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生ける屍 (扶桑社ミステリー)
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著者: |
ジョイス・キャロル オーツ |
出版社: |
扶桑社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
キチガイの主人公(無職 31 歳)が自分の言うことをなんでも聞くゾンビを造って、自分だけの王国をつくろうとする話。少年への恋の気持ちがあまりにせつなくて悲しくて泣ける。同性愛、少年愛、エディプスコンプレックスとかいろいろないまぜ。最初のひとりを殺すあたりがずいぶんあっさりしてたが気がする。後書きでドストエフスキー「地下室の手記」を挙げていた。ひきこもり小説みたいなものかも。ただ、最後まで生ける屍はでてこないので怖いといっても結局ただのシリアルキラーの怖さで終っているのが残念。もうジェフリー・ダーマー程度じゃ自分は怖くないのだ。せっかくフィクションなんだから手術に成功した話が読みたかった。<br>
<br>
自分の言うことなんでも受け入れてくれるはずだ、という主人公のゾンビへの言葉を<a href="http://www.geocities.co.jp/NeverLand/2945/book/200408.html#12">メイドオタのメイドさんへの言葉</a>に置き換えている感想をみつけて笑ってしまった。 |
関連本棚: |
thosoi
joesaisan
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Teranesia
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著者: |
Greg Egan |
出版社: |
Eos |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
これはイーガンの小説でもかなり大人しいものだったみたい。バイオホラーもの。もちろん難解な物理がからんでくるけれど(進化を自分で「選択」するサンパウロ遺伝子はかなり怖い)。けっこうドロドロしてた。主人公はゲイで、元障害者の人とのホモセックスシーンがあったり、おばちゃんとの濡れ場(未遂)があったり。そして、妹!(なんと、妹に自立されてしまった主人公は風呂場で……)。「万物理論」では攻殻機動隊みたいなシーンもあったけど、こういうのもイーガンは内包しているのかも。最初の少年時代の幻想的な南の島の描写はすごくよかった。 |
関連本棚: |
joesaisan
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