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まほろ駅前番外地
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| 著者: |
三浦 しをん |
| 出版社: |
文藝春秋 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
直木賞を獲った『<a href="/SKZ/4163246703">まほろ駅前多田便利軒</a>』の続編。引き続き面白い。便利屋の多田と行天の男臭さがこれだけ見事に描かれているのは、BL大好きな三浦女史ならではなのだろうと納得。 |
| 関連本棚: |
SKZ
ピロコ
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天使のナイフ (講談社文庫)
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| 著者: |
薬丸 岳 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
最近読んだ乱歩賞受賞作の中ではピカイチの面白さ!少年犯罪というデリケートなテーマに真剣に・丁寧に対峙しつつも、ミステリーの要素もたっぷりお腹一杯になるほど詰め込んでくれていて。被害者の立場、加害者の立場、それぞれに等しく感情移入ができてしかも読めば読むほど謎が深まってゆき・・・。正直ここまで込み入った人間関係なんて現実世界にはあり得ないよね、と思いつつもシッカリと物語を楽しませてもらえました。オススメ! |
| 関連本棚: |
権太
SKZ
読んだ本
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リレキショ
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| 著者: |
中村 航 |
| 出版社: |
河出書房新社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
このテの小説をファンタジーと呼ぶのか恋愛小説と呼ぶのかは分からないものの、僕にはハマった。そもそも「僕」なんて一人称を使ってしまっている時点で、中村航ワールドにハマってしまっている証拠だろう。<br>
ストーリーがどうこういう以前に、適度な軽薄さを持った文体が、非常に心地よかった。<br>
ゴッゴーウルシバラー♪ |
| 関連本棚: |
SKZ
2002年9月〜2003年・しんじ
だいすきな小説・詩集・エッセイなど
takao
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とてつもない日本 (新潮新書)
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| 著者: |
麻生 太郎 |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
91_政治
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| コメント: |
総選挙直前に今更ながら読んでみた。この本(および麻生さん)、私は嫌いじゃない。どこぞのサヨな団体の阿呆どもみたいに何でもかんでも自虐的に自国のことをこき下ろすような輩に比べたら、よほどマシ。薄っぺらくてもいいじゃないですか。純粋に、改めて日本のことを誇りに思えたし、自信も希望も湧いてきましたよ。どんなに頭が良くて理知的な人でも、ネガティブなことばかりを言う人間を、私は好きになれないし共感を覚えることはできない。まあ世論に操作された一般大衆は、安易な気持ちで「政権交代だ」とかそんな選択をしてしまうのでしょうね。「官から民へ」などという上っ面の言葉だけで大勝してしまった前回の選挙のツケが今回に回ってきてしまうのでしょう。妙ちきりんな反日売国奴どもに日本を明け渡すようなことさえしてくれなければ良いのですが。(乱文で失礼しました) |
| 関連本棚: |
tkmr
nekosakana
風花
増井
boot
syakaikagakuaensyo
えすあいぶい
ヌマシタ
cozya112233
SKZ
牧野
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ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記 (幻冬舎文庫)
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| 著者: |
垣根 涼介 |
| 出版社: |
幻冬舎 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
三賞受賞作<a href="/SKZ/4344407660">ワイルドソウル</a>を書くための取材として、垣根氏が二ヶ月を費やしてブラジル〜コロンビアを旅行した際のエッセイ集。「ワイルドソウル」は、危険を省みずこれだけ念の入った取材をしたからこその秀作だったのだなと納得。まあちょっと格好良すぎるところを鼻白む方もいるのでしょうが、純粋な南米紀行記としても気軽に読めるこの作品、個人的には好きです。 |
| 関連本棚: |
mori
SKZ
nm090
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レヴォリューション No.3
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| 著者: |
金城 一紀 |
| 出版社: |
角川書店 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
ゾンビーズシリーズの出発点となる作品。実は順番的に、「フライ、ダディ、フライ」→「SPEED」と先に読んでしまっていたのだが、それはそれで〝ゾンビーズ〟のルーツを辿っていくといった趣きもあって楽しめました。<br>
でもって本作品自体の出来ですが、もう10年近く前に書かれた物語とは思えないほどの新鮮さと、さすが〝ページターナー金城〟だけあって、テンポ良く小気味良い笑いとペーソスが織りこめられていて、ついつい次を読み進めたくなってしまう。図書館では「ティーンズ」向けというラベルが貼られていたけれど、そんなことは気にせずに三十路後半の私でも十分に楽しめたのでした。<br>
収録:「レヴォリューションNo.3」「ラン、ボーイズ、ラン」「異教徒たちの踊り」 |
| 関連本棚: |
kiki
宴
SKZ
GAKI
しんじの本棚(2002年9月〜2003年)
perfect.orange
しのぴー
准エコノミスト・今福
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そして殺人者は野に放たれる
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| 著者: |
日垣 隆 |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
99_その他
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| コメント: |
ジャーナリスト日垣隆氏が、10年の歳月をかけて書き上げた本書。<br>
刑法三十九条「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する」<br>
100年も前に制定されて、ほとんど改定されずに放置されてきたこの条項の暴走ぶりが、数多の事例を取り上げて記されている。<br>
何人もの罪の無い人間を殺傷したにも関わらず、「覚醒剤を打っていたから」「過度のアルコールを摂取して酩酊状態にあったから」そんな理由で、加害者を心神耗弱もしくは心神喪失状態であると「鑑定」してきた結果、何人もの殺人者を無罪、または数年の服役で世に送り出してきてしまっているという事実を、法曹界、特に裁判官の方々や、唯一の立法機関である国会議員の先生方はどのように捉えているのであろうか。<br>
憲法九条がどうのと言う前に、この〝悪法〟である刑法三十九条を何とかしてほしい。<br>
著者の日垣氏は「日本は世界一、犯罪者に優しい国であり、量刑が最も軽い国なのである」と嘆く。私も全く同感だ。ハムラビ法典を紐解くまでもなく、目には目を、殺人者には極刑を、というのが至極真っ当な考え方である、というのは過激な思想なのだろうか?<br>
ちなみにあとがきを読んで初めて分かったことであるが、著者の日垣氏には、精神分裂病の兄と、「理不尽な殺され方」をした弟がいるとのことである。加害者になりうる兄と、被害者である弟の存在。氏の主張はそれだけに重い。<br>
繰り返すが、法曹界の人間は、この本を真摯な姿勢で読むべきである。被害者感情を一切無視した、一世紀も前の悪法に沿いさえすれば判決文が書けると誤解をしている裁判官が、一人でも改心してくれたら、と切に願う。 |
| 関連本棚: |
SKZ
sakai
ogijun
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天国までの百マイル
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| 著者: |
浅田 次郎 |
| 出版社: |
朝日新聞社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
09_娯楽
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| コメント: |
本当に良い作品というのは、えてしてそれを賞賛する言葉がうまいこと見つからないものだ。本作もそんな作品の一つ。破産で全てを失った現状にもめげず、別れた妻への毎月の送金も怠らず、薄情な兄姉たちの力も借りずに、デブでブスのホステス「マリちゃん」に慰めてもらいながら、必死になって「おかあちゃん」を助けようとする四十男の奔走劇。<br>
そんな主人公、安男の台詞「俺はろくでなしだけど、人でなしじゃない」、それが胸に響いた。必読。 |
| 関連本棚: |
SKZ
hokorobi
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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
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| 著者: |
細谷 功 |
| 出版社: |
東洋経済新報社 |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
01_自己啓発
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| コメント: |
良書です。「日本全国に電柱は何本あるか?」「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」などという、コンサルファームの新卒採用面接などでよく問われる(らしい)問題を解くための、〝フェルミ推定〟なるツール(考え方)の紹介を皮切りに、「地頭力」の重要さだとか鍛える術について書かれている。<br>
要は問題を解決するときの姿勢として、「結論から」「全体から」「単純に」この3つを大事にしなさい、と。いつも気をつけているつもりでもナカナカできていないので、耳が痛い話ではありました。<br><br>
※特に刺さったセンテンスを以下に※
<li>「検索エンジン中毒」「情報コレクター」「完璧主義」「猪突猛進」「経験至上主義」に陥ってはいないか<br>
<li>コミュニケーションにおける最大の問題は、それが達成されたという幻想である(ジョージ・バーナード・ショー)<br>
<li>仮説思考:どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢/前提条件を設定して先に進む力/時間を決めてとにかく結論を出す力<br>
<li>90分の内容をいかに30秒で説明するかという訓練を積み重ねる<br>
<li>知的好奇心にも二種類ある。1.知識への好奇心(What型)、2.問題解決への好奇心(Why型)。特に後者を鍛えるべきだ<br>
<li>智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。(「草枕」夏目漱石)<br> |
| 関連本棚: |
SKZ
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自らの身は顧みず
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| 著者: |
田母神 俊雄 |
| 出版社: |
ワック |
| 評価: |
★★★★☆ |
| カテゴリ: |
99_その他
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| コメント: |
読みやすい。問題となった懸賞論文をもう少し詳細に書いた内容なので、冗長だったりはしますが。(ちなみにオリジナルの論文も、それこそ参考人招致された際の記録も付録で載っています)<br>懸賞論文問題については、まあ航空幕僚長たる人間が取った行動という意味では少し迂闊だったのかも知れませんが、正しいと思うこと(「我が国はいい国なんだよ、胸を張ろうよ」ということ)を書いたら馘首になってしまう国って、どうなんだろうと思う。村山談話にせよ河野談話にせよ、とりあえず謝罪しておけばその場を凌げるだろうなんていう、いかにも悪しき日本人的な発言の方が、よっぽど国益を損ねているのにね。でもこれで、自由に物言いできるようになった田母神氏、職務を離れてしまうことは不本意だったかもしれませんが、今後はどんどん主張をしていってもらいたいところです。売国奴代議士どもをやりこめてほしいですな。 |
| 関連本棚: |
SKZ
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