バカの壁 (新潮新書)
養老 孟司
新潮社
ISBN: 4106100037
紀伊國屋 ,
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評 価
コメント
つるしゅう :
個性を信じるが故に、壁を越えようとしない人々。人は常に変化するものです。って感じだったと思う。
dainichiro :
自分は都市化の影響による弊害をモロに受け、完全に精神の世界を重視しており身体を疎かにしている。何事もバランスか。一元論ではなく二(多)元論。これが重要みたいな。
萩 :
真剣に話せば誰だって分かってくれる、なんて世の中そうそう単純ではないということを納得のいく表現で解説してくれる。話せば分かるんじゃなくて、誰が聞いたって分かるように話さなきゃダメなんだ。それが著者の言う『バカの壁』なんだと私は解釈した。
また、現代人はキレやすくなったと言われる理由を、脳医学を切り口に解き明かす。進歩しすぎた社会とゆとり教育がもたらした問題点としての指摘はまさに我が意を得たりと思わず膝を打った。
ぷー :
売れてるらしいが、何がよいのかさっぱり...
SKZ :
(超ウルトラ今更本。BOOK OFFで105円だったから。ただそれだけの理由で購入。うーんあんまり面白くなさそう)
kintheworld :
ちりばめられた小ネタ、アイデアのなかには面白いものもあるが、どうもまとまった主張が感じられない本。
Kings Cross :
日経BP企画
バカの壁
我々人間は、自分の脳に入ることしか理解できない。学問が最終的に突き当たる壁は自分の脳である。著者は、この状態を指して「バカの壁」と表現する。知りたくないことは自主的に情報を遮断し、耳を貸さないというのも「バカの壁」の一種。その延長線上には民族間の戦争やテロがあるという。
現代人はいつの間にか、自分の周りに様々な「壁」を作ってしまった。例えば、情報は日々刻々変化し続け、それを受け止める人間は変化しないという思い込みや、個性や独創性を礼賛する風潮などはその典型例で、実態とは「あべこべ」だという。
「バカの壁」は思考停止を招く。安易に「わかる」「絶対の真実がある」と思い込んでは、強固な「壁」の中に住むことになると戒めている。
(日経ビジネス 2003/06/02 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
第1章 「バカの壁」とは何か
第2章 脳の中の係数
第3章 「個性を伸ばせ」という欺瞞
第4章 万物流転、情報不変
第5章 無意識・身体・共同体
第6章 バカの脳
第7章 教育の怪しさ
第8章 一元論を超えて
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最終更新 : 2006-05-13 22:54:16 +0900
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