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茶室平面集―茶室の基本を考える
岡田 孝男
学芸出版社
ISBN: 4761520876
紀伊國屋
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評 価
コメント
h.kakugawa :
他の茶室の本はどれも「あの茶室は間取りはああで、作ったのは誰それで、見所はここで、云々」という具合である。そのような説明では、私は茶室の構造を理解できなかった。 でもこの本はまず茶室を構成要素(床、炉、躙口、茶道口など)に分解する。そして、部屋の広さ(2畳/3畳/4畳半など)ごとに、どの位置に各構成要素が置いて行くか、組合せを列挙する。非常に論理的である。各組合せに対して、その組合せに一致する茶室の実名を挙げている。そして手前をする上で悪い配置と良い配置を議論している。著者はただの茶人ではないと思って著者欄をみれば、大学で建築をしている人だった。納得。 この本は平面集であり、例えば床柱に使う木の種類だとか、窓をどの位置にどういう意匠でつけるかとか、天窓はどうするのといったことはいっさい言及なし。あくまで平面集。でもこれで十分な内容。
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stonechild
最終
更新
: 2005-04-12 10:11:19 +0900
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他の茶室の本はどれも「あの茶室は間取りはああで、作ったのは誰それで、見所はここで、云々」という具合である。そのような説明では、私は茶室の構造を理解できなかった。 でもこの本はまず茶室を構成要素(床、炉、躙口、茶道口など)に分解する。そして、部屋の広さ(2畳/3畳/4畳半など)ごとに、どの位置に各構成要素が置いて行くか、組合せを列挙する。非常に論理的である。各組合せに対して、その組合せに一致する茶室の実名を挙げている。そして手前をする上で悪い配置と良い配置を議論している。著者はただの茶人ではないと思って著者欄をみれば、大学で建築をしている人だった。納得。 この本は平面集であり、例えば床柱に使う木の種類だとか、窓をどの位置にどういう意匠でつけるかとか、天窓はどうするのといったことはいっさい言及なし。あくまで平面集。でもこれで十分な内容。
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