著者は著名な文化人類学者クローバー教授の妻で、SFファンにはおなじみのA・K・ル=グィンの母。ル=グィンを初めて読んだのは、この本よりもずいぶん後だったのですが、その時に訳者後書きで知り、あわてて引っ張りだしてみました。 ル=グィンの著作に多く見られる民族学的手法は両親の影響を受けていると 言われますが、その一端をかいま見る事のできる文献としても一読の価値があります。