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ベッドルームで群論を――数学的思考の愉しみ方
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著者: |
ブライアン・ヘイズ |
出版社: |
みすず書房 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
サイエンティフィックアメリカンとかマーチン・ガートナーとか
好きな人ならおもしろく読めると思う。
数学エッセイの分類されるのかもしれないが、
筆者がコンピュータを使って数学的実験を行うのを
読者が追体験するスタイル。数式を追う必要もない。 |
関連本棚: |
toshiharu
岸リトル
nkon
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今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈1〉
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著者: |
リチャード・A. ムラー |
出版社: |
楽工社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
1巻と2巻を購入。
とてもわかりやすい。時事問題(アメリカを中心とした)を、政治を切り離した科学の視点から解説した本。私もときどきこういったことを質問されるのだが(こう見えても元エンジニア)、だいたいこの本のほうがわかりやすくまとまっている。
信じられないかもしれないが、勤務先で新商品アイデア出しとかすると「テレビのリモコンにGPS付けとくと、どこいったかわからない時にケータイで探すことができるから便利じゃね?こんなアイデア思いつくオレ天才!開発部門ですぐに商品化させよう!!」とか何回も聞いた。そういった人に科学的常識をわかりやすく解説してくれる本(ただし向上心がある場合に限る)。
ハードカバーにしては安めの1500円×2。内容も軽いので相応か。時事的な話題なので、考えかたは有効であるにしても10年後には古くなってるかも。
何度か自分で読み返すかもしれないですが、読みたい方、お譲りします。
何点か注意。
* 筆者は政治から中立な科学者たろうとしているが、日本にいる私から見ると、アメリカの科学者という周囲環境の影響からは逃れられないでいると感じた。話題の選び方や、中立と感じる立ち位置のドリフトなどについて。
* 本書は、フクシマ以前に書かれている。※3.11震災以前ではなく。
* 最新の科学的見解が反映されていない。チェルノブイリの弱性放射線の20年後の影響については、本書では「わからない」と正直に書かれているが、最近の研究では有意差があるデータも示されていると思う。これは筆者の怠慢ではなく、疫学的調査に非常に時間がかかるためである。
* 宇宙開発の有人飛行について、科学的価値は少ないと論じられている。有人宇宙飛行によって得られるものは、科学的価値ではなく、夢と感動であることについてもぜひ論じて欲しかった。当然、本書で述べられているように、危険性についても正しく公表されるべきであるが。
* エコ関係のところは、物理的視点よりも執筆時点での科学技術に基づいている。科学技術は物理学よりも進歩が早いので、記述内容も古くなりやすい。せめて、科学技術の進歩を予測したかたちで書いてあれば長持ちしただろう。 |
関連本棚: |
nkon
岸リトル
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今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈2〉
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著者: |
リチャード・A. ムラー |
出版社: |
楽工社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
1巻と2巻を購入。
とてもわかりやすい。時事問題(アメリカを中心とした)を、政治を切り離した科学の視点から解説した本。私もときどきこういったことを質問されるのだが(こう見えても元エンジニア)、だいたいこの本のほうがわかりやすくまとまっている。
信じられないかもしれないが、勤務先で新商品アイデア出しとかすると「テレビのリモコンにGPS付けとくと、どこいったかわからない時にケータイで探すことができるから便利じゃね?こんなアイデア思いつくオレ天才!開発部門ですぐに商品化させよう!!」とか何回も聞いた。そういった人に科学的常識をわかりやすく解説してくれる本(ただし向上心がある場合に限る)。
ハードカバーにしては安めの1500円×2。内容も軽いので相応か。時事的な話題なので、考えかたは有効であるにしても10年後には古くなってるかも。
何度か自分で読み返すかもしれないですが、読みたい方、お譲りします。
何点か注意。
* 筆者は政治から中立な科学者たろうとしているが、日本にいる私から見ると、アメリカの科学者という周囲環境の影響からは逃れられないでいると感じた。話題の選び方や、中立と感じる立ち位置のドリフトなどについて。
* 本書は、フクシマ以前に書かれている。※3.11震災以前ではなく。
* 最新の科学的見解が反映されていない。チェルノブイリの弱性放射線の20年後の影響については、本書では「わからない」と正直に書かれているが、最近の研究では有意差があるデータも示されていると思う。これは筆者の怠慢ではなく、疫学的調査に非常に時間がかかるためである。
* 宇宙開発の有人飛行について、科学的価値は少ないと論じられている。有人宇宙飛行によって得られるものは、科学的価値ではなく、夢と感動であることについてもぜひ論じて欲しかった。当然、本書で述べられているように、危険性についても正しく公表されるべきであるが。
* エコ関係のところは、物理的視点よりも執筆時点での科学技術に基づいている。科学技術は物理学よりも進歩が早いので、記述内容も古くなりやすい。せめて、科学技術の進歩を予測したかたちで書いてあれば長持ちしただろう。 |
関連本棚: |
nkon
岸リトル
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論理少女(1) (シリウスコミックス)
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著者: |
つじ 要 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
論理パズルを題材にした漫画。
パズルレベルとしては子供でも楽しめるレベルだが、
設定とストーリーがベタすぎて、ターゲット不明瞭。
これもブックオフ行きか。 |
関連本棚: |
増井
nkon
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電通とリクルート (新潮新書)
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著者: |
山本 直人 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
昔、博報堂にいた人が書いた本。前書きに書かれているとおり、広告のことやタイトル2社のこと、というよりは人々の欲望の作られ方、のような内容。全体的に過去の振り返りが主。これからのことについてはほとんど書かれていないが、今起こっていることも、しょせん、過去の繰り返しであることが、逆に良くわかる。
電通については良くわからないが、リクルートは知人が入社してたことがある。そこから聞く話と比べたら、本書に書かれている内容は掘り下げ方が少ないように思った。
広告会社でメディアについて研究していた人が書いただけあって、読み易いし、内容は新書というフォーマットにマッチしている。ターゲットは40代?同世代、同時代体験を期待するような昔話が多い。 |
関連本棚: |
タナカヒロト
tsenda
nkon
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