原題 Sex Matters: From Sex to Superconsciousness
セックスにまつわる偏見や罪悪感を拭い去って、その崇高さを全面肯定し、セックスの理解が、人間が宿す神性、魂の神殿へとひとびとを導くことができると諭しつつ、最終的に人間の意識進化はセックスからの卒業をもたらすとゆうスンゴイ話。
第四話「超原子、セックス」1968-09-30 から引用:
>> 男と女は二つの異なる種、エネルギーの陰極と陽極だ。これら二つの極の正しい出合いは、一つの回路を完成し、ある種の電気を生み出す。
もし、あなたが互いに深い豊かな明渡し; surrender の内にあり、その性交が長くつづくとしたら、この電気を直接知ることが可能になる。もしそれが一時間にわたったら、高荷の電気が光輪を生みだしながら自然発生する。もし身体の電流が充満し、完全に溶け合っていたら、暗闇のなかでほのかな光さえ発する。エネルギーのこの電気的な流れを体験しているカップルは、生の絶頂を味わっている。
ところが、私たちはこの現象に気づいていない。私たちは体験したことのないことは信じないために、このような話は不思議に思える。なぜなら、これは通常の体験の領域の外にあるからだ。
だが私は言おう、もしあなたがまだこの体験に出会っていないとしたら、あなたはそれについて考えるべきであり、もう一度試みるべきだ。あなたは自分の生を、特にセックスに関する章を、その初歩から再検討すべきだ。<<
「高荷の電気が光輪を生みだしながら自然発生する」とか「暗闇のなかでほのかな光さえ発する」とか、他でも読んだことあるなあ。ポリネシアン・セックスの話だったかしらん。
ここで和尚さんから電気ビリビリへ至るためのアドバイス
呼吸の速度はあくまでもゆっくりと。激しく息を切らすような営みは論外。
両目の間、いわゆる第三の目、アジナ・チャクラに意識の焦点を合わせる
これでクライマックスの持続時間を一時間でも三時間でも延ばせるそうですよ。まじかー。
もうひとつ、「深い豊かな明渡し; surrender」て表現がミソだね。がむしゃらな努力や根性で行き着ける領域ではないってこと。大前提として全身の筋肉の過緊張を解いた、深いリラクゼーションが必須とゆうことでしょう。おたがい身も心もゆるゆるにゆるんだ状態で臨むのが吉。
【追記】ポリネシアン・セックス
某掲示板から引用:
>> ポリネシアンセックスとは、南太平洋諸島ポリネシアに伝わるセックススタイル。実際に結合するセックスは普通、五日に一度、中4日はしっかりと抱き合って、肌を密着させて眠り、性器の接触はしない。セックスをする時は、前戯や抱擁や愛撫に最低1時間をかける。互いの心と体がなじんだ時に女性の中に挿入した後は、最低30分は動かずにじっと抱き合っている。<<
ポリネシア流儀の「中4日はしっかりと抱き合って、肌を密着させて眠り」ってとこがミソだね。この準備段階をふめば、五日目に前戯や愛撫や抱擁に最低一時間かけたあとに、いよいよ挿入すると。おそらく腰のグラインドで積極的に粘膜をかきまわさなくとも大きな歓喜に包まれると予想する。
交合にこれほどじっくり時間をかけるのは、二人の身体からなる回路に高荷の電気を蓄積していく狙いがあるんだろうね。
【追記】詳しくはパウエルのエロスと精気(エネルギー)―性愛術指南嫁。
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