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フラット革命
佐々木 俊尚
講談社
ISBN: 4062136597
紀伊國屋
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評 価
コメント
増井 :
がんだるふ氏、安斎/中村氏、河上イチロー、出会い系女性のインタビュー。
だから何だというのかよくわからない。 最近量産しすぎだろう。
Mike :
インターネットの実像をまともに取り上げ書き下した渾身のエッセイ。 第1章は、マスメディアとインターネットとの対比。ここでは、臓器移植をめぐるがんだるふ氏へのマスコミの対応を追う。第2章では、出会い系のサクラをやっていた瑞穂と呼ぶ人物を取り上げる。第3章では、安斎と中村の連画やカンブリアンゲームなどのネット上での作品を次々と発展させる交互作用について述べている。第4章では、加藤の乱前後における加藤紘一のネットとの関係性、およびウィキペディアにおける公共性の問題、インターネットが坩堝(るつぼ)ではなくサラダボウルであること、さらに、「ことのは事件」などを扱っている。 ことのは事件は、私も知らなかったのだが、女性ブロガー&ジャーナリストである泉あい氏が、民主党の代表たち(当時)に対して開いたブログに関する懇談会に、そうとはしらずに元オウム信者のブロガーである松永英明氏を招いたことに端を発する事件だ。これに同席していた別のブロガーである BigBan氏が後でこのことを知り、泉あい氏を批判したのだ。これには、泉あい氏のバックで支援したume氏も巻き込まれてしまう。 ネット上の出来事と現実の出来事とは、それぞれ別でありながら、またお互いに影響も与え合う、というインターネットの実相を見事に描き出している。 インターネットのことを深くは知らない人には、ぜひ読んで欲しい本の一つである。
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最終
更新
: 2007-08-08 16:44:49 +0900
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