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2006年(頃?)以降に読んだ本の感想をつれづれなるままに。
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新参者
東野 圭吾
講談社
ISBN: 4062157713
紀伊國屋
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カテゴリ
09_娯楽
評 価
★★★★☆
コメント
SKZ :
しかし東野圭吾。これだけコンスタントに良質なエンターテイメント作品を生み出せる能力は、どんだけだよ?と感服させられます。加賀恭一郎、今度は日本橋界隈に現れて。事件としては45歳の中年女性が何者かに絞殺される、というものだけ。これが10話の短編で構成される。この一話一話にきちんと推理とオチがあって。まさにドラマ1クール分にそのままなるなあと思っていたら、阿部ちゃん主演でドラマ化するそうで。そりゃそうだ。
0014 :
面白かった。それぞれの登場人物は、個性的に描かれていたように思う。各章、各店の出来事を追いながら、ストーリは進む。そうして、後半、事件は佳境に入る。加賀の名推理も冴える。確かに、言うことない展開である。最後に大団円で事件の真相が明らかになり、フィナーレを迎える。よく出来ている。『容疑者X』の場合のように、東野ワールドの1作が終幕を迎える。ただ、読後感としては、人情味を感じ、一方で主人公の推理の冴えも感じさせて、締められているのだが、探偵ガリレオのシリーズの時に感じたのと同様、もう一歩、深みを持たせてもらえないか感が残ってしまう。贅沢な望みなのかも知れないが。もう一点は、シリーズものに付きものなのかも知れないが、定型化された主人公の人物設定というのも、気にしだすと、気になるもののようだ。例えば、件の浅見光彦シリーズなどのように。でも、それも、反面、よいことなのだが。やっぱり、贅沢なのだろうと思う。
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最終
更新
: 2010-03-04 12:34:42 +0900
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コメント
しかし東野圭吾。これだけコンスタントに良質なエンターテイメント作品を生み出せる能力は、どんだけだよ?と感服させられます。加賀恭一郎、今度は日本橋界隈に現れて。事件としては45歳の中年女性が何者かに絞殺される、というものだけ。これが10話の短編で構成される。この一話一話にきちんと推理とオチがあって。まさにドラマ1クール分にそのままなるなあと思っていたら、阿部ちゃん主演でドラマ化するそうで。そりゃそうだ。
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