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[
{
"title" : "六番目の小夜子",
"isbn" : "4103971029",
"date" : "2005-01-21T16:36:37.000Z",
"publisher" : "新潮社",
"authors" : "恩田 陸",
"categories" : "",
"score" : "",
"comment" : " 劇のところを読むのが大変だった。引っ張り込まれすぎて、その場にいるような、とまでは云わないが、臨場感のようなものに負けた。ドラマでそのシーンを観たことがあるのも一因だろうが、やはりあのシーンはやばい。始末のつけかたやらで評価は落ちてしまうだろうけれど、この作品は輝いてるわー。"
},
{
"title" : "夏の名残りの薔薇",
"isbn" : "4163233202",
"date" : "2005-01-21T16:22:02.000Z",
"publisher" : "文藝春秋",
"authors" : "恩田 陸",
"categories" : "",
"score" : "",
"comment" : " 三人称多視点で進む、6章構成の本格(らしい)ミステリ。ミステリ、と書くが、それは本にミステリと書いてあるからで、私自身は全くその方面には疎いのでミステリと云われてミステリと書いているだけである。\n 虚構の中に混ぜ込まれた真実を追うにつれ酩酊するような物語である。最近読んだ『puzzle』に比べて随分質が高いと感じた。文中細切れに出てくる映画(の原作)の文章は、恩田陸の創作ではなく実際にあるものらしい。\n 面白かった、と云えばまぁ面白かった。"
},
{
"title" : "黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)",
"isbn" : "4062123320",
"date" : "2005-01-21T16:31:00.000Z",
"publisher" : "講談社",
"authors" : "恩田 陸",
"categories" : "",
"score" : "",
"comment" : " 『麦の海に沈む果実』の続編、と云って構わないだろう。装丁は美しい。だが中身は期待したほどではなかった。過剰な期待をしていたせいで、落胆はあった。短編集『図書室の海』収録「睡蓮」に出てきた理瀬の兄弟たちが登場する。『麦の海に沈む果実』の校長である父親も出てくる。それだけ揃っていながら、あるのは人物たちの魅力ばかりで、物語そのものは大して面白く感じられなかった。でもま、好きではある。"
}
]