というと、つい固定的なイメージで捉えがちであるが、この画集でじっくり、一つ一つの作品を見ると、本当に色んなスタイルがあり、西洋画の影響も大きく受けていることも分かる。加山又造の場合、父が染色図案も描いていたというから、装飾画的なものもある。\r\n それぞれの絵は全体として見て感じることもできるし、細部に目をやって細かい点の発見をするのも楽しい。\r\n 加山又造自身の文が添えられているのも良い。\r\nちょっとだけ注文をつけるなら、表紙と裏表紙のデザインがやや凡庸で、中身の素晴らしさに比べて、もったいない気がした。\r\n 手元において、じっくり眺め、文を噛みしめて又眺めると良い本である。"
},
{
  "title":null,"isbn" : "4167370263",
  "date" : "2009-04-05T09:08:37.000Z",
  "publisher":null,"authors" : "",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "八重洲口と聞くと、ヤン・ヨーステンという名前だけは知っていた。また、ウィリアム・アダムス=三浦按針も、名前だけだ。おおよそ、江戸時代だろうとは分かっていても、どういう人間かはほとんど知らなかった。\r\nこの本は、イギリス人でオランダ商戦に乗り込み、マゼラン海峡を苦労して回り、日本までたどり着いたウィリアム・アダムスの物語である。彼は航海長としてこの船旅に参加するが、出発時には4隻いた船も遭難なら何やらで、たったの1隻となる。同じ船に乗り込んでいたのがヤン・ヨーステン。ウィリアム・アダムスは、家康に認められて幕臣となり、三浦半島の逸見村に領地も貰う。\r\n 当時のスペインやポルトガルの宣教師たちの、オランダやイギリスなどの新教の人々への苛烈が際だつ。そのうち、東アジアの勢力争いで、オランダとイギリスとの争い、そう言った背景の中で、徳川幕府が平戸と長崎のみに交易地を限定する様子がよく分かる。\r\n 日本に漂着した航海者の立場から日本を眺めなおした視点が面白い。"
},
{
  "title" : "二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101104190",
  "date" : "2009-04-05T01:36:53.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "山崎 豊子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "日系2世達が第2次世界大戦を挟んで受けた苦難と苦悩を描いた作品。太平洋戦争以後、マンザナールなどでの強制収容所の暮らしぶり、ヨーロッパ戦線での422連帯の苦闘、フィリッピン戦線での兄弟の遭遇。終戦間際の広島での被爆、戦後の極東裁判のモニターとして関わりなど、大きなテーマを山崎豊子は選んでいる。\r\n 小説としてのできや面白さは、他の作品に比べてやや劣る。強制収容所の話しも、この作品が最初に世に出たときには、問題提起としては大きかったが、今やかなり知れ渡るようになって来ている。\r\n しかし、逆に、未だに日本人の間ではっきりとした意見の一致を見ないのが、極東裁判の位置づけと意義であろう。これは、東アジア太平洋戦争をどう考えるかという、極めて大きな問題を含んでいるからだ。\r\n この問題をクリアしない限りは、言葉の上だけで「戦後レジュームからの脱却」とか「憲法9条を守れ」とか言っても始まらない。"
},
{
  "title" : "神々の山嶺 1 (BUSINESS JUMP愛蔵版)",
  "isbn" : "4087825671",
  "date" : "2009-04-05T01:34:44.000Z",
  "publisher" : "集英社",
  "authors" : "谷口 ジロー",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "八方池山荘で、山スキーから戻ってきたときに発見し、1巻と2巻を読みました。エベレスト登頂中に行方不明になったマルロー(山になぜ登るかと聞かれて、そこに山があるから、と答えた人)のカメラが発見されたというエピソードから始まり、羽生という孤高の登山家とそれと競り合うように出てきた長谷が登場する。ワクワクするような話しの展開。\r\n 羽生のモデルは森田勝。一方の長谷のモデルは長谷川恒男だ。実際とは違うあるが、それはそれで面白い。"
},
{
  "title" : "故郷忘じがたく候 (文春文庫)",
  "isbn" : "4167105217",
  "date" : "2009-04-04T14:56:42.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "歴史小説ではなく、歴史随筆。非常に面白い。特に3つのうちの冒頭の「故郷忘じがたく」は絶品。秀吉の朝鮮遠征の際に、南原城にいて破れて日本に連れてこられ、鹿児島の苗代川に400年近く住みついた朝鮮民族の末えい沈寿官氏の物語。"
},
{
  "title" : "一夜官女 (中公文庫)",
  "isbn" : "412201087X",
  "date" : "2009-04-04T14:57:37.000Z",
  "publisher" : "中央公論社",
  "authors" : "司馬 遼太郎",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "戦国武将と女性との艶やかな恋を描いた司馬文学では希有の短編集。岩見重太郎や渡辺勘兵衛などの人物がいきいきと蘇る。\r\n気楽に読める短編6編を所収。"
},
{
  "title" : "「疲れがなかなかとれない」と思ったとき読む本―ココロとカラダがすっきり変わるヒント",
  "isbn" : "4413035364",
  "date" : "2009-04-05T09:04:13.000Z",
  "publisher" : "青春出版社",
  "authors" : "姫野 友美",
  "categories" : "健康",
  "score" : "",
  "comment" : "「女はなぜ突然怒りだすのか?」の著者である姫野友美さんが書いた本。\r\n疲れが溜まる要因と疲れを取る具体的方法が書かれています。\r\nたとえば、簡単なことから片付ける、大きな目標よりも小さな目標をたくさん立てる、エネルギーは20%だけ残しておく、などです。主に女の人向けに書かれています。読み易い本です。"
},
{
  "title" : "蹴りたい背中",
  "isbn" : "4309015700",
  "date" : "2009-04-04T23:11:31.000Z",
  "publisher" : "河出書房新社",
  "authors" : "綿矢 りさ",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "友だち付き合いが苦手な女子高生が、やはり一人孤立している男子高校生とふとしたことから知り合う。彼はモデルに憧れる気の弱い少年。ほのかな気持ちの通いあいの一方で、ガツンと背中を蹴飛ばしたくなる気持ちが交錯している。みずみずしい感性で描かれた優れた作品です。"
},
{
  "title" : "世界の中心で、愛をさけぶ",
  "isbn" : "4093860726",
  "date" : "2009-04-04T23:10:44.000Z",
  "publisher" : "小学館",
  "authors" : "片山 恭一",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "テレビドラマでほんの少しみたことがあっただけだった。題名が大げさというか、あんまり好きでなかったので敬遠していたが、読んでみると、素直におもしろい青春小説だと思った。高校生の純愛がよく描けている。"
},
{
  "title" : "安田講堂 1968‐1969 (中公新書)",
  "isbn" : "4121018214",
  "date" : "2009-04-04T14:59:22.000Z",
  "publisher" : "中央公論新社",
  "authors" : "島 泰三",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "安田講堂事件そのものは、非常に象徴的なことではあったが、その背景にあった、ベトナム反戦運動や、日大闘争、東大闘争に関して、非常に正確に書かれている。\r\n また、誰がどのような意図で学生たちの運動を押しつぶそうとしたのかも、見事に描ききっている。"
},
{
  "title" : "帰らぬ日遠い昔",
  "isbn" : "406205566X",
  "date" : "2009-04-04T23:12:41.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "林 望",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "自分の出身高校の、しかもほぼ同時期にそこにいた人間が書いた青春記。\r\nまさに、遠い昔の帰ってはこない青春の日々でした。"
},
{
  "title" : "放送禁止歌 (知恵の森文庫)",
  "isbn" : "4334782256",
  "date" : "2009-04-05T01:28:24.000Z",
  "publisher" : "知恵の森",
  "authors" : "森 達也",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "この本を読んだのは、2007年7月22日の夜7時から、TBSラジオが放送した「放送禁止歌」の番組を聴いたのがきっかけ。\r\n それより8年前、1999年5月22日の深夜、フジテレビでやはり「放送禁止歌」が静かに放映された。そのときのディレクターだった森達也が書いたのが、この本。\r\n 「放送禁止歌」というレッテルを貼り、放送をしなかったのは、メディア側自身だったというのを暴いてゆく。デーブ・スプクターも登場し、日米の違いも明らかになる。最後に、名曲「竹田の子守歌」が消えたのは、解放同盟が反対したわけではないという事実も明らかになる。 "
},
{
  "title" : "不毛地帯 (1) (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101104158",
  "date" : "2009-04-05T01:27:41.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "山崎 豊子",
  "categories" : "",
  "score" : "",
  "comment" : "大本営参謀として戦前は活躍し、終戦後、極寒のシベリアに11年間抑留され、日本に戻ってきて3年の浪人後、商社に入社後、その商社の経営者として、イランの石油開発などに携わった一人の生き様を小説化したもの。\r\n 主人公である壱岐正のモデルは、瀬島龍三氏と言われている。この本を購入し、読み始めたのが、瀬島氏が亡くなった正に、その日(2004年9月4日)。\r\n 山崎豊子の作品であるだけに、読み応えがある。\r\n特に、シベリア抑留時代の記述は圧巻。"
},
{
  "title" : "未来のモノのデザイン",
  "isbn" : "4788511347",
  "date" : "2009-04-04T14:56:14.000Z",
  "publisher" : "新曜社",
  "authors" : "ドナルド・A・ノーマン",
  "categories" : "ヒューマンインタフェース",
  "score" : "",
  "comment" : ""
},
{
  "title" : "病室のシャボン玉ホリデー―ハナ肇、最期の29日間",
  "isbn" : "4163699309",
  "date" : "2009-06-22T03:27:17.000Z",
  "publisher" : "文藝春秋",
  "authors" : "なべ おさみ",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆☆",
  "comment" : "シャボン玉ホリデーのリーダー格だったハナ肇が、肝臓がんで倒れ、入院。その闘病生活を支え続けた、付け人であり弟子であったなべおさみ。ひたすら、おやじさん(師匠であるハナ肇のこと)をさすり続け、支え続けた29日間の日誌風ノンフィクション。そっと病室で見守り続けるザ・ピーナッツの二人。ある日、おやじさんを励まそうと、突然病室が、シャボン玉ホリーでの場になる。定番のメロディーを唄い続けるザ・ピーナッツ。それに反応するおやじさん。\r\n 死とどう向き合うのか、意識がないと思われる病人にもはっきり外界を認識していること、何が病人の支えとなるのか、病人と言えども、プライドと意思をもった人間であること。\r\n 感動のドキュメンリーである。 "
},
{
  "title" : "アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか",
  "isbn" : "4757102453",
  "date" : "2009-06-22T03:29:55.000Z",
  "publisher" : "エヌティティ出版",
  "authors" : "濱野 智史",
  "categories" : "IT評論",
  "score" : "☆☆☆☆☆",
  "comment" : "ローレンツ・レッシグがCODEで論じている通り、人の行動や社会秩序を制御するものとして、規範(モラル)、法律、市場と並んでアーキテクチャがある。本書は、このアーキテクチャによって、インターネットなどの情報環境がどのようにコントロールされているかを具体例に沿って示している。たとえば、ソーシャルウェアの進化として。ウェブ→グーグル→ブログを例としてあげている。また、米国におけるブログの性質(実名性、個人主義、信頼感)と日本における2チャンネルの性質(匿名性、集団主義、安心感)とを対比して描いている。あるいは、オープンなフェイスブックと招待制でやや閉鎖的なmixiという対称的なSNSの違い。あるいは、P2Pやウィニーなどの、社会的アーキテクチャーとしてみたときの成立基盤。あるいは、ツィッターのもつ選択同期的性格と、ニコニコ動画のもつ擬似同期性などの時間の問題も扱っている。これらに対して、セカンドライフは真性同期を求めるが故に流行らなかったとの分析も行なっている。また、同じ消費者参加と言っても、単に動画を公開するだけのYouTubeに対して、利用者同士がコラボしあう初音ミク。最後に、携帯小説「恋空」の分析など、ネットワークを取り巻く社会環境が、いかなるアーキテクチャーにより規定されてきたかを、巧みに分析する。\r\n 文化を含めた、インターネット社会を知る上で書かせない本である。非常に分かりやすいし、読みやすい。 "
},
{
  "title" : "天地人〈上〉",
  "isbn" : "4140055030",
  "date" : "2009-06-22T13:34:26.000Z",
  "publisher" : "日本放送出版協会",
  "authors" : "火坂 雅志",
  "categories" : "時代小説",
  "score" : "☆☆☆",
  "comment" : "大河ドラマの方は、あまり見ていませんが、原作の方が気になったので、ようやく上巻のみ読みました。\r\n ご存知、直江兼続を主人公にした歴史小説です。\r\n作者は、あまり文章を書かない人なのか、それぞれの記述がやや短すぎるきらいがあります。もっともっと、人物描写は状況描写などをして欲しい。\r\nかっこいい直江兼続や上杉謙信を書きたかったのか、ややきれいすぎる感があります。\r\n もう少し、どろどろした人間関係などを描けば、もっともっと面白くなると思います。\r\n でも、直江兼続は、石田三成とか、秀吉などの側から語られることが多かったので、上杉側からの視点は新しいと思います。 "
},
{
  "title" : "おひとりさまの老後",
  "isbn" : "4879546801",
  "date" : "2009-08-07T22:03:02.000Z",
  "publisher" : "法研",
  "authors" : "上野 千鶴子",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆",
  "comment" : "社会学者として名を馳せた上野千鶴子さんが、「向老学」というものを唱えていることを知り、本書を手にしてみた。これから、老年期に向かう、主として女性のシングル向けの、人生の指南書。家族やパートナー無しで、独りで生きるのも悪くはないが、友達を確保することが必須と説く。住まい、お金、介護に、最後は、終末の迎え方までを、当事者の立場で書いている。特に、従来は介護する立場からのものがほとんどだったのに対して、介護される立場の視点は新しい。\r\n 女性のシングルだけではなく、男性のシングルにもある程度、当てはまる内容である。ただ、男性に対する見方は相変わらず厳しい。 \r\n  筆者の素直な気持ちが表れていて、好感がもてる。"
},
{
  "title" : "老後がこわい (講談社現代新書)",
  "isbn" : "4061498525",
  "date" : "2009-08-07T22:02:19.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "香山 リカ",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆",
  "comment" : "独り暮らしの女性が老後に向かうにあたっての心構えを、精神分析者でもある一人の女性が書いたもの。おひとりさまの老後(上野千鶴子)と併せて読むと良い。同音異曲だが、敢えて違いをいうと、すでに中高年に入りかけている人(上野)とこれから中高年になろうとする人(香山)との微妙な意識の差が面白い。高齢化社会に向かって、男性よりも長寿である女性が独り暮らしになる確率は高いわけで、これからの時代を知るのに格好の書である。もちろん、男性にも大いに参考になる。"
},
{
  "title" : "三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)",
  "isbn" : "4061965336",
  "date" : "2009-08-07T22:26:13.000Z",
  "publisher" : "講談社",
  "authors" : "吉川 英治",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆☆",
  "comment" : "全巻読破しました。面白かった。\r\n北方謙三版の三国志と比較して読むと面白い。"
},
{
  "title" : "白洲正子自伝 (新潮文庫)",
  "isbn" : "4101379076",
  "date" : "2009-09-24T22:40:29.000Z",
  "publisher" : "新潮社",
  "authors" : "白洲 正子",
  "categories" : "",
  "score" : "☆☆☆☆☆",
  "comment" : "およそ、自伝らしくない自伝である。白洲正子本人が、アルバムを残したり、記録を取ったりするのが好きではないからである。\r\n これは白洲正子が自分にまつわることを書いたエッセイである。\r\n白洲正子が何を思い、どう考えていたのかが良く分かる。\r\n白洲次郎のことはあまり登場しない。これも良い。\r\n美術評論家としては一流とは言えない。素人である。これも、実に良い。\r\n一言で言うと、白洲正子の生き様を描いた、小気味良い本である。 "
}
]
      
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